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トニー・スコット監督『エネミー・オブ・アメリカ』その1

2013-10-22 10:32:00 | ノンジャンル
 トニー・スコット監督の'98年作品『エネミー・オブ・アメリカ』をWOWOWシネマで見ました。
 “メリーランド州の公園 06:45”の字幕。「通信技術による国家保安とプライバシー法案」に反対するハマースリー議員はNSA(国家保安局)のレイノルズ(ジョン・ヴォイド)の説得を聞かず、車で立ち去ろうとしますが、レイノルズの部下に殺され、車ごと池の中に沈められます。“シルヴァーバーグ&ブレイク法律相談所 11:30”。労使闘争なら話ができたが、組合の幹部が会社側となれあいの取引をしているのでは手が出せたいというディーン弁護士(ウィル・スミス)は、背後にマフィアのピンテーロ・ファミリーがいて、組合員に暴力で挑発してくると聞いて、その件は自分に任せろと言います。ディーンは調査員のブリルからの情報を仲介者のレイチェルからもらい、情報料1万ドルの15%を手数料として彼女に渡します。“ピンテーロのレストラン 14:26”。ディーンはフィルムを映写し、労組の幹部とピンテーロが会っていることを示しますが、ピンテーロはそれが自分だと認めようとしません。労組幹部との接触が禁止されているので、15年から20年の刑を受けることになると言うディーンに、ピンテーロはこのフィルムを誰にも見せないなら要求を聞こうと言い出し、ディーンは組合員が“外部の圧力”がなく雇用契約にサインできるようにしろと言います。フィルムを誰が撮影したか1週間以内に教えないと殺すと脅すピンテーロ。ディーンはピンテーロにFBIが見張っているから用心しろと言います。
 “メリーランド州の公園 15:07”。下院議員ハマースリーのベンツが貯水池で見つかり、議員は心臓発作を起こして車ごと池に落ちたと推測され「通信技術による国家保安とプライバシー法案」が通る確率が高まったと報道されています。貯水地の向かいの箱の中のビデオカメラのフィルムを交換するザヴィッツに目をつけるNSAの職員。 そして雁の渡りの習性を研究するために、貯水地に向けてフィルムを回しているザヴィッツの存在がレイノルズに知らされ、レイノルズは“訓練”の名目で、NSAのスタッフと元兵士を数名集めるように命じます。“ケント州電波傍受基地”。ザヴィッツの電話を傍受するスタッフ。“NSA 14:53”。暴力的な元海兵隊員2名が召集されます。一方、ザヴィッツはハマースリーが殺される場面が映っているのを見つけ、知人に電話しますが、電話の内容はNSAによって傍受されていました。ザヴィッツはテープの内容をカードにコピーしますが、既に自宅が包囲されているのに気付き、裏の非常階段から屋上へ逃げ出します。衛星からの画像で彼を捕捉し、彼を追う者たちに情報を送るスタッフ。逃げる途中で大学時代一緒だったディーンに出会い、彼から名刺を渡されますが、その直後にザヴィッツはバスに轢かれて死にます。“ワシントンD.C. ディーン宅17:05”。ザヴィッツと会い、その直後に彼が死んだと妻のカーラに話すディーン。一方、NSAでは、ザヴィッツが逃亡中に接触したディーンは弁護士であることを突き止めます。ディーンの通信記録を調べてみると、彼の大学時代の同級生だったレイチェルと結婚後もしばしば電話していることが分かり、また過去18ヶ月に何度も預金をおろし、4千ドル、5千ドルと毎回額が増えていて、その都度レイチェルの口座に多額の入金がなされていること、そしてその額がディーンの引き出した額のちょうど15%になっていることも分かります。またザヴィッツとの接触後、ディーンの持つ袋の形状が変わっていたことも判明します。
 “NSA09:22”。レイノルズはディーンの信用度を徹底的に落す作戦を与え、彼の自宅を荒らさせ、彼の持ち物も発信機入りの持ち物に交換します。ある日、ディーンは上司に呼ばれ、大陪審が君の扱った労働争議訴訟を全部洗っていると言い、マフィアのためにスイスにダミー会社を作ったりして付き合いがあること、裁判で偽証人を見逃したことを追及し、状況が一段落するまで長期休暇をするように言います。帰宅すると、カーラが新聞記事を見て、未だにレイチェルと付き合っていたのね、と怒りを露にし、ディーンが彼女が調査員のブリルとの連絡係で、月1度会って食事をしてるだけだと答えますが、彼の言い分を信じてくれません。“タルマッジ・ホテル 17:38”。クレジットカードが全て使えなくなっていて、カバンも置き引きに盗まれてしまうディーン、明日の11時、マウント・ヴァートン広場で会おうとレイチェルの留守電に入れます。一方、“訓練”の第二段階に入ったと語るレイノルズ。(明日へ続きます‥‥)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto