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アーウィン・ウィンクラー監督『真実の瞬間(とき)』その1

2012-11-11 05:46:00 | ノンジャンル
 アーウィン・ウィンクラー監督・脚本の'91年作品『真実の瞬間(とき)』をWOWOWシネマで見ました。
 「1947年、米国下院の非米活動委員会は、ハリウッドに“赤狩り”の手を伸ばした。委員会の協力を拒否する者は告訴されて、実刑判決を言い渡され、最高裁も彼らの上訴を取り上げようとはしなかった。また委員会の公開・非公開の席に喚問され、証言を求められた者は、共産党員と思われる友人・知人の名を挙げぬ限り、仕事に就くことができなかった」「カリフォルニア 1951年9月」の字幕。ノーランは非米活動委員会の非公開喚問で、「困っている人を助けるために、かつて自分は共産党員であった」と認めると、集会の写真に一緒に写っている者の名前を尋ねられます。一方、映画監督のデイビッド(ロバート・デ・ニーロ)は2カ月にわたる欧州でのロケハンからハリウッドの自宅に帰ると、仲間によるサプライズ・パーティで迎えられますが、赤狩りを茶化す歌を歌う皆を皆が歌うと、ラリーは気を悪くして1人先に帰り、彼の妻で女優でもあるドロシーも悪酔いしてデイビッドに自宅まで送られると、ラリーは自分が持っていた左翼系の書物を焼いていて、それを見たドロシーは仲間を密告したラリーにすぐに家を出て行けと激昂します。
 一方、離婚した元妻のルースと息子のポーリーを訪ねたデイビッドは、2人との再会を喜びます。『紳士は金髪がお好き』の試写室に大物プロデューサーのザナックを訪ねたデイビッドは、今準備している映画の撮影に入る前に、グラフという弁護士に会うように言われます。グラフはデイビッドが共産党のシンパであるとの嫌疑がかけられていることを教え、10年前に数回集会に出ただけだと言うデイビッドに、非公開の喚問で当時の友人の名を明かして“身を清める”ことを勧め、スターリング・ヘイドンや親友で脚本家のバニーの名前などを知っているかと尋ねますが、それを聞いたデイビッドは怒リ出し、政治家の汚さに言及してデイビッドを説得しようとするグラフの元を去ります。
 デイビッドはルースに自分が召喚されていることを知らせ、バニーには弁護士に会えと警告しますが、ザナックからは新作の話は無くなったと言われ、ザナックの部下からはデイビッドが既に次回作の準備のために使ってしまった前払い金の5万ドルを返さないと、家屋敷を奪うと警告されます。ルースからドロシーが撮影所の控え室に立て籠ってしまったことを聞いたデイビッドは、彼女の元へ向かうと、彼女はラリーがFBIとともに自宅へ来て、彼女のことを共産党員だと言い、息子のマシューを連れて行ってしまったと泣きながら語ります。レストランにいたラリーに掴みかかるデイビッド。
 深夜に仲間の映画監督のジョー(マーティン・スコセッシ)の呼び出しを受けて撮影所に駆けつけたデイビッドは、20年間党員だった自分は召喚から逃げてロンドンへ行くつもりなので、自分が今抱えている300万ドルの映画を任せるとジョーに言われます。翌日、ルースは臨時教員の仕事をまた始め、家も売ることにしたと言います。必ず仕事を取るとルースに言うデイビッドでしたが、そこへやって来たバニーは怖くてたまらないと言い、自分を密告しただろうとデイビッドに迫り、怒ったデイビッドに追い返されます。
 撮影所には入れなくなり、知人から仕事を紹介してもらおうと電話をかけまくるも、全て断られるデイビッド。ソ連のスパイとして処刑された夫婦のニュースを見ていたポーリーは、お父さんはスパイではないよねと言い、デイビッドは息子を安心させます。ルースの引越しを手伝った後、仕事を求めてニューヨークに向かったデイビッドは、デイビッドが以前発掘した舞台女優に会いますが、彼がFBIに尾行されていると知ると、その女優は自宅にも劇場にも来ないでと言います。撮影機材の修理の仕事を得たデイビッドでしたが、そこにもFBIが訪ねてきて、デイビッドはFBiを追い返した後、FBIを怖がる店主を見て、職場を去ります。
 金に困ったデイビッドは結局ルースの元に住まわせもらうことにし、翌日の夜ドロシーを招いてルースと外で食事をしますが、ルースは「禁酒をしてブロードウェイに復帰しようと思っているので仕事をくれ」とデイビッドに言い、「そうすれば一カ月も会っていない息子とラリーも戻ってきてくれるはずだ」と言った後、急に酒をあおると、「家で2人が待っているので帰る」と言い出し、デイビッドとルースが止めるのを聞かずに車の乗り込むと、彼らの目の前で、車ごと崖から落ちて自殺してしまいます。(明日へ続きます‥‥)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto


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