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ヴィクター・ハルベリン監督『恐怖城』

2021-11-03 06:44:00 | ノンジャンル
 ヴィクター・ハルベリン監督の1932年作品『恐怖城』をDVDで観ました。
 サイト「Hatena Blog」のストーリーに加筆修正させていただくと、
「ハイチにてカップルのニールとマデリーンが馬車に乗って移動中、道の真ん中で穴を掘る人々を見かけた。
 御者に尋ねると、これは葬式で墓を掘っているのだそう。そうしないと遺体が盗まれてしまうからだ。
 道中、御者がボーモンの屋敷の場所を怪しい男に尋ねた。怪しい男はゾンビと共に歩いており、マデリーンのストールを盗んだ。
 ゾンビに気づいた御者は馬車を速めた。
 ゾンビとは生ける屍のことで、砂糖工場で昼夜かぎらず労働させられているらしい。
 2人は結婚式を挙げるためにここを訪れていた。マデリーンが船上でボーマンと知り合い、結婚するならここに来いと呼ばれたからだ。(中略)
 それを聞き、同じく招かれた神父のブルーナーはこの話を怪しく思った。彼はボーマンと数回しか顔を合わせていないが、そんなお節介をするタイプとは思えなかった。
 執事がボーモンに二人の到着を告げた。ボーモンはもう1人呼んでいる様子。その人物とは先ほどゾンビを連れていた怪しい男ルジャンドル。シルバーは危険だとボーモンに考え直させようとしたが無駄だった。
 ボーモン邸に一台の馬車がやってくる。ボーモンはそれに乗り、砂糖工場へと向かった。そこではゾンビたちが生気なく働いていた。
 奥にはルジャンドルが座っていた。ボーモンはマデリーンの結婚を阻止して、マデリーンを自分の物にしたいと相談に来た。ルジャンドルは高くつくと言い、耳打ちをして、怪しげな小瓶を渡した。これは針先ほど花にたらせば、その香りを嗅いだだけで効く毒薬だという。ボーモンは他に方法がないのかと言いながらも小瓶を持って帰った。
 結婚式が始まるとボーモンがマデリーンに求婚。もちろん相手にされず仕方なく液体を垂らしたバラを渡した。マデリーンは受け取り、香りをかぐ。
外ではルジャンドルがロウソクにストールを巻き、ナイフで人型に削っている。そしてそのろうそくに火を着けた。それと「同時に、晩餐中にマデリーンの様子がおかしくなり、倒れてしまう。
 結局マデリーンは死亡。棺桶に納められた。
 ニールは酒浸りになり、マデリーンの幻覚を見る。
 ボーモンとルジャンドルは墓に向かい、ゾンビを駆使してマデリーンの棺を運び出す。
 ニールがマデリーンを求めて墓に向かうともちろん空っぽ。
ニールはブルーナーに相談した。無くなっていた理由の可能性は2つ、儀式のために盗まれたか実は死んでいなかったか。
 ブルーナーはゾンビとは頭と心が死んでいるだけで肉体は生きているという。なので死体からゾンビは作れない。もし、ゾンビとなったならば何者かが仕組んだと彼は言った。
 ニールは真っ先にボーモンを疑った。2人の手には余ると判断し、先住民の呪術師ピエールに会いに行くことに。
 ボーモン邸ではマデリーンがピアノを弾いていた。ボーモンが話しかけても返事などしない。彼女の首にネックレスをかけ、己の愚行の赦しを請うた。
 ボーモンはルジャンドルに彼女を治してくれと頼み込むが、そんなことなどできないと断られる。ボーモンとルジャンドルはワインを飲むが、ボーモンはワインに毒が盛られているのではと考え、執事のシルバーに助けを求める。執事はルジャンドルを叩こうとしたが呪術的な力で動きを封じられてしまった。その後、執事はどこからか現れたゾンビに担がれて用水路に流される。(中略)
 野宿して寝ていたニールはマデリーンに導かれるようにボーモン邸に歩き出した。
 邸内ではルジャンドルがボーモンを弄んでいた。ボーモンは声を奪われ、体の自由も徐々に失われていった。そこにニールがやって来たが、ソファに寝転んだ。それを見たルジャンドルは不適に微笑み、印を結んでマデリーンを呼び寄せる。彼女はナイフを手に持つとニールに振りかざすが、何者かの手がそれを押さえた。それからルジャンドルの指示を聞かなくなったマデリーンは外に出て、崖に立った。目を覚ましたニールがマデリーンの元に駆けつけ救出する。
 そこにルジャンドルとゾンビが現れ、操られたゾンビがニールを崖に追いやった。ゾンビには銃など効かない。ニールがいよいよ落ちそうになったとき、ブルーナーが背後からルジャンドルの頭を棒で殴った。ルジャンドルが気絶したことでゾンビたちの統制がなくなり、彼らはまっすぐに歩いて次々と崖から落ちた。
 目を覚ましたルジャンドルはこっそりと逃げだすが、体が不自由になったボーモンが後ろに立っていた。彼はルジャンドルを突き落とし、バランスを崩して自分も落ちた。
 その後、マデリーンは正気に戻り、映画は終わる。」
 
 1時間余りのB級映画で、結構楽しませてもらいました。