ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

甲状腺ガン、こんなんを子どもらに押し付けて、へらへら生きてんな!大人のくせに!

2013年04月18日 | 日本とわたし
ツィッターで、福島の子どもたちの甲状腺ガンの症例数が、9例、もしくは10例やという情報を見つけた。
びっくりして、その情報の出所を調べてみた。

ほんまにええかげんにしてほしい。
人の生を蔑ろにする。
市民が健康に、精一杯、その人らしく生きていく権利を、放射能という毒物が踏みつぶしてる。
この毒物は、自然に発生したものとちゃう。
とてつもない破壊力を持った自然の脅威を、なめきってた者どもの無責任さと、そいつらのやりたい放題を放ったらかして見んふりしてきたわたしらの無責任さが生んだ毒。

そんな自分らの無責任さを恥じ、悔い、なんとかして、未来を担う子どもらのために、少しでもましな社会にしたいと願い、立ち上がり始めた人がいる。
そういう人が、だんだんと増えてきてる。
そやけど、自分らの無責任さと、起こした重大事件について、恥も悔いも全く感じず、これまで通りの欲深で利己に徹した生き方を続けようとする悪党が、権利も金もあるとこで居座ってる。
この悪党らは、姿をはっきり見せへんけども確実にいる、さらにえげつない悪党に操られてるか脅されて、やれと言われてることをやってるだけの小間使いに過ぎひん。

目に見えへん放射能、目に見えへん悪党、どっちも手強いけどな、もう今までみたいにあきらめとこか、ちゅうわけにはいかんねん。
もうこんな世界はつくづくイヤになった。
1%に支配されて、いろんなことに恐がったり心配したりして生きるやなんて、まっぴらごめんや。
そんな世界を、未来の子たちに渡せへん。

まだまだあかんけど、ちょっとはマシにしといたしな。
せめてそう言うて渡したい。
そうでないと、あまりにも申し訳なさ過ぎる。

国や県が事実を認めなければ、多くの子どもたちの命や健康が、犠牲にされてしまいます。

そらそうやけど、そんなことの前にまず、なんで医者が、教師が、食べもん屋が、農業や漁業の従事者が、学者が、企業が、弁護士が、
一区域だけやのうて、全国一帯で結集して、子どもを、未来を、自分らを守るために、やらなあかんことをちゃんとやれ!って声上げような。
みんなで渡れば恐くないんやろ?
みんなで抗議したら恐ないやん。

甲状腺ガン、こんなんを子どもらに押し付けて、へらへら生きてんな!大人のくせに!


↓以下は、日本小児科学会の開催期間中に開催される『こどもたちを放射線障害から守る全国小児科医の集い』についてのPDFの書き出し

4/20 こどもたちを放射線障害から守る全国小児科医の集い
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/files/shonikai_shukai2.pdf

集いの内容

基調報告:
「日本小児科学会ー150mSv 見解の撤回を求める!」
「福島県県民健康管理調査ー甲状腺がんの多発を受けて 子どもたちを放射線障害から守るために何をすべきか?」

講演:
「100mSv 以下の放射線被ばくの健康影響について」
「福島県での甲状腺がん検診の結果に関する考察」

岡山大学大学院環境生命科学研究科
公衆衛生学教授 津田敏秀氏

報告:
「福島避難者子ども健康相談会の取り組み」
 各地の報告(予定)


連絡先
「全国小児科医の集い」実行委員会
たかまつこどもクリニック 高松勇


全国の小児科医は科学的立場に立って、子どもたちを放射線から守ろう


全国の小児科医の皆さまへ

4月19日(金曜日)~21日(日曜日)広島市での日本小児科学会の開催期間中に、「こどもたちを放射線障害から守る全国小児科医の集い」を開催いたします。

2011年3月11日の福島第一原子力発電所の事故で放出された、放射能による健康被害が懸念されています。
実際に、2月13日の福島県県民健康管理調査の報告では、
2011年度(原発事故の年)に行われた38,114人(0歳から18歳)の甲状腺がん検診から、3例の甲状腺がんが、すでに手術をされて確認されています。
さらに、「がんの疑い7人」と報告された子どもたちも、実際は、病理細胞診断により、がんが確認されており、
甲状腺がんの症例数は、9例もしくは10例です
(*)。

これは、統計学的に有意な多発であり、福島県のこの地域で、大変な異常事態が生じていることを意味しており、
疫学の専門家からも証明されています(津田先生の講演を、是非お聞きください)。

このままでは、甲状腺がんが、数年後に爆発的に増加する可能性もあります。
また、今後、甲状腺がんだけでなく、白血病や様々な小児がん、免疫力の低下、妊娠―出産の異常、先天性障害など、様々な小児の健康障害が懸念されていますが、
それまで、国や県が事実を認めなければ、多くの子どもたちの命や健康が、犠牲にされてしまいます
プラバシーを保護した上で、早急に、全てのデータを公開させ、全国の小児科医の英知を集めて、必要な対策を議論すべきです。

ところが、放射線被ばくの健康被害に関して、現在の日本では、100mSvを放射線の発がん影響の閾値とし、
100mSv以下の被ばく量では、放射線被ばくによる人体影響が、ないかのごとき議論がなされています
しかし、世界の医学文献の検討では、低線量被ばくでのがん増加は多数報告されており,低線量放射線の被ばくは、明確にリスクを示しています

一方、日本小児科学会は、放射線被ばくによる小児の健康への影響について、
(2011年5月19日)「東京電力福島原子力発電所事故が小児に与える影響についての日本小児科学会の考え方(150mSv見解と略す)」(広島大学・原爆放射線医・科学研究所細胞再生学研究分野・田代聡教授の御指導と記載)の中で、
「統計学的には、約150mSv以下の原爆被爆者では、がんの頻度の増加は確認されていません」と、低線量被ばくの危険性を否定しています
この、「150mSv見解」の根拠とする文献を検討してみても、日本小児科学会の見解を支持する内容は、見当たりませんでした。
日本小児科学会のこの立場は、日本の数ある学術団体の中でも、突出して異常であり、直ちに「150mSv見解」の撤回を求めなくてはなりません

また、2011年6月から、福島県で行われている「子どもたちの健康相談会」や、
放射能汚染から避難した子ども達を対象にした、「健康相談会」の取り組みの報告を予定しています。
低線量被ばくの厳しい現実に、向きあって生活する不安な思いを受け止めて,私たちに何ができるかを考えていきたいと思っています。
さらに,大変に悲しく残念なことですが,今後生じてくるだろう健康被害に対し、何をすべきか、何ができるかを、共に考えたいと思っています。
この集いは,放射線から、子どもたちやあなたを守るために、きっと皆さんのお力になると思います。
この、広島での集いに、是非ご参加ください。

(*)この、甲状腺がん3例という数字ですが、すでに手術が終わって切り出した甲状腺から、病理組織診断で、がんを確認した症例とのことです。
実際は、病理細胞診断により、がんが見つかっている症例は、この3例以外に、さらに7例あります
病理細胞診断においては、約10%の偽陽性があると言われており、実際は、甲状腺がんの症例数は、9例、もしくは10例、ということになります
コメント (2)
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