掛花入の話を続けます。
2) 旅枕掛花入を作る。
⑥ 口造り
真っ直ぐな形の、旅枕掛花入も、有りますが、首を付けた、旅枕形の花入もあります。
口の真下に、かなり太い溝が、付けられている物も、あります。口造りは、矢筈口(やはずくち)や、
姥口、直口になった物が、多いです。
・ 矢筈口(やはずくち): 矢の後端で、弓の弦を、受ける部分の事ですが、この形状に似た、
口造りを、矢筈口と呼び、花入の中でも、格調の高い物で、高価な作品に多い形です。
・ 姥口(うばくち) : 歯のない老婆の口の事ですが、茶道具では、周囲が盛り上がり、
口のすぼまった形で、釜、香炉、水指、花入などに、使われています。
・ 直口(すぐくち): 胴から垂直に、真直ぐ立った形です。又、立口ともいいます。
尚、口には、山道と言う、緩い凹凸を、付けます。
⑦ 細工をする
) 変形させる(歪める)。
轆轤(ろくろ)で、綺麗な形に、作った物は、好ましく思わない人も、多いです。
面白くない、遊びが無い、単純である等々の、理由をつけます。
・ 花入全体を、変形させて、趣(おもむき)を、出します。
底、胴、口周辺に掛けて、三角や、四角っぽく変形させたりします。
) 箆目(へらめ)を入れる。
胴から底に掛けて、縦や斜め方向に、大胆(又は、慎重)に箆目を、入れます。
・ 箆の選定と、箆使いによって、雰囲気は、大幅に変化します。
一発勝負ですので、取り掛かる前に、十分、予測して置く必要が、有ります。
尚、箆目を大胆に入れると、乾燥時に、その部分から、亀裂が入る恐れが、ありますので、
丁寧に、仕上げてください。
) 耳を付ける
耳に関しては、好ましいと思う人と、思わない人がいますが、不用と言う人の方が、多い様です。
3) 焼成について(灯油やガス窯で、信楽、伊賀風に焼成する方法)
蹲や、旅枕には、無釉の物と、釉を掛けた物が有ります。
昔は、薪で焼かれていた、信楽焼、備前焼、伊賀焼も、現在では、灯油、ガス、電気と多様化し、
薪と、遜色無い、焼き上がりと、なっています。
・ 「薪窯風に焼成する方法」
① 完全に乾燥した作品に、化学糊(CMC)を、刷毛で塗ります。
(塗る場所は、灰が掛かって欲しい、場所です。)
② 灰を篩(ふるい)や、茶漉しに入れて、振り掛けます。
灰には、松灰や、土灰(どばえ)が、適します。但し、天然物と、合成物が有ります。
・ 松灰は、赤松の灰で、やや緑色に掛かると、言われています。
・ 土灰は、雑木の灰で、やや黄色味を、帯びると言われています。
(実際には、両者の差は、微妙な感じです。)
③ 「サヤ鉢」に入れる。
鉢の内側に、珪砂を敷きます。
作品には、団子状にした道具土を、数個、底に付け、サヤに入れます。
④ 籾殻(もみがら)と炭を入れる。
サヤと作品の間に、最初籾殻を入れ、次にやや大きめの、木炭を入れます。
・ 籾殻は、焦げた感じに、炭は、強還元により、ビードロ色に成ります。
⑤ 藁(わら)を巻き付ける。
緋色を出したい部分に、藁を強弱、粗密をつけて、巻きつけます。
⑥ 木炭を追加して、サヤの蓋を、閉じます。
空気が入ると、綺麗な色が出ません。きっちり閉じて下さい。
後は、窯でいつもの様に、焼成します。
尚、焼成温度は1250℃程度で、時間は長い方が、良い結果が出る様です。
以上で、花入の話は、終わりにし、更に、他の茶道具について、お話する予定です。
2) 旅枕掛花入を作る。
⑥ 口造り
真っ直ぐな形の、旅枕掛花入も、有りますが、首を付けた、旅枕形の花入もあります。
口の真下に、かなり太い溝が、付けられている物も、あります。口造りは、矢筈口(やはずくち)や、
姥口、直口になった物が、多いです。
・ 矢筈口(やはずくち): 矢の後端で、弓の弦を、受ける部分の事ですが、この形状に似た、
口造りを、矢筈口と呼び、花入の中でも、格調の高い物で、高価な作品に多い形です。
・ 姥口(うばくち) : 歯のない老婆の口の事ですが、茶道具では、周囲が盛り上がり、
口のすぼまった形で、釜、香炉、水指、花入などに、使われています。
・ 直口(すぐくち): 胴から垂直に、真直ぐ立った形です。又、立口ともいいます。
尚、口には、山道と言う、緩い凹凸を、付けます。
⑦ 細工をする
) 変形させる(歪める)。
轆轤(ろくろ)で、綺麗な形に、作った物は、好ましく思わない人も、多いです。
面白くない、遊びが無い、単純である等々の、理由をつけます。
・ 花入全体を、変形させて、趣(おもむき)を、出します。
底、胴、口周辺に掛けて、三角や、四角っぽく変形させたりします。
) 箆目(へらめ)を入れる。
胴から底に掛けて、縦や斜め方向に、大胆(又は、慎重)に箆目を、入れます。
・ 箆の選定と、箆使いによって、雰囲気は、大幅に変化します。
一発勝負ですので、取り掛かる前に、十分、予測して置く必要が、有ります。
尚、箆目を大胆に入れると、乾燥時に、その部分から、亀裂が入る恐れが、ありますので、
丁寧に、仕上げてください。
) 耳を付ける
耳に関しては、好ましいと思う人と、思わない人がいますが、不用と言う人の方が、多い様です。
3) 焼成について(灯油やガス窯で、信楽、伊賀風に焼成する方法)
蹲や、旅枕には、無釉の物と、釉を掛けた物が有ります。
昔は、薪で焼かれていた、信楽焼、備前焼、伊賀焼も、現在では、灯油、ガス、電気と多様化し、
薪と、遜色無い、焼き上がりと、なっています。
・ 「薪窯風に焼成する方法」
① 完全に乾燥した作品に、化学糊(CMC)を、刷毛で塗ります。
(塗る場所は、灰が掛かって欲しい、場所です。)
② 灰を篩(ふるい)や、茶漉しに入れて、振り掛けます。
灰には、松灰や、土灰(どばえ)が、適します。但し、天然物と、合成物が有ります。
・ 松灰は、赤松の灰で、やや緑色に掛かると、言われています。
・ 土灰は、雑木の灰で、やや黄色味を、帯びると言われています。
(実際には、両者の差は、微妙な感じです。)
③ 「サヤ鉢」に入れる。
鉢の内側に、珪砂を敷きます。
作品には、団子状にした道具土を、数個、底に付け、サヤに入れます。
④ 籾殻(もみがら)と炭を入れる。
サヤと作品の間に、最初籾殻を入れ、次にやや大きめの、木炭を入れます。
・ 籾殻は、焦げた感じに、炭は、強還元により、ビードロ色に成ります。
⑤ 藁(わら)を巻き付ける。
緋色を出したい部分に、藁を強弱、粗密をつけて、巻きつけます。
⑥ 木炭を追加して、サヤの蓋を、閉じます。
空気が入ると、綺麗な色が出ません。きっちり閉じて下さい。
後は、窯でいつもの様に、焼成します。
尚、焼成温度は1250℃程度で、時間は長い方が、良い結果が出る様です。
以上で、花入の話は、終わりにし、更に、他の茶道具について、お話する予定です。