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マーヴィン・ルロイ監督『犯罪王リコ』その3

2020-12-08 00:38:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。

「“リトル・シーザー”の祝宴が行われる」の記事。アーニー「俺の縄張りを犯すのは許さん。手下にリコを殺すように言ってある」。盗み聞きするジョー
 オテロ「ジョーだ。アーニーが刺客を仕向けた。リコを急いで探せ」。
 路上。「新聞を十部くれ。俺の写真が載ってる」。走る車からマシンガン。リコ「やりやがったな」(中略)。
オテロ「アーニーの仕業だ。ジョーが知らせてくれた」リコ「今夜アーニーを襲う」。
“アンカー貿易会社”の表札。ノックし、のぞき窓が開くと、拳銃で脅す。部屋に侵入するリコら。アーニー「何のようだ?」「腕の悪い殺し屋は雇うもんじゃねえ。お前は終わりだ。お前の縄張りは全部もらう」「モンタナが黙っちゃいない」「奴は俺のボスじゃない」。
“アーニー・ローチ氏が夏季休暇を取るため友人2人とともにデトロイトへ”の記事。
“新たなボスの誕生だ。リトル・シーザー”の記事。
 記事を読む刑事。
 正装したリコ。オテロ「お似合いだ。ビッグボーイに食事に招かれるとは。これまではモンタナだけ」。
「やあ、ビッグボーイ」「よく来たな。えらくめかしこんだな」「正装した方がいいと思って」。部屋をほめるリコ。「今から話すことは他言しないでくれ。モンタナを破門する。今日からお前がピート・モンタナだ。彼の縄張りをやる」。
“リコは相変わらず身の安全に万全を期し、躍進を続け、成果を挙げた”の字幕。
「俺の言った通りだろ? ボスは俺の実力を見抜いていた。だがビッグボーイもおしまいだ。かつての力はなく、あと少し我慢すれば、俺の出番だ」オテロ「この街のすべてが兄貴の支配下になった」「マッサーラという方が会いたいと」「俺が呼んだ。フラハティ警部補がピーコックのダンサーに近寄り、マクルーア事件を嗅ぎまわっている」「先手を打つんだな」「フラハティがジョーに接触したか」。
 ジョー「俺はダンサーの仕事に満足してる」リコ「男のする仕事じゃない」「放っておいてくれ。俺はお前に干渉しない」「お前は俺の相棒だ。大きなシマは一人じゃ無理だ」「足を洗ったんだ」「俺から逃げた奴はいない。悪いのはあの女だな。お前は知りすぎた」。
 ジョー「オルガ、急げ。リコが組織に戻らないと君を殺すと」「どこへ逃げても見つかる。方法はただ一つ。フラハティよ」「自殺行為だ。私がやる。リコが捕まらない限り、私たちは幸せになれない」。フラハティに電話するオルガ。踏み込んできたリコとオテロ。「この裏切り者め」「さあ、撃てよ。殺せ」「帰るぞ」リコ、帰り、入れ替わりで入ってきたフラハティ「すべて話せるな」オルガ「ピーコックでマクルーアを射殺したのはリコたちよ。ジョーがすべてを知ってる」。フラハティ「リコを捕まえろ。ギャングを一斉検挙だ」。
 出動するパトカー。
 リコ「気をつけろ。街中に警察がいる」。オテロ、警官に撃たれて死ぬ。
“パレルモ・クラブ”のネオン。「逃げよう」ヴェットーリ「あきらめろ。サム」。踏み込んだ警官「拳銃をよこせ」。
 老女に「リコが来たらすぐに連絡してくれ」。隠し部屋に行く老女。「いよいよ追い詰められたね」リコ「数日ここにいて車で逃げる」「それなりの金をもらうよ」「1万ドルある」「とりあえず150ドルあげるよ」「それはもともと俺の金だ」。
“数か月が経った。リコの人生はまるで花火のように華やかに空に舞い、またドン底へ急降下した”の字幕。“一泊15セント”の看板。「サム・ヴェットーリは汚い男だった。だからバチが当たった」「新聞には何と?」「“元ギャングのボス、絞首台で絶命。法廷でのあがきもむなしく、サム・ヴェットーリは哀れな姿をさらした。その首に縄が巻かれ…。リトル・シーザーの消息はいまだにつかめず。殺人課フラハティ警部補はこう述べた「シーザー、かつて暗黒街で虚勢を張っていた男は、窮地に追い詰められ、臆病者の本性をさらした」。フラハティは続けた「シーザーの横柄な態度は見栄を張っていたにすぎない。本当の危機に直面したときにリコは耐えられなかった。」。警部補は最後に述べた。「リコは流星のように貧困街からのし上がったが、その落ち方も流星の如くはかなかった」。「そうは言ってもあれで本物のボスだった」「バカ言うな。脳みそも根性も備わってなかった。奴はただの臆病者だ」。リコ「記事を見せろ!」。新聞を捨てる。「ありゃ何だ?」。フラハティに電話をするリコ。「あんな記事を載せやがって。思い知らせてやる」。逆探知するフラハティ。
 急襲する警察。「あきらめて降参しろ」。マシンガンを撃つ警官。倒れるリコ。「どうやらお前もここまでのようだな」「いや、そうはさせん。情けない。これがリコの最期か」。
“オルガとジョー・マッサーラ ミュージカル「大混乱」”の看板。映画は終わる。

 エドワード・G・ロビンソンの熱演ぶりが見事でした。

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