【中山大障害】マイネルグロンが10馬身差の独走V!4連勝でジャンプ界に新王者誕生:サンスポZBAT!
(中山大障害、2023年12月23日 15:05、G1、中山10R、芝4100m)
第146回中山大障害(3歳以上障害オープン、J・G1、芝4100m)は、石神深一騎手の1番人気マイネルグロン(牡5歳、美浦・青木孝文厩舎)が4連勝で初のG1タイトルを奪取。ジャンプ界に新王者が誕生した。レース序盤は中団で安定した飛越を見せ、途中からは3番手まで位置を上げると向こう正面半ばでに一気に先頭へ。そこからは完全に独走となり、最後は10馬身差つけ圧勝した。タイムは4分37秒9(良)。
2着には昨年の覇者ニシノデイジー(3番人気)、さらに6馬身遅れた3着にエコロデュエル(4番人気)が入った。
中山大障害を勝ったマイネルグロンは、父ゴールドシップ、母マイネヌーヴェル、母の父ブライアンズタイムという血統。通算成績は21戦5勝(うち障害10戦5勝)。重賞は今年の東京ハイJ(J・G2)に次いで2勝目。青木孝文調教師は中山大障害初勝利、石神深一騎手は2016・17・21年オジュウチョウサン、18年ニホンピロバロンに次いで5勝目。
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暮れの名物、中山大障害を制したのは単勝1番人気、前走で東京ハイジャンプを勝ったマイネルグロンでした。
西谷騎手のジューンベロシティ、五十嵐騎手のニシノデイジーがやり合う展開の中、中団から徐々に進出して勝負どころのハードル飛越で先頭に立った流れは見事でしたし、最後の直線では、父ゴールドシップ、母父ブライアンズタイムらしいスタミナと底力を見せつけてくれました。鞍上の石神騎手も会心の騎乗、会心の勝利だったのではないでしょうか。
マイネルグロンは平地では11戦0勝(2着4回)、平地最後の一戦は1勝クラスに格上挑戦をして7着でしたから、未勝利格上挑戦馬を抱える私としても特に注目をしていました。まあ、飛越センスその他はやってみなければわからないものですが、こういう馬がJ・G1を勝つなんて、やはり障害レースには独特の夢がありますよね。
このところ、障害ジョッキー不足が深刻になりつつあるようですが、4100mの長丁場の中で、こんなに面白い駆け引きが見られるレースが無くなってしまうとしたら寂しいです。馬券の売り上げやら何やら難しいところはあるでしょうが、若手ジョッキーにはもっと積極的に挑戦して欲しいですし、何とか伝統を繋いでいって欲しいですm(_ _)m
ということで、蛯名厩舎に移ったセントアイヴスはどうするんですかね。もしも飛越センスがあるようなら、来年は障害デビューから大きな夢を見てみたい…のその前に、キチンと練習しないと危ないですけど(^^ゞ
**2023/12/23中山10R 中山大障害(J・G1/芝4100m)・良**
中山大障害【2023年12月23日中山10R】:競馬ラボ
宇治田原優駿ステーブル在厩のジーベックは、現在は、おもにトラックでのウォーミングアップ後、坂路でハロン23秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇松山担当のコメント 「整体などの効果が見られ、治療の必要もなくなったことから、先週末より坂路入りを開始しました。その後も歩様に問題はなく順調にきていますので、このまま状態を確認しつつ、落ちてしまった筋力を地道に取り戻していきたいですね。これだけ体が緩んでいても馬自身がバランスを取って走ってくれますし、乗り味も良好。雰囲気がある馬だと思います」
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まだ23秒ペースながら、坂路入りが始まったのは大きな前進ですね。
落ちてしまった筋肉を戻すのに時間が掛かるのは仕方がありませんので、これからはくれぐれも順調に、あと戻りすることなくトレーニングを継続して欲しいと思います。
そんな中、松山担当から「体が緩んでいても馬自身がバランスを取って走ってくれるし乗り味も良好。雰囲気がある馬だと思う」といった前向きなコメントが聞けたのは嬉しいです。輸送中の負傷以来、明るいニュースがなかった本馬ですが、こういうコメントを見ると、シュウジデイファームからこちらに移動が決まった時の、希望と期待に満ちた気持ちが思い出されます。
あ、希望と期待は当然今でも持っていますので、できるだけ早いタイミングでの完全回復を果たして欲しいですね(^^ゞ (何月頃になるかは、来年になってから考える…で良いでしょう)
ジョイナスファーム在厩のトゥジュールは、日に2~3時間ほどのパドック放牧により管理されています。
◇稲村場長のコメント 「引き続き安静にして次回のエコー検査を待っているところ。患部は大きく張ったり、熱を持ったりすることもなく、落ち着いている状況が続いていますので、改めてウォーキングマシン入りに移行できるかどうかがポイントになってきます。日によって、また、一日のなかでも気温差が激しいですが、体調や様子に変わりはありません」
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引き続き、日々の生活については問題ないようです。その一方で、患部についても特に大きな変化はないとのことですが、今回はエコー検査の中間ですし、変化なく落ち着いていればそれでOKなのでしょう。
となると、次回の検査でどんな診断があり、果たしてウォーキングマシン入りができるのかどうか…。
症状が比較的重かったこともあるでしょうが、何となく治りが芳しくない雰囲気も感じますので、少しでも明るい見通しが持てる結果が出て欲しいと思います。(ここは開き直って神頼みのみ!(^^;))