わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

陶芸の本について(作品集5)

2011-04-02 22:32:16 | 陶芸四方山話 (民藝、盆栽鉢、その他)
引き続き、陶芸に関する本について、お話します。

① 一般に市販されている作品集

 ) 作品に値段が付けられている本

   現代の著名な複数の作者の作品を、掲載し更に、値段までも付けられている本です。

   安い作品でも数万円~数百万円の作品も、掲載されています。作品の種類も、多彩です。

  a) この様な本の意味は、現在どの様な作品が、人気が有るのかを、示す指標に成る事です。
 
    人気のある作家や、作品は当然価格が、高くなるからです。

    (掲載されている人達は、各種の陶芸展での、入選者が多い様です。)

  b) 又は、この様な本に、掲載されるだけでも、ある意味その世界で、認められていると、

    購買者や、載せられた作家が、思い込む事かも知れません。

    即ち、掲載された作品が、実際には、売れる売れないは、関係ないのかも知れません。

   ・ 但し、本に載っているからと言って、必ずしも、実力の有る、著名な陶芸家とは、限り

     ませんので、作品購入に当たって、注意が必要です。

  c) 或いは、実際に販売を目的に、掲載しているのかも知れません。

     直接作者に、連絡が着く様に、住所や電話番号が記載されている本は、少ない様です。

     それ故、記載の作品を購入したい場合には、その取引店(美術店、陶磁器店など)や、

     出版社を通さなければ、成らないかも知れません。

  ) 窯場の旅行ガイド的な本

     焼き物産地に出掛ける時に、役立つ本かも知れません。

     その産地の美術館、陶磁器館、資料館などの見所や、焼き物の販売所も、地図入りで、

      紹介されています。更に、当地で陶芸体験が出来る場所や、値段(手ひねり、電動

      ろくろ)も、掲載されている本も有ります。連絡先も記載されていますので、予約も

      可能です。尚、予約無しでも、受け入れてくれる所もあります。

    ・ 実際に焼き物を作っている窯場を、見学できる所も、数は少ないですがあります。

      見学を認める所では、作品を販売している事も多いです。

      作品販売の無い窯場では、予約が必要な場合が多いですし、余り近くでは見る事が、

      出来ない場合も有ります。

    ・ 但し、運良く窯主などと、知り合いに成れば、身近で見せて貰えるかも知れません。

    ・ 著名な焼き物の産地では、年に数度の焼き物市が、開催されますので、その機会に

      勉強の為や、買出しなどで、出掛けるのも、楽しい事でしょう。この様な情報も、

      記載されている事が多いです。

以下次回に続きます。

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