パンサラッサは、7月5日福島11R ラジオNIKKEI賞(G3・芝1800m)に三浦皇成騎手で出走します。
-調教時計-
20.07.01 助 手 栗東坂不 1回 53.0-38.8-25.3-12.7 末強め追う
◇矢作調教師のコメント 「中1週で輸送もありますので、1日は反応を確かめる程度。重たい馬場に他の馬たちが苦労する中、本馬は非常に良い動きでしたし時計も良かったです。一度競馬を使って状態はすこぶる良好ですが、今回は逃げ馬が多そうですから展開が難しくなりそうですね。今のデキの良さが、何とか競馬に結び付いてくれればと思っています」
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パンサラッサのラジオNIKKEI賞出走が確定しましたが、まずは中一週でも心身に不安がなく、前走以上の状態でレースに向かえるのが素晴らしいです。逃げ馬多数による展開面の難しさはあるでしょうが、それはゲートが開いてみないと分からない部分。。絶好調男の矢作先生が「状態はすこぶる良好」と仰っているのが何よりなので、テン乗りの三浦騎手には、パンサラッサの好調を信じて乗って頂ければと思います。
これは勝手な想定ですが、今年のラジオNIKKEI賞の決着は、逃げ先行脚質の馬が多いこともあり、例年より少し速めの1分46秒前後ではないかと考えています。最近10年で一番速い勝ち時計は、2014年にウインマーレライがマークした1分45秒9ですが、もしも良馬場ならそのぐらいの時計は出そうな気がします。
そうなると、パンサラッサは前半1000mを59秒程度、上り4F47秒、3Fを35秒程度でまとめる必要がありますが、前走阪神で鳴尾記念並みの2分0秒0(芝2000m、1000m通過60.4秒、4F47.5ー3F35.8秒)をマークし、さらにそこから上積みがあると考えれば…。パンサラッサはゲートが安定していて二の脚が速いのはもちろん、実はコーナリングがとても上手で小回りコースは歓迎のクチ、世間様が考える以上にチャンスは大きいと思っています(^^)
問題は前半で他馬に絡まれてリズムを乱したり、変に控えて位置取りが悪くなった時ですから、考え方としては、まずは逃げるつもりで先手を取りに行き、無理して競ってくる馬がいる場合だけ譲って2番手から、といった競馬をして欲しいです。最初から『別に逃げなくても…』と考えていると、想定以上に後ろになってあとが面倒、みたいなパターンもありますからね。
その意味では、必ずハナを主張してくるはずのキメラヴェリテ、ビバヴィットーリオの回避は追い風です。テンの速さ、コーナリングの上手さを活かすには逃げて勝負が理想ですから、ハナ争いの相手が減るのは(申し訳ないですが)ありがたい…。今回は逃げ先行馬が多いものの、事前情報によれば、実際に逃げを主張してくるのはアルサトワぐらいとの話もありますから。。
具体的な展開予想は枠順確定後でないと難しいですが、覚悟としては、自分でペースを作って1分46秒で走り切るイメージで。三浦騎手には古くはバシレウスの初勝利、スプラッシュエンド(アクアマリンS)やブリッツェン(UHB賞)での僅差勝ち、最近ではカナロアガールの未勝利勝ちでお世話になっていますので、今度のレースでも、是非とも鮮やかな一発をお願いしたいです!
**7/5福島11R ラジオNIKKEI賞(G3/ハンデ/芝1800m)出走馬**
【6/20阪神8R 3歳以上1勝クラスでのパンサラッサ:公式HPより】
ディメンシオンは、7月5日阪神11R CBC賞(G3・芝1200m)に松田大作騎手で出走します。
-調教時計-
20.07.01 助 手 栗東坂不 1回 55.4-38.6-24.7-12.2 強めに追う
◇藤原英調教師のコメント 「追い切りの様子や感触は大きく変わりなくきています。ハンデの53kgはいいと思いますが、距離の1200mは調教や感覚で大丈夫そうに見えても、正直やってみないと分からないところもありますからね。今回はひとつの挑戦。新味を出せるかどうか、期待をもって競馬に向かいたいと思います」
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ディメンシオンの出走が確定しました。
レースは7/5阪神のCBC賞、ディメンシオンにとって初の『電撃の6ハロン戦』になります。1200mへの距離短縮に関しては、阪神牝馬S後に鞍上松田騎手の進言もあったようですが、確かにこのところのレースぶりを振り返ると、スタートとテンのダッシュは1200mでも十分に通用しそうに思えます。加えて距離短縮により終いの粘りが増してくれたら、ハンデ53kgどころではない強さを発揮できるかもしれません。
そのあたりの期待感を、藤原先生は「今回はひとつの挑戦、新味を出せるかどうか」と表現されていますが、とにかく挑戦してみないことには何も始まらないですからね。正直、ここでいきなり通用するかは何とも言えないですが、私自身、『ひょっとしたら…」の期待を抱いているのもまた事実。。ディメンシオンのラストシーズンに花を添えるためにも、うまくハマってくれると信じて応援したいです!
最終追い切りは不良の栗東坂路を55.4-12.2秒。JRAの調教Vを見ると、脚捌きが軽くて最後までしっかり動けていましたし、このところの追い切りとしては充分に及第点以上でしょう。最近は無観客競馬が普通なので、パドックなどで異常にテンションが上がるリスクも少ないですから、平常心でゲートに入り、実力を出し切って欲しいです。
高松宮記念1位入線(降着)のクリノガウディー、昨年の覇者レッドアンシェルなど強い馬もいて、1200m初心者のディメンシオンはあくまでも挑戦者の立場です。今回が連続4戦目の騎乗となる松田騎手も、きっと心に秘めるものがあると思いますので、挑戦者らしい積極的な競馬で世間様をアッと言わせて欲しいです。
**7/5阪神11R CBC賞(G3/ハンデ/芝1200m)出走馬**
ドゥオーモは、7月5日函館11R 巴賞(OP・芝1800m)に勝浦正樹騎手で出走します。
-調教時計-
20.07.02 勝 浦 函館W重 5F 69.0-53.5-38.9-13.0(8) 一杯に追う
◇野中調教師のコメント 「函館競馬場への移動、現地での調教を予定通りにこなしてくれており、ここまで順調にきています。洋芝がいいと思っての参戦ですから、今度は十分に力を発揮できるのではないでしょうか。本馬のいつもの競馬のスタイルで、ベストを尽くしてくれればと思います。この少頭数も歓迎です」
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ドゥオーモの出走が確定しました。
レースは7/5函館の巴賞、一年前の臥牛山特別で勝ち鞍のある函館コース、適性抜群の洋芝1800mの条件を狙いすましての参戦です。野中先生も「今度は十分に力を発揮できるのでは」と、新潟大賞典11着からの巻き返しに意欲満々のようですし、小倉で戦った3戦のイメージで競馬ができれば期待できると思います。
それにしても、(野中先生も仰っていますが)頭数が10頭と落ち着いたのは非常にありがたいですね。この頭数なら、ペースが落ち着く展開になった時、例によって早めにマクっていってもあまり負担になりません。今回で5戦連続騎乗となる勝浦騎手も、周りからの制約を受けることなく、ドゥオーモにとって一番いいタイミングで仕掛けることが出来るでしょう。
最終追い切りに関しては、輸送を挟んで一杯に追えているだけでも充分でしょう。ドゥオーモ自身、大人になってからあまり調教で動かなくなっていますし、逆に、そうなってから成績がグンと上がりましたからね。そのあたりは様々な要素があって、関連性は一概にどうこう言えないのでしょうが、とにかくドゥオーモが普段通りであることが重要なのだと思います。
ザッと見たところ、やる前から諦めなきゃいけないレベルの馬はいないですし(多分)、ドゥオーモがベストのパフォーマンスを出してくれたら、相当に楽しみがあるレースだと思います(^^)
**7/5函館11R 巴賞(OP/芝1800m)出走馬**
函館競馬場在厩のカイザーノヴァは、2日、ゲート試験に合格しています。
-調教時計-
20.07.02 坂井瑠 函館ダ重 5F 69.7-55.1-40.7-13.1(5) ゲート強め
◇矢作調教師のコメント 「練習に少々手が掛かりましたが、きょう(2日)無事に合格。発馬後にそのまま流して調教を行いました。状態自体は良く、調教も順調にできていますので、来週7月11日函館5R 2歳新馬(芝1200m)または、12日函館5R 2歳新馬(芝1800m)でデビューさせたいと思っています。現地スタッフそれぞれに考えはあるようですが、今のところ1200mの方を有力視して進めていく予定です」
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先週時点では、ゲート合格までには少し時間がかかるかと思いましたが、一週間の練習で合格してくれるとは、多少手が掛かったといえどもごく普通、いや、むしろ順調な部類と言ってイイかもしれません。考えてみれば、シュウジデイファームでもちゃんと練習はしていたはずですし、新しい環境に慣れて落ち着いてしまえば、駐立や発進そのものに大きな問題はなかったという事なのでしょう。
そして、ゲート試験の発馬から、そのままダートコースで強めの追い切りにつなげてしまうという、超効率的な調教パターンが実行され、早速、来週の芝1200mまたは芝1800m戦でデビューをすることになりました。(シュウジデイファームは入厩後二週間でレースを使えるところまで仕上げられる… とは、こういうことだったんですね(^^;))
ちなみにJRA-VANの調教動画で動きを見たところ、入厩後実質初めての速めとあって少しぎこちない印象でした。が、このひと追いで変わってくる部分もあるでしょうし、使える状態にあれば積極的に使っていく、矢作厩舎らしいデビュー作戦ではありますからね。
シュウジデイファームでも全くヘコタレるところがなかったように、本馬のタフさは一つの武器だと思いますので、実戦経験をガンガン積んで、できるだけ早く勝ち上がりのメドを立てて欲しいと思います!
リナーシェは、6月30日に一旦ファンタストクラブへ放牧に出ています。
◇米田育成広報担当のコメント 「これと言って大きなダメージはありませんが、馬体がやや細くなっていますので、まずはリフレッシュを促進。一週間ほどは軽めのみで楽をさせてあげたいと思います」
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レース後のコメントでは、ダメージがなく回復が順調に進めば札幌開催へ、とのことでしたが、身体がどこまで戻るかがポイントになりそうですね。小柄な牝馬で仕上がりは早いタイプなので、もしもあと一、二週間で420kgを超えるぐらいになっていれば、8月早々、札幌に登場する可能性もありそうです。
札幌には芝1500mという中途半端な条件がありますが、『体力的に長い距離は使いたくないけど1200mは忙しい』というリナーシェのような馬には絶好の条件だったりします。もちろん、これからの回復次第ではありますが、次は8/1札幌1R(2歳未勝利/芝1500m)あたりで見てみたい気がしています。
前走はデビュー戦に比べて見違えるほど内容が良くなりました。それだけに、次走でどこまでやれるのか、前走からさらにパフォーマンスを上げられるのかがとても大事だと思います。
【6/13函館6R メイクデビュー函館でのリナーシェ:公式HPより】
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、今週も内田博幸騎手を背にウッドで追い切られています。
-調教時計-
20.07.01 内 田 美南W不 5F 63.5-50.6-37.9-12.9(7) 馬ナリ余力
シャドウアロング(古馬1勝)一杯の内1.5秒追走0.4秒先着
◇林調教師のコメント 「3頭併せの後ろからでしたが、『先週よりも動きが良くなっています』(内田騎手)し、大外を回ってこの時計ですからね。今週はある程度やっておきたかったですし、最後も楽でしたので、引き続き順調にきています。一週前としてはいい状態。このまま7月12日福島11R 七夕賞(G3・芝2000m)に向けて調整していきます」
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唐突ですが、先日届いたクレッシェンドラヴ福島記念優勝の記念品です。
重賞勝ち記念品については、これまでもクオカードや額入りのペナントゼッケンなどが届いていますが、福島記念についてはこれが最後の記念品らしいです。私にはぬいぐるみを飾る趣味はないのですが、似ている似ていないは別にして、ジッと見つめていると妙に可愛く思えて、すでに愛着が湧いたりしています(^^ゞ
同封されていた説明書によると、10口以上出資していれば追加の記念品(5口単位でぬいぐるみ又は額入りコースター)を申し込めるようなのですが、家の中がぬいぐるみだらけになっても困りますし、今のところ追加申込みについては、あえて遠慮しておこうかと思っています。
今週末にはパンサラッサのラジオNIKKEI賞、ディメンシオンのCBC賞、そして来週にはクレッシェンドラヴの七夕賞、さらにはドゥオーモの函館記念やディメンシオンの中京記念と記念品ゲットのチャンスがたくさんありますから、各馬には私がぬいぐるみの置き場に悩むぐらいの成果を出して欲しいと思います(^^)
という事で、クレッシェンドラヴの七夕記念一週前追い切りについてです。
ZBAT!競馬『【七夕賞】クレッシェンドラヴW馬なり5F64秒0』 《美浦》昨年の福島記念1着クレッシェンドラヴ(林、牡6)は、Wコースを馬なりで5ハロン64秒0-12秒5。内田騎手は「ハロー明けで走りやすかったが、いい時計が出ているね。しっかりと負荷が掛かっているし、動きは先週よりも素軽くなっている。福島は実績もあるからね」と語った。
先週に続いて内田騎手を背に好時計で動いてくれました。日経賞をパスして一旦リセットし、時間をかけて立て直しただけあって、状態面では昨年の良い頃に戻った印象がありますね。ZBAT!競馬の記事によれば、内田騎手も『手応え充分自信あり』な雰囲気ですし、慎重な林先生もかなり前向きなコメントで。。これは大きな期待をしても良さそうです。
今のところの想定では、メンバー的には昨年よりも落ち着きそうな感じですし、これで最終追い切りを乗り慣れた助手さんにサラッとやってもらえれば、多少の斤量増があっても充分対応できるでしょう。まあ、ミッキースワローがいないのは寂しいですが(いたらいたで目障りですけど(^^;))、これまで戦ってきたライバルの分まで、強さを見せつけるレースをして欲しいです!