gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

スティーヴン・キング『ダーク・タワー6 スザンナの歌』

2006-12-11 17:31:29 | ノンジャンル
 スティーヴン・キングの「ダーク・タワー」シリーズの第6巻「スザンナの歌」を読みました。
 「ダーク・タワー」シリーズとは、最後のガンスリンガー(拳銃使い)ローランド、ジャンキーだった若者エディ、地下鉄の事故で膝から下を失った若き黒人女性で多重人格者スザンナ、少年ジェイクとそのペットで犬に近い動物オイらが、この世を滅ぼしつつある暗黒の塔をめざして旅する物語です。今回は、前回狼を装ったロボットたちとの激闘の最中に、ひとり別世界へ行ってしまったスザンナを、神父のキャラハンという新たな助っ人を得て、手分けして現在のニューヨークと彼らのいる中間世界を何度も往復しながら探す話です。スザンナは妖魔によってローランドの精子を体内に注入され、妊娠しており、その胎児の母親のマイラという新たな人格を得てしまって、自分の体を自由に動かす事ができません。そして他のメンバーに発見される前にマイラはスザンナの体を借りて、出産してしまいます。
 細かいエピソードの積み重ねで、簡単に話をまとめることは不可能です。心理描写も以前よりも増えた感じがして、読んでいてよく理解できない部分も増えたような気がします。「ダーク・タワー」シリーズは、次の第7巻でいよいよ大団円を迎えるので、その話に必要な要素をこの本で振りまいておいたのかもしれません。
 今日、本屋で見ましたら、第7巻の上巻、中巻までが店頭に出ていました。ということは、第7巻は上中下の3巻になるということですね。どんなラストと迎えるのか、楽しみです。