美浦トレセン在厩のカナロアガールは、レース後は厩舎周りでの乗り運動で様子を見ています。
◇田村調教師のコメント
「前走は枠順を考えればよく頑張ってくれました。今週から一週間ほどかけて普通キャンターまで戻していき、次走は2月23日東京7R 1勝クラス(芝1800m)を意識。中2週になりますので、また来週からピッチを上げていきましょう。ちなみに次を使った後は一息入れてあげる方向で。今年もこれまで同様、適度にリフレッシュ放牧を挟みながら、それなりのレース数を使っていければと思います」
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先週は出遅れが響いての残念な5着。。 それでも正味200mの競馬で優先権を確保できたように、東京コースとの好相性、脚が溜まれば速い上がりを使えることが確認できたのは良かったと思います。
レース後も(タフなこの馬らしく)目立った疲れはないようで、田村先生も中2週で2/23東京7R(芝1800m)への続戦を決めてくれましたので、今度はさらに良い結果を出せるよう頑張って欲しいです。
それから、このタイミングで「今年も適度にリフレッシュ放牧を挟みながら、それなりのレース数を使っていければ」との話がもらえたという事は、慌てなくても地力をつければのし上がるチャンスがたくさんあるという事で…
ちなみに、陣営が活路を見出そうとしている『脚をためての直線勝負』は展開待ちになりがちですが、末脚自慢の馬には往々にしてそういうところがありますし、自分の競馬に徹しているうちに、地力がついて競馬の幅が広がる可能性もありますからね。
確かに今のカナロアガールは万能タイプではないですが、まずは、自分らしい競馬で1勝クラスを卒業することを目標に…
そして、1勝クラス卒業がひとつのキッカケとなって、今までとは違った一面が出てくることを期待したいです。
【2/1東京12R 4歳以上1勝クラスでのカナロアガール : 公式HPより】
*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
-調教時計-
20.02.06 助 手 栗東坂良 1回 53.7-38.4-25.0-12.5 馬ナリ余力
◇田代助手のコメント
「もうこの年齢ですから良くも悪くも大きく変わった様子はありませんが、ふっくらとした体で帰ってきました。爪の削切痕は残っているものの、走りに影響はないようです。2月22日京都11R 京都牝馬ステークス(G3・芝1400m)に向けて進めていきましょう」
◇藤森厩務員のコメント
「馬体重は裸で460kgくらい。爪に支障はなさそうですし、飼葉もちゃんと食べてくれています。今回は関西圏での競馬。輸送してからの心配がないのは一つ好材料ですね」
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先週末に栗東トレセンに帰厩、早速坂路での乗り込みが始まっています。
蟻洞による休養と聞いた時には、余程のことがない限り間に合わないと思っていた京都牝馬Sですが、陣営の努力もあって、何とか出走することが出来そうです。(どうしてもココを使いたい、ということもあるんでしょうね)
100%の状態まで持っていけるかどうかは微妙ですが、藤原先生は脚元に不安がないことはもちろん、9分通り仕上がらなければ躊躇なくパスするでしょうし、出否に関しては陣営の判断を信じておけば良いでしょう。
その上で、やはり関東に遠征して中山マイルを使うより、1400mでも京都コースの方が競馬はしやすいはず。。 相手も強いので簡単ではないですが、9分通りの仕上がりで京都コースを走るとなれば、少なくとも賞金加算は期待できるのではないでしょうか。
いや、春のG1をめざす立場としては、正直、牝馬限定G3なら賞金加算以上を期待したいところで…
ここ2走の着順が良くないので人気は落ち着くでしょうが、何となく一発ありそうな空気が漂ってきた気がします。

*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
栗東トレセン在厩のドゥオーモは、おもに坂路で普通キャンターの調整となっています。
◇野中調教師のコメント
「小倉の荒れ馬場を走ってきた後でも特にガタッとくる感じはなく、ひとまず順調にきています。今週はやったとしても週末に15-15程度。次走は2月16日小倉10R 玄海特別(2勝クラス・芝1800m)に向かうか、それとも2月23日京都9R 春日特別(2勝クラス・芝1800m)まで待つべきか、まだ決めかねている段階ですが、普通に考えて小倉のほうがメンバーは落ち着くはずですからね。正式には特別登録を行い、相手関係なども見たうえで決めていきたいと思います」
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前走の壇ノ浦特別ではマクリからの大外一気で3着と気を吐いてくれました。
正直、かなり強引な競馬でしたので、レース後のダメージが心配でしたが、幸いにも大した疲れはなかったようです。
そんな状況を受けて、野中先生は優先権を行使しての続戦を決めてくれました。
レースは中2週となる小倉の玄海特別か、中3週となる京都の春日特別か。。 個人的には強引な競馬になりがちな小回り小倉コースより、京都のようにゆったり走れるコースの方がドゥオーモにあっていると思いますが、確かにメンバーは小倉の方が落ち着きそう。
結果的に負担が少ないレースなるのは京都な気もしますが、まあ、野中先生が「登録後に相手関係を見てから決める」と仰っていますので、そこはお任せをした上で、どちらになっても前走以上の結果を期待したいと思います。
【1/26小倉10R 壇之浦特別でのドゥオーモ : 公式HPより】
*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。