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貧乏人にスーパーロハスへの道はない?

2006-12-10 16:59:10 | ノンジャンル
 以前にここで、貧乏人にはエコ生活ができないのか、という問題提起をしましたが、それを逆なでするような記事が月刊「ソトコト」に出ていたので、ちょっと触れてみます。
 月刊「ソトコト」というのは木楽舎から出版されている月刊誌で、「ロハスピープルのための快適生活マガジン」と唱っています。
 その最新号に「ポピュリッチはロハスか?」という記事が出ていました。ポピュリッチとは日本経済新聞グループが名付けた新富裕層を指す名称で、旧来型の富裕層と比較すると一般的な(ポピュラー)感覚を持った消費行動をとる傾向があることから、名付けられたそうです。この層はIT長者やデイトレーディングで大儲けした若きミリオネアばかりでなく、一般企業に所属する世帯年収1500万円以上の夫婦たちで、自らの生き方・暮らし方にこだわりを持つ人たち。
 記事によると、彼らの言動の裏側に隠れた消費意識や価値観をインサイト(洞察)してみると、まさにエゴとエコの実践者であることが理解でき、「ポピュリッチ」=「スーパーLOHAS」といっても過言ではない、とのことです。
 「スーパーLOHAS」というのは、ロハスな生活をしている人々の中でもトップレベルにある、ということですよね。金持ちじゃないと、究極のロハスな生活はできないのだ、と堂々と宣言されてしまいました。ツルオカケンゴという方の文章らしいですが、やはり書き方に問題があるんじゃないんでしょうか? とりあえず貧乏人の私は、これを読んで不愉快でした。
 また、この雑誌はファッションのコーナーもあるのですが、そこで紹介されているスーツは何と45万5700円です。もう何もいえません。
 月刊ソトコトは、これからは「金持ちなロハスピープルのための快適生活マガジン」と銘打つべきだと思いますが、どうでしょうか?