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お手頃だけに判断が難しい? スイートマカロン'19&ベネディーレ'19

2020-07-21 05:30:47 | イベント・募集馬検討

一頭ずつやっていると日にちが足りないので(^^;)、今日はスイートマカロン'19とベネディーレ'19の2頭について、現時点での期待や感想をやってしまいます。

 

■スイートマカロン'19

1歳 芦毛 2019.03.12生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:ダンカーク 母:スイートマカロン (母の父:Tale of the Cat)
◇プラスビタールスピード遺伝子:CC型
◇栗東:高柳大輔厩舎
◇販売総額 1,800万円 / 総口数 2000口
◇POINT!:全兄グランソヴァールほどの大型馬ではないものの、全体的にまとまりのあるバランスに優れた芦毛の中サイズ。兄の同時期よりも肉付きが良く、腹まわりやお尻のボリュームなどは兄姉以上。若駒時は総じて緩さを残しがちな血統とはいえ、これから育成調教を積むことにより、想像を遥かに超える変化や成長を見せてくれるのがこの母系の大きな魅力となっている。適性は全兄同様、やはり持ち前のパワーを活かしたマイルぐらいまでの条件にありそうだ。

◇募集時写真:2020/7/10

◇最新近況(7/17更新) 北海道・新ひだか町の木村秀則牧場在厩。おもに昼夜放牧により管理されています。体高151cm、胸囲172cm、管囲20cm(7月中旬測定)
◇木村担当のコメント 「肉付きの良さで体を大きく立派に見せますし、お尻のボリューム感はこの牝系の特徴。いかにもパワフルな印象ですね。全兄グランソヴァールの幼少期もそうでしたが、奮い立った時の引き手から伝わってくるパワーは相当なもの。それに馬体のまとまりといった点で言えば、兄以上かもしれません。全兄弟で同じ芦毛ですから、追いつけ追い越せで本馬にも頑張って欲しいところです」

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スイートマカロン'19は、言わずと知れたグランソヴァールの全弟です。両者のサイズの『同時期比較』はしていませんが、募集の『POINT!』や木村さんのコメントを見る限り、将来的にもグランソヴァールより一回りコンパクトなイメージです。ただ、管囲は20cmと立派なので、この数ヶ月で背丈が伸びていけば、割りと早く中型以上の馬体になるかもしれません。

全体的なバランスに関しては、兄グランソヴァール同様にとても良くまとまっていると思います。体高が151cmの割りには脚もスラットと伸びていますし、ダート馬っぽい重さを感じさせないところなど、共通点は随所にありますね。本馬が堅実に勝ち馬を出してきた母系の良さを受け継いでいるのは確かなようで、これはセールスポイントのひとつになるのでしょう。

 

歩きに関しては、(私が見た1歳秋時点のグランソヴァールと比べるのは可哀相ですが)正直、動画の印象だけで言えば、兄の方が柔らかみがあった気がします。グランソヴァールの歩きを見た時は、明らかに芝でやれそうな柔軟性と軽い雰囲気を感じましたが、本馬の歩きについては、いわゆるダート短距離っぽさが出ているような気がします。

ただ、今のところグランソヴァールもダート1400mで一番結果を出しているわけですし、歩きの印象が血統や遺伝子型と合っているのはマイナスポイントではないですからね。そのあたりは好みの問題もありますし、大雑把に『全兄と同等の期待値を持った馬』だと考えるのは、単純ですが妥当なのかもしれません。

ちなみに本馬の価格は1千8百万円で、グランソヴァールは1千6百万円でした(父スピルバーグの半兄、キャットウォークは1千2百万円)。グランソヴァールよりこちらが高いのは、ある意味ご祝儀相場的な意味合い(?)かもしれませんし、誤差の範囲と考えることもできそうです(^^ゞ

 

■ベネディーレ'19

1歳 鹿毛 2019.03.03生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:エピファネイア 母:ベネディーレ (母の父:クロフネ)
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇美浦:加藤征弘厩舎
◇販売総額 1,400万円 / 総口数 2000口
◇POINT!:半兄ガンサリュート(京成杯2着)に相通ずる骨格に恵まれた迫力あるサイズと筋肉量の多いパワフルな体つき。放牧地での走りにも力感が漲っており、加えてスピーディさを窺わせるあたりは、“ダート馬のように見えて芝でもやれる母系”の特色が表れている。母の牝駒の中では最もしっかりとしている印象があり、トモに緩さを感じさせないことから、早期デビューにも対応してくれそうだ。初年度から牝馬の超大物を輩出した父の爆発力にも期待がかかる。

募集時写真:2020/7/10

◇最新近況(7/17更新) 北海道・新ひだか町の木村秀則牧場在厩。おもに昼夜放牧により管理されています。体高157cm、胸囲182cm、管囲20.5cm(7月中旬測定)
◇木村担当のコメント 「牝馬にしては圧倒的な馬格と質感がありますし、性格も男馬のようなイメージ。放牧地では他馬との接触も恐れずに、自分の行きたい道を真っ直ぐ突き進んで走っていくようなタイプです。迫力の馬体や完成度が高そうなのは、半兄ガンサリュートと同じ。兄は育成牧場でその乗り味を高く評価されていましたので、共通点が多い本馬にも同様の期待が募ります。スピードも感じますし、意外にキレ味があるかもしれません」

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ベネディーレの仔は毎年広尾で募集されるわけではなかったのですが、それだけに今回ラインアップ入りしたのは面白いですし、判断が難しいところでもありますね。

木村さんもコメントしておられるように、現時点で体高が157cm、管囲も20.5cmですから牝馬としては大型になる可能性が大。。最近は、しっかり馬格があるエピファネイア産駒というだけで、ある種の妄想が出来てしまう世の中でもありますし、先ほどのグランソヴァールの全弟と比べても、非常に悩ましい選択肢が用意されたのかもしれません(^^;)

 

歩き動画に関しては、本当に1歳馬なのかと思うぐらい、まずは馬体の立派さが目立っています。こういうタイプは動画だけで判断するのは危険な気もしますが、実際に馬を見る機会はないので、それは致し方ないですから…。何と言いますか、馬体の迫力に見合った走りができるかどうか、その材料が出揃うまで待てるならそうしたい、というのが本音でしょうか。

まあ、そもそも母ベネディーレの母系は非常に優秀ですし、マルゼンスキーのクロスというだけでも昭和の競馬ファンはドキドキしてしまいます。加えて父エピファネイアの勢いは相当に魅力的だったりもして…。一発長打を狙いつつ、ダートでつぶしが利きそうなところも一口馬主的には悪くなく、私の想定外のところから、新たな悩みの種が出てきたような気がしています(^^ゞ

お値段評価1千4百万円のエピファネイア牝馬…。あえて名前は出しませんが、あの馬のようなサクセスストーリーを楽しむつもりであれば、まずまずお手頃な価格なのかもしれません。(ああいう馬は、ポコポコ毎年出ませんけどね(^^;))

 

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載許可を頂いています。

Comments (8)
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