三木ホースランドパーク在厩のバスラットレオンの次走につきましては、7月27日イギリス・グッドウッド競馬場 サセックスステークス(G1・芝8F)を選択肢の一つとして検討しています。
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なんと、サセックスSとなっ(°◇°;)
サセックスSについては、名前は知っているものの、ちょっと知識が怪しかったのでwikiってみました。
それによると、『サセックスステークス (Sussex Stakes) はイギリス・グッドウッド競馬場の芝1マイル(約1609m)で行われる競馬のG1競走。1841年創設と歴史は古く、世界最高峰のマイルレースとして知られている』そうで、そう言えばフランケルをはじめ、日本でも知られるビッグネームたちが歴代勝ち馬に名を連ねているんですよね。
詳しいことは要確認ではあるものの、『世界最高峰のマイルレース』だけあって、名誉に加えて総賞金100万ポンド、1着賞金56万2百ポンド(約9千万円)と欧州G1にしては高額賞金ですし、確かにフランケルらが並ぶ歴代チャンピオンの中に『バスラットレオン』が加わると思うとワクワクします。
もちろん、果たして勝算は?ということや、4歳以上は60kgを背負うこと、初めてとなる欧州遠征といったリスクも考えなければいけませんが、まあ、わざわざこのタイミングでアナウンスがあったということは、「選択肢の一つ」と言いながらも、かなり具体的な検討になっているのでしょう。(あるいは出資会員の反応も知りたいとか…)
そうですねぇ、『次走がどこになっても精一杯応援するだけ宣言』をしている私としては、サセックスSも含めて検討結果を待つのみですが、当然ながら勝てるかどうかは分かりませんし、凱旋門賞とは違い、サセックスSが(国内レースをパスしてまで)どうしても獲りたいレースかと聞かれると、ピンとこない会員の方が多いかもしれません。
ということで、今後も海外遠征が選択肢になるバスラットレオンやパンサラッサの場合、次走がどこか…だけでなく、中期的な方針とか最終的な目標とか、そういうことを何らかの形で示してくれるとすごくありがたい気がします。ドバイをはじめ、日本でもお馴染みのレースなら話は別ですが、サセックスSと言われると、さすがに意表を突かれてしまいますし(^^ゞ
何と言いますか、海外レースを制したお陰で少しずつ遠い存在になっていくパンサラサとバスラットレオンですが、なるべく置き去りにされないように、歯を食いしばってついて行こうと思いますm(_ _)m
【2022/3/26メイダン2R ゴドルフィンマイル(G2/ダ1600m)でのバスラットレオン:公式HPより】
両国特別で7着となったカイザーノヴァの関係者コメントです。
◇内田騎手のコメント 「今日はハミを取ってくれました。単に距離云々ではなく、これからは東京開催も始まることですし、1800mに向かってみるのも悪くないかと思います。もっとハミを取ってくれるようであれば、1600mに使っても面白いのではないでしょうか」
◇鈴木慎調教師のコメント 「今日は道中もラストも前回よりは良い姿勢で走ることが出来ていました。これなら馬場や展開が向いてくれれば、さらに前進が望めるかもしれません。本馬にとってはコーナーが4つの競馬よりも、少ない方が向いているようにも思います」
◆クラブのコメント 「なかなか首を使えず、スピードに乗り切れない走法ではありますが、前回に引き続いて鞍上が道中の走りを教えてくれる形。最後も推進力が上へ逃げ気味だったとはいえ、前走よりも良化の兆しが窺えたのは新たな一歩と言えるでしょう。なお、このあとは、「連闘後ですので、短期放牧を挟んでリフレッシュ。問題がないようであれば、第2回東京開催を目標にトレセンへ戻す予定」(師)となっています」
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なるほどなるほど。。見ていても『前走よりはマシ』に感じた今日のカイザーノヴァですが、内田騎手のトーンはもう少し前向きな感じですね。と言いますか、本当に良い頃のカイザーノヴァを知らないからかもしれませんけれど(^^;)
いや、せっかく内田騎手も鈴木慎先生も、前走より明らかに前向きな手応えを感じてくれたのですから、今日のところは『連闘策の最低限の目的は達成できた』と考えるべきかもしれません。
少なくとも、レース後に『打つ手なし』みたいな雰囲気のコメントでないのは良かったですし、内田騎手を含めて『レースを使いながら前進を図る』方針にブレはないようですから、こちらもレースごとの前進を期待しつつ、その中でカイザーノヴァが、かつての輝きを取り戻してくれるよう応援したいと思います!(^^)
ZBAT!競馬『【大阪杯】“2強”撃破!ポタジェが春の中距離頂上決戦制す』
第66回大阪杯(4歳以上、G1、芝2000m)は、吉田隼人騎手の8番人気ポタジェ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が道中5番手から直線抜け出し勝利。昨年の年度代表馬エフフォーリア、5連勝中だった上がり馬ジャックドールの“2強”を撃破して春の古馬中距離頂上決戦を制し、G1初制覇を果たした。タイムは1分58秒4(良)。
クビ差の2着にはレイパパレ(3番人気)、さらにハナ差遅れた3着にアリーヴォ(7番人気)が入った。なお、エフフォーリアは9着、ジャックドールは5着に敗れた。
大阪杯を勝ったポタジェは、父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ、母の父Awesome Againという血統。通算成績は15戦6勝。重賞は初制覇。大阪杯は友道康夫調教師、吉田隼人騎手ともに初勝利。
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重賞では『好走するけど少し足りない…』、それがポタジェのキャラクターでしたが、まさかまさかのG1大阪杯優勝! しかも、単勝1.5倍のエフフォーリアが9着に沈む驚きの結末で、競馬は本当にやってみなければ分からないです(^^;)
こういう結果になった要因は、やはり、ジャックドールをアフリカンゴールドが突いて1000m通過58.8秒の流れを作ったことではないかと。。58.8秒は驚くほど速くはないですが、稍重に近い良馬場だったと考えると、少なくともジャックドールには未経験の厳しい流れになっていたと思います。(それでも5着に粘ったのはさすがです)
逆に言えば、好位追走から直線先頭に立ったレイパパレにとっては勝ちに等しい素晴らしいレースでしたが、あそこでポタジェに脚を掬われるとは、これはもう勝負の微妙なアヤとしか言いようがないのかもしれません。
しかし、出走各馬が全力を出し尽くす厳しい流れのレースは見ていて面白いです。単純に脚が速いだけでもダメですし、100%能力を出し切れる状態でなければ、どんなに強い馬でも着外に沈む可能性があるという。。ジョッキーや馬は大変なので、あまり無責任なことは言えないですが、スローペースからのヨーイドンに慣れ切った日本競馬界には(特にG1のような大舞台には)たまにはこういうレースが必要なのかもしれません。
今日はあえて、もしもパンサラッサが出ていたら…の話はしませんが、ジャックドールもいずれもっと強くなるかもしれませんし、個性的な逃げ馬が思い切ったレースをすることで、見ていて緊張感のあるG1が増えてくれたら嬉しいです。
**2022/4/3阪神11R 大阪杯(G1/芝2000m)・良**
中山10R 両国特別(2勝C/芝1600m)に出走したカイザーノヴァは7着でした。
【レース内容】互角のスタートから中団やや後方の位置取りに。ペースが落ち着き、道中はやや折り合いを欠いているようにも見えましたが、何とか我慢をさせて勝負どころの3角へ。3~4角で外を回って前を射程圏に入れ、勢いをつけて直線を入ったあたりでは、久々に豪快な末脚が見られるかと思いましたが、坂下あたりで先行勢と同じ脚色になってしまい、結局、7着での入線となりました。
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まだまだ復活の道のりは険しいなぁ。。(^^;)
どうでしょう、今日の走りは前走よりはマシだったと思うのですが、どうしても良い頃の走りと比べてしまうので、とても復活のキッカケを掴んだとは言えない感じです。まあ、苦心の連闘策だったとはいえ、そう簡単でないのはレース前から分かっていましたので、厳しい現状の中で頑張ってくれたとも言えるのですが…。
少し光が見えた点としては、3角過ぎから直線に入るまでの走り、そこについては結構良い雰囲気だった気はします。前半のペースがスローでなければもう少し上位で入線できたかもしれませんし…。
ただ、(諦めが悪いと言われるかもしれませんが)本馬については2勝クラスで上位争いが目標ではありませんので、やはり、根本的な走りの改善、気持ちの立て直しが必要ではないかと思います。。『言うは易し…』なので、具体的にどうすれば良いかは難しいところながら、今後も高い目標を意識していきたいところです。
厩舎の皆さんにはご苦労をおかけしますが、何とか復活めざして手を尽くして頂ければありがたいですm(_ _)m
**2022/4/3中山10R 両国特別(2勝C/芝1600m)・稍重**
吉澤ステーブル在厩のカグヤは、おもにBTCの坂路や直線フラットコースでハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、ハロン14~15秒ペースで乗り込まれています。
◇鷲尾マネージャーのコメント 「多少ムキになる部分はありますが、素軽い動きで走りに余裕が感じられるようになってきました。ハミによるコントロールにも大きな問題はありませんので、今後は力加減の調整や筋肉のボリュームアップにも努めていければと思います。エピファネイア産駒は春以降にグッと逞しくなってくる馬が多いですからね。本馬も本格的に暖かくなってきてから成長が進むのではないかと感じています。ここにきて首さしに伸びが出て、当初のきれいな馬体の印象に戻りつつあります」
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前回近況(3/18)で「調教の動きが良くスピード能力の高さを感じさせる」とのコメントがあり、さらに今回は「素軽い動きで走りに余裕が感じられる」と、トレーニングが進むにつれて評価が高まっているのは心強いです。
鷲尾マネージャーの期待通り、春以降に心身の成長がグンと進むようであれば、エピファネイアの牝馬らしい一発があってもおかしくない気がしてきました。(さすがに牝馬三冠とか、そういう大それたことを言う気はありません(^^ゞ)
実際、動画で歩きを見ていると、胸前から肩にかけての充実ぶりはスゴイですよね。これで腹回りからトモ、お尻にかけてのボリュームが追い付いてくれば、パドックで競馬ファンに『こいつはモノが違うかも…』と思わせる見映えになるのではないでしょうか。(現時点でも430kg台の馬には見えないなぁ…)
いずれにしても、そろそろ広尾TCにおける『矢作厩舎一強時代』に風穴が開くところも見てみたいです。現状、それは簡単なことではないでしょうが、切磋琢磨してこそ生まれるものもありますからね。カグヤがその先兵になれるかどうかは分かりませんが、ひょっとしたらの期待を持ちつつ成長を楽しみたいと思います。
【吉澤ステーブル在厩のカグヤ:公式HP(2022/3/25更新)より】
シュウジデイファーム在厩のテラステラは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路の2本目に15-15を乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「過去に何本か速めをやっている馬ですので、再度のペースアップはスムーズ。問題なくスピードに対応してくれていますし、兄たちの同時期と比較をしても遜色なく動けていると思います。この調子で今後は攻め馬レベルの本数を積み重ねつつ、地力強化を図っていきたいですね」
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字面の調教ペースはボンドオブラヴと同じながら、こちらは石川代表から、「問題なくスピードに対応しており、兄たちの同時期と比較をしても遜色なく動けている」という、かなりの前向き評価をもらえています。
言うまでもなく、兄たちというのは夏の北海道で新馬勝ちをしたカイザーノヴァとキングエルメスのことですから、まあ、テラステラについても『夏の新馬勝ちが狙える状況になりつつある』と考えて良いのでしょう。
もちろん、本当にそうなるかどうかはこれから次第ですし、夏の新馬勝ちが大目標かというとそんなことはないですからね。早い時期に勝ち上がるだけでなく、その先の飛躍を見据えていきたい素質馬ですから、今のうちにしっかりとトレーニングを積み、矢作厩舎の同世代ライバルたちに負けないよう頑張って欲しいと思います。
【シュウジデイファーム在厩のステラリード’20:公式HP(2022/3/18更新)より】
シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路の2本目に15-15を乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「ボリューム感のある体つきですが、登坂時の走りなどを見ますと、まだ自分の身体を持て余しているようなところがありますね。動きが伴ってくるまでには、もう少し時間を要することになるかもしれません。ただ、様々な点において難しいところがないのは、今後に向けてプラスに働くはず。当面はしっかりとトレーニングを積み、成長を促していきたいと考えます」
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週一回の15-15まではきていますので、見た目のペースはまずまずですが、石川代表からは「まだ自分の身体を持て余している、動きが伴ってくるまでにはもう少し時間を要する」と、なかなかの辛口評価をもらってしまいました。
ただ、本馬の場合は本格的な乗り出しが少し遅かったですし、もともと晩成傾向の強いハイアーラヴ産駒ですから、デビューが秋以降(何なら年明けかも)になるのは織り込み済みなところがありますからね。むしろ、夏の間にしっかり量を乗り込んで、秋口から馬体に見合った動きになってくる…ぐらいがちょうど良いのではないでしょうか。
逆に、この系統で最も心配な気性面に関して、「様々な点において難しいところがない」と言われているのはありがたいのですが、気性難で苦労をした兄姉たちの傾向を思い起こすと、この時期に難しさがないからと言って、全く油断できないのがハイアーラヴ産駒で。。何と言いますか、普通に歩いているだけなのに、何となく常識では測れない雰囲気、周囲に対して腹に一物抱えていそうなムードを感じるのは私だけでしょうか(^^;)
【シュウジデイファーム在厩のハイアーラヴ’20:公式HP(2022/3/18更新)より】