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2018募集馬展示会報告・エクワインレーシング編

2018-10-10 23:22:33 | イベント・募集馬検討
下河辺、シュウジデイと進めてきましたので、1歳馬の報告を先に終わらせる方が自然ですね。
なので、三番目の報告はエクワインレーシング編とします。

エクワインレーシングさんは、古くからの広尾会員にとっては懐かしい場所、『グローバル』の施設(直線1000m屋根付き坂路が売りでした)を活用し、獣医師でもある瀬瀬代表が科学的トレーニングを組み合わせて、ユニークな育成を行なっているとのことでした。
ちなみに科学的トレーニングとは、乳酸値測定により、トレーニングの負荷をデータ化することでオーバーワークを避けたり、調教のペアリングを見直したり、勘と経験に頼り過ぎない育成を行うことなのだそうです。
(ビールや魚卵好きが気にする尿酸値とは違いますので、お間違いなきよう(^_^;))



こちらが、エクワインレーシングで調教されているサクラバーベナ'17です。






サクラバーベナ'17、なんか、可愛いっすね(^^) もちろん麗さんも(^^ゞ



サクラバーベナ'17募集のキッカケは、広尾TCの北海道調教馬の写真や動画を撮影頂くなど、もともとクラブと繋がりのあった出越さんと仰る方が、広尾で募集してみないか?との話を持ち込まれたことだそうです。
出越さんは生産牧場であるワールドファームさんや、サクラバーベナ'17を管理する根本調教師とも繋がりをお持ちのようで、(青森では比較的活躍馬を出している)ワールドファームで当歳時から目立っていたサクラバーベナ'17をピックアップし、(ウインバリアシオン産駒はクラブで募集されるのが珍しい事もあり)今回の話を実現されたとのことでした。

エクワインレーシングのスタッフさんによれば、サクラバーベナ'17は現在428kg、体高150cm、胸囲178cm、管囲は19.5cmで、ロンギ場での運動や馴致を行っているそうです。
母父バクシンオーが出ているのか、トレーニング中にはピリッとしたところを見せるものの、全体的には落ち着いていて従順、飼い葉食いもよく扱いやすい馬だそうで、今後の調教もスムーズに進めていけそうとのことでした。

今後については、エクワインレーシングの他の1歳馬と同じ進度になった段階で集団調教に移行し、あまり汗をかかないぐらいに体力がついてきたら、はじめて1000m坂路でトレーニングをしていくそうです。
時期的には、年内には坂路入り、というのがひとつの目安になるとのことでした。
冒頭に触れた乳酸値測定などは、実際にはキャンター18秒ぐらいまでペースが上がってから活用していくとのことで、それまでは従来通り、通常の育成を行なっていくそうです。

これは私に限らず、他の会員さんもそう思われたようですが、確かに背丈は小さいものの、馬体に張りとボリューム感があり、最初に写真を見たときよりだいぶイイ印象を持ちました。
肉付きがいいし、腹周りもしっかりしているし、お尻も丸々として頑丈そう。 父ウインバリアシオンで遺伝子型T:Tなのは別にして、馬体に関してはダートの短いところで勝負のイメージでしょうか??

【2018.10.22追記】サクラバーベナ'17の遺伝子型はC:Cです(カタログ、公式HPでは全てC:Cになっています)。本記事投稿時点ではT:Tと勘違いをしていました。お詫びして訂正いたしますm(_ _)m

ただ、やはり150cmは150cmなので、もう少し背丈があると安心できる感じですかねぇ。。
まあ、かつて私が出資をしていたステラバレットほど短足体型ではないですし、バランスも悪くないので、今後の成長次第で印象が変わることも十分に考えられますが、数字で気になるのはやはり体高ですね。

本馬に関しては、何を狙って出資をするか、そのスタンスが大事な気もします。
正直、この馬で桜花賞、オークスというのはなかなか想像しにくいですし、その分、お値段も1000万円以下に抑えられているわけですから。(あと、2000でなく1000口募集なので要注意!)
比較的安い初期投資で、数を使ってもらって応援を楽しむ。
どうやら数を使うこと、鞍上に菜七子ジョッキーを優先的に迎えることは、出越さんから根本先生に強くプッシュをして頂けるようですから、そういう路線?で出資をするなら面白いかもしれません(^^)

さて、個人的にはどうですかねぇ…
すでに出資(または出資予約)をしている矢作セットの2頭とは明らかに路線が違いますし、同じ世代で何頭に出資するかを考えると、正直、本馬に貴重な一枠を使うのは厳しい気もしています。
やはり、出資検討対象としては、レフィナーダ'17やハイアーラヴ'17が、現時点の優先順位では上の存在…
大変申し訳ないながら、本馬に関しては出資馬としてではなく、同じクラブの所属馬として応援していくことになるでしょうm(_ _)m

あとですね、こういう事を書いて矢作先生の逆鱗に触れるリスクを冒すことに何のメリットもないのですが…
サクラバーベナ'17同様に、矢作麗さんも、写真より実物の方がずっと良く見えるタイプです(^^ゞ


サクラバーベナ'17(追加募集予定馬)
牝1歳 芦毛 2017.04.01生 青森産
父:ウインバリアシオン 母:サクラバーベナ (母の父:サクラバクシンオー)
美浦・根本康弘厩舎
販売総額 X,XXX万円 / 総口数 1000口

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/

*馬の評価は素人の感想、見解です。出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^^ゞ
*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m


*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
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2018募集馬展示会報告・シュウジデイファーム編

2018-10-10 06:01:18 | イベント・募集馬検討
展示会報告の2回目は、シュウジデイファームにします。
理由はバートラムガーデン'17と矢作セットを構成するミスペンバリー'17が在厩しているからです。

なのですが、シュウジデイファーム編を始めるにあたり、ちょっと説明が必要なことがあります。
それは、シュウジデイファームはあくまでも馬づくりの職人集団だということ。。
つまり、馬づくりにとことんこだわってスタッフを集めている関係で、広報を担当する立場の方が基本的にいないわけです。
こういう場合、通常は石川代表がその役をこなすことになるのでしょうが、あいにくこの日は代表がご不在で、スタッフのKさんが我々一行の対応をしてくださいました。(本当に慣れない事を一生懸命やって頂いたと思いますm(_ _)m)

ただ、Kさんは言葉少なめに、非常に簡潔に話をされる方で、そのまま書くとすごくつまらない話になってしまいそうで。。 つまり、コメントに関しては多少膨らませつつ報告記事を書かせて頂きます。
ちなみにこれは嫌味でも何でもなくて、そりゃあ吉澤ステーブルや坂東牧場のような大きなところとは違いますよ、一般的な牧場や育成場は。 普段はつい、もっとコメントを早くとか表現がどうのとか言ってしまうのですが、そんな我が身を振り返り、反省をした時間でもありました。
ええ、本当はコメントなんか短くてイイんですよ、馬さえしっかり育成してもらえれば… です!(^^)v

ということで、まずはミスペンバリー'17からいってみます。


さすがにシュウジデイさんも、脚元までしっかりケアが行き届いています。








ミスペンバリー'17に関しては、私はすでに出資をしています。
しかも満口御礼になっていますので、今さらこれがイイあそこがこうだと言ってみてもどうにもならない存在です。
ということですから、今からの内容は、あくまで出資者目線での感想と捉えて頂ければと思います。

まず馬体の第一印象ですが、相変わらずバランスが良くて欠点がないですね。
これは6月に見た時との比較でもそうで、少し馬体が大きくなった分、さらにバランスの良さが際立ったように感じました。
もちろんまだトモ高なので、これからもうひと回りふた回り大きくなってくれるでしょう。
歩きにも相変わらず重さがないですし、何でもできちゃう優等生といった印象も相変わらずでした。

そんな中、シュウジデイのKさんがこんなコメントをしてくれました。
「中型サイズですが、昨日(10/5)来たばかりなので、馬体重などはまだわかりません。でも、大人しくてウォーキングマシンにもちゃんと入るし、今まで手をかけて育てられてきたのがよくわかります。馬体にもカナロアの良いところが出ていると思いますし、ホントにイイ馬だと思います」
あれ? こう書くと、結構ちゃんと嬉しい事を話してくれていますね、失礼しました(^^)

まあ、本音としては、馴致もまだだし、いろいろ聞かれたってこっちだってこれからなんだから… なのでしょう。
それでも矢作調教師が一発で気に入ったほどの馬ですから、(私の贔屓目はさて置いたとしても)誰もがイイ馬と感じる、高いレベルの馬体、専門家が見ても魅力的な動きなのは間違いないと思います。
あとはこれから成長し、鍛えられてどう変わっていくかですが、そこはシュウジデイファームさんの本分なので、(内容に関するコメントは石川代表にお願いするとして)大船に乗ったつもりでお任せしたいと思いますm(_ _)m

ちなみに本馬は木村秀則牧場から谷川牧場でワンクッションを挟み、シュウジデイファームに移動しました。
これは矢作先生のご意向で、放牧場の好み云々以外にも、始動をあえて遅らせる意味もあったそうです。
このあたりは、ミスペンバリーの仔を初めて手がけるにもかかわらず、母系の特徴を事前に掴んで慎重に進める意思が感じられ、何ということはない話ながら、とても感心をしてしまいました。
こうなると、ミスペンバリー'17とバートラムガーデン'17という矢作セットがいつランデブーするのか、近い将来、2頭の併せ馬が見られたりするのか、そんな興味も湧いてきます(^^)

ミスペンバリー'17
牡1歳 鹿毛 2017.03.01生 新ひだか産
父:ロードカナロア 母:ミスペンバリー (母の父:Montjeu)
栗東・矢作芳人厩舎
販売総額 5,000万円 / 総口数 2000口
募集時写真





続いては、ハイアーラヴ'17です。








ハイアーラヴ'17に関しては、今回のツアーに不参加だった、小岩のお師匠様から質問を預かってしまいました。(預かったと書きましたが、当日いきなり、一方的にこのブログにコメントしてくるという乱暴さ┐(´~`)┌ ヤレヤレ)
その内容を確認してみますと…
【質問】
・いつも何をして遊んでますか?
・食べ物の好き嫌いは有りますか?
・友達は多いですか?
・宿題はちゃんとやりますか?
・歯磨きはちゃんとしますか?

これ、どう思います? これをあの場で質問しろって、ほとんどイジメですよ。 しかもお相手はKさんだし…
そこで私、一計を案じまして、この厳しい状況をY代表に相談してみたのです。
そうしたらY代表、「全て任せてください!」と仰って、見事にKさんから以下のような回答を引き出してくれました。
「何をして遊んでいるかは知りません(苦笑)。でも飼い葉はよく食べるし元気はあります。少し気が小さいところがあるので、いろいろ慣れが必要だとは思います」
うーん。。そっくりそのままの回答ではないですが、これが限界、宿題とか歯磨きとか、絶対に無理っす(^^;)
Y代表、本当にありがとうございました。 そしてお師匠様、何卒これでご勘弁をm(_ _)m

なんだか適当に遊んでるように思われてもいけないので、マジメにやります(^^;)
ハイアーラヴ'17に関しては、一番の心配はプッツンと言われる気性面でしょう。
Kさんは「気が小さい」と表現をされましたが、馬なんて基本的に臆病なものですし、牝馬らしい繊細さにオルフェーヴルの狂気を受け継いだと思えば、逆に今後の変化を見るのが楽しみと言って良いと思います。
実は初日の見学終了後、懇親会で生産者の木村さんと会話をしたのですが、木村さんは、「ハイアーラヴ'17は抜けた身体能力を持っているので、気性が闘争心などイイ方向に向くかどうかが全て。一発あるとしたら、この馬かレフィナーダ'17のようなタイプだと思うんですけど、どうなりますかねぇ」と仰っていました。

この辺りは、こうした展示会の難しいところですよね。
馬が育成場に移動したばかりであれば、詳しいことはこれから掴んでいく段階ですし、どうしても、よくわからない中で何かを言わなければいけませんから。(こちらも無理に聞いちゃいますしね)
そんな状況を考慮すれば、Kさんのように、あまりセールストーク的な脚色がない内容、現時点での率直な印象を伝えてくれるのは、それはそれで悪い話ではないですしね。

ちなみにハイアーラヴ'17はひと通りの馴致は終わっていますが、精神的にまだ子どもっぽく、シュウジデイファームからは、いろいろ詰め込み過ぎず、時間をかけて進めた方が良いと判断をされているようです。(Kさんは、「こういう馬は急いでもイイことはない。少しずつ教えていかないと、あとで取り返しがつかない」みたいな表現をされていたように思います)
つまり、木村さんが感じている運動能力の高さをトレーニングの中で確認、実感できるのは、まだ先のことになるのでしょう。
確かに、体型を見ると子どもっぽさが残っていますし、鍛える前なのでメリハリといった点では今ひとつ。 そうですねぇ、来年になるまでは、慌てず見守ってあげる方がいいのかもしれません。
(それまで残口があるとありがたいのですが…)

389kgと発表があって心配された馬体重は、今は410kgまで増えているとのことで、Kさんも「小さい馬には見えないので、460とか470kgになるのでは」と仰っていました。
まあ、歩かせると柔らかい動きをしますし、芝で一発、瞬発力勝負で一か八かを狙うタイプとしては相当に面白い存在だと思いますので、兎にも角にもこれからの成長を見守りたい、そんな気になる牝馬でした。
その先は、好みの問題になってきますが、私は(今すぐではないながら)出資候補に考えたいと思っています。

ハイアーラヴ'17
牝1歳 鹿毛 2017.02.21生 新ひだか産
父:オルフェーヴル 母:ハイアーラヴ (母の父:Sadler's Wells)
栗東・高柳大輔厩舎
販売総額 2,800万円 / 総口数 2000口
募集時写真





最後に3歳馬のアドバンスマルスです。




アドバンスマルスは3歳期待の星ですね。
何しろ、現時点でこの世代はこの馬しか残っていないのですから。
馬体を見ると、さすがにこの時期の1歳とは違ってしっかりした迫力がありました。

馬体重は520kgあるそうですが、調教メニューが18〜20秒のキャンター、坂路2本まで進んでいて、本格的なところはまだこれからながらも、思ったよりも馬体に締りと張りを感じました。
できれば年内に入厩させたいとのことでしたが、見た目の印象だけで言えば、充分に可能なスケジュール感だと思います。
地方に出た同期が何頭戻ってくれるかわかりませんが、それまでは孤軍奮闘、広尾の3歳は暗黒世代などと言われないように頑張って欲しいものです。(もうとっくに言われちゃってるかもしれませんが(^_^;))

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/

*馬の評価は素人の感想、見解です。出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^^ゞ
*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m


*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
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2018募集馬展示会報告・下河辺牧場編

2018-10-10 00:53:53 | イベント・募集馬検討
今回の募集馬展示会報告をどの単位でやろうか考えたのですが、結論から言いますと、見学をした牧場、育成場の単位でやらせてもらう事に決めました。(勝手に決めたのですが、特にクレーム等は受け付けておりません(^^ゞ)
頭数が多いところは何回かに分ける可能性が高いですが、その方がコチラの頭の中も整理し易いですし、実は、説明をして頂いた方の特徴(個性)もあり、牧場、育成場によって情報量やコメントのトーンがだいぶ違ったんですよね。
そのあたりを表現するのは難しいので、だったら牧場単位に説明した方が誤解がないだろうと考えた次第です。

ということで、最初の報告は下河辺牧場、つまりバートラムガーデン'17からです。








爪もピカピカに磨き上げられています。 この辺はさすがに下河辺さんといったところでしょうか。




一緒に写っておられるのは、矢作先生のご令嬢、展示会ゲスト参加の麗さんです。


まずですね、結果的にいい写真が全然撮れていませんでした、本当にすみません。
まあ、写真に関してはそのうちにプロの方が取った綺麗なものがアップされると思いますし、カタログにもきちんと立ち写真が掲載されていますので、馬体については是非ともそちらを参考にしてください。
ただ、あえて1、2枚目を見て頂くと、そのシルエットからバランスの良さは伝わると思います。
牡馬らしく腹回りにボリューム感がありますし、肉付きが良くて胴が長すぎないので、とてもまとまりの良い印象を与えます。
それに、年間600頭もの当歳馬を自分の目で確かめる矢作調教師がひと目で惚れ込み、A評価(矢作先生は当歳をA~Dランクに整理されるのだそうです)を与えたというのですから、黙ってそれを信じていればOKかもです(^^;)

ちなみにですが、年間600頭の当歳馬をある一時期に見るということは、一体、一日に何頭の馬を見ればいいのか、一頭の馬にどれぐらいの時間をかけるのか、下河辺牧場訪問前夜、ある会員さんとススキノで(飲みながら(^^ゞ)ザッと計算したのですが、これがそんなに簡単なことには思えないんですよ、物理的、距離的、時間的に。。
するとその会員さん、その疑問を解消するために(またはゲストの麗さんに近づくために)、大胆にも麗さんに直接、「お父様が馬を見る時は、どんなやり方で確認するのですか?」と質問をしたようなのです。
で、それに対する麗さんの回答は、「ひと目見て気にいらない馬は、一瞬で『もういいや…』と言って全然見ないんです。逆に気に入った時は、歩かせたり触ったり、足の裏まで念入りにチェックしています」というものだったそうです。
つまり、最初に全体の印象とバランスを、次に筋肉のつき方や質、それから細部の確認と、順を追って効率的に確認を進めるフォームが出来ているからこそ、常人には不可能と思える数の当歳馬を見る事が出来るのでしょう。

話がそれましたが、バートラムガーデン'17は現在は446kgだそうです。
中型でバランスがイイのは誰もが感じることでしょうが、下河辺牧場社長によれば、「まだトモが高いし中型よりも大きくなると思います。トモの張り、筋肉の良さは生まれつきで、当歳の時から本当にイイ馬でした」とのこと。
矢作調教師がひと目で気に入ったというのも、そのあたりがポイントになってのことなのでしょう。

馬体の話が長くなってしまいましたが、格好良さ、安心感のある雰囲気は、ある意味ミスペンバリー'17と共通だと思います。
ご存知の通り、ミスペンバリー'17は矢作厩舎所属ですでに満口になっています。
そして、バス車中での情報提供によれば、実はミスペンバリー'17が矢作厩舎と決まった同時期に、バートラムガーデン'17を矢作先生が見つけてきて広尾に提案し、2頭セットで管理することが内定していたのだそうです。
要するに矢作先生は、ミスペンバリー'17の素晴らしさを認めたうえで、「1頭だけでは何がおきるかわからないのが競馬。 もう一頭イイ馬をやらせてもらえれば、うまくいけば2頭とも、悪くてもどちらか一頭で必ず結果を出し、会員さんを喜ばせて見せる」と決意を表明し、ご自身でピックアップされたクラブ向きの“イイ馬リスト”を提示してくれたのだそうです。

なるほどなるほどな話ですが、もしもそうだとするならば、このバートラムガーデン'17とミスペンバリー'17の矢作厩舎セットは、実は2年も前から準備が進んでいたスペシャルプログラムだったわけです。
その間、牧場、調教師、クラブが情報を共有しながら信頼関係を構築し、実際の募集までこぎ着ける。 どこぞの大牧場、大クラブなら上から目線で何でもできるのでしょうが、そうではない立場の皆さんが実現するのは、それだけでも大変なことかもしれません。
もちろん、下河辺牧場と矢作先生が家族ぐるみの関係で、強い信頼関係をお持ちなのがベースでしょうけれど。。
あ、また話がそれてきたので、馬に話題を戻します(^^ゞ

バートラムガーデン'17は父ハーツクライで母父はサクラバクシンオーです。
下河辺さんでは、バクシンオー肌にハーツクライの組み合わせは、ハーツの重さが出にくい非常に相性が良い配合と評価をされていて、バートラムガーデンにも2年連続でハーツクライをつけたとのこと。
社長は、「上のデキが良かったので、2年連続で」と仰っていましたし、要するに自信の配合ということですね。
スピードや切れ味があるハーツ産駒は当たればデカいですし、実績ある下河辺さんと矢作先生が自信満々なのですから…
配合については、お馴染みの竹内さんがキチンと解説をされていますので、全容公開後?そちらを確認頂くのが良いでしょう。 まあ、簡単にまとめると、スピード強調系のハーツ産駒で、配合上はマイルから中距離が主戦場のタイプとのことです。

そのあたりは、歩きにも現れていて、歩様はいかにもキビキビとしていましたし、運動神経の良さを感じさせるものでした。
ただ単にキビキビしているというのではなく、脚先には柔らかみもありますし、全体的に力強さがあってキチンと首肩背中お尻が連動する歩きになっているところなどは、正直、私が好きなタイプの動きだったと思います。
この辺は、トレーニングを始めるとまた違ってくるかもしれませんが、「前向きでも扱いやすい」、人に好かれやすい性格も含めて、個体としての馬のデキ、将来性については、先回りして心配する必要を感じないレベルにあると思います。

今現在はまだ移動をしていない本馬ですが、ハミはすでに終わっていて、このあとすぐに育成場に移して鞍付けに入るとのこと。
ハッキリと確認できなかったのですが、初期の育成はシュウジデイではなく下河辺さんの育成部門でやるみたいですね。
まあ、どちらにしても、矢作先生とのラインがしっかり出来ている牧場であり、育成場ですので、そのあたりもあまり心配をせずに、全てをお任せしておくことで問題ないと思います。

何だか一頭目のレポートから随分褒めてしまいましたが、でも、イイと思ったものはイイわけですから(^^)
そして、イイと思った馬は欲しくなってしまう習性が顔を出し、私、展示会アンケートの最後に出資予約を提出しておきました!
これで、2017年産馬で言えば、ミスペンバリー'17に続いて2頭目の出資、つまり、矢作厩舎セットの完成です。
ミスペンバリー'17とバートラムガーデン'17の矢作厩舎2頭で勝負するという、クラブの思惑にハマり過ぎるほどハマるのは如何なものかと思ったものの、このチャンスを逃すのは一口馬主としてどうなのかと… (^_^;

まだ全容公開前なので、少し記事が書きにくいなぁと思いつつ、書きだしたら結構な量になってしまいました(^^ゞ
ただ、気になるお値段や遺伝子型まで書いてしまうのは申し訳ないので、一応、プロフィール上はXX表記にさせてもらいます。
(お値段に関しては、ミスペンバリー'17よりもほんの少しお安い程度です)

それからこれは全くの余談、もしかしたらオフレコ情報かもしれませんが、11月には関西地区イベントが企画されているようです。
で、サラブレッド銀座での休憩中にY代表が寄ってきて、「Azさん、今度関西地区でイベントをやるのですが、調教師や騎手で話をしてみたい方って誰ですかね?」と質問をされてしまいました。
関西イベントに東京在住者が答えて良いのかな?とも思いましたが、それはさて置き、「今ならやはり、流れ的に矢作先生でしょう!」と回答しておきました。(池江先生も入れておけば良かったなぁ…と反省)
もちろん実現は全く保証されていませんが、Y代表、「調教師なら藤原先生以外、騎手ならモレイラさん以外は全員呼べます!」と豪語されていましたので、関西地区の方は期待をして待っていていいのではないでしょうか(^^)

結局、余計なことをたくさん書いてしまった気もしますが、とにかく一頭目のレポートはこのぐらいで。
ただ、下河辺さんは一頭だけだからいいようなものの、このペースで育成場、牧場ごとに書いていくのは結構厳しいかもなぁ…
と、宣言早々やや自信を失いかけている私なのでした(^_^;
*広尾TCさま、もしもこれ以上書くなとか、そこは内密に、などがあれば個別に連絡をお願いしますm(_ _)m


バートラムガーデン'17(追加募集予定馬)
牡1歳 栗毛 2017.03.12生 門別産
父:ハーツクライ 母:バートラムガーデン (母の父:サクラバクシンオー)
栗東・矢作芳人厩舎
販売総額 XX,XXX万円 / 総口数 2000口

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/

*馬の評価は素人の感想、見解です。出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^^ゞ
*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m


*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
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