ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

前代未聞の阿呆らが考え出した前代未聞の愚法が、前代未聞のゴリ押しで成立?ふざけんな!断固却下!

2013年11月24日 | 日本とわたし
東京都知事の大騒ぎは、秘密保全法案のゴリ押しを隠すため。
ほとんどのマスコミは、必死になって猪瀬の名前を活字にし、特別秘密保護法案について書かん言い訳にしてる。
これほどあからさまに、御用犬に成り下がった哀れな連中を、わたしは多分一生忘れない。




今日にも、承認に向けての大きなステップを踏みそうな気配やけれども、
今日も議員会館に詰めかけてくれてる市民がいて、ファックスや電話、それからメールでもって、反対の意見を送ってくれてる市民がいる。
福島では、公聴会が開かれていて、意見陳述した11人全員が、反対の意思を表明した。

さて、ここまでわやクソに言われてるこの秘密保護法案っていったい……。



政府の、政府による、政府のための、情報統制と、国民の思想調査・監視が二本柱

もっと細かく言うと、
①曖昧な刑罰規定により、内部告発や取材を萎縮させ、国民の目と耳をふさぐ一方で、
②広範な範囲の人々に詳細な身辺調査を行い、国の政策に反抗的な人間と従順な人間とを選別し、差別する道を開く。



↓以下は、あちこちから拾ってきた、法案関連のツィート。
・ヒトラーは、1936年のベルリンオリンピックを利用し、「愛国心」の強化を図り、ヒトラー自身の権力をアピールすることを狙った。
そして、安倍政権。
原発事故後の深刻な状況を払拭する為、「完全にコントロール」していると大嘘をつき、オリンピック招致に成功した。

・これまで以上に、放射能汚染の実態隠しは、権力総動員で行われるだろう、
こんな時に秘密保全法が可決されたらどうなるかと思うと、全身総毛立つ。

・カネ儲けのためなら、人が死のうが殺そうが正当化するし、
カネ儲けの邪魔になる思想や行動を、弾圧するために警察はあるから、
そのカネ儲けが犯罪でも、人殺しでも守るし、
そのために、悪法つくって弾圧するし、
カネ儲けのためなら、憲法も変えるし戦争もする。
秘密保全法やるのも、商売の邪魔すんなってことなんだろうね。

・臨時国会に、秘密保全法案が提出されると言われている。
外交や軍事、テロ対策が秘密となると、原発、TPP、オスプレイなどの情報も、秘密となりかねない。
何が秘密か?それは秘密です。何が秘密かわからない。
法案を議論した、審議会の議事録はない。
メモは、全員の役人が廃棄した、と言われた。

・なにが「秘密」なのかが秘密。
なにをしたら違反になるのかも秘密。
「秘密」を取り扱う人は、公務員でもそうでなくても、個人の秘密を徹底的に調べるが、
調べる組織の中身は秘密。
どうしてこんな法律をつくったのか、こんなんで大丈夫か、議論した過程も秘密。
大丈夫なわけないやん。

・「秘密保全法」に対して、国民の立場から見て、
「政府情報隠蔽法」という名称を与えることを提案したい。

・「歴史的にも、国が情報を統制し、国民を真実から遠ざけようとするとき、その背後には必ず、戦争への準備が進んでいた。
安倍政権の悲願である改憲、集団的自衛権の行使容認と、今回の特定秘密保護法案の狙いが、同一地平上にあることは、もはや明らかである」
新聞労連2013.9.4声明

・戦前、「治安維持法」は、最初は、国体を否定する共産党などを対象にする法律だから、と言って、みんなを安心させて制定された。
だんだん拡大解釈されて、ついに自由主義者まで、逮捕投獄されるようになった。
安倍自民の「秘密保護法」も、一度作られれば、あとはどうでも運用される危険がある。
秘密法とはそんなものだ。

・「難しいことではない。我々は他国から攻撃されかかっているのだと危機感を煽り、
平和主義者に対しては、愛国心が欠けていると非難すればよいのです。
そして、国を更なる危険に曝す。
このやり方は、どんな国でも有効です」
(ゲーリング ニュルンベルク国際軍事法廷 最終陳述より)




【特定秘密保護法案】
成立ありき 与党拙速 修正案提出前に採決要求

【東京新聞・ウォッチ】2013年11月24日

機密を漏らした公務員らへの罰則を強化する、特定秘密保護法案について、
自民、公明の与党は、日本維新の会、みんなの党と修正合意した。
ところが、合意を条文化した修正案は、まだ国会に提出されていない。
それなのに、与党は、今国会成立に間に合わせようと、26日の衆院通過にこだわり、衆院での審議を、ほとんど素通りしようとしている。 
法案は、8日から、衆院国家安全保障特別委員会で、実質審議入り。
それと並行して、与党は維新、みんなの党と修正協議を行い、20日までに合意した。
修正案は、4党が共同提案する方針だが、提出は25日の予定。
当然、国会での審議は、まだ行われていない
 
与党は当初、その25日の特別委で、採決に踏み切ろうとした。
野党の反対で見送りはしたが、現時点では26日に採決した後、
その日のうちに衆院本会議で採決し、衆院通過させる方針。
みんなの党も同調する。
 
これには、民主、共産、生活、社民の各党が、強く反発。
法案修正で合意した維新も、大幅譲歩した修正内容に、党内外から批判が噴出していることもあり、慎重審議を求める。
 
維新の松野頼久国会議員団幹事長は、23日の民放番組で、
採決はまだ早い。中身がしっかり担保できない限りは、採決には応じられない」と、与党の進め方をけん制した。
 
だが、与党幹部は、「26日採決は絶対に譲れない」とする。
27日に参院で審議入りしないと、12月6日の会期末までに、十分な審議時間を確保できず、今国会成立が危うくなる、と考えるからだ。
修正案提出前に採決日程を決めようとする背景は、ここにある
 
法案の修正は、政治家の合意に基づき、官僚が条文化作業をすることが多い。
その過程で、合意内容が骨抜きになったり、別の解釈ができる表現になったりすることもある。
国民の権利にかかわる重要法案の修正案を、提出からわずか一日で採決するのは、拙速との批判を免れない。
 
経済産業省の元官僚、古賀茂明氏は、
修正案は、国民から見えない密室で協議したもの。
公開される国会審議で説明し、国民の疑問にこたえるため、時間をかけて審議する必要がある
」と指摘する。 (金杉貴雄)



秘密保護法案:国連人権理の特別報告者 日本に懸念表明
【毎日新聞】2013年11月22日 

【ローマ福島良典】
国連人権理事会のフランク・ラ・ルー特別報告者(グアテマラ、表現の自由担当)は22日、
日本の特定秘密保護法案について、「内部告発者やジャーナリストを脅かすもの」との懸念を表明、日本政府に透明性の確保を要請した。
国連人権高等弁務官事務所(本部スイス・ジュネーブ)が、報道声明で発表した。
 
ラ・ルー特別報告者は、「内部告発者や、秘密を報じるジャーナリストを、脅かす内容を含んでいる」と法案を批判。
秘密漏えいによる損害が、国民の「知る権利」という公益よりも大きな場合に限って、秘密保持が認められるが、
その場合でも、独立機関による点検が不可欠
だ、と主張した。
 
国家機密を漏らした公務員らに、厳罰を科す内容が法案に盛り込まれている点について、
違法行為や、当局の不正に関する機密情報を、『良かれ』と思って公にした公務員は、法的制裁から守られなければならない」と指摘した。



安倍政権という、戦後から代々引き継がれてきた自民党の、集大成とも言える悪党っぷり。
稚拙で無恥で強引。
あまりにもあからさまな、権力の横行を増長させようとする姿勢を、ここで正すことができなかったら……、
未来の日本に生まれてくる人たちに、本当に申し訳のないことになる。

この法は、政府というものに、なんでもかんでも好き放題やり放題の力を与えるもの。
そしてこの法は、諸外国のように、他国に向けられてるのでなく、国民に真っ直ぐ向かってる。
じわじわと効く毒矢を向けて萎縮させ、動きをとれなくする、前代未聞の悪法の他のなにものでもない。



みんな、がんばろな!
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マイナス1℃の考察

2013年11月24日 | ひとりごと
生徒の発表会があったバタバタ週末から1週間経った。
発表会直後の1週間、興奮がまだ少し残っている生徒たちは、少々多めの宿題を渡しても文句を言わない。
ただし、感謝祭だのクリスマスだのが続くから、どこまでこなせるかは大いに疑問……。
そしてこの時期、季節限定として、クリスマスソングを宿題に出すこともあるけれども、
生徒の家の宗教によっては、クリスマスというものをしないお家もあるので、渡す際には気をつけなければならない。


気功瞑想の師匠、ミリアムの前庭も、すっかり晩秋。
わたしはこの、寒さと乾燥ですっかり縮こまった枯れ葉が、地面を被い尽くしている様が好き。


ハロウィーンかぼちゃのオレンジ色は、心の栄養。


そしてしばらくの間、小さな動物のお腹も満たしてくれる。


ミリアムとマリアンは、気功瞑想の前後に、他事争論を思いの丈することができる、数少ない友だち。
ふと気がつくと考えてしまう事のあれこれを、時間を気にせず(ほんとは気にした方がいいのやけれど)包み隠さず話せる仲間。
だから彼女たちは日本の事情を、もちろんわたしの視点からではあるけれども、詳しく知っている。

「まうみはそれで、ブログをどうするの?」
「う~ん……」

そんなことを心配しなければならないような社会にならないように(なんかややこしいな……)、
とにかくこれ以上日本が情けなく、恥ずかしい国にならないように、踏ん張るしかないし、
踏ん張らないと、諦めずにとことん踏ん張らないと、本当に恐ろしいシステムが出来上がってしまう。

でもこのブログはもともと、自分自身の日記なのであって、
日記だから、その日その日に考えたこと、あったことを書くのが自然なのであって、
その考えたことが、たまたま日本の問題だったに過ぎないのであって、
それがたまたま、あの3.11以降、毎日のように続いているだけなのであって、
別に、そのことだけのために書いているわけではないので、いったいわたしはなにを心配しているのか……という気もする。
けれども、このブログと連携してる、ツィートを記載する部分が、ずいぶん前からいきなり、シーンと空白になっていたり、
他にもちょいと???な事が、連続で起こったりもしているので、
それなりに、ああ、ここにもチェックが入ってるのだな、と感じてはいる。
なんともネチっこくイヤらしい世の中を、押しつけられようとしてるということは、残念ながら事実であると思う。
でも、こんな、官僚だの財閥だのが一番心地良い世界を押しつけられた挙げ句に、受け取らなあかんのか。
負けてたまるか。
こんな社会を受け取らされてたまるか。


土曜日には、初雪が降った。
とても遠慮がちに。

夜に、我々の友人タラブの自宅で、『この2年間支えてくれてありがとうパーティ』があった。
彼女は、2年前の丁度この時期に、最愛の連れ合いをガンで亡くし、その後しばらくして、ひとり息子が殺されてしまった。
二重の理不尽な死を、それも最愛の家族の死を、彼女は受け止めなければならなかった。
彼女は、精神科医の双子の姉と、近しい友人たちの真心のこもった支えを受けて、なんとか立ち直りつつあるけれども、
哀しみは依然として、彼女の心の壁にくっきりとした染みとなって残っている。

亡くなったハーブは、曼荼羅をテーマに描き続けてきた芸術家。


彼の作品に囲まれた部屋。




大好きな曼荼羅たまご。




鏡の中の老人。




色合いはちょっと違うけれども……。
  







彼の絵は、人が活きている。


曼荼羅時計。


ベランダにも雪。


ボクはもう疲れました……。


玄関たまごには、木枯らしに揺れる木の枝の陰が。


パーティに来ていた人の中に、福島の原発事故後の日本について、個人的にずっと、ネットで見守り続けている男性がいた。
いろいろと聞かれたけれども、わたしが知っていることのほとんどを、彼はすでに知っていた。
彼はわたしに、この問題について、日本人として申し訳がないとか、恥ずかしいとか、そんな思いを持たなくていいと言った。
日本に限らず、国というのは、あらゆる手段を使い、長い長い年月をかけて国民を馴らし、ここぞという時に一気に、恐ろしい企てを実行する。
その時が来てしまうと国民は、どんなふうに抵抗しても、すっかり巻き込まれてズタズタに傷つけられる。
それは、先程の、例えるには気がはばかれるけれども、巨大な津波のようなものである。
日本は、そのような、どこの国の民でも堪えきれないような、大きな力にのみ込まれそうになっている。
気がついている人がどれだけいるのだろうか。
気づいている人の声はどこまで届いているのだろうか。
日本という、とてもユニークで、とても美しく、すばらしい文化をたくさん有する国が、地球という星から消されてしまわないように、
今この時は、とにかく踏ん張って欲しいと、心から願っている。
この、強欲で利己的で、とことん勘違いしている大国の、属国という現実を解除できる術を持つ、複数の為政者の出現を祈ってる。


そして今日は、ごうごうと北風が吹き荒れる、キリキリと晴れた日曜日。


もちろん、だ~れも外には出ない。
わたしの体には、疲れがドスンとたまってる。
こういう日は、ただただダラダラと過ごすことが、最良の薬。

発表会のお花も、一週間が過ぎた。













さてこれは、旦那がいきなり作ったパンプキンパイ。


今週の木曜日、旦那姉の家でやる感謝祭のお祝いに、グルテンの入ってないパイ生地で作ったパイを持っていくので、その予行練習らしい。
焼き終えて食べたら、砂糖を入れ忘れたことに気づき、具だけを取り出して再度マゼマゼした、超テキト~パイ。
パイ生地は既製品、パンプキンは缶詰。


この缶詰パンプキンに、卵、砂糖、スパイス各種を加えて混ぜるだけ。
でもそれが、なかなかに美味い。
今度は最初っから砂糖入りのんでよろしく♪


特別なことはなにもない、普段手が回らなくて汚れてきた所を掃除したり、昼寝をちょっとしたり、
そんなのんびりとした一日の中にも、国の在り方を、主権の拠り所を、自分を含む人びとの生きる自由を、ふと考える日曜日。
コメント (10)
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