原発事故関連の記事を書いてるうちに知り合うた心の友、ほんで共に闘ってくれるめぐさんが、こんなことを教えてくれはった。
『白血病労災認定された最低の被ばく線量は、5.2ミリシーベルト』
すごい勢いで、けども、膨大な資料と国会質疑応答のビデオを読んだり観たりして、正確な情報を得ようとしはったから、一日丸々かかって記事を書かはった。
急いでふたつの記事を読んでみたものの、この手のことに関しては、いっぺん読んだだけではなかなか頭に入ってこんわたしは、
疲れてヘトヘトになってるめぐさんに、アホな質問を投げかけたりした。
そんなお粗末な理解力しかないわたしに、なんとか分かり易う説明したらなあかんと、めぐさんは自分の書かはった記事をまた読み返し、三つ目の記事を書くに至った。
わたしはなんと、恵まれてる人間であることよ。
感謝の気持ちとともに、その三つの記事をここに紹介させてもらいます。
↓以下、転載はじめ
厚労省の労災基準、胃・食道・結腸がんで累積100mSv。白血病5mSv/yを忘れるな!
中日新聞web20120929他でも報じられているが、厚労省の「胃がん・食道がん・結腸がんと放射線被ばくに関する医学的知見の公表」を直接参照する。
当面の労災補償の考え方では、「100mSv以上から放射線被ばくとがん発症との関連がうかがわれ」とある。
これだと、100mSv未満なら「うかがわれもしない」という趣旨に読める。
他方、検討会報告書の概要では、「(ICRP)はがんリスクの増加について、疫学的研究方法では、100mSv未満でのリスクを明らかにすることは困難である、としている」とある。
こちらは、よく言われる、「疫学的証明がない」ということだ。
しかし、「疫学的証明がない」は「他の要因に隠れて見えない」だけで、「リスクがない」ではない。
それを、「100mSv未満ならうかがわれもしない」と言いたいなら、悪質な情報操作、印象操作だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/80/90b201f32395427a6e56a37cca78a00a.jpg)
今回は、「胃がん・食道がん・結腸がん」に限っており、100mSvを強く印象付けたい意図が窺えるが、
血液のがんと言われる白血病について、5mSv/yと定められていることを忘れてはいけない。
電離放射線に係る疾病の、業務上外の認定基準について
この4枚目2、白血病(1)の「相当量」は、
8枚目5、白血病について(1)0.5レム×(電離放射線被ばくを受ける業務に従事した年数) 以上(1Sv=1000mSvが100レムなので、0.5レムは5mSv)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d7/f31182bed2aea2e572b9c909e1f4bb92.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/4f/f8c216a4f4e90fe737d181ec8df8a538.jpg)
「白血病の労災認定基準が5mSv/yなのに、おかしいではないか」との指摘を、住民から受けて困っている(当たり前だ!byめぐ)質問に対するアンサー
「科学的事実よりも人道主義が優先する、と云ったことでしょうか」
質問に対して質問で答えてもしょうがないじゃん!
例えば、自賠責保険(強制保険)の場合は、被害者救済の趣旨があるため、被害者に100%の過失があっても支払われる。
これは政策だ。
アンサーも、白血病5mSv/y基準は政策だ、と言ってるわけだが、20mSv/yの避難基準は、政策としておかしいんだって! I
CRPの累積100mSvで、発がん死率0.5%増加という仮説に拠っても、1年で0.1%=1000人に1人。
これを分かって「それくらいならいいや」なら、価値判断の問題だが。
なんで住民の健康については、「リスクを避ける」という「人道主義」が行われないのだ。
白血病労災認定された最低の被ばく線量は5.2ミリシーベルト!
共産高橋千鶴子議員に細川厚労相答弁
厚労省の労災基準、胃・食道・結腸がんで累積100mSv。白血病5mSv/yを忘れるな!で取り上げたのは、労災認定基準である。
今回のエントリーでは、その基準下で、実際に労災認定された白血病患者のうち、一番低い被ばく線量が5.2mSvだった、ということ。
5mSv×働いた年数以上、の被ばく量で認定されるから、同じ5.2mSvでも、2年働いて被ばくしたなら、認定されない。
平成23年5月31日の衆議院、東日本大震災復興特別委員会、日本共産党高橋千鶴子議員の質疑動画
該当質疑部分は23:34~24:36
衆議院会議録
直接個々の会議録にはいけないようなので、上記リンク先から
一段目右【特別委員会】の、
●東日本大震災復興特別委員会→第177回の号、数一覧の中の平成23年5月31日第6号
質問の順番は、高橋委員までは、階→田中→中川→西村→大島→斉藤→高橋千鶴子の各委員。
更に阿部、浅尾委員と続く。
該当質疑は、高橋委員の質疑の後ろの方である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/51/8dca62f482a22a84f22d015144dcae9d.jpg)
画像が見にくいので、細川厚労相の答弁部分を転記する。
「原子力発電所での業務に従事いたしました労働者の、放射線被曝に関する労災認定事案は、昭和五十一年度以降で十件でございます。
そのうち、一番高い被曝線量は、百二十九・八ミリシーベルト、一番低い被曝線量は五・二ミリシーベルトであり、いずれも疾病名は白血病でございます」
5mSv被ばくしたら、必ず白血病になる訳ではない。
しかし、白血病労災認定基準の5mSv/yは、一定の合理性の下に定められているはずだ。
また、「累積5.2mSv被ばくして、その瞬間に白血病になった」という訳でないだろう。
国会答弁、知らなかったことは反省。
出席してる議員らは知っている。
居眠りしてなきゃ。
分かってて避難させない。
それどころか、リスク・コミュニケーションが大事、などと言いながら、知らせないことに怒りを感じます。
被ばく後一年超での白血病発症なら、発生時期としては因果関係が認められるのが労災基準
この画像をもう一度見直していたら、重要なことに気がついた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d7/f31182bed2aea2e572b9c909e1f4bb92.jpg)
5. 白血病(2)に、「被ばく開始後、少なくとも1年を超える期間を経た後に、発生した疾病であること」とあります(同じ画像中の白内障も同様)。
これは例えば、「被ばく開始後、半年で発生した白血病なら、被ばくの影響であるとは認めない」ということですが、
逆に言えばこれは、被ばく開始後、1年を超えて発症したのなら、時期の問題としては「被ばくと因果関係があるとして扱う」ということに他ならない。
これは、5mSv/y以上という低線量被ばくであっても、1年超で健康被害が顕在化し得る、ということを意味する。
それを、日本国は認めているのだ。
福島県立医大鈴木は、「チェルノブイリでは最短4年」と大ウソ吐いたが、
なんのことはない、1年超で発生しても、何ら不思議はないのだ、わが国の労災認定基準から言えば。
白血病と白内障は、1年超で発生しうるが、小児甲状腺がんは最短4年か?
ばーか!
↑以上、転載おわり
ほんま、ばーか!としか言いようがないわ!
『白血病労災認定された最低の被ばく線量は、5.2ミリシーベルト』
すごい勢いで、けども、膨大な資料と国会質疑応答のビデオを読んだり観たりして、正確な情報を得ようとしはったから、一日丸々かかって記事を書かはった。
急いでふたつの記事を読んでみたものの、この手のことに関しては、いっぺん読んだだけではなかなか頭に入ってこんわたしは、
疲れてヘトヘトになってるめぐさんに、アホな質問を投げかけたりした。
そんなお粗末な理解力しかないわたしに、なんとか分かり易う説明したらなあかんと、めぐさんは自分の書かはった記事をまた読み返し、三つ目の記事を書くに至った。
わたしはなんと、恵まれてる人間であることよ。
感謝の気持ちとともに、その三つの記事をここに紹介させてもらいます。
↓以下、転載はじめ
厚労省の労災基準、胃・食道・結腸がんで累積100mSv。白血病5mSv/yを忘れるな!
中日新聞web20120929他でも報じられているが、厚労省の「胃がん・食道がん・結腸がんと放射線被ばくに関する医学的知見の公表」を直接参照する。
当面の労災補償の考え方では、「100mSv以上から放射線被ばくとがん発症との関連がうかがわれ」とある。
これだと、100mSv未満なら「うかがわれもしない」という趣旨に読める。
他方、検討会報告書の概要では、「(ICRP)はがんリスクの増加について、疫学的研究方法では、100mSv未満でのリスクを明らかにすることは困難である、としている」とある。
こちらは、よく言われる、「疫学的証明がない」ということだ。
しかし、「疫学的証明がない」は「他の要因に隠れて見えない」だけで、「リスクがない」ではない。
それを、「100mSv未満ならうかがわれもしない」と言いたいなら、悪質な情報操作、印象操作だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/80/90b201f32395427a6e56a37cca78a00a.jpg)
今回は、「胃がん・食道がん・結腸がん」に限っており、100mSvを強く印象付けたい意図が窺えるが、
血液のがんと言われる白血病について、5mSv/yと定められていることを忘れてはいけない。
電離放射線に係る疾病の、業務上外の認定基準について
この4枚目2、白血病(1)の「相当量」は、
8枚目5、白血病について(1)0.5レム×(電離放射線被ばくを受ける業務に従事した年数) 以上(1Sv=1000mSvが100レムなので、0.5レムは5mSv)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d7/f31182bed2aea2e572b9c909e1f4bb92.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/4f/f8c216a4f4e90fe737d181ec8df8a538.jpg)
「白血病の労災認定基準が5mSv/yなのに、おかしいではないか」との指摘を、住民から受けて困っている(当たり前だ!byめぐ)質問に対するアンサー
「科学的事実よりも人道主義が優先する、と云ったことでしょうか」
質問に対して質問で答えてもしょうがないじゃん!
例えば、自賠責保険(強制保険)の場合は、被害者救済の趣旨があるため、被害者に100%の過失があっても支払われる。
これは政策だ。
アンサーも、白血病5mSv/y基準は政策だ、と言ってるわけだが、20mSv/yの避難基準は、政策としておかしいんだって! I
CRPの累積100mSvで、発がん死率0.5%増加という仮説に拠っても、1年で0.1%=1000人に1人。
これを分かって「それくらいならいいや」なら、価値判断の問題だが。
なんで住民の健康については、「リスクを避ける」という「人道主義」が行われないのだ。
白血病労災認定された最低の被ばく線量は5.2ミリシーベルト!
共産高橋千鶴子議員に細川厚労相答弁
厚労省の労災基準、胃・食道・結腸がんで累積100mSv。白血病5mSv/yを忘れるな!で取り上げたのは、労災認定基準である。
今回のエントリーでは、その基準下で、実際に労災認定された白血病患者のうち、一番低い被ばく線量が5.2mSvだった、ということ。
5mSv×働いた年数以上、の被ばく量で認定されるから、同じ5.2mSvでも、2年働いて被ばくしたなら、認定されない。
平成23年5月31日の衆議院、東日本大震災復興特別委員会、日本共産党高橋千鶴子議員の質疑動画
該当質疑部分は23:34~24:36
衆議院会議録
直接個々の会議録にはいけないようなので、上記リンク先から
一段目右【特別委員会】の、
●東日本大震災復興特別委員会→第177回の号、数一覧の中の平成23年5月31日第6号
質問の順番は、高橋委員までは、階→田中→中川→西村→大島→斉藤→高橋千鶴子の各委員。
更に阿部、浅尾委員と続く。
該当質疑は、高橋委員の質疑の後ろの方である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/51/8dca62f482a22a84f22d015144dcae9d.jpg)
画像が見にくいので、細川厚労相の答弁部分を転記する。
「原子力発電所での業務に従事いたしました労働者の、放射線被曝に関する労災認定事案は、昭和五十一年度以降で十件でございます。
そのうち、一番高い被曝線量は、百二十九・八ミリシーベルト、一番低い被曝線量は五・二ミリシーベルトであり、いずれも疾病名は白血病でございます」
5mSv被ばくしたら、必ず白血病になる訳ではない。
しかし、白血病労災認定基準の5mSv/yは、一定の合理性の下に定められているはずだ。
また、「累積5.2mSv被ばくして、その瞬間に白血病になった」という訳でないだろう。
国会答弁、知らなかったことは反省。
出席してる議員らは知っている。
居眠りしてなきゃ。
分かってて避難させない。
それどころか、リスク・コミュニケーションが大事、などと言いながら、知らせないことに怒りを感じます。
被ばく後一年超での白血病発症なら、発生時期としては因果関係が認められるのが労災基準
この画像をもう一度見直していたら、重要なことに気がついた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d7/f31182bed2aea2e572b9c909e1f4bb92.jpg)
5. 白血病(2)に、「被ばく開始後、少なくとも1年を超える期間を経た後に、発生した疾病であること」とあります(同じ画像中の白内障も同様)。
これは例えば、「被ばく開始後、半年で発生した白血病なら、被ばくの影響であるとは認めない」ということですが、
逆に言えばこれは、被ばく開始後、1年を超えて発症したのなら、時期の問題としては「被ばくと因果関係があるとして扱う」ということに他ならない。
これは、5mSv/y以上という低線量被ばくであっても、1年超で健康被害が顕在化し得る、ということを意味する。
それを、日本国は認めているのだ。
福島県立医大鈴木は、「チェルノブイリでは最短4年」と大ウソ吐いたが、
なんのことはない、1年超で発生しても、何ら不思議はないのだ、わが国の労災認定基準から言えば。
白血病と白内障は、1年超で発生しうるが、小児甲状腺がんは最短4年か?
ばーか!
↑以上、転載おわり
ほんま、ばーか!としか言いようがないわ!