ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

どこの世界に、これほどまでに大勢の、自分の子どもを巻き込んで自爆しようとする親がいるやろか?

2012年11月25日 | 日本とわたし
↓以下、転載はじめ

二本松市、子供の被ばく量増加 昨年比、半数近く 屋外活動増え
毎日新聞 2012年11月24日 東京朝刊

福島県二本松市が実施した、市民の外部被ばく調査で、半数近い小中学生が、昨年より線量が増えたことが23日、市民への報告会で発表された。
市調査では、空間放射線量は、昨年比約3割減っており、市の放射線アドバイザーを務める独協医大の木村真三准教授は、
「昨年は制限された体育の授業や部活動など、屋外活動が増えたため。影響が大きい子どもや妊婦は、長期的に気を使うべきだ」と指摘している。

今年の調査は、6~8月のうちの2カ月ずつ、乳幼児~中学生と妊婦ら8327人に、個人線量計を配布。
6721人のデータを回収、年間線量を推計し、分析した。
昨年もデータがあり、今年と比較可能な小中学生ら4344人中1969人(45.3%)は、被ばく量が増加
うち46人は、1.5ミリシーベルト以上も増えていた

全体の平均値を、昨年と比べると、
小学生は0.07ミリシーベルト減の1.40ミリシーベルト、
中学生は0.06ミリシーベルト減の1.40ミリシーベルト。
ただ、今年調査した小中学生4210人の76%(3109人)は、一般人に許容される年1ミリシーベルトを超えていた


調査人数が、昨年より4667人も減ったことから、木村准教授は、放射線から身を守る意識が低下している、と指摘。
「記録を残すことが、万が一の健康被害への備えになる」と呼びかけている。【深津誠】



(画像:平成24年6月25~7月11日線量マップ)
↑以上、転載おわり


二本松市の子ども達の被ばく量が増えた。
去年は制限されてた体育の授業や部活が制限されんようになり、屋外活動が増えたからやと、木村真三氏は言う。
気を使うべきっていうのは、制限されんようになった体育の授業や部活をすんなってことか?
学校の方針に従うたらあかんってことか?
これでも、去年に比べたら、調査を受けにきた子どもの数が、4667人も減った中での数字らしい。
ほんでそれは、そこに今も住み続けてる人らの、放射線から身を守る意識が低下してるっちゅうことの表れやと、木村氏は指摘してる。

ちょっと前のわたしなら、この木村氏はいったい、なにを考えてるんやろと、責めてたかもしれん。
野外活動を増やすことにした人間を責めてたかもしれん。
「気ぃつけてたら大丈夫、折り合い付けながら暮らせますよ」ってなことを吹聴してる人間を責めてたかもしれん。

けど、もうそんなこと言うてる場合とちゃうことぐらい、知っとくべきやと思う。
子どもでさえも、こんなとこから出してくれ言うて、疎開を求める訴えを起こしてるねん。
いくらテレビや新聞がウソ八百並べて誤摩化してるからいうて、ほん近所にあった核物質まみれの施設で重大事故が起こったら、
普通、大人やったら、どうなるかぐらい、ちょっと自分で調べなあかんと思わなあかんやろ。
誰も教えてくれへんかったから。
国がウソついてたから。
どうしても動けへん事情があるから。
ローン抱えてるから。
土地から離れるわけにはいかんから。
どんな理由にせよ、汚染の激しいとこで暮らします、と決めたんなら、自分でとことん調べまくって、その結果、危ない思たら、
学校がどう言おうが、職場がどう言おうが、親戚にとり囲まれようが、友だちから白い目で見られようが、夫婦仲が険悪になろうが、
自衛のために、子どもを家で教える、思いを共有できる人とホームスクーリングする、給食を拒否する、部活も体育も完全に休ませる、
とにかくできることは全部やらなあかんってことちゃうのん?
居続けるって決めたんなら。

誰も絶対に助けてくれへん。
みんな、自分のことで精一杯やねん。
ほんで学者は、会社は、政治家は、自治体は、国は、『経済経済経済!』金さえ回ってたらそれでええねん。
人のこと、命のこと、健康のことなんか、全く気にもかけてへんねん。
そやから、自分のことを救わなあかんねん。
自分の子どもを救わなあかんねん。
そうせんと、ものすご辛い症状に悩まされる。

高濃度に汚染されてるとこに居続けることは、甚大な被ばくをし続ける事。
甚大な被ばくし続けることは、自分の身体の内側が、著しく傷つけられ続けること。
それって、自縛して自爆するってこと。
ほんでそんな自爆者を親にもった子ども達が、あそこには何千人何万人といるってこと。
どこの世界に、これほどまでに大勢の、自分の子どもを巻き込んで自爆しようとしてる親がいるやろか。
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都民さん、もう二度と、誤りを犯さんといてください!

2012年11月25日 | 日本とわたし
これが只今の、いや、今から10日あまり前の現実……。

自民党が22%弱?!
ほんで、民主党がそれに続いて13%弱?!
ほんで、そんなびっくりの後に続いてるのが、維新と太陽(今は混ざったから11%強)?!

ぎゃ~!!!!!

いったい都民はにゃあ~にを考えとんねん?!!!!!


けど、決めてへん人が3割近くいはるんやね。
決めた人にどうこう言うエネルギー使うなら、決めてへん人に、現実を知ってもらえるよう、がんがんアピールした方がええよね。
言葉よりも目に訴える。
わたしらは、「原発いらん」とはっきり言うてもええんやで。
わたしらには、「原発いらん」言う権利あるんやで。
ほんで、『原発を即刻止めて、核物質そのものやゴミを、これ以上増やしません!』
そうはっきりと言うてる人を応援することは、真っ当なことなんやから、遠慮せんと、大人の誇りと意地をかけて、堂々と公言してください!

ステッカー作ろ!
布地バッグを染めよう!
自分で作ったらええやんか。
手作りのステッカーやバッジやワッペンを、車の後ろに、玄関の脇に、門柱に、かばんに、帽子に、人目につくとこにつける。

こっちでは、日本みたいに、選挙カーなんてもんがうるさい音を立てて町中を走り回るなんてことはない。
候補者らの顔写真ポスターなんかも無し。
そのかわり、写真はついてへんけど、候補者の名前と所属してる党名が書かれたちっちゃい看板が、家の前庭に立てられたりする。
車なんかで走ってると、ああ、この通りには、◯◯さんを応援してる、あるいは◯◯党の支持者が多いんやなと、一発でわかる。
戸別訪問は許されてるから、キャンペーンワーカーの若者が、ちょくちょく、呼び掛けのためにやってくる。
そんでもって、キャンペーンの地域リーダーが、近隣の人々に、一定の場所に集まるよう呼びかけて、候補者の経歴、実績、政策などを説明して、支持を募ったりもする。
候補者が直接そういう場を設けたりもする。

投票するっていうのは、そういうこと全部をひっくるめてすることなんやなと、こっちに来てやっと実感した。
ただ、投票日に、なんとなくな気分で、なんちゃって投票をするのは、絶対の絶対に正しくない。
ほんで、今の日本では、そんな投票をしてる場合とちゃうことは明白で、そやからこの20日あまりを、なんちゃって有権者に訴えかけなあかん。
候補者は、立候補することだけで精一杯やし、身体はたったひとつしかない。
支えるわたしらが、人目のつくとこでどんどんアピールしていかな、この、日本の進退を問う大きなチャンスは、日本が二度と立ち直れんようになったきっかけになってしまう。

がんばろな!

↓以下、転載はじめ
都民世論調査 「原発ゼロを」57% 比例投票先 自民21%、民主12%

【東京新聞】社会 2012年11月18日 朝刊

本紙は、12月16日投開票の、衆院選と東京都知事選を前に、都民を対象に、国政と都政に関する世論調査を実施した。
衆院選比例代表で、どの政党に投票するか聞いたところ、自民党が21.8%でトップ。
民主党は12.9%。
脱原発政策をめぐっては、電力消費地の東京で、6割近くが、原発ゼロを求めていることが分かった。 
 
調査は、衆院が解散した16日をはさんで、15日~17日までの3日間行い、1005人が回答した。
 
比例代表の投票先で、両党に続いたのが、橋下徹大阪市長が率いる日本維新の会と、石原慎太郎前東京都知事が興した太陽の党で、それぞれ5.8%と5.3%。
維新と太陽の党は、17日夕に合流。
単純合計すると、11.1%となる。
次いで共産、国民の生活が第一、みんな、公明党などの順。
「決めていない」は最も多く、28.6%だった。
 
一方、衆院選の大きな争点となる脱原発に関して、原発ゼロを求める回答は57.5%。
時期については、
「2030年代よりも前倒しして原発稼働ゼロにする」が27%で、民主党政権が決めた「30年代にゼロ」を支持する14.9%を上回った。
「ただちにゼロにする」は15.6%。
「減らすが、ゼロにはしない」は29%だった。
 
消費税増税については、反対50.4%、賛成47.7%で、反対が上回った。
 
【調査の方法】
調査は、15~17日の3日間、都内有権者を対象に、コンピューターで無作為に選んだ番号に電話をかける方法で実施した。
実際に、有権者がいる1528世帯にかかり、1005人から有効回答を得た。
回答率は65.8%。
各設問の回答の比率は小数点第2位で四捨五入しており、総計が100%にならない場合がある。

↑以上、転載おわり
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人がいくら頑張っても願ても、全く言うことを聞いてくれへんのが放射能!

2012年11月25日 | 日本とわたし
福島大学のHPに、学生がボランティアをしたら単位をあげます、という文章が載っている!というツィッターを読んだ。
慌てて調べてみた。

福島大学 復興に向けた取り組み
http://www.fukushima-u.ac.jp/pdf/torikumi-h24_07.pdf

平成 24 年 7 月版
今、福島大学でしか得られないものがある
東日本大震災後、福島大学は被災地の大学として、何ができるのか、何をすべきかを考え、地域に出て取り組んできました。
災害から学ぶ、復興を支援する、地域の活力を支える、確かな力を持った人材を育成する、今、ここでしか学べないことを、福島大学は提供していきます。

1. 災害復興学の構築に向けて
福島大学・宮城教育大学・山形大学の3国立大学は、東北の復旧・復興を支援し、新しい東北を創り上げていくために、連携して取り組んでいます。
その一つとして、長期にわたる復興事業の一翼を担うべく、「災害復興学」の構築について、教育面で協力・推進しています。
また、福島大学では、平成24年度の総合科目で、
前期「水・土地の汚染と、私たちの健康・生活」、
後期「原子力災害と地域」「現代社会と環境」「災害復興支援学」を開講します。
中でも「災害復興支援学」は、「うつくしまふくしま未来支援センター」の研究者が中心となって、様々な復興支援の姿を、伝えたいと考えています。

2. 学生ボランティアの単位化
震災発生直後から、避難所対応、がれき撤去、泥出し、災害住宅の片付け、街頭募金など、多くの学生が自主的に、ボランティア活動に取り組んできていました。
このことを受け、ボランティア活動を、従来の授業科目である「自己学習プログラム」の特例として、単位認定することとしました。
(平成23年度から、ボランティア活動の合計時間が45時間程度で1単位、90時間程度で2単位)、
学生のボランティア参加を後押しすることで、被災地支援に繋げるとともに、本来の自己学習プログラムの目的である学生の自主性・主体性・社会性の育成を期待しています。
 
3. 学生の活動について
地震・津波・原発事故・風評という、複合災害に置かれた福島県にあって、学生は様々な支援・復興活動に取り組んでいます。

~学生団体「福島大学災害ボランティアセンター」~
大学の避難所で、ボランティアとして、避難所運営を支えてくれた学生が中心となり、「災害ボランティアセンター」を立ち上げ、
津波被害の建物の泥出しや、避難所への物資搬入から始まり、 仮設住宅への訪問ボランティア、「餅つき・望年会」などのイベントを通した、
コミュニティづくりや自治会の手助け、「足湯活動」などの傾聴ボランティアへと、活動を続けています。

~こども支援による学び・遊び支援~
学生が主体となって行った「子ども支援ボランティア」では、仮設住宅(当初は避難所)に避難中の小中学生を訪ね、学習支援や遊び支援のボランティアを続けてきました。
この活動と並行しながら、次のステップとして、大学キャンパスに子どもたちを招いて、「クリスマスパーティー」 を催したり、
大学の施設や、広々としたスペースを活かして、「土曜こどもキャンパス」を開催し、のびのびとした学習・遊びの機会を作っています。

~復興マルシェの開催~
学生が生産者と協働し、「街なかマルシェ」(青空市)というイベントを通して、地産地消や付加価値生産、地域間交流を通じて、地域づくりの推進を目指してきました。
平成23・24年度は、「復興マルシェ」として、放射性物質検査のデモンストレーション、生産者と直接語り合えるファーマーズカフェなどを企画し、震災後の福島に沿った、農産物の提供を試みています。
学生が、実践的に学びながら、生産者と消費者との交流の場を作り、県産品の風評被害の払拭、 福島の復興へ繋げていきたい、と思っています。

↑以上、書き起こし終わり


この福島大学なんやけど、大学の除染計画として、こんなことも↓書かれてあった。

『福島大学は、学生がより安心・安全に生活できる環境の確保に努めるべく、平成23年7月から8月にかけて、
キャンパス内のU字側溝、および高線量地点(ホットスポット)に溜まった落ち葉や土砂等の除去と、洗浄作業を実施しました。
平成23年10月には、中長期的な除染計画の方向性を決定し、大学構内での生活環境の安全性確保に向けた、以下の行動計画を実施することを、学長メッセージでお示ししています。

福島大学は、長期的には、大学構内における追加被ばく線量を、年間1ミリシーベルト以下とします
屋内においては、毎時0.1マイクロシーベルト程度となっていますが、
平成24年4月までには、大学構内における屋外の生活域の放射線量率を、毎時1.0マイクロシーベルト以下にする除染計画を立てて、実施を目指します


◯◯にしますって……そんなことほんまにできるんやろか?
放射能は、大学関係者の願いを聞いてくれるのやろか?
人間が寄り集まって、ああやこうやと話し合うて決定したからいうて、その意見に従うてくれるのやろか?
計画が実施されたからいうて、結果が思い通りになるんやろか?

毎時1マイクロシーベルトを前提に、24時間365日の、年間外部被ばく量を計算してくれた人がいる。
それによると、

屋外=8時間、屋内=16時間、屋内の低減係数=0.1とすると、年間3.5ミリシーベルトです。
木造家屋の低減係数=0.4を使うと、年間5.3ミリシーベルトにもなります。


ほん最近、原発作業員の人が、白血病になり、労災認定された年間被ばく線量は、5ミリシーベルト強やったっていう記事を書いた。
国が、労災として認めてるんやで。
国も、その子分のチンピラ学者も、年間5ミリシーベルトが、大人でさえも充分に危険な数字やってことを知ってんねんで。

しかも、福島の町中のあちこちに立てられてるウソツキのシンボル線量計は、全くのインチキで、正しい数字なんか全く示さへん。
そのインチキ数字を元にして、下がったやの安全やの言われて信じてるのは、将来、身体がガタガタになったり、最悪の場合死んでもかまへん思てる人達であって、
日本の将来を担う大学生の若者を、ほんまにそんなとこに集めて、さらに被ばくさせるようなことで単位あげるわ、やなんて言うてええのんやろか?
わたしには、背筋が寒うなるほどの狂気に思えてしゃあないのやけど、これはわたしの思い違いか?
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