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これは、過去30日間の、震央分布図。
こんだけガタガタゆらゆら揺れてて、それも震度が5以上なんていうのもぎょうさんあって、
そんな国土のまわりをぐるりと、冷やし続けてなめちゃくちゃ危険な、熱々の核燃料を貯め込んでる。
そんなアホなことがあるかいな!
なんぼ机の上で、パソコンで、計算しても予想しても、自然の脅威っちゅうのは人間の想定なんかで量れへん。
そんなこと、ちっちゃい子どもでもわかってるわ。
何秒間やったらええやの、何メートルまでなら大丈夫やの、アホちゃうか?
そんなこと、この世でいったいだれが保証できるん?
原発を止めとうないばっかりに、悪党どもらが悪知恵寄せ集めてごねてるけど、
そのぶさいくなこと!みっともないったらありゃせんわ。
今だにまったく目処が立ってない原発事故現場。
作業に関わってくれてはる方々の、健康と生活の保全も保証も蔑ろにされてる。
あちこちの地域で、原発停止、廃炉作業開始の要請署名運動が行われ、その数は増えていくばかり。
けど、なんでこんな危機状態でいる日本の、その危機を招いた張本人らに、お願いしたり頼んだりせなあかんわけ?
即刻止めるのが当たり前やのに、なんで署名やの裁判やので闘わなあかんわけ?
国の地盤が揺れてんねん。
毎日毎日揺れ続いてるねん。
せめて司法ぐらい、まともになれ!
ここに、先日紹介させてもろた武藤北斗さん。
ここに改めて、判決に対する怒りの言葉と、裁判に対する抗議声明を載せさせてもらいます。
↓以下、転載はじめ
「大飯原発運転差止仮処分裁判」のひどい判決内容が、マスコミさえも驚かしました。
きっと、関電や国も驚いている事と思います。
ここまでの不当判決が出ると、かえって原発安全神話がいまだに健在だ、という事を明らかにしたともいえます。
電力会社の暴走を、政府が助け、司法が容認してしまった。
容認どころか、原子力規制委員会の調査が継続中の破砕帯について、「地滑りの可能性が高い」などと勝手に決め付けるなど、暴走している。
判決は、関電の意見そのまま、安全無視の福島原発事故前と同じ姿勢です。
私達原告は、高裁に、即時抗告することを決めました。
判決がくつがえる確率は、少ないと言われています。
しかし、私にとっては、そんなことは問題ありません。
裁判長が変わり、良識ある方が正当に判断を下してくれれば、私達の勝訴は間違いないのですから。
懲りないやつ、世間知らず、それとも、現実を直視できないと言われるのでしょうか。
それでも私は、原発事故前の前例にとらわれず、前を向いて、勝訴を目指して行動したい。
福島原発事故を起こしてしまった私達大人は、二度と事故を起こさないために、自分の信念を貫き、それぞれが考え、行動していかなければならないのです。
私は、高裁の裁判長を応援したいと思います。
審尋の日には、裁判所の前で、生の声で、大きな声で、「一緒に頑張ろう」「がんばれ司法」と、司法への応援をしたいと思います。
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★最後に、記者会見での私の発言と、原告声明をご報告します。★
http://www.ustream.tv/recorded/31531499
(1時間15分経過あたりで発言しております)
写真・動画撮影:IWJ_OSAKA 柏原資亮氏
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原告の武藤北斗です。
初めて裁判の原告になりましたけれど、ほんとに悔しいと言うか、腹立たしいというか、情けないというか、
司法、三権分立っていうのは何なんだと、本当に、心の底から、今は怒りでいっぱいです。
関西電力が勝手に言っている数字や理論を、司法や国がそのまま受け止めるのであれば、だれが電力会社の暴走を止めるんでしょうか?
そこに、きちんとメスを入れてくれるのが司法だ、と僕は信じていました。
でも、見事に裏切られました。
あり得ないぐらいに裏切られました。
読んでいただければわかると思いますが、書面に関しては、いままでのやりとりというのは、
どう考えても関西電力が、苦し紛れの数値や理論を出してきているのは、それは裁判長も、明らかに分かっていました。
だから、求釈明を出したんだと思いました。
求釈明を無視して、こんな判決を書けるなんて言うのは、僕にはとうてい信じられません。
負けるにしても、もっと違う負け方が、想像できるかもしれないですけれど、ここまでひどい判決って言うのは、本当に想像できませんでした。
そう言う意味では、これからいろんな原発の裁判がありますけれど、これから先の裁判長たちは、このひどい判決を是非読んで欲しい、
自分たちの司法が、こんなにひどい判決を出したと言うことを、心に刻んできちんと考えて欲しいと、心の底から今思っています。
これから先、僕たちがどういうふうに手続きをとっていくかは、まだ決まってないですけども、こんなことで僕たちは負けません。
僕たちが、市民が負けてしまったら、あの福島原発事故はなんなんだったんでしょう?
あの事故が起きたときに、原子力村のことを批判して、安全神話を批判してきたのは、なんなんだったんでしょうか?
関西電力のこのままの暴走を、僕は絶対に許せませんし、この判決も絶対に許せません。
これからは、自分の出来ることを一つ一つやっていこうと思いますが、とにかく、今日の判決というのは、残念で仕方ありません。
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声明
大飯原発3・4号機運転差し止め仮処分裁判不当判決糾弾!
大阪地方裁判所は本日(4月16日)、大飯3・4号の運転差止を、却下する判決を下した。
余りにも不当な判決である。
このような判決を出したことに、強い憤りをもって抗議する。
この判決は、福島原発事故の教訓から学ばず、多大な犠牲者の心を踏みにじるものである。
判決は、「現時点では、3連動の地震が起きる可能性があるとして、安全性を検討するのが相当である」と、3連動については認めつつも、
それによる当然の結果については、ことごとく関電の主張を認めた。
現行2連動では、1.88秒の妥当性を肯定し、基準値2.2秒は定めでない、とまで判断した。
さらに、大飯原発敷地内の断層は、「地滑りによる可能性が高いと認められる」と、勝手に決め付けた。
裁判の経過では、裁判長自らが、制御棒挿入性問題に焦点を絞り込み、関電に、文書で求釈明を行ったが、あれはいったい何のためだったのか。
福島原発事故では、制御棒が、規定どおりに挿入されても、あれだけの大惨事になった。
大飯周辺の活断層の3連動評価は、福島原発事故を起こした3.11東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)を踏まえている。
活断層が3連動する巨大地震は、明日にも起こる可能性がある。
判決は、緊急安全対策、ストレステスト、4大臣基準について、「現在の科学技術水準に照らして、合理性を有するというべきである」とまで述べている。
「2.2秒は一応の目安であり、債権者らが主張する許容値には該当しない」と、基準値であることを否定している。
このような不当判決があるだろうか。
私たちは、強い憤りをもって、この不当な判決を糾弾する。
あくまでも、大飯原発3・4号の運転を停止させるために、全国の、同じ憤りをもつ人たちとともに闘い続ける。
まずは、大阪高裁に、即時抗告して闘うものである。
2013年4月16日おおい原発止めよう裁判の会
連絡先:美浜の会気付 大阪市北区西天満4-3-3星光ビル3階
判決要旨 http://www.jca.apc.org/mihama/ooisaiban/hanketsuyoushi_20130416.pdf
判決文 http://www.jca.apc.org/mihama/ooisaiban/hanketsu_20130416.pdf