掛花入を作る
1) 蹲(うずくまる)を作る。
現在、蹲と呼ばれている、小さな壷は、最初に出現したのは、鎌倉時代とも、室町時代とも
言われています。
① 蹲の大きさは、高さが、20cm以下、最大径が、約17~18cm程度で、口径は、
10~11cmが、多いです。
中型や、大型の壷との違いは、底部分が、比較的大きい事と、首がやや傾いている物が、
多い事です。
② 作品は、電動ろくろで、容易に、作る事は出来ますが、形が単調になり易く、趣が出ませんので、
紐作りで、紐を積み重ねる方法(輪積み)を、取る方も多いです。
手で成形する事により、蹲らしい、雰囲気を出します。
③ 底は、ベタ底ですが、「下駄印し」が有るのが、伊賀焼や、信楽の壷の、特徴と言われています。
「下駄印し」とは、長方形の平行した、削り痕が、2~3本付いた物で、下駄の歯に似ている為、
「下駄印し」と言いますが、目的は、亀板に土を載せて、作る際、土が移動しない様にした為と、
言われていますが、明らかでは有りません。
この印しは、出っ張る物(出下駄)と、凹んでいる物(入下駄)が有ります。この底も、鑑賞の
ポイントと成ります。
④ 底を作る
粗く粉砕した、乾いた粘土を、亀板に薄く振り掛け、均等に拡げます。
壷の底に成る土を、この上に載せます。こうする事により、素朴で味わい深い、底を作る事が
出来ます。底はやや大きくして置きます。
⑤ 紐を積み上げる。
予め、作って置いた紐を、積み上ます。輪積みの方法で、一段ずつ積み上げ、内、外から、
しっかり指で慣らし、繋ぎ目を消し、更に肉厚を。整えます。
⑥ 形を作る。
・ 首を狭めてますが、手が入らなくなったら、「柄こて」などを使い、表面を形作ります。
その際、指痕を少し、残す様にすると、趣が良くなるとも、言われています。
・ 掛金具を、取り付けない場合、首を紐(シュロや、ツタなど)で、くくりますので、口は広くし、
丈夫な二重口にします。首は、紐が外れ難い様に、短くします。
更に、首をやや傾け、アクセントをつけます。
・ 掛金具を使う場合は、肩よりやや上に、4~5mmの孔を開けて置きます。
⑦ 蹲の表面に、桧垣文などの模様や、箆目(へらめ)を付ける時は、土が軟らかい内に、
行います。
⑧ 仕上げ
やや乾燥したら、作品を亀板から、離します。底に付いた、粉砕した粘土を、取り除き、
底の角を、全周手で叩き、角を丸めて、形を整えます。
・ 底の中央を、掌(てのひら)で、やや押し込み、碁笥底高台風に、する事も有ります。
2) 旅枕掛花入を作る。
以下次回に続来ます。
1) 蹲(うずくまる)を作る。
現在、蹲と呼ばれている、小さな壷は、最初に出現したのは、鎌倉時代とも、室町時代とも
言われています。
① 蹲の大きさは、高さが、20cm以下、最大径が、約17~18cm程度で、口径は、
10~11cmが、多いです。
中型や、大型の壷との違いは、底部分が、比較的大きい事と、首がやや傾いている物が、
多い事です。
② 作品は、電動ろくろで、容易に、作る事は出来ますが、形が単調になり易く、趣が出ませんので、
紐作りで、紐を積み重ねる方法(輪積み)を、取る方も多いです。
手で成形する事により、蹲らしい、雰囲気を出します。
③ 底は、ベタ底ですが、「下駄印し」が有るのが、伊賀焼や、信楽の壷の、特徴と言われています。
「下駄印し」とは、長方形の平行した、削り痕が、2~3本付いた物で、下駄の歯に似ている為、
「下駄印し」と言いますが、目的は、亀板に土を載せて、作る際、土が移動しない様にした為と、
言われていますが、明らかでは有りません。
この印しは、出っ張る物(出下駄)と、凹んでいる物(入下駄)が有ります。この底も、鑑賞の
ポイントと成ります。
④ 底を作る
粗く粉砕した、乾いた粘土を、亀板に薄く振り掛け、均等に拡げます。
壷の底に成る土を、この上に載せます。こうする事により、素朴で味わい深い、底を作る事が
出来ます。底はやや大きくして置きます。
⑤ 紐を積み上げる。
予め、作って置いた紐を、積み上ます。輪積みの方法で、一段ずつ積み上げ、内、外から、
しっかり指で慣らし、繋ぎ目を消し、更に肉厚を。整えます。
⑥ 形を作る。
・ 首を狭めてますが、手が入らなくなったら、「柄こて」などを使い、表面を形作ります。
その際、指痕を少し、残す様にすると、趣が良くなるとも、言われています。
・ 掛金具を、取り付けない場合、首を紐(シュロや、ツタなど)で、くくりますので、口は広くし、
丈夫な二重口にします。首は、紐が外れ難い様に、短くします。
更に、首をやや傾け、アクセントをつけます。
・ 掛金具を使う場合は、肩よりやや上に、4~5mmの孔を開けて置きます。
⑦ 蹲の表面に、桧垣文などの模様や、箆目(へらめ)を付ける時は、土が軟らかい内に、
行います。
⑧ 仕上げ
やや乾燥したら、作品を亀板から、離します。底に付いた、粉砕した粘土を、取り除き、
底の角を、全周手で叩き、角を丸めて、形を整えます。
・ 底の中央を、掌(てのひら)で、やや押し込み、碁笥底高台風に、する事も有ります。
2) 旅枕掛花入を作る。
以下次回に続来ます。