宇治田原優駿ステーブル在厩のパンサラッサは、おもにトラックで軽め2400m、坂路でハロン18~20秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇乾主任のコメント 「長針治療を経て、今週の月曜日から普通キャンターへ。もう疲れの心配はないでしょう。以前と比べて肩やトモなどの付くべきところにボリューム感が出ていますからね。きっとパワーアップが進んでおり、それが近走にも結び付いているのではないでしょうか」
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長針治療の効果でしょうか、前走の疲れはもう心配ないようです。「以前に比べて肩やトモなどの付くべきところにボリューム感が出て、パワーアップしている」とのコメントも良い感じで、秋競馬、さらには来年に向けてパンサラッサの本領発揮が期待できそうです。
驚異的な人気を博したキズナ産駒の弟は、これから約一年間、兄越えを目標に鍛えられていくことになります。無理やりこじつけるとすれば、パンサラッサが上に登れば登るほど期待感が増すことになりますし、弟がデビューするまでには重賞の一つや二つは獲ってしまいたいですねぇ。。
もちろんそれは簡単な話ではないですが、まずは復帰戦となるセントライト記念でどこまでやれるか…。どうやらダービー出走組の馬もセントライト記念に来るようですから、この夏の成長を実感できるレースになって欲しいと思います。
【7/5福島11R ラジオNIKKEI賞(G3)でのパンサラッサ:公式HPより】
スピリットファーム在厩のグランソヴァールは、引き続き、おもに周回コースでハロン17~18秒ペースのキャンター3000~3200mを消化。週2回の15-15を乗り込まれています。
◇明智代表のコメント 「29日朝も15-15をサーッと。速めを何本かやり始めている分、多少ピリッとしてきた感じですが、現時点ではまだ調整不足といった印象でしょうか。こまめにケアを施していることもあって背腰に疲れは溜まっていませんので、『さらに乗り込みを進めていければ』(先週来場した調教師)と思います」
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秋競馬に向けて、状態が上がってくるのはもう少し先のようです。
本馬の全弟は新規募集ですでに満口となりましたが、好調な売れ行きの大きな理由はこの馬の活躍だったと思います。来年になると弟もデビューをするでしょうし、兄の威厳を示すためにも、それまでにはオープン入りを果たしておきたいところです。
この夏、地道に乗り込みを続けることで、それがもう一段の成長に繋がってくれれば…。オープン入りのハードルが低くないのは当然ですが、もうひと回り成長して弱さが解消されれば、近いうちに(遅くとも今年中には)何とかしてくれるでしょう(^^)
高木競走馬育成牧場在厩のカナロアガールは、おもに常歩30分、周回コースでのダク1800m、ハロン20秒ペースのキャンター3000mを消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇高木場長のコメント 「今回は少々お疲れ気味でしたので、いつもよりも幾らか楽をさせてからの立ち上げとなりましたが、今はもうリフレッシュできている様子。火曜と金曜日に3F15-15を消化しており、少しずつ気持ちも戻り始め、雰囲気が上向きつつあるように感じます。飼葉喰い、体調ともに異常はありませんので、ここからまたしっかりと乗り込んでいきたいですね」
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心身のリフレッシュが進み、先週からは15-15が始まっていますが、今週はそれが週2回になり、少しずつ調子も上がってきたようです。
カナロアガールは基本的に夏場を苦にしませんし(あまり暑過ぎると別なのでしょうが(^^;))、状態が上がり始めると仕上げに苦労はないタイプなので、当初の予定通り新潟開催後半(具体的には9/5の牝馬限定1800m戦?)には十分に間に合ってくれそうです。
このところ先輩古馬勢と2歳馬たちに注目が集まっていますが、カナロアガールの素質が開花すれば、アッという間に上級クラスで活躍するレベルになってくれるでしょう。そのためにも今回のリフレッシュがいい休養になり、まだ眠っている(はずの)成長スイッチが入るキッカケになって欲しいと思います!
【6/20東京7R 3歳以上1勝クラスでのカナロアガール:公式HPより】
吉澤ステーブル在厩のディメンシオンは、ウォーキングマシン調整を経て角馬場入りを開始しています。
◇本田広報担当のコメント 「強いて言えば、到着後の飼葉喰いがもうひとつだったくらい。特に輸送による反動はありませんでしたので、感触を窺いながら立ち上げているところです。育成時以来になりますでしょうか、久々にこちらにやってきましたが、昔はやや細身で小さく映っていた体も、今では肉づきやバランスが立派になっていますね。さすがはオープン馬です」
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無事に吉澤ステーブルに到着、問題なくリフレッシュしてくれているようです。
本田さんも懐かしがってくれていますが、ディメンシオンが吉澤ステーブルにいたのは育成時代の2016年が最後。馬体重は当時でも490kgはあったと思いますが、それでも今の方が「肉付きやバランスが良く」なっていると感じられるのは、厳しい競馬を戦い抜いてきた古馬ならではの貫禄…といったところでしょうか。
それはさて置き、藤原先生が「回復が順調ならば出走」と仰っていたキーンランドカップまであまり時間がありませんが、特に輸送の反動などもないとのことなので、現時点の感触で言えば、出走させる方向で調整が進んでいくことになるでしょう。
ちなみに、なんだかんだでミスペンバリー産駒は重賞未勝利です(2着はいっぱいあるんですけど…)。まあ、そのぐらい重賞を勝つのは大変という事なのですが、産駒の初重賞制覇はパンサラッサや19年産ではなく、母としても後継馬であるディメンシオンに挙げて欲しいなぁと…。
その後は、放っておいても弟たちが重賞を勝ちまくる予定になっていますので、今はとにかく良い状態でキーンランドカップに向かえるよう、万全の調整をお願いしたいと思います!
【7/19阪神11R 中京記念(G3)でのディメンシオン:公式HPより】
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、おもにトレッドミルで調整されています。
◇伊藤マネージャーのコメント
「予防の意味でトモにショックウェーブ放射を行い、29日はトレッドミルでの調整。煩すぎず、適度に元気がありますので、いいリフレッシュになっているのではないでしょうか。もう立ち上げていける状態にありそうですが、大雨のためコース入りは慎重に。天候に応じて乗り進めていければと思います」
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恥ずかしながら、いまだに七夕賞のレースリプレイを見て楽しんでいるのですが、本当に良いレースをしてくれたと思います。馬場の内側が荒れていて、馬群が全体的にラチ沿いでなく、比較的状態の良い馬場中央を進んだたこと、向こう正面でレッドローゼスの石川騎手が、クレッシェンドラヴの外側にフタをする形を作ったこと、そういう不確定要素を全てプラスに変換した内田騎手の好騎乗と、どんな状況にも対応するクレッシェンドラヴの成長ぶりに感心してしまいます。
それはさて置き、現状、ショックウェーブを行った上でのトレッドミル調整なので、完全にターゲットは9月27日のオールカマーで決まりのようですね。充分にリフレッシュをした後に、8月はテンコートレセンで乗り込んで9月上旬に帰厩、帰厩後3週間でレースに向かういつものルーティンが今回も見られそうです。
もう、G3は二つ勝ちましたので次はG2、そしてその先へ。。私の中では完全に流れが出来ていますので、リラックスしていつも通りに実力を発揮して欲しいと思います(^^)
【7/12福島11R 七夕賞(G3)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
坂東牧場在厩のドゥオーモは、週明けより周回コース入りを開始しています。
◇荒木マネージャーのコメント 「先週一杯はパドック放牧とウォーキングマシンのみ。現在は周回コースでハロン20~23秒ペースのキャンター3500mを消化しています。煩い感じも以前とは質が異なりますし、体つきも古馬らしい筋肉をまとった良い体型になりましたね。今年の好調ぶりが頷ける、充実度のようなものが伝わってきます」
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昨年、ドゥオーモが北海道シリーズに参戦した時は栗東と競馬場の行き来だけでしたから、坂東牧場に滞在するのは今から3年前、2017年の秋以来になります。あの時は実に2年近くにも及ぶ超長期休養を余儀なくされていた時期で、ドゥオーモにとっても関係者にとっても非常につらい経験でした。
それが2020年、7歳になって小倉大賞典と函館記念、二つのG3で2着になるなど、堂々たるオープン馬になって戻ってきたのですから、荒木さんもきっと喜んでくれていると思います。
復帰後には福島記念、中日新聞杯と悲願の重賞制覇に向けたレースが待っています。今の充実ぶりなら、展開さえハマればどちらのレースを勝ってもおかしくないハズ…。そのためにも、まずはしっかり英気を養い、良い状態で栗東に戻ってきてもらいましょう!
【7/19函館11R 函館記念(G3)でのドゥオーモ:公式HPより】
引き続きトレセン帰厩に向けたトレーニングがおこなわれいています。幸い、今のところ脚元に問題は出ていないようですが、速めのタイミングを慎重に…ということは、正直、自信をもってペースを上げられるほど良い状態ではないのでしょう。
今後の方針としては新潟開催の最後、つまり、9月5日か6日の未勝利戦(多分、ダート1800m?)から逆算してスケジュールを立てるようですが、「トレセンでもある程度の時間をかける」となると、来週か再来週には美浦に帰厩する可能性が出てきました。
ただ、先週末に帰厩後、早速、栗東坂路で時計を出した長期療養仲間のプライムラインとは違い、充分な準備が整わないままの帰厩になりそうで。。まあ、今までの経緯から、そういう無理もある程度は承知の上ですから、あとはもう尾関先生の判断に全てを委ねたいと思いますm(_ _)m
昨日、一両日中にミスペンバリー'19以外の出資についても考えないと…と書いたのですが、クラブから「スイートマカロン'19 「残92口」、ベネディーレ'19「残115口」、レトロクラシック'19「残65口」となりますが、明朝(29日朝)までに満口になった場合は、先着順でご出資を確定させていただきます」との最後通告が…。しかも、レトロクラシック'19はもう満口表示になっているし…
**2019年産募集馬ラインアップ**
マジか(。・_・。) マジなんですよね、絶対に…
かつての出資馬レトロクラシックの初仔に人気があったのは、私にとっても本当に嬉しい話です。でも、もう少しマッタリ検討できると思っていたんですけどねぇ…。
まあ、レトロクラシック'19については今さらの話なので、ここは腹を括って、次のターゲットを現在「募集中」表記の馬、つまり、19年産馬の中ではサティアナ'19、レフィナーダ'19に絞ってみようと思います。検討期間は『超早期ポイント還元』の対象になる8月末まで、という感じで。。
絶対的な確信があるワケではないですが、もともとレフィナーダ'19には、昨年6月に会った時から出資をしたいと思っていて、ミスペンバリー'19同様に初志貫徹の意味合いもあります。サティアナ'19は(少ない情報量ながら)本格的な血統馬で動画の雰囲気も悪くなく、加えて一口向きではないとも言われる藤原組、いや、藤原先生に、ディメンシオンに続いてお世話になっておきたい気持ちもありますので。
ちなみにレフィナーダ'19に関しては、公式HPのコラムに高柳瑞先生のインタビュー記事が出ていて、当然その中でも前向きに取り上げられています。
◇Hiroo no Reiwa 高柳瑞樹師及び高柳大輔師と共に
まずは、瑞樹先生、お願いしておりますレフィナーダ'19について、ご意見をお聞かせ下さい。
瑞樹師:はい、まず馬を見させてもらった時にとても気に入った馬でもありました。また、牧場からも血統馬レフィナーダの1番馬かもしれないと聞いていたので、楽しみなんです。
米山:父のマジェスティックウォリアーについてはいかがですか?
瑞樹師:ベストウォーリアがG1馬でエアアルマスが重賞勝ち馬。産駒がコンスタントに芝でもダートでも勝っていて、どちらにも対応出来ることが強みかなと思っています。
米山:馬体についてはどうですか?
瑞樹師:半姉のエンパイアブルーに似ているところがあるかは分かりませんが、手先の軽さや素軽さがある中で、しっかりとした馬体をしていて、それでも体を持て余すことがないので、素晴らしいと思っています。
米山:そんなにお褒めいただき、感謝です。
瑞樹師:決して大げさではなく、レフィナーダのラストクロップですし、未勝利戦をぶっちぎったエンパイアブルーの半妹なので、結果を残したいと思っています。
高柳瑞先生にはレイナグラシアも管理して頂きましたので、この系統の良さも弱さも分かっておられるのは心強いです。なかなか難しいところがある歴代レフィナーダ仔ですが、木村さんも改めて「レフィナーダの1番馬かもしれない」と仰ったようなので、人気は控え目でも充分に検討の価値があると思います(^^)
それから少し余計なことを書きますが、あまりの売れ行きにより、19年産馬への出資タイミングがうまく掴めない場合、かねてから考えていたラヴマイウェイ(ハイアーラヴ'18)への出資を先にするかもしれません。ラヴマイウェイに関しては、出来れば次の近況更新後に判断をしたいのですが、19年産新規募集馬との連れ売りで、この馬も「満口直前」になっているので注意が必要です。。さて、どうなりますかねぇ…(^^ゞ
あとですね、昨夜、ミスペンバリー'19の出資金請求書が届きましたので、早速、振込み手続きを済ませておきました。これで本当に出資が確定したことになります。良かった…m(_ _)m