ここ数日、画面上の文字が、いくら拡大ボタンをクリックしても、まるでおっきくならへん。
ロ~ガンのわたしには、かなりつらい。
いろいろやってみたけど、周りがグングンおっきくなるだけで、記事の文字自体は全く変わらず、よけいに悲しゅうなる。
まあしゃあない。
今日は朝から気功瞑想。
ひさしぶりのマリアンの参加で、今日はミリアムと彼女とわたし、3人のクラスになった。
立ち瞑想はなんとか無事にできたものの、座り瞑想はもう、瞑想してんのか寝てんのか、どっちやねんっ!?と自分で自分にツッコミ入れとうなるほどに、そらもうええ気持ちで寝させてもらい、
終った後でミリアムに、どやった?って聞かれて、いやもう、どない言うたらええのんか……もごもごもご。
瞑想後、マリアンが突如、ボストンの事件を口に出した。
彼女は生まれも育ちもここアメリカ東海岸。
ミリアムは、イスラエルの中でも特別の、キブツという、小さなコミュニティで育ち、大人になってからここに引っ越してきた、
わたしも、日本でたっぷり丸43年暮らし、自分なりに区切りをつけて、こちらに家族で引っ越した移民中の移民。
それぞれに、考えも、環境も、心地良い慣習も違うのやけど、情緒がなぜかものすご合う。
その3人の中で一番、今ある社会の、今まで良いものと信じ込んできてしもてた物事を、めっちゃ疑うてかかるようになってしもたわたしは、
あのボストンの事件でさえ、報道の仕方、捕り物騒動の、言い方は悪いけど、どこかお祭り騒ぎみたいな感覚、あまりにも早い犯人確保などなど、
あのふたりの兄弟のうしろに、いったい誰が、どんな組織が存在してるんやろと、ついつい思てしまうのやと白状した。
巨大化した国際企業や組織、権力者、戦争屋、武器商人、1%の金持ち……。
この連中がやらかしてることの非道さを、ほんのひと欠片でも知ってしもたら……。
ミリアムは、数年前によく話してた、中国から来た友人(女性)の話をしてくれた。
「彼女は、生まれも育ちもずっと、バリバリの共産党の国だったけど、一度として、国が国民のためになにかをしてくれる、守ってくれるだなんて思ったことが無いし、
ずっと見張られていて、少しでも隙を見せたら、そしてそれが向こう側にとって都合の良い、あるいは悪い時期と重なってたりしたら、即座に人生を奪われると思ってたって言ってた。
だからこのアメリカに来て、みんなののんきな暮らしを目の当たりにして、大丈夫だろうかと心配になったけれども、
あの同時多発テロがあってからは、どんどん偏ってきて、戦争やテロをわざと招いて恐怖を煽り、警察国家を作り上げようとしてることを、
やっぱり知らずに、のんきに、これまでの贅沢がこれからも続くと信じ込んで生きてる人が多過ぎて、今では本気で恐ろしく思うって」
「昔はこんなじゃなかったって言うと、またかって嫌がられたりするけど、ほんとに、昔はこんなじゃなかった。もっと大人にガッツがあった」とマリアン。
「こんなのはおかしい、間違ってる。こんなことはイヤだっていうことがあったらね、みんな各々暮らしてるそばの通りに出たり、ワシントンに集まったりして、一所懸命怒ったり、抗議したりした。
みんな、自分の生活のことはもちろん大事だったけれども、それ以上に大事なことがある時は、そちらの方に集中するエネルギーとガッツがあった。
それが今はどう?誰かに頼ってばかり。
イヤだけど、おかしいけど、間違ってるけど、しょうがないよ、忙しいんだ……。ほんとにどうしようもない」
「でもねマリアン」と、ミリアムが身を乗り出した。
「オキュパイ・ウォールストリートや、この前のガンコントロールの問題でも、ものすごい数の人達が必死でロビー活動をしていたよ。
オキュパイは、あの、ニューヨーク警察の、とんでもない暴力が無かったら、まだまだ続いていたと思う。
あの平和的デモに対しての警察の暴行のすさまじさと、デモに参加したというだけで、人生をすっかり狂わされるという恐怖感は、デモを続行する気力を失わさせるのに充分だった。
わたしたちの人生なんて、道ばたを横切る一匹のアリみたいなもんよ。
だから今のアメリカは、いつ何時、巨大な靴の裏で踏みつぶされるかわからないけれども、それでも行列の中の一匹になる覚悟があるか?ということをを問われているのかもしれない」
「自分は持ちたい物を持ちたいだけ持ち、他人に制約を押し付ける。
自分は破壊したいだけ破壊して、他人に正義を求める。
そんな甚だしい破廉恥な利己主義が、いつまでも通るのがおかしい。
世界がアメリカという愚かで奢り高ぶった幼児を、皆で諭して躾ける勇気を持たないと」
3人ともしばらく、う~んと押し黙った。
いい話ができた。
うちに戻って、これを書いていると、視界の端っこで怪しい動きが……。
ううむ、何奴?
彼のシャツの向こうで、ポンちゃんの蕊すがた……うっとり。
もうちょっと拡大……青空に向こてケタケタ笑てはる。
垣根にも葉っぱがぎっしり生えてきた。
タンポポも光ってる。
うちの家番号は1。これがけっこう、我が家全員のお気に入り。
あ、なんか塗ってる。
ずっと気になってると言うてた、窓枠の錆びてるとこ、直してはるんやな。
旦那は家の修繕に、わたしは夏野菜の準備に、春しごとはまだまだ続く。
ロ~ガンのわたしには、かなりつらい。
いろいろやってみたけど、周りがグングンおっきくなるだけで、記事の文字自体は全く変わらず、よけいに悲しゅうなる。
まあしゃあない。
今日は朝から気功瞑想。
ひさしぶりのマリアンの参加で、今日はミリアムと彼女とわたし、3人のクラスになった。
立ち瞑想はなんとか無事にできたものの、座り瞑想はもう、瞑想してんのか寝てんのか、どっちやねんっ!?と自分で自分にツッコミ入れとうなるほどに、そらもうええ気持ちで寝させてもらい、
終った後でミリアムに、どやった?って聞かれて、いやもう、どない言うたらええのんか……もごもごもご。
瞑想後、マリアンが突如、ボストンの事件を口に出した。
彼女は生まれも育ちもここアメリカ東海岸。
ミリアムは、イスラエルの中でも特別の、キブツという、小さなコミュニティで育ち、大人になってからここに引っ越してきた、
わたしも、日本でたっぷり丸43年暮らし、自分なりに区切りをつけて、こちらに家族で引っ越した移民中の移民。
それぞれに、考えも、環境も、心地良い慣習も違うのやけど、情緒がなぜかものすご合う。
その3人の中で一番、今ある社会の、今まで良いものと信じ込んできてしもてた物事を、めっちゃ疑うてかかるようになってしもたわたしは、
あのボストンの事件でさえ、報道の仕方、捕り物騒動の、言い方は悪いけど、どこかお祭り騒ぎみたいな感覚、あまりにも早い犯人確保などなど、
あのふたりの兄弟のうしろに、いったい誰が、どんな組織が存在してるんやろと、ついつい思てしまうのやと白状した。
巨大化した国際企業や組織、権力者、戦争屋、武器商人、1%の金持ち……。
この連中がやらかしてることの非道さを、ほんのひと欠片でも知ってしもたら……。
ミリアムは、数年前によく話してた、中国から来た友人(女性)の話をしてくれた。
「彼女は、生まれも育ちもずっと、バリバリの共産党の国だったけど、一度として、国が国民のためになにかをしてくれる、守ってくれるだなんて思ったことが無いし、
ずっと見張られていて、少しでも隙を見せたら、そしてそれが向こう側にとって都合の良い、あるいは悪い時期と重なってたりしたら、即座に人生を奪われると思ってたって言ってた。
だからこのアメリカに来て、みんなののんきな暮らしを目の当たりにして、大丈夫だろうかと心配になったけれども、
あの同時多発テロがあってからは、どんどん偏ってきて、戦争やテロをわざと招いて恐怖を煽り、警察国家を作り上げようとしてることを、
やっぱり知らずに、のんきに、これまでの贅沢がこれからも続くと信じ込んで生きてる人が多過ぎて、今では本気で恐ろしく思うって」
「昔はこんなじゃなかったって言うと、またかって嫌がられたりするけど、ほんとに、昔はこんなじゃなかった。もっと大人にガッツがあった」とマリアン。
「こんなのはおかしい、間違ってる。こんなことはイヤだっていうことがあったらね、みんな各々暮らしてるそばの通りに出たり、ワシントンに集まったりして、一所懸命怒ったり、抗議したりした。
みんな、自分の生活のことはもちろん大事だったけれども、それ以上に大事なことがある時は、そちらの方に集中するエネルギーとガッツがあった。
それが今はどう?誰かに頼ってばかり。
イヤだけど、おかしいけど、間違ってるけど、しょうがないよ、忙しいんだ……。ほんとにどうしようもない」
「でもねマリアン」と、ミリアムが身を乗り出した。
「オキュパイ・ウォールストリートや、この前のガンコントロールの問題でも、ものすごい数の人達が必死でロビー活動をしていたよ。
オキュパイは、あの、ニューヨーク警察の、とんでもない暴力が無かったら、まだまだ続いていたと思う。
あの平和的デモに対しての警察の暴行のすさまじさと、デモに参加したというだけで、人生をすっかり狂わされるという恐怖感は、デモを続行する気力を失わさせるのに充分だった。
わたしたちの人生なんて、道ばたを横切る一匹のアリみたいなもんよ。
だから今のアメリカは、いつ何時、巨大な靴の裏で踏みつぶされるかわからないけれども、それでも行列の中の一匹になる覚悟があるか?ということをを問われているのかもしれない」
「自分は持ちたい物を持ちたいだけ持ち、他人に制約を押し付ける。
自分は破壊したいだけ破壊して、他人に正義を求める。
そんな甚だしい破廉恥な利己主義が、いつまでも通るのがおかしい。
世界がアメリカという愚かで奢り高ぶった幼児を、皆で諭して躾ける勇気を持たないと」
3人ともしばらく、う~んと押し黙った。
いい話ができた。
うちに戻って、これを書いていると、視界の端っこで怪しい動きが……。
ううむ、何奴?
彼のシャツの向こうで、ポンちゃんの蕊すがた……うっとり。
もうちょっと拡大……青空に向こてケタケタ笑てはる。
垣根にも葉っぱがぎっしり生えてきた。
タンポポも光ってる。
うちの家番号は1。これがけっこう、我が家全員のお気に入り。
あ、なんか塗ってる。
ずっと気になってると言うてた、窓枠の錆びてるとこ、直してはるんやな。
旦那は家の修繕に、わたしは夏野菜の準備に、春しごとはまだまだ続く。