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神代辰巳監督『一条さゆり・濡れた欲情』その1

2015-09-16 02:20:00 | ノンジャンル
昨日から今まで取っていた朝日新聞に加え、東京新聞も取ることにしました。きっかけは、文化放送の夕方の番組『飛べ!サルバドール』のDJ、吉田照美さんが何かにつけて東京新聞の記事に言及し、その記事に同意すると述べていることです。日本のジャーナリズムで健康に機能している数少ない新聞が、東京新聞であるという旨を述べられたこともあったように記憶しており、今回の安保法制のこともきっかけとなって、複数の新聞を取ることにした次第です。ちなみに東京新聞の配達は、朝日新聞が委託されて行なっていることを初めて知りました。
 さて、WOWOWプライムで神代辰巳監督・脚本の’72年作品『一条さゆり・濡れた欲情』を再見しました。
 ストリッパーのくせにテレビに出たから偉くなったか、とラーメン店で一条さゆり(本人役)にからむヤクザ。ストリッパーだからってラーメン食べちゃいけないんですか、とさゆり。店主(小沢昭一)は「コレものだから相手にしない方がいいですよ」とさゆりに言います。「一条さゆりは現在引退し、ささやかなすし屋を開きながら、わいせつ物という罪の被告として裁判を待っている」の字幕。
 路面電車から降りた女・ハルミ(伊佐山ひろ子)は日傘を差して軽やかに歩き、大きな衣装箱を男が持って後を追っています。阪神野田駅。「予想外にあの人がムショから早く出てきたんだから、男同士で話をつけて。私はどっちでもいいんだから」とハルミ。「あの人キレると怖いからここで待ってて」と男を喫茶店で待たせ、ハルミは衣装箱を「一条さゆり」の旗が立つ劇場に預け、劇場主に挨拶します。喫茶店に帰ると男はいず、「逃げたんか」と泣くハルミ。そこへムショから出てきた元亭主(粟津號)がやってきて、泣いているハルミを見て、「そんなに俺の出所を喜んでくれんのか」と一緒に泣きます。
 お互いの腰や尻を触り合いながら歩く2人。局部を触られ、「シャバはええなあ」という男は路上でハルミと抱き合います。「この匂い、女の匂いだ」という男に、ハルミは「劇場主に挨拶してきてや」と言います。
 ハルミの相棒は「うまい具合に入れ替わったな。人殺しには見えん」と言い、「一条さゆりには気を許すな」と口紅で鏡に書いたのはハルミだろうとも言います。
 回転ベッドの上でハルミにからむ男は、ムショでもハルミのことを思うと自慰してたというと、ハルミは「父ちゃんが死刑囚だったので、(ここで絞首刑のショットがカットイン)ムショの話を聞くとできなくなる」と言います。「そんな殺生な」と男。「男ができた」とハルミ。「あほんだら。許せるかい。まあええわい」と男は言います。騎乗位、後背位で絡む2人。「ここなあ、シャバはええなあ」と男。ボカシ。正常位で絡む2人。
 路上で「そやけどどんな男だった?」と男。「その話はもう2度とせんといて」とハルミ。
 舞台で藤純子の歌に合わせて殺陣を見せるゆかり。洗濯物を取り込んでいるハルミは、さゆりの舞台道具である草履を下に投げます。旅人姿に着替えて舞い、最後は全裸に近い姿で張り形を弄び、ロウを自分の体にたらし、もだえるさゆりは、最後、自慰に及びます。
 舞台裏でロウを落とすさゆりに「すごい芸ですなあ。本読みました。私も大宮の孤児院育ちで。清風園ですか。あたしもそうです」とハルミが話しかけると、「もう悪いこと、しないでね。昔のことは好きでないの。一人にしてくれる?」とさゆりは言います。「頭を冷やしに行こか」と男を連れて出てゆくハルミ。
 ラブホテルで抱き合い、男に後背位でされながら「うちなあ、あの女に一発こうしてほしい。おもろない。あの女からあたし、ものすごく軽蔑された」とハルミは言い、男が「やきもちを焼かないのか?」と言うと、「誰があんな女に」と答え、泣きだすと、男は「泣きな」ハルミ「そやけどいつかほんとにやってや」、男「やったる」。
 路上で『柴田』という看板を読み、「柴田、くたばれ」とハルミ。
 「さゆり・急病・本日・休園」の文字。ハルミは相棒とレズビアンショーをしますが、舞台を降りると刑事に捕まります。「やっぱり刑事か。なんでうちらチンピラが。一条が休みの日って、何か裏にあるんじゃないの?」と毒づくハルミ。ハルミの相棒はヒモとことに及び、「これせんとゲンが悪い」と言って、「早くせんかい」と部屋の外で怒鳴る刑事を待たせます。(明日に続きます……)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/

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