ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ウィーンからのお客さま

2009年02月10日 | 友達とわたし
S子は、わたしが5才の頃からの幼馴染み。
わたし達は、桜ヶ丘という、坂道の下から上までの両側に、桜の木がぎっしりと植わっている、昭和三十年代の新興住宅地内の近所に住んでいました。

いつも2人一緒、紙を切り抜いて遊ぶ着せ替え人形ごっこをしたり、小さなビニールプールで遊んだり、変わったところでは、音当てごっこをしたり、
2人とも偶然に絶対音感があったので、ヤマハの音楽教室から始まった音楽への道は、大阪の相愛大学が開設していた「子供音楽教室」につながり、
2人はいつも遊びながら、ちょいと競争し合ったりもして、お互いに、無言のうちに、頑張ろうねと励まし合いながら、ピアノや音楽の基礎知識や、耳の訓練に勤しんでいました。

途中、わたしが中学校に進学して間もなく、家庭事情がガラリと変わり、ピアノを続けていくことがとても難しくなってしまいました。
中学三年生の時には、不注意から3階から真っ逆さまに落下してしまい、その事故の怪我と後遺症で、経済だけでなく、身体的にもピアノは無理になりました。
それからどんどん状況は悪化していき、わたしは彼女から離れていきました。
そうしないと、ついつい羨んでしまう自分が情けなかったし、自分に降りかかったどうしようもない運命みたいなものを素直に受け入れられなかったからです。

ずいぶん長い時間が経ちました。
その、ずいぶん長い間、わたしはわたしに与えられた環境を幸せだと思えるように、悪あがきをしたり、たくさんのことを諦めたりしながら生きていました。

離婚して、初めて人より自分を大事にして決めた今の結婚の暮らしが始まってからは、辛いのは貧乏だけになりました。
すると、なぜだか懐かしい人達に逢いたくなりました。
今までの、それまで生きてきた自分全部を、もう一度しっかり抱きしめてやりたくなりました。

S子の、音楽家としての成功を、彼女の試練や苦労に耐え抜いてきた強さも含めて尊敬できるようになりました。
もちろん羨ましいけれど、それは妬みではなく、とても温かな羨みです。
彼女を訪ねてウィーンに2度行きました。1回目は彼女の40才の誕生日に、2回目は彼女の婚約記念パーティに。

そして今、その彼女は、ラブラブのご主人と一緒に、2回目の訪米旅行でブルックリンに滞在しています。
ご主人はアメリカ人の、元テノールオペラ歌手さんで、彼の息子さん家族がブルックリンに住んではるのです。
今日は急に、息子さんの奥さんがニュージャージーに仕事で来るというので、それならついでにS子も車に同乗させてもらい、わたしがそこまで迎えに行くことになりました。

懐かしくて嬉しくて、車の中からしゃべりっ放し
幼馴染みって、どんなに長く時間が過ぎた後でも、逢えばすぐに、まるでいつも遊んでいたあの頃に戻るんですね。話す事柄は現在なのに。
レストランに行こうか、どうしようか。あ、でも、冷凍庫に加ト吉のたこ焼きあったし……。
S子に言うと、「たこ焼き!それ食べたい!」とニコニコ顔。
加ト吉の「冷凍たこ焼き」&Costcoで買った「冷凍薄焼きピザ」&具沢山の豚汁(これだけは手作り)……幼馴染みだからね~これでいいよね~

お互いに、外からしか見られなくなった日本のことや、自分の住む国のこと、そして50代の女性特有の体のこと、旦那のこと、もちろん音楽のこと、
話しても話しても尽きない話をしながら、もちろん食べ物もどんどん放り込みながら、突然の贈り物の楽しい時間を過ごしました。
食後の珈琲(S子のウィーン土産)と一緒に、ビスコッティと薄焼きクッキーを食べている時、どちらもしっかりアーモンドが入っているのを見たS子、
「相変わらずアーモンド好きやねんから……。まうみってさ、相愛に通てた時も(近鉄急行で55分かかりました)電車乗る時必ず、アーモンドチョコと酢昆布買うてたもんな」と、感慨深げにつぶやきました。
明治のアーモンドチョコレートと都の酢昆布。嗚呼!なんて懐かしい
小学生だったS子とわたしが、マーガレットや少女フレンドなどを抱えて電車に乗り込み、窓際にアーモンドチョコを置き、電車の揺れに体をまかせながら、梅図かずおの恐い漫画を、半分閉じるようにして恐々覗き見していたのを思い出しました。

彼女達は明後日、ご主人の実家のあるテキサスに飛びます。
空港が、ここからの方が近いので、明日の昼頃から、今度は夫婦で遊びに来てくれます。
明日はちょっと、手抜きじゃない手料理を食べてもらおうと思っています


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オープンハウス見学

2009年02月09日 | お家狂想曲
まずはこのお家に出かけてみました。



Zillow.comという、すべての家の評価価格を調べられるサイトで確認すると、高くても$350,000ぐらいだろうというので、中を見に行きました。
すると、ちょっと変なおっさん風の係の人が出てきて、別の家族と一緒に家の中を一回り案内してもらったんですが、
いつもならまず渡してもらう家の内容を細かく書いた用紙も無く、なので値段も分からず、やっぱこのヒトちょっと変?なんて思いながら家の中をチェック。
中は我々好みのナチュラルウッド、そしてなによりも裏庭が個性的で気に入ったので、値段を聞いてみたら……$475,000ですって……!?
もう思いっきり後ろにひいてしまいましたです。
旦那も珍しく、そりゃないんじゃないの~と突っ込んでましたが、なにやら家のオーナーさんが時代が読めないというか、とにかく高く売りたいそうな……。
しゃあないです。あきらめましょう。

昨日は4つの町、計10軒以上回りましたが、税金や通りの交通量、並木の雰囲気、後ろの庭の広さとプライバシーの有無(旦那の太極拳のため)、わたしがピアノを教えたり練習したりしている時に、旦那が患者さんを治療できるかなど、考えることがいっぱいあり過ぎて決まりゃしません。
わたしの生徒達にとって、どこまでだったら通える距離か、それも大切です。
家の近くに高速道路があると、排気ガスのアレルギーがあるわたしには辛いし、線路の近くは電気の影響が恐くてイヤだし、
後ろの庭にプールがある家が隣りだと夏にちょいとうるさくて困るし、うちがそもそも騒音一家(旦那→エレキギター、息子K→ドラム、わたし→ピアノ)だし、
やっぱかなり時間がかかりそうです……

いろいろと考えて落ち込みそうになるのをなんとか堪えて、初めて訪れたNutleyという隣町のいろんな通りを回ってみました。





ふんふん♪、もしモントクレアの町中にあったら、間違いなく$400,000~450,000は取られそうな家が、嬉しいことに$350,000以下!
しかも、固定資産税がモントクレアの半額!?まあ、それでもまだ高いっちゃあ高いですが……。

オープンハウスじゃなかったけれど、丁度どこかのエージェントさんが顧客を案内してはったので、ちょっと玄関から覗いてみました。
すると、結構恐い顔した彼女が玄関までドスドスとやって来て、
「あのね、もし見たかったら、自分のエージェントに頼んで来てちょうだい。あ、でも、この家はショートセールになってて、申し込みがもう2件もあるわよ。だからもう無理かもね」と、とってもいや~な感じで言われてしまいました。
わたしが「あのぉ、お値段だけでも教えていただけませんか?」と聞くと、
「あ~、あら、ボケたのかしら、忘れちゃったわ~おほほほほ」と言われてしまいました。きっと、大変なんでしょうね、お仕事。



今週中に、上の3軒の中を見に行こうと思っています。
なんだか昨日から急に早春なんですね~こちら。気温がマイナス10℃からプラス10℃に変身!
家を見に回るのも、少しだけ楽になりました。

さて、この騒音一家が引っ越しできる家は、いつになったら見つかるのでしょうか

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久々の漢方

2009年02月08日 | ひとりごと
手の指の第一関節の両側に、小さなこぶのようなものができてきました。
たまに、触ると痛みがあったりして気になり始めていました。
旦那母はわたしより18才年上の、とても小柄な女性ですが、陶芸家&マッサージセラピストとして指先を酷使し続けてきた彼女の指先は、こぶだけではなく、少し曲がったまま、もうまっすぐにはならない状態です。
わたしも仕事柄、指先を使うので、余計に気をつけて予防していかなければならないと思っていました。

旦那が、鍼もいいけど、漢方を試してみたら?と言うので、早速旦那の漢方の師匠であるジンさんにお願いしました。
不眠症に苦しんでいた頃以来の問診に行ったわたし。脈と舌を診てもらわなければならないというのに、うっかりして舌をブラシでゴシゴシと擦って行きました。
「あ~あ、これじゃほんとの体の様子が診れないじゃないの~」と、少しだけ眉根を寄せて言うジンさん。ごめんなさぁ~い!
デートじゃあるまいし、っていうか、舌をベロンとださなければならないと思って、ついきれいにしなくっちゃと焦ったわたしなのでした。

とにもかくにも、いろいろと生活のこと、仕事のこと、夫婦のこと、子供のことなどを聞かれるままに答えていき、彼女がそれをもとにして調合してくれたのがこれです。もちろん、指の関節痛と若干の不眠への対処も兼ねています。



おなべに入れます。1回目は1000mlの水を入れ、中火で30分煮詰めます。





約半分の量になった煮出し汁です。味は全然楽しみではありません。匂いをここでお伝えできないのがとっても残念!



そして今から2回目です。水の量は750ml。今回は弱火です。同じく30分煮詰めます。

良薬口に苦し、鼻に臭し。
弱虫のわたしは、なにか干しぶどうのような甘い物を口に入れながらでないと飲めません。
そんなわたしを、旦那はかなりバカにしています。
でもわたしは、彼こそ、変態アメリカンだと思っています。

さて、どれだけの期間がかかるか分かりませんが、こぶが小さくなったり、痛みが消えてきたりするのを楽しみに、チビチビと飲んでいこうと思います。

あれだけ重症だった不眠症を、たったの1カップで救ってくれたジンさんの漢方を、わたしは心の底から信じています。
でもこれも、人によっては合う合わないの相性みたいなものがあるそうです。
たまたまに、旦那の尊敬する漢方薬師さんが、とても素敵な、そして中国では指折りの優れた漢方薬師&鍼灸師として崇められていた女性だったこと、
そして、逢えば必ず、なんともいえない温かみと勇気をもらえるような気がする、わたしにとっても大好きな女性だったこと、
そういうことにも感謝しながら、干しぶどう一粒を噛んではひと飲み、またひと飲み、顔をシワシワにしながら頑張ります。


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武士の一分

2009年02月07日 | ひとりごと
久しぶりに旦那とDVD『武士の一分』を観ました。
観始めてほんの数分で、旦那はリモコンで映像を止め、「なあ、あれ、なんて言うてるん?」と聞くので、
「え?ええと、何か気にかかることでもおありになるのでがんすか」と答えると、
「何か気にかかることありなるだんす」
「おありになるのでがんすか!」
「おありになるがんすでのか」
「だ~か~ら~、お、あ、り、に、な、る、の、で、が、ん、す、か!」
「……なにその、のがか…がんす……」
もぉ~!!あんたには英語の字幕がちゃんと出てるやんけ~!!

あのさ、わたしはただ、すぅ~っと映画を楽しみたいのね。週末のさ、やっとやっと持てたゆったり時間をね、ただただ静か~に過ごしたいのね。
がんすってのは方言。これからもうええわって思うほど聞けるから、楽しみにしときなはれ~
しょうがないので、紙に書きまして、それを何回か読むとやっと納得した様子。
ということで、静かになった旦那からリモコンを取り上げて、映画鑑賞が再開しました。

侍の話の中には、名誉についての解釈がいろんな事柄につなげて表現されていることが多いのですが、
旦那はよく、切腹の場面になると、まったくもって理解し難い、バカバカしいことだと、必ずブツブツ言いながら観ています。
合気道を15年以上やって、黒帯2段の彼ですが、理解できないものは仕方が無いし、理解したいとも思わない、そうです。
あ、でも、新之丞役のキムタクさんが木刀で素振りをしているのを観て、彼はきっと剣術か剣道をやっていたに違いないと褒めていました。

さて、話はとてもシンプルです。
お毒味役を勤めていた新之丞が、たまたま口にした貝の毒にやられて失明してしまい、
将来の生活を心配した親族に強く勧められた新之丞の奥方の加世が、悪い上司の島田に騙されて誑かされてしまいます。
島田に体を預けることを引き換えに家禄を保ってきたことを知った新之丞は加世を離縁。その後、実は島田は加世を弄ぶために家禄を口実に加世を騙したことを知り、島田に対し、自らの「武士の一分」を賭けて果たし合いに挑む。

ハッピーエンドで終わる最後のシーンを鼻水をすすりながら観ていたわたしは、ふと思うことがあって、旦那にちょっと聞いてみました。

「もしさあ、わたしが加世とおんなじようなことしたらどうする?」
「え?それよりさ、30石ってどういう意味?」
「えっと、多分、お米の量。その領地でできるお米の」
「ふ~ん……」
「んで、どうなんよ、ちょっと」
「そうやなあ、4回ぐらいまでやったら許す」(加世さんの不貞は3回なのでした)
「なんで許すねん?!」
「だってさ、家とか出ていかんでもよくなったんやろ?」
「……
「じゃあさ、僕の目が見えんようになっても、まうみは加世みたいに優しく世話してくれんの?」
「え?」(し~ん……)
「あ、でもええか、僕はもともと鍼師やから。昔は、目の見えへん人がよく鍼師になったんやろ?もしかして今より人気が出てもうかるかもぉ~

我が家には『武士の一分』など、爪の垢ほどもござらぬでがんす。ははぁ~









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Family Watchdog USA

2009年02月06日 | お家狂想曲
相変わらず、というか、かなり意地になって、毎晩夕飯後に売り家のチェックを2時間ぐらいかけてしています。
5つの不動産屋のサイトに入り、その日の新入りを見つけたり、ずっと売れないままの状態から抜け出すのに、思い切って値下げした家を探します。
別のサイトを使って固定資産税を調べ、自分達の許容範囲の家の売り番号をエージェントにメールで送り、詳しい住所を調べてもらいます。
エージェントから送られてきた、それらの家々の住所をマップで検索して、その家周辺の家の評価価格を調べ、また別のサイトで今住んでいる場所から5~10分以内で行けるかどうか、住み心地の良さそうな通りかどうか、後ろの庭はプライバシーをある程度守られているかどうか、実際にそこまで行って目で見て確かめます。

そんなこんなの作業の末、家の中を見せてもらいたいと思う家が見つかるのは、ほんの5%程度。
毎晩メモ用紙に書き出す家は、最近では20軒を超えることもあります。それだけ売りに出されているということです。

昨日は5軒、明日は4軒、ちょっと下見にでかける予定です。
そして明後日の日曜日は、毎週恒例のオープンハウスデーなので、各社から出される情報を集めて、各家を回ります。今回は全部で6軒。かなりタフな数です。

なんてことを、今日、本当に久しぶりにレッスンを受けに来てくれたディニーと話していました。
彼女はこの町の中でも豪邸が立ち並ぶ通りの一画に家を構えていて、わたしは興味本位に、彼女の家の固定資産税がいくらなのかを尋ねてみました。
「うちは250万」
「へ?」
ねえ、それって、なかなかの車が毎年1台買えてるよ~!!
ニューヨークに近くて、公共の教育施設が充実してて、文化や芸術の発展にも力を入れてる町……それでもさ~なんぼなんでも高くねぇ~?!

口をあ~んぐり空けてびっくらこいてるわたしに、彼女はちょっと眉根を寄せてこんなことを教えてくれました。

「まうみ、もちろん安くて、税金もそこそこ常識の範囲で、すてきな家が見つかることをわたしも祈ってるけど、ちょっとこのサイトも参考にしてみて」

http://www.familywatchdog.us/

「上記の住所のサイトに行って、自分の住む、あるいはこれから住もうと考えている地域のコードを入れるといいからね」

彼女が帰ってから早速調べてみて、胸がドキンとしました。
性犯罪を犯したことのある人達が、どの家に住んでいて、どこで働いているか、という情報を克明に知ることができるサイトでした。
彼らの大写しの顔写真と地図上の家と職場のマーク……どう言ったらいいのか……とても複雑な思いがしました。

もちろん、彼らの犯した犯罪は、とてもじゃないけれど許されるものではありません。
こういう時代になったのだなあと思いながら、それでもやっぱり知った限りは、わたしもちゃんと調べておこうと思っています。

日本でも、こういうシステムがあるのでしょうか。
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続『鉄腕アトムさま』

2009年02月05日 | ひとりごと


歌を思い出して歌っているうちに、十万馬力の他に、アトムの重要な能力、7つの威力、というのがなんであるか、とても知りたくなってしまいました。
そこで、さっそくウィキペディアで検索してみました。

アトムは7つの力を持っている。内容は以下の通りである。多少バリエーションがある。

原作版

1. 善悪を見分けられる電子頭脳。よい人とわるい人の見分けが付くに変更され、電子頭脳も頭部から胴体へ変更された。
2. 60ヶ国語を話せる人工声帯。(→漫画連載開始当時、国連に加盟していた国家の数である)
3. サーチライトの目。涙もでる。
4. 10万馬力の原子力モーター。「地上最強のロボットの巻」では100万馬力に改造されている。(「アトム大使」の初出版では、五百万ダインと表記されていた。)
5. 足のジェットエンジン。最大マッハ5で空を飛ぶ。宇宙空間ではロケットに切り替わり最大マッハ20で飛ぶ。
6. 鼻がアンテナ。鼻が伸びて送信アンテナに。

以下は図解(1960年発行「少年」1月号)で追加された項目
1. お尻にピストル
2. 食物ふくろ。食べたものを貯めておく。
3. 記憶倉。覚えたことを記憶しておく。


1963年アニメ第1作(モノクロ版)

1. どんな計算も1秒でできる電子頭脳。
2. 60ヶ国語を話せる人工声帯。
3. 普通の1000倍も聞こえる耳。2000万ヘルツの超音波を聞き取ることも出来る。
4. サーチライトの目。
5. 10万馬力の原子力モーター。
6. 足のジェットエンジン。
7. お尻からマシンガン。1秒間に500発撃てるま、またそんなことを……。


1980年アニメ第2作

1. 胸の中に電子頭脳セット。160ヶ国語を同時通訳ができる。
2. 耳は音を1000倍に聞ける。
3. サーチライトの目。
4. 10万馬力の力。重水素燃料による核融合エネルギー。
5. 腕と足はジェットで空を飛べる。
6. 腰の中にマシンガン。1分間に600発撃てる。
7. レーザーブラストの手。


2003年ASTROBOY版

1. 高度な人工頭脳。
2. 人間の1万倍の聴力。
3. 透視能力を持つ目。
4. 10万馬力の力。
5. 足のジェットで空を飛べる。
6. 指にフィンガービーム。
7. 腕にアームキャノン砲。


あのぉ~、どうして1960年代のアトムは、お尻から弾なんか撃ってたんでしょうか……。手塚氏の好みだったんでしょうか……。

ちなみに、旦那も『鉄腕アトム』→『ASTRO BOY(アストロ・ボーイ)』が、子供の頃大好きだったTVアニメなんだそうです。

写真は、京都駅にある、ビル劇場ゾーン「KYOTO手塚治虫ワールド」前のアトムくんです。
今度日本に行った時には、絶対に逢いに行くからね~!
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前略アトムさま

2009年02月05日 | ひとりごと
今朝方、日本のM子ちゃん&Tくんご夫妻から、とても控え目で優しいご指摘がございました。
先日、購入することになった700ドルのクラウンヴィクトリア、何も知らずに、適当に、でたらめを書いていたわたし……。

8万馬力って……どんな車?
あの鉄腕アトムでさえ10万馬力なんですが……。

ガッピョ~ン

あの、その、お詫びに懐かしの「鉄腕アトム」主題歌をここに掲載させていただきます。作詞はなんと、谷川俊太郎さんなのでした。



空をこえてラララ 星のかなた 
行くぞアトム ジェットのかぎり
心やさしいラララ 科学の子 
十万馬力だ 鉄腕アトム

耳をすませラララ 眼をみはれ 
そうだアトム ゆだんをするな
心正しいラララ 科学の子
七つの威力さ 鉄腕アトム

街かどにラララ 海の底に  
今日もアトム 人間守って
心はずむラララ 科学の子  
みんなの友だち 鉄腕アトム


1シリンダー=1万馬力
どっからそんなことを思いついたんでしょうか……。
シリンダーって気筒のことでした。なので単に8気筒エンジンの車ということです。
さて、8気筒エンジンってのは何馬力なのか……すんません、知りません。
ガンガン走りまくるスポーツカーでさえ350馬力なのだそうで……ダハハ!笑て誤摩化す五十路くのいち。お~ゆ~る~し~を~!!

きっと、鉄腕アトムさまも呆れ返っておられることでしょう。
8万馬力の車って、チキチキバンバンやあるまいし、空どころか宇宙の果てまで飛んで行ってしまいそうです。あ、日本にただで行けるかも。

いやはや、お騒がせいたしました。きっと、車に詳しい人(多分そうでない人も)は、なにアホなこと抜かしとんねん?って思いながら、読み流してくださっていたんでしょうね。
皆様の優しさに涙ぐみつつ、お詫びと訂正をここでさせていただきます。かんにんどっせ~!
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あら?

2009年02月04日 | ひとりごと
珈琲と旦那……これは切っても切れない、とても切ない?関係です。
旦那はいつか、『珈琲とボク』という話を書くつもりでいます。大大長編になりそうです。

とてもとても好きではあるけれど、かといって毎日大量に飲むかというとそうではなく(なにしろ健康オタク鍼灸師なので)、
朝食時に、耐熱ガラス製のデミタスカップに多くて4杯、たいていは3杯、そしてその後は飲まないように心がけています。
オーガニックのお店から買ってきた新鮮な豆を、彼独特のリズムをつけて挽き、予め温めておいたポットにお湯を注いで作ります。
豆の中に、ほんの少しのカルダモンを、極秘の方法で混ぜるのが旦那珈琲の特徴です。
大学生の頃から目覚めて、それからもずっとこだわってきただけに、旦那の入れてくれる珈琲はとても美味しいのですが、
たま~に胃が荒れたりする時は飲まない→作ってもらえない(わたしのためだけに作るのは全く平気と言ってくれるけれど、そんなこと頼めません、なんぼわたしでも)→カルダモン入りの紅茶を飲むことになります。

最近は胃の調子も良く、なのでわたし達も調子良く珈琲を毎朝飲んでいたのだけど、
いくら調子が良くても、休肝日、もとい、休珈琲日を週に何日か入れようか、という新しい提案が出て、今日はその日に当たったのでした。
まあ、珈琲に関していえば、決めるのはほぼ旦那なので、わたしはただただ作ってもらった物をありがたく、美味しくいただくことにしています。

「今日は紅茶やから」
「はいはい、分かっとりますよ~、珈琲の香りせえへんもん」
「紅茶ね、紅茶」
「だから、分かってるって言うてるやん」
「珈琲無くてもええの?大丈夫?」
「ぜ~んぜん問題なぁ~し!」


そして……時は過ぎ……わたしはYMCAのセミナーに出かけ、旦那はお仕事に。
家に戻り、キッチンに入ると、フン?フフン?



珈琲の香り満杯。ストーブの上にはしっかりと入れた後のポットが乗っていました。
近づいてみると、ポットの下にメモが挟まれていて……、



あらっ!って……自分で作っといてからにぃ~。

なんだか可笑しくて笑ってしまいました。すっとぼけの旦那です。


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福は~うちっ!

2009年02月03日 | ひとりごと
節分(14時間の時差がありますので、ご了承くださいませ)の日に、とうとう無事に小包が着きました!
福はうちぃ~!です。
ご心配おかけしました。きっと、みなさんの祈りが郵便局の小包部屋に届き、あ、忘れてた、いけねえいけねえっていう感じで慌てて配達してくれたのでしょう。
ありがとうございました。

今日もまたまた雪。
粉雪なので、少し坂になっている庭に住む小さな子供達は、皆それぞれに雪車を出して、大喜びで滑っています。
予報では明日も雪。おまけに気温はマイナス12℃を超えるそうです?!がっぴょ~ん!!
もう雪景色なんか珍しくもなんともないどころか、かなり飽きてきた今日この頃、つい先日の10℃もあった小春日和は、いったいなんやったんでしょか?
まあ、神さんからの贈り物ってことで、あと何回かやってくる雪を我慢することにします。

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鬼は~外っ!

2009年02月02日 | 家族とわたし
こちらはまだ2日の夜ですが、日本は3日、節分の日ですね。
季節ごとのお祭りを、年々忘れていくような気がします。
友人M子ちゃんからのメールで、節分と恵方巻のことを思い出させてもらいました。
巻き寿司の太巻きを丸かじり。楽しかったなあ……。
大津市に住んでいた頃、長等商店街の中にあるお寿司屋さんが、貧しいわたし達親子に、おまけしといたると言って、特別ぶっとい巻きを作ってくれました。
わたしはその頃、市場の余り物やクズをもらいに歩いていた、とても珍しい母親だったので、市場の店主の皆さんにはとても親切にしていただいていました。

そんなことを思い出しながら、写真を探していると、こんな楽しい鬼達の写真が見つかりました。



左端が旦那、多分26才の若者、真ん中がT5才、右端がK4才。みんながつけているのは、幼稚園で作った鬼のお面です。
わたしは彼らの真ん前に立って、炒った大豆をパッパッと投げつけつつも、鬼にポーズをとらせて記念写真なんかも撮ったりしています。
おっとり長男のT、いつだっておどけてる次男のK、なんだかしらないけど、物まねに命をかける旦那、3人3様の動きが写っています。

彼らの後ろには、捨て売りされていた布で作ったカーテンがかかっています。
息子達が着ている服は、どこかの男の子のお下がりのお下がり。
このアメリカに引っ越してしばらく経つまでは、お店で買った新しい服など着せてもらったことが無い兄弟でした。

なかなか今の時代には珍しい深さの貧しさだったけれど、思い出すのは楽しいことばかり。
ところで、今年の恵方はどちら?
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