ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

『参議院・国家安全保障に関する、特別委員会のメンバーとその連絡先一覧』by金吾さん、ど~ん!

2013年11月27日 | 日本とわたし
金吾さん、ありがとう!
金吾さんがまとめてくださった、参議院・国家安全保障に関する特別委員会メンバーの、連絡先の一覧です。
参考にしまくってください!

参議院・国家安全保障に関する、特別委員会のメンバーの連絡先

委員長 中川  雅治 (自民) http://www.nakagawa-masaharu.jp/contactus.html
理事  佐藤  正久 (自民) http://hige-sato.jp/office.html
理事  島尻 安伊子 (自民) http://shimajiriaiko.ti-da.net/c93597.html
理事  西田  昌司 (自民) http://showyou.jp/profile/?PHPSESSID=2418bmmkd65okbdkipc83r2ic2
理事  芝   博一 (民主) http://www.shiba-hirokazu.com/component/jforms/1/56.html
理事  福山  哲郎 (民主) http://www.fukuyama.gr.jp/office/inquiry/
理事  石川  博崇 (公明) https://www.hiro-ishikawa.net/php/contact/index.php
    猪口  邦子 (自民) http://www.kunikoinoguchi.jp/
    岩井  茂樹 (自民) http://www.iwais.com/otoiawase.html
    宇都  隆史 (自民) http://www.utotakashi.jp/contact.html
    江島   潔 (自民) https://ejima-kiyoshi.sakura.ne.jp/contacts
    北村  経夫 (自民) http://www.tsuneo-kitamura.jp/
    上月  良祐 (自民) http://www.kouzuki-r.com/
    佐藤 ゆかり (自民) http://www.satoyukari.jp/home/
    二之湯 武史 (自民) http://www.ninoyutakeshi.jp/supporter.html#map
    松山  政司 (自民) http://www.matsuyama-masaji.org/index.html
    三宅  伸吾 (自民) http://www.miyakeshingo.net/contact/
    大野  元裕 (民主) http://www.oonomotohiro.jp/subPage09.html
    神本 美恵子 (民主) http://www.kamimoto-mieko.net/
    白   眞勲 (民主) http://www.haku-s.net/index.html
    藤田  幸久 (民主) http://www.y-fujita.com/contact/
    牧山 ひろえ (民主) http://www.makiyama-hiroe.jp/
    矢倉  克夫 (公明) http://www.yakura-katsuo.jp/contact/
    山本  香苗 (公明) https://www.yamamoto-kanae.com/contact.html
    小野  次郎 (みん) http://www.onojiro.jp/question.html
    真山  勇一 (みん) http://mayamayuichi.jp/
    井上  哲士 (共産) http://www.inoue-satoshi.com/request.html
    仁比  聡平 (共産) http://nihi.nihinet.info/
    中山  恭子 (維新) http://nakayamakyoko.net/modules/inquiry/
    福島 みずほ (社民) https://www.mizuhoto.org/contact/index.html

そして以下が、各議員のファックス&電話番号です。

中川雅治・委員長(自民・東京)
(FAX)03-6551-0904 (TEL)03-6550-0904

佐藤正久・理事(自民・比例)
(FAX)03-6551-0705 (TEL)03-6550-0705

島尻安伊子・理事(自民・沖縄)
(FAX)03-6551-0405 (TEL)03-6550-0405

西田昌司・理事(自民・京都)
(FAX)03-3502-8897 (TEL)03-6550-1110

芝博一・理事(民主・三重)
(FAX)03-6551-0317 (TEL)03-6550-0317

福山哲郎・理事(民主・京都)
(FAX)03-6551-0808 (TEL)03-6550-0808

石川博崇・理事(公明・大阪)
(FAX)03-6551-0616 (TEL)03-6550-0616

猪口邦子(自民・千葉)
(FAX)03-6551-1105 (TEL)03-6550-1105

岩井茂樹(自民・静岡)
(FAX)03-6551-0520 (TEL)03-6550-0520

宇都隆史(自民・比例)
(FAX)03-6551-0516 (TEL)03-6550-0516

江島潔(自民・山口)
(FAX)03-6551-1103 (TEL)03-6550-1103

北村経夫(自民・比例)
(FAX)03-6551-1109 (TEL)03-6550-1109

上月良祐(自民・茨城)
(FAX)03-6551-0704 (TEL)03-6550-0704

佐藤ゆかり(自民・比例)
(FAX)03-6551-0309 (TEL)03-6550-0309

二之湯武史(自民・滋賀)
(FAX)03-6551-0923 (TEL)03-6550-0923

松山政司(自民・福岡)
(FAX)03-6551-1124 (TEL)03-6550-1124

三宅伸吾(自民・香川)
(FAX)03-6551-0604 (TEL)03-6550-0604

大野元裕(民主・埼玉)
(FAX)03-6551-0618 (TEL)03-6550-0618

神本美恵子(民主・比例)
(FAX)03-3508-0010 (TEL)03-6550-1119

白眞勲(民主・比例)
(FAX)03-6551-1116 (TEL)03-6550-1116

藤田幸久(民主・茨城)
(FAX)03-6551-0914 (TEL)03-6550-0914

牧山ひろえ(民主・神奈川)
(FAX)03-6551-1007 (TEL)03-6550-1007

矢倉克夫(公明・埼玉)
(FAX)03-6551-0401 (TEL)03-6550-0401

山本香苗(公明・比例)
(FAX)03-6551-1024 (TEL)03-6550-1024

小野次郎(みんな・比例)
(FAX)03-6551-0620 (TEL)03-6550-0620

真山勇一(みんな・比例)
(FAX)03-6551-0320 (TEL)03-6550-0320

井上哲士(共産・比例)
(FAX)03-6551-0321 (TEL)03-6550-0321

仁比聡平(共産・比例)
(FAX)03-6551-0815 (TEL)03-6550-0815

中山恭子(維新・比例)
(FAX)03-6551-1211 (TEL)03-6550-1211

福島みずほ(社民・比例)
(FAX)03-6551-1111 (TEL)03-6550-1111

コメント (17)
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混沌をおおいに活用し、さらに弱らせ、利用度200%にと目論むアメリカ政府のポチ安倍晋三!ど~ん!

2013年11月27日 | 日本とわたし
今朝のツィッターで、こんな記事を見つけました。

自衛隊員の携行武器制限撤廃へ
【共同通信】2013年11月22日

政府は、改正自衛隊法が成立し、緊急時の、海外での邦人陸上輸送が可能となったのを受け、
自衛隊員が携行できる武器の種類を、機関銃や拳銃、小銃に限定していた1999年の閣議決定を見直し、
制限を撤廃する方針
を固めた。
与党の了承を得た上で、29日にも、新たな方針の閣議決定を目指す
政府関係者が22日、明らかにした。

派遣先の治安状況などに応じた対応を、可能にする狙い。
新たな方針は、携行する武器を、「必要かつ適切なものにする」と明記する方向だ。
制限の撤廃で、携行武器の範囲が際限なく広がる、との懸念も上がりそうだ。





大騒ぎせなあかんことを作って、その間に、とんでもなく重要なことを、シレっとコソっとやるのが日本政府流。
こんなん、めちゃくちゃ大事でしょ?
自衛隊が実際に、よそでは戦争の前線に立つ⇒参戦することに、限りなくつながってませんか?
憲法違反ちゃいますか?

そして4号機からは、使用済み燃料の取り出しまで始まってます。
それをどれだけマスコミは報道しましたか?
事故や失敗が起こってるかどうか、いったい誰がきちんと伝えてくれるんでしょか?

もう、とっくの昔っから、秘密保護はされまくってます。
隠したいことはなんぼでも隠せる。
ゴリ押ししたいことはなんぼでもゴリ押しできる。
自民党を復活させた挙げ句に、ねじれまで解消させてしもて、
自民党バンザイの地獄はさらに、以前に増して、その悪どさを見せつけてます。

それでも昨日、ふと、ヤフーの安倍政権を支持するか否かの投票結果を見てみたら……、
支持するの人の方が多かった……目をゴシゴシして何回か見直してみたけど多かった……。

いったい日本は、どないなってるんやろか。
ほんまにそれが、日本の現実なんやろか。
わたしはけっこう、ショックを受けました。

おさらいになりますけど、この『特定秘密保護法』、もとい『国民呪縛黙らせ法』が成立したら、こうなりますよ~の例をもういっぺん。

特集:特定秘密保護法案
成立したら--市民生活こうなる 崩壊する知る権利

【毎日新聞・東京朝刊】2013年11月10日 



国の安全保障にかかわる重要情報を、漏らした者に重罰を科す「特定秘密保護法案」の、衆院での審議が始まった。
法案が成立すると、どんな影響があるのだろうか。
必要な情報が、市民に届かなくなる恐れはないのか。
内部告発者は守られるのか。
国会による行政機関のチェックはできるのか。
三つのケースを想定し、弁護士の協力を得て考えてみた(各ケース末尾の弁護士以外の名前はすべて仮名)。
【日下部聡、青島顕、臺宏士】


◆ケース<1> 原発の津波対策を調べる住民

◇「そそのかし」で有罪

原子力発電所から3キロほど離れた集落で、自動車修理業を営む自治会長の加藤拓郎(57)は、
住民のために、原発事故対策を再確認したいと考えた。
再稼働が迫っていたからだ。

福島では、地下の非常用ディーゼル発電機が、津波で水没して大事故を招いた。
「ここではどこにあるのだろう」。
電力会社に問い合わせたが、「セキュリティー上の理由」で教えてもらえず、
県や市の担当者も、「電力会社に聞いてほしい」と言うばかりだった。

話が進まない中、高校時代の剣道部の後輩で、地元警察署長に着任したばかりの、佐川淳彦(55)の顔が浮かんだ。
仕事上、警察との付き合いはある。
あいさつに行った時、栄転に高揚した表情の佐川は、「原発テロ対策が大変ですよ」と話していた。
加藤は、佐川の携帯電話を鳴らした。

原発の非常用発電機は、津波にやられない場所にあるのかな
……それね、言えないんですよ
どうして?
ほら、新しくできた法律がありますよね。特定秘密の。警備の関係で微妙なところもありまして……

納得いかない加藤は、支援する市議や、面識のあった地元紙の鈴木幸恵記者(38)に問い合わせ、
市民団体の勉強会にも参加して、情報収集に努めた。
しかし、非常用発電機の位置については、分からないまま。

一方、鈴木記者は、加藤の奮闘を記事にして、問題提起しようと考えた。
だが、取材の壁も厚かった。
旧知の市幹部は、「それはほら、これになったから」と、口にチャックする仕草をしてみせた

加藤は、佐川署長を居酒屋に呼び出し、再び切り込んだ。

どうして住民が知らされないんだ。真っ先に危なくなるのは俺たちだ。おかしいだろう。教えろ

気持ちが高ぶった加藤は、思わずバン、とテーブルをたたいた。
ビールのコップが、床に落ちて割れた。

おっしゃる通りです。でも、私の立場も分かってください

佐川はしばらく沈黙した後、こう付け加えた。
加藤さん、反原発の集会に出たりしてませんか。気をつけたほうがいいですよ

加藤が、テロ防止に関する特定秘密の漏えいを、「そそのかした」として、
特定秘密保護法違反(教唆)容疑で逮捕されたのは、その数日後
だった。
県警本部の公安部門が、加藤の行動を監視していたのだった。
家宅捜索で、携帯電話やパソコンを押収され、送受信記録の残っていた市議、市民団体幹部らも、軒並み事情聴取を受けた。
佐川は、不定期異動で署長を外され、依願退職した。


鈴木記者も「念のため」と事情聴取され、捜査員に「加藤と共謀したのでは」と繰り返し尋ねられた。
立件はされなかったが、夫と息子が心配する様子を見て、再び同じような取材をする気になれないでいる。

加藤は起訴され、無罪を主張した。
地元弁護士会が弁護団を組んで、地裁での公判に臨んだものの、冒頭から水掛け論になった。

検察官
被告人は、特定秘密に指定された、テロリズムの防止に関する事項の入手を企図し、
特定秘密取扱者に対し、先輩・後輩の関係を利用して威圧するなど、
個人の人格を著しくじゅうりんする態様によって、その漏えいを教唆したものである


弁護人
被告人が入手しようとした事項とは何ですか

検察官
特定秘密に指定されており、明らかにできません

弁護人
中身が何か分からなければ、被告人の行為を罰すべきかどうか、裁判所が判断できませんよ

検察官
特定秘密に指定された情報であるから、違法です

かみ合わないやり取りのまま結審し、判決は懲役1年6月、執行猶予3年の有罪

裁判長は
当該情報は、外形立証により、実質的な秘密であると推認できる」と述べた。

「外形立証」とは、情報の内容を明かさず、それが秘密として保護に値することを証明する手法だ。
秘密指定の手続きが、正当であることなどを立証すればいい
、とされる。

控訴はしたい。
だが、逮捕で収入は激減、人間関係にもひびが入り、加藤は途方に暮れるしかなかった

    ◇

◇畠田健治・大阪弁護士会秘密保全法制対策本部事務局長の話

特定秘密保護法案では、公務員が情報を漏らさなくても、そそのかしただけで罪に問われる
報道機関等の取材は「正当業務行為」とされたが、市民が同様のことをすれば、教唆や共謀に問われる恐れがある。
外形立証は、検察側の言いっ放しになる。
大事なことが書いてあるから秘密だ」と。
大事なことかどうか、最低限、裁判官が見られる仕組み(インカメラ審理)が必要。
インカメラ審理を導入する、情報公開法改正も不可欠
だ。



◆ケース<2> オスプレイ計画を尋ねる議員

◇行政が裁量で情報秘匿

その辺になるとお出しできないですね

その答えに、野党のベテラン、田中善太郎衆院議員(63)は、表情を硬くした。
地元では、米軍の新型輸送機「オスプレイ」が、上空を飛来する計画があると、うわさになっていた。
そこで、防衛省の担当課長、黒田一郎(45)に、議員会館まで来てもらったのだ。

住民の不安を訴えても、黒田課長は、
米軍から連絡が来ているようですが、警備の観点から、お答えを差し控えさせていただきたい」と歯切れが悪い。
「特定秘密に指定されているのか」と聞くと、「そういう情報も含まれております。ご勘弁ください」。

田中議員は、特定秘密保護法の成立後、以前にも増して、役所の情報が取りにくくなったのを感じていた。

翌日、与党の同じ県選出議員、佐藤成一(55)に聞いてみた。
「先生は与党だから、知っておられるのでしょう」
佐藤は即座に否定した。
とんでもない。審議官を呼んだが、『私の後ろ手にお縄がかかってしまいます』なんて言う。国防族の私も形無しだ

数日後、田中議員は、新聞記事に目がくぎ付けになった。
オスプレイが、選挙区をかすめて飛ぶ計画が、ルート図付きで載っている。
慌てて記者に電話を入れると、
防衛省や外務省に取材してもだめでしたが、米軍のホームページに概要があって、ワシントンで特派員が取材したら、割と簡単に教えられたようです」

憲法で保障された、国会議員の「国政調査権」は、なし崩しになっていくのか。
田中議員は顔をゆがめた。

    ◇

◇元日本弁護士連合会副会長の江藤洋一弁護士の話

法案が成立したら、行政は、国会の要請があっても、秘密を提供するか拒否するかを決める裁量を持つ
提供する範囲も、内閣が定める「政令」で、狭められる可能性がある。
これでは、国会の監視機能が働かず、民主的コントロールが機能しないことになる。


 
◆ケース<3> 自衛官が内部告発、米の盗聴

◇内容の違法性問われず

「米国情報機関からの情報が、格段に増えた」

防衛省情報本部の自衛官、阿部進(30)はそう実感していた。
任務は、首相に報告が必要な、情報の選別だ。
特定秘密制度がスタートして以降、米国から大量の情報が寄せられ、情報の「質」も違ってきた
これで、日本に安心して情報が提供できる」と米国が判断したからだ。
提供元は、米国の国家安全保障局(NSA)。
中国・北朝鮮、中国・ロシアの、首脳間の電話協議内容はもちろん、首脳の朝食メニューにまで及ぶ

特定秘密制度を導入した、佐田一郎政権の支持率は下落。
次の総選挙では、石井千秋代表率いる民寿党が、政権を奪い返す勢いだ。
そのさなかに飛び込んできたのが、石井の携帯電話の通話内容だった。
日米同盟を重視する、佐田政権を支える米側の配慮だった。
日本の通信傍受法は、犯罪と無関係な通話の盗聴はできない。
いくら何でもやりすぎだ
傍受した元の三沢基地は、日本の領土。
違法行為は、特定秘密の対象になり得ないから罰せられない
阿部は確信して、告発を決めた。
旧知の弁護士に、盗聴内容を記録した文書のコピーを手渡した。

弁護士が記者会見して発表すると、果たして大騒ぎになった。
マスコミも大々的に報じた。
しかし、誤算があった。
三沢基地は日本の領土だが、米国の「公務」として傍受がなされているため、国内法は適用されない
盗聴は違法行為ではない」というのが、日本政府の公式見解。
閲覧記録から、情報漏えいを突き止められた阿部は、特定秘密保護法違反(特定秘密の漏えい)の罪で起訴された。
拘置所に接見にきた国選弁護士は、「罪を認めて反省の意思を示して、せめて執行猶予にしたい」。
阿部は黙ってうなずくしかなかった。

    ◇

◇日弁連秘密保全法制対策本部事務局次長の山下幸夫弁護士の話

政府が、特定秘密の違法性を認めることは考えられない
裁判所が、違法性を仮に認定したとしても、実刑のリスクを抱える内部告発者の負担は、心理面で大きく、
重罰化で、告発者が萎縮することは免れない

市民感覚が期待できる、裁判員裁判も考えるべきだ。




http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-10341.html
あなたも罪に?秘密保護法案  知らぬ間に…の怖さ
【東京新聞「こちら特報部」】2013年11月22日

国家の機密を漏らした公務員らを、厳罰に処する特定秘密保護法案。
自衛官や外交官らが対象と思われがちだが、それだけではない。
一般市民も、処罰対象になる危険をはらんでいる。
それなのに、与野党の修正協議では、ほとんど議論されていない。
あなたも罪に問われるかもしれない、と想定される事例を紹介する。 
(荒井六貴、出田阿生)

◆共謀・扇動・教唆

脱原発を目指す市民団体が、ミーティングを開いた。
メンバーの一人がふと、
再処理工場のプルトニウムは、どこにどれだけ保管されているんだろう」と疑問を口にした。
すると別のメンバーが、「じゃあ現地で聞いてみては」と気軽に応じた。
実際に、再処理工場で働いている労働者に聞いてみたが、「よく分からない」と言われ、その件はそのまま終わった。
ところが数日後に、団体の事務所は家宅捜索され、会議に出席していたメンバーが、逮捕された

*  *  *

法案には、秘密を漏らしたり、入手したりしなくても、それについて話し合っただけで処罰される、「共謀罪」の規定がある。
自由法曹団の森孝博弁護士は、
現行の刑法にも『共謀共同正犯』の規定があり、犯罪の計画や相談に加わると処罰されることがある。
ただし、犯罪が実行されることが条件
だ」と解説する。

ところが、法案では、実際に目的を達成しなくても、「共謀」とみなされ
一緒にやろうという呼びかけを大勢にすれば、「扇動」に当たるとされている。
実際に情報を聞き出そうとした行為は、回答が得られなくても、秘密の漏えいをそそのかした「教唆」に問われる

さらに、共謀した者が自首すれば、刑を軽減、免除する規定もあり、仮に一人が密告すれば、残りだけが処罰される可能性もある。
森弁護士は、
特定秘密が何なのか、違法とされる漏えいや取得が、実際にどんなやり方を指すのか、すべてがあいまい。
恣意(しい)的に運用すれば、あらゆる口実で罪に問われかねない
」と批判する。


◆誤って漏えい

Aさんは、専門学校を卒業後、IT会社で、コンピュータープログラマーの派遣社員として勤務。
膨大な量の名前を打ち込む作業や、ソフトづくりに携わった。
当時の上司は、「これは、市民活動家のリストらしいよ。警察署のシステムの一部になるんだ」と説明していた。

Aさんはその後、転職を繰り返し、10年後に食品会社の正社員になった。
同僚のBさんやCさんと社員食堂で、昼ご飯を食べていたときに、以前の仕事のことが話題に。
Aさんが、ソフトづくりについて話すと、Bさんは興味を示した。
Bさんはブログで、その内容を発信した。
その直後、Bさんの自宅に、警察官数人がやってきて、特定秘密保護法違反(漏えい)の疑いでBさんを逮捕
Aさんや上司も、漏えいの疑いで逮捕された。
Cさんも取り調べを受けた
  
*  *  *
 
特定秘密は「防衛」「外交」「特定有害活動」「テロ」の分野で指定されることになっているが、
具体的に、何が特定秘密に指定されているのかは、明かされない


本田伊孝弁護士は、
地雷をどこで踏むか分からない。誤って漏えいしてしまったとしても、罪に問われる恐れがある」と解説する。
政府は、
特定秘密と認識していなければ、罪に当たらない」と説明するが、
梓沢和幸弁護士は、
「Aさんの場合は、一般的な注意があれば、上司の話で特定秘密であると認識できた、と判断されてしまう。
指定された秘密自体を知らなくても、罪に問われることになる。
Cさんのように、秘密の対象事実を知っただけの人も、捜査の対象だ。
軽い気持ちでブログで発信したBさんも、摘発されることになる」と指摘する。


◆管理を害する行為

沖縄県東村高江で進められている、ヘリパッド(ヘリコプターの離着陸帯)工事現場の近くでは、
反対する住民らが、24時間体制で、座り込みを続けている。
敷地の外から、双眼鏡を使って監視していたメンバーが、不審な人影を発見した。

国の特別天然記念物ノグチゲラの繁殖期は、工事を中断するはずなのに、作業が再開されているようなのだ。
工事を担当する沖縄防衛局に、「約束違反だ」と抗議すると、なんと逮捕されてしまった。
  
*  *  *
 
法案では、23条で、「特定秘密を保有する者の、管理を害する行為により、取得した者」を処罰するという規定がある。
もし、基地にあるものすべてを、特定秘密に指定してしまえば、こうした監視活動も違反とされる恐れがあるのだ。
実際に、住民らは、ヘリパッドの工事状況を監視している。

反対派住民の伊佐真次さん(51)は、抗議活動が「通行妨害」だとして、国から訴えられた
国による住民運動の弾圧が、ますます強まると考えている。
ヘリパッドは、オスプレイが離着陸する見通し。
伊佐さんは、
住民の命にかかわる問題。
どんな種類のヘリが訓練するのか、飛行経路はどうなるのかと聞いたが、国は『運用上の問題』と明かさなかった。
今でさえ秘密にしているのに、秘密保護法が成立すれば、どうなることか
」と話す。

琉球大の阿部小涼教授は、
沖縄では、基地増設のために、米軍や自衛隊が土地を収用しようとするのを、根強い住民運動で阻止してきた歴史がある。
こうした運動が、秘密保護法で根絶やしにされる
」と危ぶむ。


◆家族・友人まで

重機メーカーに勤務する技術者Dさんは、警察に納入する車両を設計することになった。
設計図は特定秘密。
Dさんは、秘密を取り扱うための適性評価を受け、犯罪歴や経済状況、家族構成などの、調査票を提出した。

2カ月後、結果は「不合格」
理由は示されず、Dさんは不審に思っていた。
正月の親族の集まりで、いとこのEさんが「警察の事情聴取を受けた」と告白。
Eさんは、若い中国人女性が接待するパブに、何度も通っていたというのだ。
Dさんは、「これが不合格の原因なのでは」と推測した。

会社は、Dさんを技術職から外し、総務部門に配転させた。
Dさんは不満を訴えたが、会社側は「適性から判断した」と説明するだけだった。
  
*  *  *
 
特定秘密を取り扱うことのできる人は、官民を問わず、適性評価を受けなければならない。
本人の同意を得るとするが、実際には断れない人が大半だ。
犯罪歴のほか、薬物の使用や飲酒の程度、精神疾患、経済状況などが調べられる。
調査は家族にも及び、配偶者、父母、子ども、兄弟姉妹のほか、同居人も対象だ。
友人、知人も対象となる可能性がある。


山崎徹弁護士は、
調査事項に関連があるという理由で、調査対象がどんどん広がるかもしれない。
人に知られたくない市民のプライバシーの領域にも踏み込まれる
」と懸念する。

国は、公務員に対する、秘密取扱者の適格性確認制度を実施している
自衛隊では、定期的に、家族や友人、加入しているサークルなどを申告させる、身辺調査がある
自宅を点検されることもあるという。
ある男性自衛官は「秘密保護法案が成立すれば、もっと厳しくなるのではないか」と話す。

<デスクメモ> 
この法律は、一般市民が通報することもできる。
「大きな借金をしているらしい」
「外国人らしき人と密会している」

何が秘密か知らされていないから、ちょっとしたことでも密告するかもしれない。
戦時中を思わせる思想統制、監視社会だ。
今からでも遅くはない。
声を上げて廃案にすべきだ。
 
(国)



あ~気色わるい!
こんなクソッタレ法に、日本が、日本人が、汚染されてたまるかっ!
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