**7/18函館11R 函館2歳ステークス(G3/芝1200m) 15:25発走**
◎ カイザーノヴァ
○ モンファボリ
▲ フォドラ
△ ラヴケリー
△ ホーキーポーキー
△ リメス
△ リンゴアメ
カイザーノヴァは4枠6番になりました。普通の馬なら「最高の枠」と言いたいのですが、カイザーノヴァの場合はゲートが開いてみないと分からないところがありますし、初戦同様、行き脚つかずに後方からの競馬になるとしたら、むしろ真ん中より外枠が良かったかも… などといろいろ考えてしまいます。(考えたからといって、結論が出るわけでもないのに(^^;))
という事で、何から何までやってみなければ分からない2歳最初の重賞ですが、一応、何か目安がないかと思いまして、予想にあたっては(お酒の力を借りて)走破タイムの想定をやってみました(^^ゞ
一番人気が予想されるモンファボリは大外枠になりました。これは皆さんそう考えると思うのですが、さすがに開幕間もない馬場での1分8秒7ほど楽に走れるとは思えません。おそらく勝ち時計は良馬場で1分9秒3とか4とか5とか、要するにモンファボリは初戦より0.7、8秒は余計に時計を要するだろうと思います。。となると、カイザーノヴァは、単純に初戦から1秒ほど時計を詰めればイイわけで…。
無理やり感があるのは大目に見て頂くとして、初戦ゆえに行き脚がつかなかった前半3F(推定で35.2秒)で0.2、3秒は短縮したいです。スタートをきっちり決めて、流れに乗っていけばそのぐらいはできて当然…。ただし、勝つためにはそこから後半3Fで残りの0.7、8秒を短縮する必要があるわけで、それはそんなに簡単なことではなさそうです。
一応、短縮要素としては、直線入口での体当たり事件がなかったとして0.2秒、その後内にササってクインズムーンにぶつかりそうになり、ブレーキがかかったような場面がなければさらに0.3、4秒の短縮も…。二つの要素を足した0.6秒までは、スムースな競馬になれば稼ぐことが出来そうです。
残りの0.4秒に関しては、(ホンワカした話になりますが)いわゆる『叩いた上積み』で0.2秒、さらには母子制覇をめざす『血の命運』で0.1秒、最後の最後は矢作先生と出資者の熱い応援で0.1秒!
これ以上酔った状態でやるとグダグダになりそうですが、とにかく明日は走破タイムの1秒短縮をめざして頑張って欲しいです。酔った私に緻密な計算はムリなのですが、何となくイケちゃいそうな気もしますし、そもそもモンファボリ以下の完成度高い系の馬たちが、思ったほど走らない可能性だってありますから(^^ゞ
あ、ルーチェドーロ、グレイトミッションあたりは無印にしていますが、函館2歳Sは他場やダートからの転戦組には難しいレースです。なので、『前走函館競馬場で勝ってきた馬』どうしの勝負になると思います。
ディメンシオンは、7月19日阪神11R 中京記念(G3・芝1600m)に鮫島克駿騎手で出走します。
-調教時計-
20.07.15 鮫島駿 栗東坂稍 1回 55.1-39.0-24.6-12.6 馬ナリ余力
◇藤原調教師のコメント 「中1週でも馬に元気がありますし、いい意味で状態に変わりはなく、感触も悪くありません。前走は初めての1200mに戸惑うようなところがあったのかもしれませんが、今回は実績のあるマイル戦ですからね。6歳牝馬の夏を迎えますが、ここも頑張って走ってもらいましょう」
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ディメンシオンの中京記念(G3)出走が確定しました。
最終追い切りは坂路を単走で馬ナリ軽め。ほぼ楽走に近い追い切りながら、中一週でもしっかり状態をキープ来てくれていると思います。松田騎手が函館のため、今回がテン乗りとなる鮫島駿騎手も、きっといい感触を掴んでくれたのではないでしょうか。
前走は初の1200mでしたから、藤原先生の仰るように少し戸惑うところがあったかもしれません。それに対して今回は走り慣れたマイル戦。。2走前には同じ舞台でG2阪神牝馬S・3着がある馬ですし、本来の実力を出せれば充分に争覇圏内だと思っています。
もちろん勝つのは楽ではないですが、当日、良いテンションでレースに臨み、うまく先行出来ればかなり面白そう。東スポさんは「お買い得の牝馬」と表現していますが、確かに人気が下がるようなら狙ってみても…。いや、そういう事はさて置いて、まずは無事にレースを終えること、その上で、あくまで初重賞制覇をめざす積極的な競馬を見たいと思います!
◇東スポWeb『【中京記念】好走条件が揃ったディメンシオンはお買い得の牝馬』
**7/19阪神11R 中京記念(G3/ハンデ/芝1600m)出走馬**
【7/5阪神11R CBC賞でのディメンシオン:公式HPより】
ドゥオーモは、7月19日函館11R 函館記念(G3・芝2000m)に藤岡康太騎手で出走します。
-調教時計-
20.07.16 藤岡康 函館W良 5F 71.6-55.8-40.3-12.7(6) 馬ナリ余力
グッドラックスター(三未勝)強めの外1.1秒先行0.2秒先着
◇野中調教師のコメント 「中1週のレースとは言え滞在競馬ですからね。追い切りで跨った藤岡康太騎手も『反応が良かった』と言っていたように、中間も疲れなどありませんし、状態は上向きです。今度は重賞メンバーが相手になりますが、ハンデの53kgは好材料。展開も味方につけて、何とか巻き返しといきたいところです」
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ドゥオーモの函館記念(G3)出走が確定しました。
ハンデは53kgで前走からマイナス3、追い切りはJRAの動画で確認しましたが、先行して直線で相手に並ばせて、そこから馬なりでスッと突き放すなかなかの好内容だったと思います。中一週は北海道参戦を決めた時からの予定の行動ですし、前走から好走要素は増えているのではないでしょうか。
とは言うものの、実際に巻き返せるかどうかは展開次第もあるでしょうし、ドゥオーモの場合は、もはや結果は大きな問題ではないのかもしれません。もちろん勝ってくれるに越したことはないですが、こうやって重賞に挑戦し、元気に走る姿を見せてくれるだけでも本当に大したものです。
でもなぁ、何だかんだでこういう無欲の時ほど結果がイイかもしれず…。できる事なら展開が向いてくれて、世間様がアッと仰け反るようなレースになればと思います(^^ゞ
**7/19函館11R 函館記念(G3/ハンデ/芝2000m)出走馬**
【7/5函館11R 巴賞でのドゥオーモ:公式HPより】
カイザーノヴァは、7月18日函館11R 函館2歳ステークス(G3・芝1200m)に坂井瑠星騎手で出走します。
◇矢作調教師のコメント 「レース後も疲れはなく、飼葉を良く食べてくれており、馬体面に問題はありません。ただ、相変わらずテンションは高めですので、そこだけが問題になってくるかなと。なるべくイレ込まないように調整を図り、母ステラリードが勝ったこの舞台でも、うまく力を発揮させてあげたいところです」
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カイザーノヴァの函館2歳S(G3)出走が確定しました。
連闘での出走なので最終調整は軽めキャンターのみ。レースの疲れはないとのことですが、そもそもデビュー戦が目一杯仕上げていない状態での出走でしたからね。定番の『叩いた上積み』も含めて、馬体や走りについては、むしろ初戦よりもいい状態にあると思います。
ただし気になるのは、矢作先生も触れておられる『テンション』について。デビュー戦でもパドックからゲートに入るまで、ずっと昂った状態が続いていた気がしますし、そのコントロールが上手くできないようだと…。今度は重賞で、しかもカイザーノヴァより仕上り、完成度が高い馬たちが相手になりますので、少なくともこちらが力を出し切らないと好走は難しいでしょう。
まあ、それでもカイザーノヴァには未知の魅力、常識では計り知れない何かを感じさせるところがありますから、今度のレースでも想像を超えるパフォーマンスを見せてくれるかもしれません。何だか一戦目よりも何が起こるか分からない気がするとは、それがこの馬の不思議な個性かもしれませんね(^^)
◇スポーツ報知『【函館2歳S】カイザーノヴァ、連闘策でレース初母子制覇だ ダービー制覇の矢作調教師が2歳重勝開幕星狙う』
**7/18函館11R 函館2歳ステークス(G3/芝1200m)出走馬**
札幌競馬場在厩のバスラットレオンは、16日、ゲート試験に合格しています。
◇矢作調教師のコメント 「入厩から短期間で問題なく合格。発馬後にそのまま流して調教を行い、3歳未勝利馬を相手に楽に先着できました。デビュー目標は7月26日札幌5R 2歳新馬(芝1800m)または、8月2日札幌5R 2歳新馬(芝2000m)あたり。来週、本馬場で追い切りを行ってみての感触や相手関係を見ながら、直前に決めていきたいと思います」
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私も最近は矢作厩舎にだいぶ慣れてきましたので、入厩間もなくのゲート合格は想定の範囲内ですが、それにしてもシュウジデイファームから競馬場入厩のパターンは展開が早いですね。最初は8/9の芝1800m戦も候補かと思いましたが、やはり矢作先生はそんなにマッタリしたスケジュールを考えないですね(^^;)
ちなみに同じ厩舎のカイザーノヴァはゲート合格に約2週間を要しましたが、それでもゲート試験を追い切りにしてしまう作戦を取り、普通の厩舎よりかなり早いタイミングでのデビュー戦をモノにしました。ただ、こういう方法は誰でも採用できるわけではなく、矢作厩舎とシュウジデイファームの連携、信頼関係が確立されているからこそなのでしょう(^^)
今回のコメントには矢作先生の自信が現れている気もしますし、おそらく本線は7/26札幌5Rなのではと思います。(多分、来週の追い切りも動くと思いますので(^^)) こうやって、ドンドン期待が膨らむ流れは怖くもあるのですが、この馬にはそういうプレッシャーも乗り越えて欲しいと思っています!
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、まずはレース後の様子見が行われており、今週末にもテンコートレーニングセンターへリフレッシュ放牧に出る予定となっています。
◇林調教師のコメント 「前走は休み明けでテンションが高めでしたが、ジョッキーがうまく宥めて、返し馬をいい具合に出来たのも助かりました。ひとまず競馬の後も大きな問題はなさそうですので、ここからはいつものように牧場でしっかりとケアしてもらい、心身のリフレッシュを図っていきたいと思います」
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先週の七夕賞で会心の勝利を飾ったクレッシェンドラヴ。重馬場劇走のあとですし、レース前の仕上げもいつも以上に入念だったので、いつもよりダメージが大きいのではと心配でしたが、「競馬の後も大きな問題はなさそう」で本当に良かったです。
期待に応えて重賞を二つも勝つと、ついつい次はどこを狙うのかが気になってしまいますが、そこで慌てないのがこのチームの良いところ。。ゆっくりと疲れを癒し、身体に余裕ができてからの始動が大前提ですから、調子の回復とともに次のプランを考えていくことになりそうです。(本当は何らかの想定ぐらいはしておられるでしょうが、林先生は口が堅いお方なので…(^^;))
個人的には札幌記念が面白いと思っていますが、林先生は(北海HDの負け以来)北海道遠征には消極的ですし、普通にオールカマーまで待つパターンもありそうで…。(普通過ぎて面白味はないですけれど…) いずれにしても、まずはしっかり疲れを取って、全てはそれからの話ですね(^^ゞ