坏土(はいど)の話を、続けます。
5) 坏土の調整
② 配合調整
成形がし易い土や、「ゆがみ」「割れ」「ひび」などの発生を、予防する土の調合を、
どの様にしたら良いかを、述べます。
以前述べた、失敗と対策のカテゴリーと、一部重複しますが、ご了承下さい。
但し、本題に入る前に、一言説明を加えます。
) 失敗作とは
工業的な量産する作品と、陶芸に於ける失敗の、概念に大きな差がある様です。
即ち、「ゆがみ」「割れ」「ひび」などは、量産品では、失敗作品ですから、世に出る事は、
決してありません。又、失敗作に成らない様に、きっちり調合し坏土を作る必要があります。
a) 陶芸家等の作る焼き物では、上記欠点は、必ずしも欠点ではなく、場合によっては、
珍重される事も、珍しくありません。例をいくつか挙げたいと思います。
b) 「ゆがみ」について
特に茶陶(茶道で使われる焼き物類)では、この「ゆがみ」が重要な役割を持ちます。
勿論、故意(人為的)な「ゆがみ」ではなく、自然と「ゆがみ」が発生した場合です。
c) 「割れ」や「ひび」について
イ) 有名な割れた水指として、伊賀水指 銘:破袋(やぶれぶくろ)重文 があります。
窯の中で破裂した際に、大きく割れたと思われる、割れ筋が何本も付いています。
勿論、割れた為だけでなく、その形と、何よりもビードロ釉の美しさで、後世まで
伝来している水指です。
ロ) 現代作家の作品でも、「ひび」や「割れ」の入った作品が、堂々と売られています。
これらは、使用中に「割れ」や「ひび」が入った物ではなく、窯出しの際からこの状態
のままです。(勿論、金継ぎ等の補修は、しておりません。)
ハ) 作品の表面に、わざと「割れ」や「ひび」を入れる技法もあります。
例えば、袋物の作品を轆轤で作り、ある程度乾燥後に、内側から「柄こて」を使い、
無理に径を広げると、乾燥した表面に、「亀裂」や「ひび」が入り、表面に一種の
模様と成ります。荒々しさを、表現できる技法とも言えます。
同様に、板皿の場合ですと、厚く作った作品の、縁から内側に、割れを故意に入れる
場合があります。(勿論、作品全体を見渡し、効果的に計算して、入れています。)
c) 以上の様に、土に起こる欠点を、むしろ有利に、利用する場合も有りますので、一概に
欠点として、その性質を、否定する必要はありませんが、一般的には、欠点として認識し
坏土を調整する必要があります。
前置きが長くなりましたが、本題に入りたいと思いま。
以下次回に続きます。
5) 坏土の調整
② 配合調整
成形がし易い土や、「ゆがみ」「割れ」「ひび」などの発生を、予防する土の調合を、
どの様にしたら良いかを、述べます。
以前述べた、失敗と対策のカテゴリーと、一部重複しますが、ご了承下さい。
但し、本題に入る前に、一言説明を加えます。
) 失敗作とは
工業的な量産する作品と、陶芸に於ける失敗の、概念に大きな差がある様です。
即ち、「ゆがみ」「割れ」「ひび」などは、量産品では、失敗作品ですから、世に出る事は、
決してありません。又、失敗作に成らない様に、きっちり調合し坏土を作る必要があります。
a) 陶芸家等の作る焼き物では、上記欠点は、必ずしも欠点ではなく、場合によっては、
珍重される事も、珍しくありません。例をいくつか挙げたいと思います。
b) 「ゆがみ」について
特に茶陶(茶道で使われる焼き物類)では、この「ゆがみ」が重要な役割を持ちます。
勿論、故意(人為的)な「ゆがみ」ではなく、自然と「ゆがみ」が発生した場合です。
c) 「割れ」や「ひび」について
イ) 有名な割れた水指として、伊賀水指 銘:破袋(やぶれぶくろ)重文 があります。
窯の中で破裂した際に、大きく割れたと思われる、割れ筋が何本も付いています。
勿論、割れた為だけでなく、その形と、何よりもビードロ釉の美しさで、後世まで
伝来している水指です。
ロ) 現代作家の作品でも、「ひび」や「割れ」の入った作品が、堂々と売られています。
これらは、使用中に「割れ」や「ひび」が入った物ではなく、窯出しの際からこの状態
のままです。(勿論、金継ぎ等の補修は、しておりません。)
ハ) 作品の表面に、わざと「割れ」や「ひび」を入れる技法もあります。
例えば、袋物の作品を轆轤で作り、ある程度乾燥後に、内側から「柄こて」を使い、
無理に径を広げると、乾燥した表面に、「亀裂」や「ひび」が入り、表面に一種の
模様と成ります。荒々しさを、表現できる技法とも言えます。
同様に、板皿の場合ですと、厚く作った作品の、縁から内側に、割れを故意に入れる
場合があります。(勿論、作品全体を見渡し、効果的に計算して、入れています。)
c) 以上の様に、土に起こる欠点を、むしろ有利に、利用する場合も有りますので、一概に
欠点として、その性質を、否定する必要はありませんが、一般的には、欠点として認識し
坏土を調整する必要があります。
前置きが長くなりましたが、本題に入りたいと思いま。
以下次回に続きます。