今日も、ハーベイ氏からメールが送られてきました。
絶対に今のような、なにもきちんとした対策も準備もされていないままに、この作業を始めさせてはいけない!
止めなければいけない!
なによりも、東電にさせてはいけない!
ということで、わたしは今日も叫びます。
避難勧告はどうやって出るの?
避難経路はどうなってるの?
ヨウ素剤は配られてるの?
非常用のマスクは配られてるの?
ガイガーカウンターは配られてるの?
400人が一気に避難しようとしたら、瞬く間に渋滞して動けんようになると言われてる道は、大丈夫なの?
なによりも、ちゃんと知らせるつもりあるの?
その作業を監視する市民監督機関は存在するの?
この作業の万が一の失敗について、誰が責任とることになってるの?
実況中継は行われるの?
絶対に、絶対に、万が一の場合に自分たちを守れるよう、万全の対策と準備ができてないうちに、
はじめさせてはいけません!!
お願いだから、もうちょっと自分の頭で考えてください。
考えて、少しでも不安に思うことがあったら、それを放っとかないでください。
そして、誰かがしてくれる、などと甘えないでください。
自分のことぐらい、そして自分の家族、特に子どもさんのことは、あなたがしっかりと守ってください。
そしてさらに↓これは、白やぎさんからの報告。
『ここ何日か、4号機に関する話題がほとんどありませんね。
調べれば調べるほど怪しい情報はわんさかと出てくるのですが…。
先日報じられた燃料3体の損傷も、「なぜ今ごろになって?」という感があります。
失敗した時の言い訳の伏線なのか…?
本当に3体だけなのか?
『あの』東電ですから。どうしても額面通りには受け取れません。
その割に、東電は、相変わらずのんきなもので、
先週発売された週刊誌で、4号機の燃料棒取り出しについての記事があり、
実際の作業と同じ条件での、実証実験がなされていない事も書いてありました。
また、30mの高さからキャスクを吊り下げて降ろす作業について「落下の心配はないのか?」の質問に、
福一の小野所長が、
「落としたことはないので、どうなるかわからないが、
燃料がすべて外に出てしまうとかは、たぶんないと考える」と発言していたのを見て絶句。
もし万が一の事があったら…というより万が一を起こしてはいけない、という危機感は、まるで欠如しているとしか思えない言葉です。
4号機燃料18日から取り出し
東京電力は、福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールから、核燃料を取り出す作業を、
今月18日から始めることを明らかにしました。
廃炉に向けた最初の節目と位置づけられ、事故の影響が残る中での作業を、安全に進められるかが課題になります。
福島第一原発4号機の使用済み燃料プールには、強い放射線を出す使用済み燃料を含む、
最も多い1533体の燃料が保管され、東京電力は、4号機から取り出しを始めることにしています。
水素爆発で壊れた建屋上部を覆うカバーや、燃料を取り出すクレーンなどの設置は、すでに終わっていて、
原子力規制委員会の事前の検査や、外部の専門家による視察で、問題がないと評価されたことから、
東京電力は、今月18日から、取り出し作業を始めることを明らかにしました。
作業は、燃料プールに保管されている燃料を、キャスクと呼ばれる輸送用の容器に水中で移したあと、
キャスクを大型クレーンで地上に降ろし、およそ100メートル離れた共用プールという施設に運びます。
最大22体の燃料が入る2つのキャスクを使って、すべての取り出しを終えるのは、来年末になる計画です。
今のところ、最初のキャスクに入れる22体は、未使用の新しい燃料にして、
次のキャスクから、使用済み燃料を入れて取り出す計画です。
燃料プールからの燃料取り出しの開始は、廃炉の工程表で最初のステップである、第1期の完了と位置づけられ、
40年かかるとされる廃炉の、最初の大きな節目です。
しかし、燃料プールに残る細かいがれきで、燃料が抜けなくなるおそれがあるほか、
万一、燃料が損傷したり、キャスクが壊れたりした場合、強い放射線が出るおそれがあるため、慎重な作業が求められます。
現場は今も、通常より高い放射線量が測定され、トラブルなどの対応が長引けば、熟練の作業員の被ばく量が増えて、作業に影響するおそれがあり、
被ばくを抑えながら、安全に作業を進められるかが、課題になります。
これは、18日から始められてしまおうとしている、4号機の使用済み核燃料取り出し作業についての、アーニー・ガンダーセン氏の警告です。
ビデオをここに載せることができないので、下の紫色の文字をクリックしてください。お手間をかけてすみません。
Remove TEPCO Before Removing Fuel.
先日、NRCの文書を一緒に翻訳してくれたレイチェルが、このガンダーセン氏の警告の粗方を、翻訳してくれました。
↓以下に転載させてもらいます。
大雑把ではありますが、ガンダーセン氏のコメントを翻訳しました:(それにちょっと、わたし*まうみが付け足しました)
東電は、いかに簡単に作業ができるかを、アニメーションビデオを使って説明している。
そのアニメーションはすっきりと美しく、なんのダメージも受けていないが、
実際の建物は、巨大な地震と津波に襲われ、そして重大な原発事故の爆発の衝撃を受けているのである。
シュミレーション映像が見せているような、全てが90度を織り成す直線ではなくなってしまっている。
壊れているのは福島第一だけではなく、東電という会社そのもの!
政府は、東電をこの事故原発の処理作業から、撤退させなければならない。
その理由は、この2年と8ヵ月の間の収束作業において、次々に出てくる問題(汚染水漏れや海水汚染など)が証明する、東電の無能さである。
しかも、東電には、このようなとてつもない事故を処理できるだけの資金が無い。
ホウ素が残っている可能性は低い。
臨海を防ぐには、大量のホウ素を投入しなければならない。
小さい瓦礫を取り除く際に、摩擦が起きる。
つみ上げるときに、落とさないという保証は無い。
真新しい燃料棒と使用済み燃料棒を、同じ次元で説明するのはもってのほかである。
新しいカバーや骨組みは、もとの構造の、破壊の酷さを物語っている。
東電のデモンストレーションビデオでは、すべて、ピカピカの新しい燃料棒の映像が出てくるが、
燃料棒を保存している箱そのものが破損していれば、棒をまっすぐ持ち上げられない。
タバコを箱から引き抜くところを想像してほしい。
しかし、そこで摩擦がおきてはいけないのだ。
元の建屋そのものが強くない。
だからいち早く使用済み燃料棒を取り除かなければならないが、東電にその能力があるとは思えない。
大小二つのクレーンがあるが、これは外側のグレーの新しい骨組みに設置されている。
これも元の構造がクレーンの重さに耐えられないことの証拠である。
二つ重大な問題がある。
ひとつは、取り出した使用済み燃料棒を運ぶにも、運び先が無いこと。
これまで東電は、20~30年も、現場にそれらを貯蔵していたが、
今回取り出す分は、海水の塩分に汚染されているので、
それを他の燃料棒と一緒に置くと、そっちも塩分で汚染することになりかねない。
二つ目は、作業員が、余計な放射能に曝される可能性が無い、とシュミレーションで言っているが、
かつてアメリカであったように、燃料棒が破損することもありえる。
そうなれば、グレーの囲いの中は放射能が蔓延し、作業員は避難しなければならないし、
なんらかの方法で、囲いの中から、放射能を排気しなければならない。
となると、福島県いちえん、及び日本全体は、高濃度で汚染されることになる。
第4号機から、いったん使用済み燃料棒を取り出したら、即廃炉にする必要は無い。
そのような資金は第1、第2、第3からの、放射能汚染予防に使われれるべきである。
そうして、国民の安全を守るのが先であるはずだ。
なぜそんなに、第4号機の廃炉にこだわるのか?
少なくとも、一つは廃炉にしたという評価を残したいからだろうか?
第4号機の廃炉は、技術的には、第1から第3号機の対策に比べたら、簡単なのである。
第4号機からの使用済み燃料棒の取り出し作業終了後は、見てくれを取り繕うようなことに、資金を導入するのではなく、
第1、第2、第3号機の核燃料を、取り除くことに取り組むべきである。
周知のとおり、東電が、正確な情報をいち早く提供したことなど、これまで一度も無かった。
菅元首相の話では、当時一番大変だったことは、東電から正確な情報を入手することだったそうだ。
彼は、現政権も東電も、信用に値しないし、どんな情報も、正確さ、迅速さに欠けるものである、とも言った。
東電は、事故当時から、自社を守ることには必死だが、一般の人たちと、情報をきちんと共有していない。
まとめ:
東電は技術不足。
東電一社では資金も足りない。
国が負担せざるをえない。
国際的な専門家が必要である。
市民レベルの監督機関も必要である。
特に、地元民の健康が心配である。
市民監督機関の、厳しい目が必要である。
これらの情報は、皆さんのご協力で成り立っています。
どうぞ、フェアーウィンドに、ご寄付をお願いします。
Remove TEPCO Before Removing Fuel.
vimeo.com
Fairewinds has fielded a number of questions regarding the removal of the fuel rods from the spent fuel pool in Unit 4 at Fukushima Daiichi. Today's video shows…
絶対に今のような、なにもきちんとした対策も準備もされていないままに、この作業を始めさせてはいけない!
止めなければいけない!
なによりも、東電にさせてはいけない!
ということで、わたしは今日も叫びます。
避難勧告はどうやって出るの?
避難経路はどうなってるの?
ヨウ素剤は配られてるの?
非常用のマスクは配られてるの?
ガイガーカウンターは配られてるの?
400人が一気に避難しようとしたら、瞬く間に渋滞して動けんようになると言われてる道は、大丈夫なの?
なによりも、ちゃんと知らせるつもりあるの?
その作業を監視する市民監督機関は存在するの?
この作業の万が一の失敗について、誰が責任とることになってるの?
実況中継は行われるの?
絶対に、絶対に、万が一の場合に自分たちを守れるよう、万全の対策と準備ができてないうちに、
はじめさせてはいけません!!
お願いだから、もうちょっと自分の頭で考えてください。
考えて、少しでも不安に思うことがあったら、それを放っとかないでください。
そして、誰かがしてくれる、などと甘えないでください。
自分のことぐらい、そして自分の家族、特に子どもさんのことは、あなたがしっかりと守ってください。
そしてさらに↓これは、白やぎさんからの報告。
『ここ何日か、4号機に関する話題がほとんどありませんね。
調べれば調べるほど怪しい情報はわんさかと出てくるのですが…。
先日報じられた燃料3体の損傷も、「なぜ今ごろになって?」という感があります。
失敗した時の言い訳の伏線なのか…?
本当に3体だけなのか?
『あの』東電ですから。どうしても額面通りには受け取れません。
その割に、東電は、相変わらずのんきなもので、
先週発売された週刊誌で、4号機の燃料棒取り出しについての記事があり、
実際の作業と同じ条件での、実証実験がなされていない事も書いてありました。
また、30mの高さからキャスクを吊り下げて降ろす作業について「落下の心配はないのか?」の質問に、
福一の小野所長が、
「落としたことはないので、どうなるかわからないが、
燃料がすべて外に出てしまうとかは、たぶんないと考える」と発言していたのを見て絶句。
もし万が一の事があったら…というより万が一を起こしてはいけない、という危機感は、まるで欠如しているとしか思えない言葉です。
4号機燃料18日から取り出し
東京電力は、福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールから、核燃料を取り出す作業を、
今月18日から始めることを明らかにしました。
廃炉に向けた最初の節目と位置づけられ、事故の影響が残る中での作業を、安全に進められるかが課題になります。
福島第一原発4号機の使用済み燃料プールには、強い放射線を出す使用済み燃料を含む、
最も多い1533体の燃料が保管され、東京電力は、4号機から取り出しを始めることにしています。
水素爆発で壊れた建屋上部を覆うカバーや、燃料を取り出すクレーンなどの設置は、すでに終わっていて、
原子力規制委員会の事前の検査や、外部の専門家による視察で、問題がないと評価されたことから、
東京電力は、今月18日から、取り出し作業を始めることを明らかにしました。
作業は、燃料プールに保管されている燃料を、キャスクと呼ばれる輸送用の容器に水中で移したあと、
キャスクを大型クレーンで地上に降ろし、およそ100メートル離れた共用プールという施設に運びます。
最大22体の燃料が入る2つのキャスクを使って、すべての取り出しを終えるのは、来年末になる計画です。
今のところ、最初のキャスクに入れる22体は、未使用の新しい燃料にして、
次のキャスクから、使用済み燃料を入れて取り出す計画です。
燃料プールからの燃料取り出しの開始は、廃炉の工程表で最初のステップである、第1期の完了と位置づけられ、
40年かかるとされる廃炉の、最初の大きな節目です。
しかし、燃料プールに残る細かいがれきで、燃料が抜けなくなるおそれがあるほか、
万一、燃料が損傷したり、キャスクが壊れたりした場合、強い放射線が出るおそれがあるため、慎重な作業が求められます。
現場は今も、通常より高い放射線量が測定され、トラブルなどの対応が長引けば、熟練の作業員の被ばく量が増えて、作業に影響するおそれがあり、
被ばくを抑えながら、安全に作業を進められるかが、課題になります。
これは、18日から始められてしまおうとしている、4号機の使用済み核燃料取り出し作業についての、アーニー・ガンダーセン氏の警告です。
ビデオをここに載せることができないので、下の紫色の文字をクリックしてください。お手間をかけてすみません。
Remove TEPCO Before Removing Fuel.
先日、NRCの文書を一緒に翻訳してくれたレイチェルが、このガンダーセン氏の警告の粗方を、翻訳してくれました。
↓以下に転載させてもらいます。
大雑把ではありますが、ガンダーセン氏のコメントを翻訳しました:(それにちょっと、わたし*まうみが付け足しました)
東電は、いかに簡単に作業ができるかを、アニメーションビデオを使って説明している。
そのアニメーションはすっきりと美しく、なんのダメージも受けていないが、
実際の建物は、巨大な地震と津波に襲われ、そして重大な原発事故の爆発の衝撃を受けているのである。
シュミレーション映像が見せているような、全てが90度を織り成す直線ではなくなってしまっている。
壊れているのは福島第一だけではなく、東電という会社そのもの!
政府は、東電をこの事故原発の処理作業から、撤退させなければならない。
その理由は、この2年と8ヵ月の間の収束作業において、次々に出てくる問題(汚染水漏れや海水汚染など)が証明する、東電の無能さである。
しかも、東電には、このようなとてつもない事故を処理できるだけの資金が無い。
ホウ素が残っている可能性は低い。
臨海を防ぐには、大量のホウ素を投入しなければならない。
小さい瓦礫を取り除く際に、摩擦が起きる。
つみ上げるときに、落とさないという保証は無い。
真新しい燃料棒と使用済み燃料棒を、同じ次元で説明するのはもってのほかである。
新しいカバーや骨組みは、もとの構造の、破壊の酷さを物語っている。
東電のデモンストレーションビデオでは、すべて、ピカピカの新しい燃料棒の映像が出てくるが、
燃料棒を保存している箱そのものが破損していれば、棒をまっすぐ持ち上げられない。
タバコを箱から引き抜くところを想像してほしい。
しかし、そこで摩擦がおきてはいけないのだ。
元の建屋そのものが強くない。
だからいち早く使用済み燃料棒を取り除かなければならないが、東電にその能力があるとは思えない。
大小二つのクレーンがあるが、これは外側のグレーの新しい骨組みに設置されている。
これも元の構造がクレーンの重さに耐えられないことの証拠である。
二つ重大な問題がある。
ひとつは、取り出した使用済み燃料棒を運ぶにも、運び先が無いこと。
これまで東電は、20~30年も、現場にそれらを貯蔵していたが、
今回取り出す分は、海水の塩分に汚染されているので、
それを他の燃料棒と一緒に置くと、そっちも塩分で汚染することになりかねない。
二つ目は、作業員が、余計な放射能に曝される可能性が無い、とシュミレーションで言っているが、
かつてアメリカであったように、燃料棒が破損することもありえる。
そうなれば、グレーの囲いの中は放射能が蔓延し、作業員は避難しなければならないし、
なんらかの方法で、囲いの中から、放射能を排気しなければならない。
となると、福島県いちえん、及び日本全体は、高濃度で汚染されることになる。
第4号機から、いったん使用済み燃料棒を取り出したら、即廃炉にする必要は無い。
そのような資金は第1、第2、第3からの、放射能汚染予防に使われれるべきである。
そうして、国民の安全を守るのが先であるはずだ。
なぜそんなに、第4号機の廃炉にこだわるのか?
少なくとも、一つは廃炉にしたという評価を残したいからだろうか?
第4号機の廃炉は、技術的には、第1から第3号機の対策に比べたら、簡単なのである。
第4号機からの使用済み燃料棒の取り出し作業終了後は、見てくれを取り繕うようなことに、資金を導入するのではなく、
第1、第2、第3号機の核燃料を、取り除くことに取り組むべきである。
周知のとおり、東電が、正確な情報をいち早く提供したことなど、これまで一度も無かった。
菅元首相の話では、当時一番大変だったことは、東電から正確な情報を入手することだったそうだ。
彼は、現政権も東電も、信用に値しないし、どんな情報も、正確さ、迅速さに欠けるものである、とも言った。
東電は、事故当時から、自社を守ることには必死だが、一般の人たちと、情報をきちんと共有していない。
まとめ:
東電は技術不足。
東電一社では資金も足りない。
国が負担せざるをえない。
国際的な専門家が必要である。
市民レベルの監督機関も必要である。
特に、地元民の健康が心配である。
市民監督機関の、厳しい目が必要である。
これらの情報は、皆さんのご協力で成り立っています。
どうぞ、フェアーウィンドに、ご寄付をお願いします。
Remove TEPCO Before Removing Fuel.
vimeo.com
Fairewinds has fielded a number of questions regarding the removal of the fuel rods from the spent fuel pool in Unit 4 at Fukushima Daiichi. Today's video shows…