ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国『ニッポンの国民健康保険のありがたみが身にしみる!』事情

2013年01月09日 | 米国○○事情
うちから30分ほど車で行ったとこで住んでる友人Sちゃん。
彼女は日本語とヨガを教えてる。
旦那さんはアメリカ人で、8才の娘がいて、その子とわたしは、彼女が生まれた頃からの大親友。
去年の夏過ぎから、うちにピアノを習いに来てくれるようになった。
日本語ももちろんオッケーなんやけど、普段英語でずっと教えてるもんで、けったいやけど、いつも通りに英語でレッスンしてる。

で、レッスンが終ってちょっと雑談タイム。

Sちゃんの旦那さんのおかあさんが、ちょっと前から具合が悪いとは聞いてた。
糖尿病やらヘルペスやら。
84才という年令も関係してるのやろけど、ひとり台所を切り盛りしてはった気丈な女性やったから、おとうさんもちょっと大変らしい。
病院に入院して、背中のヘルペスや重症の糖尿病の治療を受けてるうちに、床ずれができてしもた。
看護士さんらのおかげで、傷はほぼふさがってきてたけど、まだ完全とはいえず、いろいろとまだまだ治療が必要やのに、保険の関係で退院せなあかんことになった。

退院とはいえ、治療は続けなあかんので、点滴をどうやってするかを、娘さんとSちゃんが習わなあかんことになった。

病院に部屋が無いっていうこととちゃうねん。
保険会社がそれ以上の入院費を払わへんと病院に言うたから、病院はほな出てってもらおか、ちゅうことになったんや。

治ったわけでもなく、全くの治療途中で帰るわけやから、そらもうフラフラなわけで、足の筋肉とかも衰えてたわけで、
そやから、心配した息子夫婦(SちゃんとSちゃんの旦那さん)が、迎えに行くまで病院におりやって言うてたのに、
退院ぐらい自分らでできると、いっつも世話になりっ放しやからと、おかあさんとおとうさんだけで帰ってしまわはった。
で、家に着いて、玄関口の数段の階段でつまづいてしもて大転倒。腰の骨を折ってしまわはった。
それでまた入院……。

無理な退院が招いた事故で、えらい痛い思いしはったんやけど、とりあえずは病院で過ごせることになった。

そやそや、旦那のおばあちゃんもそういや、93才ぐらいの時におっきな手術受けて(大腿骨骨折やったか)、3日で退院させられとった。
痛い痛い言いながら退院して、痛い痛い言いながらトイレ行ったり、入浴したり、ご飯食べてたりしてはった。
その時も、なんちゅう国やここはって思た。

そんなこんなの話を聞いてたら、ほんまに気分が重うなる。
なんでこの国は、人を満足に治療することもできひんのか。
最高の医療とか言うてるけど、こんなクソな保険システムに牛耳られてる限り、そんなもん、なんの役にも立たへんのとちゃうの。
わたしら、そんなクソったれに、月10万も払わされてる。
ここ数年、うちの家族の誰ひとり、病院に行ったこともないのに……。
けど、めちゃくちゃ貧乏やった時に、州がくれた無料の医療保険を使わしてもろてたから、
その時、きっとこの保険は、払える立場の人らがせっせと毎月払てくれてはるからこそ、わたしらはタダで使わせてもらてるんやと感謝してたから、
今はその、払える立場になったことを感謝して、払えへん人らの役にも立ててると思いながら払てる。
それでも、なんでこんねん高いねんっ!とは思う、もちろん。

日本の国民保険制度。

よその国でいっぺん生きてみ?
どんだけありがたかったか、身にしみてわかるから。
コメント (10)
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日本の原子力を支える三つの柱⇒『非常識』!『無責任』!『倫理観ゼロ』!どん!どん!ど~ん!

2013年01月09日 | 日本とわたし
星の金貨プロジェクトのこばじゅんさんが、翻訳してくれはった、アメリカの原発の近況記事です。
うちの近所の原発、インディアン・ポイント原発のことも載ってます。
この原発ひとつについても、どんだけの人が人生かけて闘うてはるか。

原発はもう、電力市場においては、評価に値するものではなく、退潮し始めている代物なんです。
国策という親方に守ってもらえないと、まるでなにも役に立たないどころか、始末のできない毒のゴミを毎秒増やし続けている。
このアホらしさ。
なんでもかんでも自分らの思い通りにいくと過信した、人間の思い上がりの象徴やと思います。
あかんもんはあかん。
できんもんはできん。

きっぱりとあきらめたらどんだけすっきりするか。
あきらめることができた賢い国のその後の経過を、これまたこばじゅんさんが翻訳してくれてはるので、それはまた後日。

↓以下、転載はじめ

【 アメリカの原発、次々と『前倒し』で廃炉へ 】
2012年12月23日 作成者: admin

10年、20年の単位で早まる、アメリカ国内原子力発電所の廃止
グレンS.K.ウィリアムズ / アメリカAOLエナジー 12月18日




アメリカが天然ガスとシェールガス開発に注目を続ける中、今や時代遅れとなった発電設備がゆっくりと退潮していくことに気づいた人は多くありませんでした。
今やアメリカにおいて、商業用の原子力発電所が事業を継続して行くことについては、その見通しは極めて難しいものになっています。

電力市場において、原子力発電に対する評価は厳しくなる一方です。

10年以上前、かなりの数の地方で、地域ごとに電力事業者から切り離した送電のための共同事業体(あるいは電力事業会社から独立した送電事業会社)を編成し、電気料金を市場原理により決定する仕組みを作りました。
今日アメリカ合衆国内では、この送電事業共同体と送電事業会社が併せて10社になり、卸売電力はオークションにかけられ、数分ごとに取引されています。



電力オークションは、あくまで電力の取り引きであり、発電所は関係ありません。
オークションに参加する企業は、発電手段には関心はありません。
気にしているのは入札価格だけです。
関心は、最終落札価格に集中します。
この価格が、すべての参加企業に影響するからです。
落札価格が、『市場決定価格』と呼ばれる理由がここにあります。

この市場決定価格と発電コストとの差額が、発電事業者の利益の総額になります。
厳密には、最終落札価格によって利益が決定するのであって、入札開始価格に含まれる売上総利益には、ほとんど利益は設定されていません。
しかし、発電コスト以外のすべての項目の収入は、発電事業者の固定費の償却に貢献します。

アメリカ国内にあるほとんどの原子力発電所は、たとえ『市場決定価格』が発電コストを下回ったとしても、様々な理由から、『稼働させなければならない』発電所なのです。
最近では、いくつかの原子力発電所が、採算割れするようになりました。
こうした原子力発電所では、関連事業によって赤字を補てんするか、内部留保を取り崩すかしか道は残されていません。

原子力発電事業の売上総利益も、必ずしも十分ではなくなってきました。
高騰し続けるあらゆるコストを負担しなければならない一方で、株主配当を行うための利益確保も必要です。
最近では、原子力発電所は、ほどほどの利益を挙げてはいますが、必要とされるすべての費用を支払い、配当も行えるほどの利益は上げていません。


ケワウニー原子力発電所


ドミニオン・リソース社の例を見て見ましょう。
最近同社は、所有するウィスコンシン州にある原子力発電所を、20年前倒しして、閉鎖することを発表しました。
このウィスコンシン州ケワウニー原子力発電所について、同社は売却先を探していましたが、応じる社は一社もありませんでした。
ドミニオン・リソース社の競合各社は、ケワウニー原子力発電所の最近の財務内容について、おそらくは利益を上げられずにいたと見ています。

ケワウニー原子力発電所は、ネクストラ・エナジー社が所有するポイント・ビーチ原子力発電所のすくそばにありますが、二つの原子力発電所は、ほぼ同じ仕様を持ちながら、同じ市場で競合してきました。
こうしたことから、ポイント・ビーチ原子力発電所もいずれ、商業的に立ち行かなくなる可能性があります。

アメリカ国内には、世界最大の数の原子力発電所がありますが、近接する原子力発電所同士、同じような財政面での問題に直面しています。
エクセロン社は、稼働中の10か所の原子力発電所、17基の原子炉を所有していますが、イリノイ、ペンシルヴェニア、ニュージャージーの3州に、集中して立地しています。
いずれの原子力発電所も、利益を上げることに四苦八苦しており、エクセロン社は株主に対し、いずれ配当金のカットに踏み切らざるを得ない、と警告しています。

電力料金が旧来のままの州では、状況は異なりますが、問題も残ります。

電力料金が旧来のままの州における状況は、はるかにましなものになっています。
電力需要は低下に向かっていますが、これらの州にある原子力発電所の財政状況に、今のところ問題はありません。
旧来の電気料金体系によって守られています


クリスタル・リバー原子力発電所


しかし、2か所の原子力発電所については、立地している州の規制当局の忍耐が切れかかっています
ひとつは、フロリダ州タンパ近くにあるデューク・エナジー社のクリスタル・リバー原子力発電所、もう一か所は、カリフォルニア州南部にあるエジソン・インターナショナル社のサン・オノフル原子力発電所です。

いずれの発電所も、予想をはるかに超えた高額なメンテナンス費用に、頭を抱えている状態です。
クリスタル・リバー原子力発電所にある原子炉格納容器の補修には、20億ドル(1,600億円以上)を超える費用が見積もられていますが、州の規制当局は、それ程の費用をかける意味について疑問を持っています


サンオノフル原子力発電所


サン・オノフル原子力発電所も、高額な費用を要する、予想外のメンテナンス問題に直面させられています。
しかし、同発電所が供給する2,350メガワットの電力が無くなると、カリフォルニア州は慢性的な電力不足に陥る可能性があります
それでも、サン・オノフル原子力発電所の問題が明らかになった事により、原子力発電に反対する人々、そして政治家は、この問題に対する攻勢を強めています
サン・オノフル原子力発電所は、事業を継続することはできるかもしれませんが、早期の廃炉は免れないかもしれません。


ヴァーモント・ヤンキー原子力発電所


エンタジー社は、2つの州で同時に追いつめられています。
ヴァーモント州は、ヴァーモント・ヤンキー原子力発電所の廃止を、20年早める様求めています。
同種の政治家と規制当局は、一日も早いヴァーモント・ヤンキー原子力発電所の操業停止を求めて、あらゆる手段を講ずべく、奔走しています。


インディァン・ポイント原子力発電所


ニューヨーク州も、インディアン・ポイント原子力発電所の廃止を、20年前倒しするよう求めています。
同発電所がこれ以上操業を続けることを許さない決意です。
クォモ州知事は必要な電力はカナダからの輸入で十分賄うことが出来、供給の安定性も確保できるとの立場に立っています。
しかしその場合、ニューヨーク市に限っては現存の送電網だけでは実現が難しいため、全域に充分な電力供給を行うために、新たに送電網を整備する必要があります


オイスター・クリーク原子力発電所


ニュージャージー規制当局は、エクセロン社のオイスター・クリーク原子力発電所の早期閉鎖について、協議に入りました。
オイスター・クリーク原子力発電所は現在630メガワットの電力を供給していますが、2019年に、10年前倒しで閉鎖される見通しです。

こうした動きは加速しています。
2,3年かかるかもしれませんが、従来型の原子力発電所は、計画を前倒しして閉鎖させられる圧力にさらされる見込みです。
電気料金の自由競争が起きている地域では、なおさらのことです。
いくつかの原子力発電所は、得られる利益を大幅に上回る管理費が必要となることを見て、運営企業も切り捨てるべき時が来た、と判断することになるでしょう。


閉鎖されていく原子力発電に代わり、天然ガスがとって代わるかもしれません。
新開発のタービン技術、そして安い燃料経費により原子力発電に対する優位性を実現することになるでしょう。
しかし、天然ガスの価格が低廉なままであるのは、最新型原子炉の耐用年数と同じ60年間前後と見られています。

※ グレン・ウィリアムズは、20年間以上、原子力産業で働いてきました。
執筆の際、彼は、いかなるエネルギー産業とも利害関係を持っていません。

http://energy.aol.com/2012/12/18/the-nation-s-nuclear-plants-are-nuked?icid=rfy/
 
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整理しましょう。

アメリカの多数の原発で『前倒し』の廃炉が検討され始めたのは、次の2つのケースにおいてです。
1. 経済的に採算が取れなくなったため、電力会社自ら撤退
2. 原発が立地している地方自治体が、廃炉の前倒しを要求している


日本では、今回の衆議院議員選挙で、脱原発派は候補者の一本化ができなかった上、準備不足も重なり、ほとんど結果を出すことが出来ませんでした。
その大きな理由の一つが、大政党に有利な『小選挙区制』という制度です。

しかし、これから繰り返される地方自治体の首長選挙には、『小選挙区』はありません
私が住んでいる仙台市の市長は、同県内の女川原発について、廃止に反対する発言を繰り返し行っています。
女川原発を運営する東北電力の本社が、仙台市内にある事が影響しているものと考えられます。
その仙台市長選挙が、今年行われます。
全国においても、これから首長選挙が繰り返されていくはずです。

今度こそ、脱原発を表明している『野党』各党は、国民の願いを『実現』させるための取り組みを、責任を持って行うべきです。
あなた方は今回の衆議院選挙において、現実世界におけるどんな『勢力』も作りだすことが出来なかった。

もう拙劣な作戦を繰り返している余裕は無いはずです。
理路整然と立派な主張をして、脱原発を支持する人たちからだけ喝采を浴びていても、現実がどんどん望まぬ方向に進むのではたまったものではありません
とにかくまずは、自分たちの党勢の立て直し、ではなく、国民の願いをきちんと現実にしていくための受け皿を、しっかり作り上げていただきたい

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「民主主義はものすごく残酷な制度。少数意見なんかどぶ捨てられる馬の糞!」bv 升永英俊弁護士

2013年01月08日 | 日本とわたし
じゅんこさんから教えていただいた、短いビデオを紹介させてもらいます。
本当は、2時間超えの長いインタビューですが、非会員の人達はこのさわりの部分だけしか視聴できません。
けれども、このさわりの、たった4分弱の中に、すでにとても大切なことが語られているので、それを書き起こしました。

この、インタビューを受けておられる升永英俊弁護士は、一票の格差問題について、これは格差ではなく差別だという主張を元に、訴訟を起こす運動をされています。
子どもの頃に、学校で習った民主主義。
公明正大、すばらしいものだと擦り込まれてきた民主主義。
ほんでもって、たいていの場合、多数の方に居たわたしは、多数決をとる時には意気揚々と手を挙げたもんです。

今、50代の半ばに、いきなり思いっきりの少数側の人間となり、生まれて初めて、物事の本当の意味というものを考え出しました。
そして、これまでの間、少数の側で生きてこられた方々の思いを、やっとこさ、少しは自分のこととして感じることができているかなと。

↓以下、書き起こし

民主主義はものすごく残酷な制度。
少数意見など、どぶ捨てられる馬のクソみたいなもんです。
けれども、無血の交代が可能なすばらしい制度でもあります。


升永さんの『一票の格差&民主主義論』が、わたしの頭にすぅっとしみ込んでいます。




岩上氏:
今日は一票の格差の問題について、これは格差ではない、差別だと、いうふうに主張しておられる弁護士、升永英俊先生をお招きして、お話を伺うことにします。
升永先生、よろしくお願いします。

先生はですね、2009年から、ひとり一票運動ということをおやりになって、実際に違憲訴訟というんですか、こういう一票の格差があるということはけしからんということで訴訟を起こすという運動もされていると。
で、今回、選挙が終って直ちにですね、各地で訴訟が始まったと。

升永弁護士:
一票の格差っていうのは、マスコミがずっと50年間使っている言葉で、一票の格差を是正しようということを、50年間、日本の中で言われ続けて50年経ったわけですね。
鳥取を1倍とすると、神奈川は5倍と言っているわけですよ。

岩上氏:
0.2ですね。

升永弁護士:
一票の格差で神奈川が、5分の1のはずなのに5倍5倍と言うわけですよ。
なぜそうなってくるかというと、一票の格差っていうのは、一票の価値の格差とは言わなくて、
新聞をよく読むとですね、一票の格差と書いてあって(括弧)書き、すなわち、(議員ひとりあたりの人口の格差)と書いてある。
鳥取の代議士と神奈川出身の代議士を比べると、神奈川の代議士は不公平だと。
だから、神奈川の代議士が被害者なんだから、神奈川の代議士が裁判で闘うべきなんだと、犠牲者は神奈川の代議士になっちゃうわけだよ。
冗談じゃないんですよ。
代議士なんて主権者でもなんでもないんだから。
主権者である、この神奈川県の人が、65万票も入れながらですよ、誰も国会議員を出せないということは、
65万の票が、大平洋にどぶ捨てられたってことでしょ。
選挙の恐さっていうのは、国家権力の行使を、国会議員の多数決が次の選挙まで、国会議員を支配すると、総取りであると。
民主主義ってものすごく残酷な制度であって、民主主義だから少数意見を聞いてもらえると思うのは大間違い。
民主主義っていうのはものすごい過酷な制度で、少数意見だったら馬の糞なんです。

多数意見が総取りなんですよ。
多数意見。
だから今回だって、自民党が次の選挙までは支配するんですよ。
そういう割り切りが、冷酷な割り切りが民主主義なんです
独裁政権と違うのは、次の選挙までっていう留保がつくから、悔しかったら選挙運動を、次の選挙まで、1年間であり2年間であり3年間、少数派に回った人はやり返しなさい、そういうチャンスがあります、というのが民主主義なんです。

岩上氏:
永久の支配ではないと。

升永弁護士:
永久の支配じゃない

岩上氏:
交代がある。

升永弁護士:
交代が在り得る

岩上氏:
流血の交代ではなくてね、無血で交代ができると。

升永弁護士:
それが民主主義のすばらしいところなんです。


↑以上、書き起こしおわり


さて、このインタビュー全体を視聴されたSonomiさんとおっしゃる方のブログ『Canada de Nihongo』に、その概要が載せられていた。

↓以下、転載はじめ

「一票の格差」についての訴訟を17日に提起したが、裁判所からの返事が翌日18日という、異例のスピードで来た。
札幌では1月15日、仙台では1月23日、東京では1月21、23、25日のいずれかに、口頭弁論が行われることになった。

もし、1度の口頭弁論だけで終われば、判決はその5日後にでる。
つまり、判決は、早ければ、1月中、遅くとも、ゴールデンウィーク、参院選前に出るということだった。
そして、升永弁護士は、参院選がある時期に、衆参ダブル選をしたらいいではないかと提案した。


升永弁護士が、
「きわめて、今日本で大変なことが起きている。
国民の多数意見とは全然違う人たちが、国家権力を行使して、原発を止めないとか、税金を取っちゃうとかを決めてしまう。
違憲状態の選挙で選ばれた議員たちによって決められてしまう。
国民の意見とは違う人たちが、やりたい放題をやっている。
そういうのは、100日で止めて欲しいということです。
レッドカードをもらった選手が、いまだに試合を続けているということだ」
と述べると、

岩上さんも、
「自民党は選挙中に、改憲を訴えてきた。
国会の中では、8割以上が賛成になるだろう。
憲法を改正するのに反対な国民が、最低でも4割いる中で、自民党、民主党、維新の党らの意向だけで、勝手に憲法を変えることができてしまうのはおかしい。
早く正常な状態に戻して、やり直したいということですね」
と答えた。

もし、それでも判決がなかなか出ない場合は、二つできることがある。

一つは、国民が国家を訴えること。
もう一つは、民法の「不法行為」で、国会議員個人に対して、訴えを起こすこと。


今の日本には、国家の正当性がない。
国民主権者が国会議員であるべきなのに、今の日本は、国家公務員主権となっている。
まずは、衆院選を無効にし、国民主権政治にシフトさせなければならない。




関連ニュース:

「一票の格差」一斉提訴 弁護士ら 衆院選無効求める
2012年12月18日 東京新聞 朝刊

人口比例に基づかない選挙区の区割りで、「一票の格差」が是正されないまま行われた16日の衆院選は違憲だとして、
弁護士グループが17日、東京1区など計27選挙区での選挙無効を求め、全国14の高裁・高裁支部すべてに一斉提訴した。

最高裁は昨年3月、格差が最大2.30倍だった2009年の衆院選を、違憲状態と判断。
国会は先月、小選挙区で格差を是正する「0増5減」の法律を成立させ、衆院選挙区画定審議会が区割り改定作業に取り掛かったが、衆院選には間に合わなかった。

その結果、有権者の数が最も少なかった高知3区と、最も多かった千葉4区で、格差は2.43倍に広がった。

グループは、公職選挙法の規定に基づき、高裁と最高裁は、100日以内に、速やかに無効判決を出すべきだ、と主張している。

17日は、中心メンバーの升永英俊弁護士らの呼び掛けに応じた全国の弁護士たちが、東京や名古屋など、地元の高裁、高裁支部を訪れ、訴状を提出した。
東京高裁に提訴後、記者会見した升永弁護士は、
違憲状態の選挙で選ばれた、正当性のない議員が法律をつくり、首相を選ぶなど、国家権力を行使するのは許されない」と語った。

一方、別グループに属する広島県の弁護士らも同日午前、今回の衆院選の無効を求める訴訟を、広島高裁に起こした。



◆「無効判決あり得る」識者

「違憲状態」のまま行われた今回の衆院選を、識者はどう考えているのか。
元最高裁裁判官の泉徳治弁護士は、
「違憲状態とした昨年の最高裁判決から、1年半以上たっており、是正のための合理的期間は過ぎている。
最高裁は、次のステップとして、主文で違憲と宣言すべきだ」と主張する。

過去の判例では、格差が著しく不平等な場合が違憲状態その状態が相当期間続いている場合が違憲と判断されてきた。
衆院選ではこれまでに、違憲2回、違憲状態3回の最高裁判決が出ているが、選挙無効を認めた判決はない。

国会は、衆院解散直前に、小選挙区定数を「0増5減」する選挙制度改革関連法案を成立させた
格差是正に向けた努力との見方もあるが、今回の衆院選には間に合わなかった
泉弁護士は、
「会期末にドタバタやったという印象はぬぐえない。判決後、すぐに取り掛かれば、間に合ったはず」と手厳しい。
利害関係者である国会議員たちは、自ら抜本的に変えようとはしない。違憲立法審査権を与えられている最高裁がやらないと、直らない問題」と断じる。

無効判決が出る可能性を指摘する憲法学者もいる。
上智大法科大学院の高見勝利教授は、
最近の判例の傾向を見ると、最高裁は国会へのいら立ちを募らせており、無効にまで踏み込むことはあり得る」と話した。


↑以上、転載おわり


違憲状態の選挙で選ばれた、正当性のない議員が法律をつくり、首相を選ぶなど、国家権力を行使するのは許されない!

そんなめちゃくちゃな政治の在り方を正せるのは市民だけ。
ならば、どうしたらよいか。

一つは、国民が国家を訴えること。
もう一つは、民法の「不法行為」で、国会議員個人に対して、訴えを起こすこと。


できると思います。
日本中の法律家と市民が一致団結して、国を訴える。
そうして、この夏の参院選がある時期に、衆参ダブル選をしたらいい。


わたしはこのアイディアに、心から賛同します!
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スモークウーロンとかたつむり

2013年01月08日 | 音楽とわたし
昨年の11月の発表会以降、レッスンに来てなかったS子さんが、久しぶりにやってきた。
彼女は、うちから車で2時間近くかかるニューヨーク州からやってくる。

今から9年も前の、旦那が失業中で、鍼灸師になるべく学校に通ってた頃の、なかなか大変な時期に、
息子ふたりとわたしは夏の間、半時間ほどドライブした所にあるクロネコヤマトのニュージャージー倉庫で、シャンプーなどの箱詰のアルバイトをしてた。
S子さんとは、その、暑うて薄暗い倉庫で出会った。
彼女はずっと歌を歌てた。
口ずさむのではなく、本気で歌てた。
その声がなかなかによかったので、「歌うのが好きなんですね」と声をかけた。
するとS子さんは、「はい、とっても!けれどもね、ピアノはもっともっと好きなんです!」と、本当にうっとりとした顔で応えてくれた。

ピアノという言葉が急に出てきてびっくり!思わず、「実はわたし、ピアノを教えてるんですよ」と言うてしもた。

それがきっかけで、彼女はうちにピアノを習いに来てくれるようになった。
めちゃくちゃ遠いのに、わたしを気に入ってくれて、二週間に一回、こつこつと通い続けてくれた。

彼女とご主人は、ともに日本人。
こちらに移住して、子ども達が生まれた。
ご主人はコックさんで、彼女もずっと、いろんなお店で売り子をやって、家を支えてきた。
娘が3人生まれ、それぞれに大人になった。
秋田生まれの秋田育ち。
こちらに移住して35年以上経つ大先輩。

初めは、自主練習で弾いてきた癖とリズムの読み間違いがなかなか直らんかったから、本人もわたしもかなり大変やった。
それでもくじけんと、持ち前のポジティブ思考で、少しずつ、そやけど確実に、ええピアノ弾きさんになってった。

ちっちゃい子やティーンに混じって、発表会にも欠かさず参加してくれた。
花が大好きで、会を盛り上げようと、すてきな生け花をこさえてくれた。

数年前にいきなり、脳に悪性腫瘍が見つかって緊急手術。
しばらくして戻ってきてくれたけど、最初のうちは記憶が短かったり、わかっててもそれが指にまで届かず、ものすごいフラストレーションの塊になったりもした。

ようやく調子が戻ってきた頃、末の娘さんが妊娠した。
ボーイフレンドとは遠距離交際中で、結婚する予定は無いという。
結局、生まれてきた孫の世話と家事を一手に引き受け、週に5日働き、ピアノの練習もする、という、大変な毎日が続いた。
そして……。

「先生、わたし、ピアノをやってく気力が無くなってしまったんです。でもやめたくないです」

そう言って、はらはらと涙を流すS子さん。
えらいこっちゃ……。

まあまあ、お茶でも飲んで。

「こないだの発表会で、とりあえず念願のリストを弾いて、それでわたし弾けちゃったみたいなんです。
弾けるようになりたくて、必死で練習して、すごく練習して頑張って、頑張り過ぎて疲れ切っちゃったのかもしれません」

「S子さん、疲れてもええんです。弾けてもええんです。ほんまに頑張りはったから。疲れて当たり前です」

数分間、わたしらは黙ってお茶を飲んだ。
スモークした烏龍茶とアイリッシュブレックファーストの組合わせ。最近ハマってる朝茶。

「S子さん、これからもお孫さんのお世話をせなあかんのですか?」
「ええ、なんだか急に、大学に入り直して物理の勉強をきちんとしたいって言い出しちゃって」
「ボーイフレンドさんは?」
「週末は子どもと遊んでくれるんですけれど、平日はやはり、離れてますから……」
「ふむ……4年はかかりますね……」
「今まで働いて貯めたお金で勉強したいって言うもんですから……しんどいですけど孫の成長を見るのは楽しいし……でも、ピアノが……」

と、堂々巡りの思考迷路に迷いこんでしまう。

「S子さん、人生いろいろありますから。時には思い切ってすっぱりやめてみるのもええかもしれません。
ほんで、物理的に、心身ともに、完全とはいえんでも、またやってみよかなっていう元気が出てきたら、また始める」
「いえ、この年でやめてしまったら多分、元のようには戻れないという自信があります。だからやめるのは良くないと思って」とまた涙。

よっしゃ、まかしとき!
やめへんけど、しんどくならへんピアノの習い方を考えるから。

彼女が大好きなバッハのインヴェンションと、ひとりでも譜読みがしやすいモーツァルトの『きらきら星変奏曲』を、宿題にしてみようかと聞いてみた。

S子さんは、わたしが弾くピアノが好きだといつも言ってくれる。
ゆっくり、かたつむりになったつもりで、そやけど、かならず前に進む。

人生、いろいろあら~な。

これからも一緒にピアノを楽しんでいきましょね♪
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ほんましつっこい、このおっさん!!

2013年01月07日 | 日本とわたし
「なんとしても9基再稼働を」 関電社長年頭会見
【東京新聞】 2013年1月7日 夕刊

関西電力の八木誠社長は7日、福井県庁で行った年頭の記者会見で、大飯原発3,4号機(同県おおい町)を除き停止中の、県内の原発9基について、
「安全対策をやり、国民の理解を得た上で、なんとしても再稼働を果たしたい」と意欲を示した。
 
運転年数が40年を超えた、美浜原発1,2号機(同県美浜町)に関しては、
「今後、原子力規制委員会が定める基準に対応したい。基準をクリアすれば、運転を延長できると理解している」と述べ、廃炉を前提にしない考えを明らかにした。
 
4月に予定する電気料金値上げについては、
「電力事業は危機的な状況。電力供給と収支の安定化のため」と理解を求めた。

政府に対しても、中長期のエネルギー政策をぶれることなく進めてほしい、と注文を付けた。




「なお、万が一、地震などによる事故が起きた場合には、私をはじめとする役員一同が、最後の最後まで責任を負い、無責任な発言を公の場でした罪を償うため、絶対的終身刑に服します」

ぐらい言え!おっさん!
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嗚呼、ほんまにもうこの世から消えて!

2013年01月07日 | 日本とわたし


映画放射線を浴びた年後

ビキニ水爆実験

米国が1954年3月1日から5月まで、中部太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で行った実験
キャッスル作戦と名付けられた実験は6回(うち1 回はエニウェトク環礁)。
3月1日に爆発させた「ブラボー」は、広島に落とされた原爆の1千倍以上の破壊力があるとされ、近海で操業中の第五福龍丸(乗組員23人)が被ばく。
同年9月、無線長の久保山愛吉さんが死亡した。


ビキニ被災事件の補償問題に関する日本側書簡返信

日本政府は、1954年12月、被ばくした魚は、人体に影響を及ぼすものではないとして、放射線の検査をすべて打ち切った
そして翌日からは、すべての魚が水揚げされた
その直後、日本政府とアメリカ政府は、公文書を取り交わしている。
アメリカ政府が、「完全な解決」を条件に、慰謝料として200万ドル(当時、日本円にして7億2千万円)を支払うという文書。
日本政府は、その条件を受け入れ、事件は完全な解決とされた。
慰謝料は、4分の3が、魚の廃棄や魚価が下がったことによる損害に、残りは、第五福龍丸乗組員の治療費などにあてることが、閣議決定されている。


アメリカ原子力委員会の機密文書

南海放送は2009年、アメリカエネルギー省から、水爆実験を所管した米原子力委員会の機密文書を入手。
これは、米国気象局のロバート・J・リストが、1955年5月(実験のおよそ1年後)にまとめたNYO-4645と呼ばれるもので、非公開資料として長年機密扱いされてきた。
しかし、1984年8月に、一部の数値や文章を削除した状態で公開したものである。
「キャッスル作戦からの、世界的規模の放射性降下物」と題された機密文書には、世界規模の放射性降下物の広がりが記録されている。
各水爆実験の広がりの他、1日毎の広がりが記録されている。
この機密文書から、多くのマグロ漁船が、放射性降下物に覆われた場所で操業していたこと、日本全土が、放射性降下物で覆われていたことが裏付けられることになった。
また、この文書から、実験の1年前に、すでに122ヶ所のモニタリングポストが、設けられていることが分かった。
日本では、三沢や東京など5ヶ所。
さらに、広島や長崎では、ABCCが利用され、測定が行われていた。


↓これがその、エネルギー省の機密文書に描かれていた地図です。


この地図について、伊東さんという方が、説明を加えてくださっています。

↓以下転載はじめ。

伊東です。

この地図は、アメリカがビキニ環礁で行った、水爆事件によってばら撒かれた放射性物質の広がりを現しています。
エネルギー省の機密文書です。

わかりやすくするため着色したのは、僕です。
もともとは、白い紙に黒で描かれているものです。

1954年3月1日(日本時間)、グリニッジ時間では2月28日から、実験中の1日毎の放射性降下物の広がりが記録されています。
*この地図は、日本時間の5月17日のものです。

アメリカは、モニタリングポストを、実験の1年前に、世界中にすでに、122ヶ所設置しています。
ですから、放射能の広がりを世界規模で測定し、記録することができました。
日本には、5ヶ所。
嘉手納、三沢、東京、そして、広島、長崎に置かれました。

この機密文書によると、
日本は、この日、放射性降下物にすっぽりと覆われています。
放射性物質が、日本全土にばら撒かれたということです。
こんな大変なことが、きちんと知らされていないのです。


『ビキニ事件』は、
この日本では、ほぼ「第五福竜丸事件」として知られています。
「遠洋マグロ漁船 第五福竜丸がブラボー水爆の死の灰を浴びて被ばく。通信長の久保山愛吉さんが、急性放射能症で亡くなった」というものです。

しかし、その時期に操業していたマグロ漁船は、1隻であるはずがありません。
さらに、実験は、3ヶ月に渡り行われています。
その3ヶ月間だけとっても、たくさんのマグロ漁船が操業しています。
もちろん、貨物船なども航行しています。
さらに、放射性降下物は、日本にまで広がっています。
そう考えると、水爆実験で、どれだけの人が被ばくしたのか……?
これはもう、「数え切れないほどの人」としか言いようがありません


↑以上、転載おわり


このヒトデナシさはなにや。
これほどに、ヒトをヒトとも思わん者どもは、素知らんふりして生きて死んでいったんやろか。
核兵器。
よその国に開発されたらかなんからと、どいつもこいつも後先考えんと、我れ先に作り出し、
それがどんな威力か、うまいこと爆発するか、ただそれを知りたいが故に、あっちこっちでボンボンバンバン。

わたしは1957年の4月に生まれた。
いっちゃんにぎやかに、核兵器の実験が行われてた頃に。
ああくやしい……。

それにしてもいったい、原子力委員会ってなんやろか。
結局は、殺し屋とちゃうの。

この世から、原子力が無くなったら、いろんなことがもっと安全で安心になる。
そやかて、原子力って、名前をごまかしてるだけで、毒やもん。
それも、長い長いことずっと残って、ありとあらゆるとこに移ってはまた戻ってくる毒やもん。

ああ、ほんまに無くなってほしい。
こんなもんがあるから、人間の世界がどんどん壊れていってまう。
これから生まれてくる子、これからおっきくなる子に、重たい荷物を背負わせ、汚い空気を吸わせ、汚い食べ物を食べさせてまう。

日本は世界に先駆けて、原子力に見切りをつけなあかん。
国は絶対にそんなことするつもりがないのやから、国民が世界に発信していかなあかん。

今からもう60年ほども前の、ひとりの主婦の新聞投稿がきっかけになって始まった、日本の反核運動。
じわじわじわじわと全国にしみ込んでって、全国規模の反核兵器運動が生まれた。
運動開始当初は、原水爆禁止運動は超党派で形成されてた。
マスコミ各社もこぞって支援する、「国民的運動」やった。
それが世界に知れ渡り、まあ、映画みたいに単純ではないにしろ、核兵器狂の大国を巻き込んでの会議が開かれたりした。

60年も前に。
電話もTVもろくすっぽ無かった時代に。
まだ砂利道がいっぱい残ってた通りを、ぞろぞろと、自前のプラカード掲げて歩く大勢の大人がいた。
駅前で、店屋の前で、銭湯で、署名を求める人がいた。
おぶい紐で赤ん坊を背負いながら、ちっちゃい子の手を引きながら、この子らを辛い病気にかからしとうないねんと、頑張るおかあちゃんがいた。

原子力は核兵器のもと。
核兵器はこの世から抹消されるべきもの。
そやから、原子力はいらん。
これまでにもうできてしもたゴミを、どないしたらええかもわからんもんが、いつまでもしがみつかんとき、かっこわるい。
コメント (2)
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「原子爆弾の製造に、ドイツ人が成功しないと知ってたら、指一本動かすんではなかった」

2013年01月06日 | 日本とわたし
みっつの、東京新聞紙面に掲載された記事を、書き起こしました。




原発 良識ある撤退 鎌田 慧(かまた さとし)

明けましておめでとうございます。
といいながらも、「めでたさも中くらいなりおらが春」と反芻している。
あと100日ほどで、福島原発爆発事故から2周年。
いまだ収束のメドたたず、多くのひとびとが苦しみと不安のうちに年を越した。
「高濃度放射能放出事件」ともいえる歴史的な大事故は、目下継続中だが、忘れたがっているひともいる。

「官軍と夷虜(いりょ)の死の事古来幾多(いくた)なり。毛羽鱗介(もううりんかい)の屠(と)を受けし過現無量(かげんむりょう)なり」

岩手県平泉にある世界文化遺産・中尊寺の落慶供養に寄せた初代・藤原清衡の「願文(がんもん)」である。

東北を攻めたてた官軍と蝦夷(えみし)軍の戦死者は、古来膨大な数だった。
そればかりか、鳥獣魚介類の死もまた無数、すべての生きとし生けるものを浄土へ導きたい、とする祈りである。

空を飛ぶ鳥、海を泳ぐ魚、森を走る小動物、川岸で歌う昆虫や田園の作物、その地下に生息するチョウやセミの幼虫、ミミズの果てにいたるまで、わたしたちの世界はいのちの連環でつながっている。
そのすべてが、世にもおぞましい放射能に冒されている事実に、思いを馳(は)せることなく、まだ原発をつづけようとするものがいる。
神を畏れぬ傲慢(ごうまん)、といっていい。

核実験を成功させた瞬間、科学者たちは、そのあまりにも強大な破壊力に恐懼(きょうく)し、アラジンのランプから、この世に魔物を引きだしてしまった、と後悔した。


アインシュタインを原爆開発に動かしたのは、ナチスが先にウラン爆弾を成功させることの恐怖からだった。
「原子爆弾の製造にドイツ人が成功しないということを知っていたら、指一本動かすんではなかった」とほぞを噛(か)む思いで語った(ロベルト・ユンク『千の太陽よりも明るく』菊森英夫訳)

恐怖の妄想から原爆が生みだされ、広島、長崎市民の頭上に投下された。
原爆は、悪魔的な産物の廃棄利用だったのだから、正当性のあるものではない。


「原発で、手足ちぎられ酪農家」と、牛舎の黒板に書きつけて自殺した農民の悲劇を、わたしたちは忘れている。
たくさんの牛や豚や、小動物が死んだ。
津波で押し流された家族を探すのを阻んだのは、放射能の壁だった。
原発は、多くのひとたちを絶望させた。


新政権が、原発再稼動を強行したがっている。
経営的理由からだ。
しかし、事故後の収束作業で、すでに数人の労働者が、心筋梗塞などで死亡した。
原発は、人間の働くところではない。
非人間的な労働環境に、むりやり労働者を送り込むのは、非人間的行為である。
被曝(ひばく)労働者の犠牲によって維持される「快適な生活」を、このままつづけたくない。


原発労働者の家族が、夫や子どもの死を、「被曝死」として訴えても、この国の裁判官は認めなかった。
原発40年の歴史で、労災認定者は、たった13人だけである。


この地震列島に原発をもちこみ、54基も建設させたのは、わたしたちの無知だった。
核廃棄物は、わたしたちの無知だった。
核廃棄物は、10万年後の子孫まで恐怖させる。
原発は、瞬間的な快楽だった。
道徳的な頽廃(たいはい)だった、と気づいたいま、犠牲を子孫にまで先送りするのはやめよう。
脱原発は、歴史的責任である。




険しい廃炉 福島第一 東京新聞紙面より

東京電力福島第一原発は、大事故から二度目の正月を迎えた。
政府は一昨年暮れに「事故収束」を宣言したが、現場は高い放射線量のため立ち入れない場所が多く、
核燃料がどう溶け落ちたのか、原子炉はどう壊れているのか、ほとんど分かっていない。
廃炉への道のりは、険しさや高さも不明な未知の山に登るようなものだ。

水素爆発でぼろぼろになった3,4号機の、原子炉建屋の見た目は大きく変わった。
核燃料を取り出すためのクレーンを内蔵した、骨組みの建設準備が進んでいる。
両号機のプールには、計2千体超の使用済み核燃料があり、取り出しは非常に重要。
ただ、行程全体では、ふもとを少し登った辺りだろう。

その先、登山が続けられるかどうか、最も重要な分かれ目は、損傷した原子炉格納容器の修復だ。

圧力容器は、溶けた核燃料の熱で底が抜けた状態で、格納容器も穴や亀裂がある。
高い放射線量を放つ核燃料を取り出し、山頂に近づくには、格納容器に水を張って、圧力容器ごと水没させる条件をクリアすることが必須になる。
今は、汚染水の一部をくみ出して浄化し、冷却水に再利用し、使い切れない水は敷地内のタンクにためているが、限界が近い。

中腹に立ちはだかる難題は、格納容器に溶け落ちた核燃料の取り出し。
世界でも前例がない。
山頂に近づくと、廃炉による高レベルの放射性ごみの処分方法を確立する難関も待ちかまえている。




「あのときのおらたちは、浅はかだった」

原発マネーでハコモノ…住民に負の遺産

原発が立地する自治体は、受け入れの見返りに、財政的な優遇を受け、それを元手にさまざまな施設を建てた。
しかし、今やその維持費などがかさみ、ただでさえ厳しい地方の財政を、さらに厳しくしている。
その現場を見た。(小野沢健太・清水祐樹)

◇東通村
東北電力東通原発に加え、東京電力も含め、残り三基の新増設計画がある青森県東通村。
原発マネーを当て込み、役場周辺をモダンな町並みにしようとしてきたが、原発敷地内の断層問題で暗雲が立ちこめている。

役場近くには、人口増を見込んで、6億円かけ造成した分譲住宅地が円弧状に広がるが、120区画のうち42区画しか売れていない。
スーパーの出店計画も頓挫。
村には、年間約500万円の利子の支払いが残された。

村内の小中学校を一カ所に統合した立派な村立東通小・中学校も、役場近くにある。

児童生徒は各地からスクールバスで通学するが、500人の児童生徒は29の集落に分散。
バスは14台が必要で、年間の運行経費は約1億1600万円に上る。
この経費も、ほぼ全額を、電源立地地域対策交付金に依存。
これがなくなれば、教育も立ちゆかなくなる。

「娘が入学することに、きちんと運営できているのかしら」。
隣接の認定こども園で、3才の長女のお遊戯会を見に来た主婦・新谷美紀さん(42)は、不安そうに話した。

かつて、原発推進の旗振り役の一人だったという男性(72)は、役場近くにある温泉施設を訪れつぶやいた。
「あのときのおらたちは、浅はかだった」


◇玄海町
巨船のように、佐賀県玄海町の海にせり出す温泉施設『玄海海上温泉バレア』の姿に、同県神埼市の江頭忠男さん(77)がうなった。
「やっぱり原発絡みか。普通はこんな立派なもんは建てられんだろう」

人口6400人弱の町が2004年、観光客を呼び込もうと交付金で建設した。
だが、思惑は外れ、民間事業者に毎年約3000万円を支払って運営委託しても赤字続き。
最初の事業者は、2年で撤退するほどだった。
近くで貸しボート業を営んでいる中島治善さん(74)は、
「あれができて活気づいたなんてことはない」と、ため息をついた。
たまにバレアを利用するという高校生岩本愛里さん(18)は、
「何もない町だから、これくらいはあってもいい。原発が動けば何とかなるのでは」と話した。

ただ、このままの状態では、運営委託料と赤字は、町民がかぶり続けることになる。
町は、施設の目的を『地元の福祉』に変えたが、長期的な展望はない。
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さんぽ日和な日曜日

2013年01月06日 | ひとりごと
昨日から、散歩日和が続いていて、こうなると家の中におられへんおっさんが若干一名。
先に外に出た。
この寒さに負けず、青々なカリフラワーさん。いっこも実をつけてくれんかったけど、この葉っぱだけでしゃ~わせ♪


見よ、このみずみずしさを!さぶいのに……。


旦那がてきと~に植えてしもたカエデの赤ちゃん。これがここまで育ってしもて……もうしっかり木やおまへんか……。


紫陽花は、どんな姿でも美しい。


松ぼっくりも美しい。


溶けしなの雪も美しい。


お昼寝石を侵略しようとしてる緑までもが美しい。



セントラルパークでぶらぶらするか、それともチャウなタウン、いや、ちゃうちゃう、チャイナタウンでぶらぶらするか、それを車ん中で決めよってことで出かけた。

旦那が、たったの一回だけ行って惚れ込んだカフェ。


古い古いホテルの中にある。


やめたのに、これはあかん、がまんするにもほどがある……あっさりと負け。


バラバラのテーブル、バラバラの椅子、バラバラのソファ。天井を見上げる。


2時間ぐらい平気かも。


あまりの美味しさに、コーヒーをおかわりしちゃった旦那、Oh My God! I'm flying! っちゅう歌を作ってたら……OMGが突如目の前に!


チャイニーズのおっちゃんおばちゃんが、おおいに盛り上がる公園。


ど真ん中にはなにやらステージのようなもんが。


上ってみた。こんな天井にはほれぼれ。


太極拳をする人ひとり。


そっから見た盛り上がりの図。


すぅ~っとしみこむ胡弓の音色。おっちゃん楽しそう♪


わしゃスズメや、文句あっか?


ちょっとあんた、一個わたしに分けてんか?


老人中心!


手作りビーフジャーキー。


美味そすぎな肉まん。


なんでも乾かしまっせ!


小腹が空いてきたので、飲茶のお店でちょっと一休み。


ひとり5ドル以下はお断りなり。昔の我が家の決まりはひとり400円まで。追い出されまくり。


麺を噛みしめると、ほのかに胡麻の香りがする。初めての食感。湯気でピンぼけ。


ショーウィンドで見た豚のひき肉スープ入り餃子。はふはふといただいた。


刑務所に入る前に入るとこ。←旦那の説明。


ボクはなにも悪いことしてません。


むむっ……通りの奥に見えるのは……。


この盛り上がり方はいかに……。


剣術の特訓中なり。ちょっと腰ひけてまっせ。


マンハッタンもクリスマスツリーの回収時を迎え、通りのあっちこっちでもみの木がごろんごろん。


ユダヤ教の建物なり。


地下鉄も週末はスカスカ。


チャイナタウンに行くと必ず髪の毛を切ってもらう旦那。短う切られ過ぎて寒いからって……。


その散髪中(というても、チャイナタウンの散髪屋さんは仕事が早い!ものの10分もかからへん)に、オーガニックのお茶屋さんで買うたお茶三種。

ハニーブッシュ。


心身ともに傷ついた人のためのお茶、REIKI(多分霊気のことか?)。


疲れを取り、気持ちを落ち着かせるためのお茶。


う~ん、いい香り。

しっかり休んで、明日からまた仕事仕事!
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ものすご~く胡散臭いムサシ……これでええのん有権者?!

2013年01月05日 | 日本とわたし
きーこさんが、ここまで調べてくれはった。
この作業の凄さ、大変さを、わたしにはもう想像することすらできひん。
わたしだって気にはなってたけど、ほんで、(株)ムサシのHPを覗いてみたりもしたけど、そっから群馬県の自民党支部につながってはいかへんかった。
株主のとこにまで考えが至らんかった。
この徹底さ、粘り強さ、頭が下がりっ放し。

今回の選挙の怪しさは、ツィッター内ではずっとつぶやかれてる。
ツィッターはマイナーな世界やから、ここから外に出ていかん限り、また闇の中に葬る事ができる。
そやから連中は、時間が過ぎて、そのうち騒ぎが収まるのを、声を潜めて待ってる。
夏の参院選までに、この問題を解決しとくべきやと、有権者のひとりとして強く思うので、きーこさんの渾身の調査結果をここに転載させてもらいます。

それにしても報道機関係者は、まともな仕事もせんと、いったいなにやってるんやろ……。
などと、ぶつくさ言うててもしょうがない。
夏までに、この疑問をしっかり晴らしとかな、選挙が選挙でない状態でまた選挙させられてしまう。

選挙は国がわたしらに与えた道具とちゃう。
選挙は、有権者の、有権者による、有権者のための行為でなきゃあかん。
そんなことぐらい、学校でも習てきたんちゃうんかいな。

ようよう読んで、最後の意見の届け先選んで、しっかり行動してほしい。
寒い中、遠いとこへまで出かけんでもええんよ。
携帯からでもパソコンからでも、書くのん好きな方はファックスやハガキでも、しゃべるのん好きな人は電話でも、なんでもええんです。
わたしらここまで知ってるんですけど、ほんで、どうも合点がいかんのですけど、
なんでこんな大事なことについて、なんも調べへんのですか?それでも報道機関と言えるんですかと、喝入れたりましょうよ!

↓以下、転載はじめ

<不正選挙疑惑を調べてみた> 選挙開票独占企業株式会社ムサシにまつわる事実

今回の選挙は不正選挙ではないのか?という声が沢山あります。
ツイッター上でも流れています。
でも、前に一度ガセネタに引っかかった事がある私なのでこの件は無視しようかと思っていました。

それでもどうしても気になって、
選挙システムを独占している株式会社ムサシのホームページを見てみました。
事実のみを検証してみようといろいろと調べ始めたら、
この会社はものすごく胡散臭いのです。

順を追って、事実のみここに載せます。


株式会社ムサシ


役員


代表取締役会長 都木 恒夫 (たかぎ つねお)
代表取締役社長 小林 厚一 (こばやし ひろかず)
代表取締役副社長 羽鳥 雅孝 (はとり まさたか)

常務取締役 青坂 修司 (あおさか しゅうじ)
常務取締役 佐々木 淳 (ささき まこと)
常務取締役 平口 恵三 (ひらぐち けいぞう)
取締役 村田 進 (むらた すすむ)
取締役 山村 隆 (やまむら たかし)
取締役 吉川 伸一 (よしかわ しんいち)
取締役 浅川 正仁 (あさかわ まさひと)
取締役 辻 明 (つじ あきら)
常勤監査役 中川 裕務 (なかがわ ひろむ)
常勤監査役 桑原 弘順 (くわばら ひろゆき)
社外監査役 安藤 信彦 (あんどう のぶひこ)
社外監査役 浅野 修一 (あさの しゅういち)

今回の注目は赤色の3人です。
まず、代表取締役社長小林 厚一
自民党に献金しているという話を検証してみました。


群馬県ホームページの検索から、
群馬県第4選挙支部で検索すると下記の画面が出てきます(↓クリックするとページが開きます)


そこから、自由民主党群馬県第四選挙区支部(pdfファイル:700KB)をクリック。
下記のファイルが開きます。


代表者の名前は福田康夫。
11ページ目に株式会社ムサシ 小林 厚一 の名前
23年1月31日、4月28日、7月29日、10月31日と、
3か月ごとの月末にとても規則正しく6万円円ずつ計24万円の献金しています。



ここで、自由民主党群馬県支部とムサシの社長の結びつきが良く分かります。


次は社外監査役 浅野 修一
公認会計士税理士浅野修一事務所
社団法人原子燃料政策研究会の監事もやっているという噂。
確かに、名前がちゃんと記載されています。
原子力ムラとつながりがあるという事。




ムサシの歴史を見てみました。

ムサシの歴史
沿革
1946年(昭和21年) 12月 グループの母体である武蔵商事株式会社を創業。
1947年(昭和22年) 1月 紙加工製品の販売に着手。(紙・紙加工品事業開始)
1949年(昭和24年) 4月 商号を武蔵紙業株式会社に変更。
1955年(昭和30年) 4月 写真機、感光材料の販売会社として株式会社武蔵商会設立。
1959年(昭和34年) 4月 富士フイルム株式会社の特約代理店となり、ネオコピー(写真複写機用感材)の販売を開始。
(情報・産業システム事業開始)
1961年(昭和36年) 7月 富士フイルム株式会社製クイックコピーの販売を開始。
1962年(昭和37年) 9月 商号を武蔵株式会社に変更。
11月 株式会社武蔵商会を吸収合併。
1963年(昭和38年) 3月 エフ・ビー・エム株式会社に資本参加。
1965年(昭和40年) 7月 現金処理機器(紙幣計数機)の販売開始。
(金融汎用システム事業開始)
8月 PS版(印刷材料)の販売開始。(印刷システム事業開始)
1967年(昭和42年) 6月 株式会社ジェイ・アイ・エムに資本参加。
1970年(昭和45年) 選挙用機器(投票用紙計数機)の販売開始。
(選挙システム事業開始)

1978年(昭和53年) 1月 武蔵エンジニアリング株式会社(子会社:自社開発商品の設計・製造)を設立。
1979年(昭和54年) 4月 現金処理機器の輸出販売を開始。
1986年(昭和61年) 5月 不動産管理会社として、武蔵興産株式会社を設立。
1991年(平成3年) 12月 商号を株式会社ムサシに変更。
1994年(平成6年) 4月 名刺・ハガキの印刷システム機材の販売を開始。(名刺・ハガキプリントシステム事業開始)
1995年(平成7年) 2月 株式会社武蔵エンタープライズに資本参加。
1996年(平成8年) 10月 日本証券業協会(現 ジャスダック証券取引所)に株式を上場。
創立50周年。
1997年(平成9年) 9月 株式会社ムサシ・エービーシーを子会社化。
2001年(平成13年) 9月 株式会社ムサシ・ユニシステムを子会社化。
2002年(平成14年) 3月 ムサシ・アイ・テクノ株式会社を子会社化。
9月 株式会社国際マイクロフォト研究所を子会社化。
2005年(平成17年) 10月 メンテナンスサービス部門を分社化し、ムサシ・フィールド・サポート株式会社を設立。
2007年(平成19年) 10月 株式会社ムサシ・ユニシステムと株式会社国際マイクロフォト研究所が合併し、ムサシ・イメージ情報株式会社を設立。


株式会社ムサシのホームページより、
どんな機会を使って集計しているのか見てみました。

選挙機器
自書式投票用紙読取分類機



なんと!(◕Д◕✫)オォゥ!!この機械!!!
「漢字、ひらがな、カタカナ、これらが混在した文字はもちろん、
続け字・崩し字・横書き文字なども、正確にスピーディーに識別します」

そしてもうひとつ驚いたことに、
開票のための自動読み取り機だけではありません。
投票箱投票用紙計数機
投票所に行くと紙が出てくる投票用紙自動交付機何もかも、
投票所に行けば目にするもの全てがムサシの商品です。もちろん投票用紙も。
全て!全部独占なのです。




この会社の株をもっている人はどんな人達なのでしょうか?

上位株主


上毛実業株式会社 1,488,600 株
ショウリン商事株式会社 1,197,400 株

ムサシ社員持株会 546,200 株
株式会社 みずほ銀行 360,000 株
ムサシ互助会 299,100 株
小林 厚一 237,700 株
羽鳥 雅孝 237,200 株

株式会社三井住友銀行 190,000 株
UBS FINANCIAL SERVICES INC.-SPECIAL
CUSTODY ACCOUNT FOR THE EXCLUSIVE
BENEFIT OF CUSTOMERS 148,080 株

(2012年9月30日現在)

株主No1の上毛実業株式会社のホームページを探してみましたが、
住所しかわかりません。
こんなに株をもっていて、何をやっている会社なのでしょうか?
住所: 113-0021 東京都 文京区 本駒込2-27-18-201
201という事はマンションの一室のみということ。
普通の会社には思えませんでしたので、グーグルアースで検索してみました。そしたら・・・
マンションといっても豪華なマンションでした。








株主No2のショウリン商事株式会社 という会社もホームページがありません。
住所: 167-0052 東京都 杉並区 南荻窪2-3-11
電話: (03) 3546 7711
怪しい感じがビビッ!ときたので、同じくグーグルで探してみました。





とても豪華な個人の家のようです、(☼ Д ☼) クワッッ!!!



表札の名前が・・・小林 厚一

私はここで鳥肌が立ちました。

では、最初のマンションは誰のもの?
とても知りたくなって調べました。

有価証券報告書オンライン閲覧サービス 有報リーダー


同じ色の枠の中の住所に注目!
まったく同じ住所です。

選挙システムを全て独占している会社の個人の大株主が架空の会社と一緒です。
信じられませんが、それぞれ個人宅が大株主の会社になっています。
ムサシ互助会は互助会だからもちろん内輪だし、
UBS FINANCIAL SERVICES INC.-SPECIAL 
CUSTODY ACCOUNT FOR THE EXCLUSIVE BENEFIT OF CUSTOMERS
に関しては分かりませんでしたが(ここも怪しい)、ほとんどの株をこの二人でもっているという事。


ちょっとここで素朴な疑問
配当金はいくらになるのかな?


配当金
2010年度 50円
2011年度 36円
2012年度 20円
2013年度 40円

2013年度の一株40円予想で計算してみましょう

羽鳥 雅孝      237,200 株
上毛実業株式会社 1,488,600 株
合計          1,725,800 株 × 40=69,032,000円
羽鳥 雅孝 6千903万2000円


小林 厚一      237,700 株
ショウリン商事株式会社 1,197,400 株
合計              1,375,100 株 ×40=55,004,000円 
小林 厚一 5千500万4000円

す・・・すごい!!!
配当金だけでこれだけの収入になる。

参考に決算情報


単位は100万円
数が大きすぎて上手く数えられなかったけれど、
12年3月の売り上げは381億2600万。利益が3億8800万

(配当金を沢山出さなきゃ利益が増えちゃいますね・・
それにしても売り上げの割には利益が少なすぎる気がする)



2012年12月07日 選挙事業のご紹介


ムサシと選挙のあゆみ
1946年(昭和21年) 日本国憲法公布。
武蔵商事株式会社設立。(12月5日)
1962年(昭和37年) 商号を武蔵株式会社に変更。
1965年(昭和40年) 選挙計数機の開発に着手。
自治省選挙部、東京都選管ならびに3選管連合会を含めた開発プロジェクト設置。
1966年(昭和41年) 計数機使用に伴う開票システムの改革ならびに関係法令の運用の検討に入る。
1967年(昭和42年) 母体の紙幣計数機にて試行開始。
1968年(昭和43年) 選挙用モデル機完成、試行開始。
関係法令の運用は施行令72条により、2回別々に計数することに決定。
1970年(昭和45年) 選挙専用投票用紙計数機「武蔵EL2型」発売、 自治省選挙部にて命名いただく。
新しい開票の標準システムとレイアウト完成、従来の点検台方式を直列(川の流れ)方式とする。
1971年(昭和46年) 執行経費に算入する。
「武蔵EL2型」の全国導入はじまる。
1972年(昭和47年) 地方交付税交付金に算入する。
ボーティングマシンの研究・開発に着手。
アメリカ、ヨーロッパ選挙事情視察および外国の選挙制度の研究をはじめる。
1973年(昭和48年) 地方交付税交付金に算入する。
ボーティングマシンの研究・開発に着手。
アメリカ、ヨーロッパ選挙事情視察および外国の選挙制度の研究をはじめる。
1973年(昭和48年) 投票用紙自動交付機の開発に着手。
アメリカ、AVM社(ボーティングマシンメーカー)と業務提携。
1975年(昭和50年) 投票用紙自動交付機「バロット」発表、選挙部にて命名いただく。
データ伝送・収集システム(ミューライン)開発。
1978年(昭和53年) 自動開披投票箱の開発に着手。
自民党総裁選挙投開票事務のコンサルティングを行う
1980年(昭和55年) 史上初の衆参同日選挙。
自動開披投票用紙の開発に着手。
1981年(昭和56年) 中華民国台湾政府の要請で選挙事務のコンサルティングを行う。
1982年(昭和57年) 自民党総裁選挙投開票事務受託。100万票を3時間で結了。
選挙専用計数機「テラックー武蔵EL」発売。
1983年(昭和58年) 現行法に基づく電子投票機を試作。
1985年(昭和60年) 「市町村選挙事務マニュアル」発刊、全国選管へ配付。
選挙事務ソフト(ワープロ用)発売。
1988年(昭和63年) 選挙の入口から出口までを整備・構築
「選挙総合カタログ」発刊。
1989年(平成元年) 自動開披投票用紙完成。「BPコート」として発売。
音声発生型投票用紙自動交付機「バロット3型」発売。
1991年(平成3年) 開票集計システム発売。
「バロットデータ収集装置」開発に着手。
社名変更、武蔵株式会社から株式会社ムサシへ。
1992年(平成4年) 最高裁判官国民審査読取集計機の開発に着手
第16回参院選より全国即日開票となる。
簡易型投票用紙交付器「バロットジュニア」発表。
リサイクル型投票箱発表。
1993年(平成5年) 資源再利用ポスター掲示板開発に着手。
1994年(平成6年) 選挙ソフト4シリーズ発表。
新選挙制度公布、中選挙区制から小選挙区比例代表制へ。
1995年(平成7年) 選挙専用計数機「テラックーEL21」、記号式用スタンパー発売。
1996年(平成8年) 新制度による総選挙(10月20日)。
最高裁判官国民審査投票読取集計機「テラック MARK III」発売、衆院選で使用。
店頭公開、創立50周年。
1998年(平成10年) 投票用紙自動交付機「テラックBA-7」発売。
投票時間2時間延長。
不在者投票の投票時間3時間延長。
国連の要請による、カンボジア国自主選挙へ投票箱供給。
1999年(平成11年) 自民党総裁選挙開票事務受託
民主党代表選挙投開票事務サポート。
2000年(平成12年) 不在者投票封筒押印・印刷機「テラックEP-1」発売。
2001年(平成13年) 自書式投票用紙読取分類機「テラックCRS9」発売。
不在者投票用検知機能付封筒計数・開封機「テラックAE-3」発売。
地方公共団体の選挙に係わる電磁的記録式投票機を用いて行う投票方法等の特例法成立。
2007年(平成19年) リジェクト機能付・投票用紙計数機「テラックEL15R」発売。


たびたび、アメリカ、ヨーロッパ選挙事情視察および外国の選挙制度の研究をしているということで、
アメリカの例を調べたら・・・
(中華民国台湾政府にもということは、こんな選挙の方法を取っていたら、世界中が乗っ取られる日が来るかも?と一瞬思う)

アメリカの出来事


2004年12月13日
大統領選挙に関する公開討論

クリントン・ユーゲン・カーティス(Clinton Eugene Curtis)コンビュー・プログラマー:
私はプログラマーとしてNASAに勤務し、エクソン・モービルや運輸省にも勤務していました。

Q:不正な選挙を行うために使用される秘密のプログラムは存在しているのですか?

クリントン:はい。

Q:どのようにしてそれを知ったのですか?


クリントン:
2000年の10月に私が勤めていたフロリダのロペトにある会社で、
現在の下院議員であるトム・フィーニー氏用の試作プログラムを書いたからです。
彼らは正しくそれをやったのです。

Q:「正しくそれをやった」というのは選挙の不正操作の事ですね?

クリントン:実際の投票はどうであれ、結果は51対49になるようになっています。

Q:それであなたが設計したプログラムは選挙官史や州管理委員会が検知できるようなものですか?

クリントン:いえ、決して見ることはできません。

Q:では、選挙を不正操作するそのようなプログラムをどのようにして発見したらいいのですか?

クリントン:
ソースコードを見るか投票用紙の受取書を入手して数え上げ、
実際の投票数と比較する以外に他の方法は全くありません。


自動票数計算機の製造業者は誰にもそのソースコードを見せようとはしておりません。
どのような選挙も投票用紙なくして、その正当性を検証することはできません。

Q:
そのような不正選挙用ソフトが存在している事や、出口調査と開票集計との結果がかい離していることから、
あなたはオハイオでの大統領選が不正に行われたか否かについて何か意見はお持ちですか?

クリントン:はい、不正は行われたと思います。

Q:不正がなかった事を確証するようなものは全くない?

クリントン:全くありません。

2004年のオハイオ選挙区にて、投票直後に行われた出口調査の結果は
票の開票結果が誤りであることを示す、ほとんど反論の余地のない証拠となっている。


国立選挙資料館
マイケル・ルッパート 調査員兼作家:
自動票数計算機を信じる人がいたら、脳みそを検査してもらう必要がある。

「2006年の選挙の完全性は保障できない」(政府説明責任局)
投票用紙のメーカーの多くは外国の機関によって所有・運営されているのです。

投票者はなにも決せず、開票者が全てを決する(ヨセフ・スターリン ロシアの独裁者)


Clinton Eugene Curtis氏
オリジナル動画 ↓


--------------------------------------

ムサシの自書式投票用紙読取分類機の説明には

「漢字、ひらがな、カタカナ、これらが混在した文字はもちろん、
続け字・崩し字・横書き文字なども、正確にスピーディーに識別します」


と書いてあります。
この言葉ですが、信じられますか?
わたしは他の人が書いた「続け字・崩し字」は読めないものがほとんどです。
でも、ムサシのこの機械は読みとるのだそうです。
すごいです。
「続け字・崩し字」ではなく「普通に書いた文字」でも
正確に読み取れるソフトなど私ま今まで見た事もありません。

そして、調べれば調べるほど、株式会社ムサシという会社は得体が知れませんし、
上にいる人物に信頼ができなくなりました。
特に自民党とは深いつながりがありそうです。
私がパソコンで、しかも数時間でこれだけの事実を見つけられるのです。
報道という名の職業についている人は不思議だと思いませんか?
1社が独占しているという事。

今までも報道は何とか省とか政府や東電が発表する事をそのまんま伝言ゲームみたいに報道してきました。
その中には隠されていた事実やウソが山盛りでした。
自ら調べて真実を追求する事が出来ないものなのでしょうか?

不信感は募るばかりです。
私は国民がそんなに騙されやすくてバカだとは思えません。

何度もこのブログにも書いていますが、
投票所には、小さな子どもを連れた家族連れなどの今まではいなかった年齢層の人がとても多かったのです。
そして経験した事のない行列だったのです。(そのような報告は他の各地からもありました)
開票率が10%で確定が出る筈がないのです。
今まで選挙に行かなかった人がきているのですから。
1時間も早く投票所を勝手に閉めた地域も沢山あります。
仕事を終えて急いで投票所に行ったら閉まっていたという話も沢山聞きました。

一大事だと思って、初めて投票した人もいるでしょう。
そんな人は今度の選挙結果を見たら、「バカらしい。もう行くもんか」と思うでしょう。

期日前投票に行った友達は、
「いつもは誰もいないのにとても並んだし、混んでいた」そして、
「私は手が不自由で文字が書けないから代筆して下さい」と言っている人がいて、
その人は大きな声で「都知事は宇都宮けんじ・政党は共産党」と言っていたそうです。
「そんな事大声で言っちゃってたよ」と、友達は驚いていました。


事実がどこにあるのかはわかりませんが、
機械ですから、
プログラムを組み込んだり、いろんな操作をする事は可能でしょうし、
独占ですから、
投票箱も投票用紙も全てをムサシが持っているのです。
前もって何かの準備をすることも可能です。
真実を明らかにしていただきたいです。
この事も大手メディアに動いてもらいたいです。

お願いします。
投票用紙をもう一度全て人の手で、報道カメラを各局沢山配置したなかで、
何日かかってもいいから数え直して下さい!



ということで・・・恒例の


「黙っていないで声を出そう~おねがいしてみよう~」
選挙の開票ってどういうシステムで本当はどうなの?


テレビ局

テレビ朝日 意見 
http://www.tv-asahi.co.jp/contact/


報道ステーション ご意見 
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/opinion/form.html


モーニングバード あなたの声をお聞かせ下さい 
http://www.tv-asahi.co.jp/m-bird/pop/index.html


モーニングバード そもそも総研たまぺディア みなさんのニュースの疑問を募集します
http://www.tv-asahi.co.jp/m-bird/pop/somosomo.html


モーニングバード じっくリサーチ 調べて欲しい事はこちらから
http://www.tv-asahi.co.jp/m-bird/pop/karakuri.html



TBS ご意見・ご感想・要望
https://cgi.tbs.co.jp/ppshw/contact/0030/enquete.do


みのもんたの朝ズバッ! ご意見募集
http://www.tbs.co.jp/asazuba/post/


NEWS23X 情報提供・ご意見
http://www.tbs.co.jp/news23x/confirm/


報道特集 情報募集 お問い合わせ
http://www.tbs.co.jp/houtoku/want/


サンデーモーニング ご意見・ネタ募集
http://www.tbs.co.jp/sunday/



NHK 意見 
http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html


フジテレビ 意見 
http://www.fujitv.co.jp/faq/goiken.html


とくダネ! 情報募集欄あり
http://www.fujitv.co.jp/tokudane/index.html



日本テレビ 全般に関するご意見・ご感想・ご要望等
http://www.ntv.co.jp/staff/goiken/form.html


ミヤネ屋 番組へのご意見
http://www.ytv.co.jp/miyaneya/goiken/


NEWS ZERO ご意見ご感想
https://app.ntv.co.jp/myntv/sys/enquete/input/?enquete_id=95


バンキシャ 情報・ご意見ご要望
https://app.ntv.co.jp/myntv/sys/enquete/input/?enquete_id=133#__utma=1.484702754.1356265820.1356265820.1356265820.1&__utmb=1.11.9.1356266347428&__utmc=1&__utmx=-&__utmz=1.1356265820.1.1.utmcsr=google|utmccn=%28organic%29|utmcmd=organic|utmctr=%28not%20provided%29&__utmv=-&__utmk=20876600




新聞各社

読売新聞 意見 http://info.yomiuri.co.jp/contact/

朝日新聞 意見 https://se01.asahi.com/reference/form.html

毎日新聞 意見 https://form.mainichi.co.jp/toiawase/index.html

日経新聞 意見 https://sch.nikkei.co.jp/nikkeinet/

↑以上、転載おわり

ふぅ……書き写しするだけでもえらい時間かかった……きーこさん、ほんまにほんまにおおきに!
コメント (9)
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ピアノのひとりごと

2013年01月04日 | 音楽とわたし
こちら米国では、新年は1日だけ、見事に1日ぽっきりで終了する。
そやし、2日から、すべてがいつも通りに、まるで新年なんか無かったかのように、当たり前の顔して始まる。

これに慣れるのにだいぶかかった。
新年の三ヶ日を43回も過ごしてきたんやから、そらしゃあない。
旦那は今でも、日本人やねんから、3日しっかり休みたいんちゃうかと心配してくれる。
けど、そやからって、3日間意地になって休んでても、周りが全然ゆっくりしてへんから、休んだ気がせえへんからあきらめた。

そやし、今年も2日からレッスン開始。

で、やってきたアレハンドロとレオナルド兄弟。
いつもは玄関から入ってくるなり、学校のことやなんかをおしゃべりしてくれるにぎやかな子たちやのに、なんか様子がおかしい。
ん?

すると、おかあさんが、アレハンドロの手を引っ張ってピアノの所にやってきた。

「まうみ、実はこの子、今日はレッスンに行きたくないって言ってて……」
「どうしたん?お腹とか痛いん?」
「いや、そうじゃなくて、練習がちゃんとできてなくて、それでまた、まうみが怒るからって」
「え……そんな、まだ怒るかどうかもわからんうちに……でへへ」

あらら?ちょっと様子がおかしい……笑てる場合とちゃうかも……。

「アレハンドロ、もしかしてあんた、発表会前にこっぴどく怒られたのが残ってて、マジで恐がってる?」
こくん。
「え?そうなん?恐かったんや」
こくんこくん。
「ほんで、傷がついてしもて、まだ痛いんや」
こくんこくんこくん。

あっちゃ~……。

実はこの兄弟、親御さんから、少々叱ったぐらいでは応えへんので、あかん時はガツンといったってくださいと、何回も要請があった。
なので、わたしにも油断があったんかもしれん。
ほんで、言い過ぎたんかもしれん。
実際に、この子は何回か泣いたもんなあ。

「そっか、アレハンドロ、かんにんな。ほんまにごめん。謝るわ。ほんで、これからは、態度とか言葉とかにも気をつける」
みるみるうちに、どんぐり目玉に涙があふれてきた。
そんな彼の頭をぐりぐりしながら、わたしも泣けてきた。

「ほな、わたしがどこまで気をつけられるか、いっぺん試してみる?」
こくん。

いやもう、またまた大反省。
いったいいくつになったら、わたしはええ先生になれるんやろか。
もうかれこれ、40年近くも教えてるというのに。
いや、教えてもろてるというのに。


さてこの子、アレックスは、ちょっとうまいこといかんかったら、キレて投げ出すことにかけては天才級やった。


まだちっちゃいけど、世の中は、うまいこといかんことだらけで、やってもやってもなかなかできひんことだらけで、
泣きとうなったり、投げ出しとうなったり、ガオ~ッと叫びとうなることが多いけど、
ほんで、泣いてもええし、投げ出してもええし、ガオ~ッ言うてもええけど、
泣いたら涙ふいて、投げ出したもんは拾いにいって、ガオ~言うてびっくりさせたら謝って、また挑戦するんやでと、何回も何回も話した。
そしたら、なんか急に、しんぼうができる子になった。
3年かかったけど、うれしかった。


彼女とお兄ちゃんのジョウイを連れてきてくれるのは、フランスから1年間だけこちらにやってきた超~べっぴんのアナ。
女優かモデルか、いやそれ以上か……つい惹き込まれてしまう。
こりゃ、おとうさん、大丈夫か、などと、余計な心配までしてしまう。
そのアナを、これまた超~ハンサムな弟が、2週間だけ訪ねてきたそうで、彼も一緒にやって来た。
アレックスとジョウイがレッスンを受けてる間、うちのチェスボードを引っ張り出してきて真剣勝負。
レッスンが終わり、また来週ね~とか言うてると、いきなり弟が近づいてきた。
げげっ!
「あの、ボクに1曲弾いてくれませんか」

男前と若者に弱いおばちゃん、二つ返事でホイホイとピアノに向かい、小指が痛いのも忘れてショパンを弾いた。
途中で、これって全部弾いてもええんやろかと、チラッと彼の方を伺うたら、なんと、直立不動で目を閉じて聴き入ってくれてるではないかっ!
あかんあかん、こりゃ本気で弾かなあかん。

「あの、ボクは言葉がわからないけど、あなたの言葉が聞こえてきました。ありがとう」
アナが、彼のフランス語を訳してくれた。

音楽ってほんま、ええなあ。
コメント (8)
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