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アーサー・ペン監督『左ききの拳銃』

2009-10-17 14:33:00 | ノンジャンル
 WOWOWで、アーサー・ペン監督の'58年作品「左ききの拳銃」を見ました。
 草原をさまよっていたビリー(ポール・ニューマン)は牛の群れを移送中のタンストールに雇われ、かわいがられますが、タンストールは目的地のリンカーンの町の実力者モートンと保安官ら4人によって町の手前で射殺されます。ビリーは復讐を誓い、モートンと保安官を射殺しますが、保安官を殺されたことに怒った町の人々によってビリーのいた家は焼き討ちされ、ビリーは大ヤケドを負い、仲間の住むマデロの町へ逃げ込みます。やがてビリーは恩赦を受けますが、4人の生き残りがマデロの町にやってくるに及び、再び復讐の思いが高鳴ります。自分の結婚式を控えた、ビリーの友人であるパットは、結婚式の間だけは騒ぎを起こさないようビリーに約束させますが、ビリーは復讐相手を挑発して披露宴の最中に殺し、怒ったパットは保安官に就任してビリーを捕まえることを誓います。パットに仲間を殺されたビリーは一旦は投降しますが、絞首刑の判決を受けた後に脱獄し、逃亡します。力つきてマデロの町へ辿り着きますが、かつての恋人の家からも追い出され、ビリーの取材をしていたライターの密告によってパットに射殺されるのでした。
 何とも重苦しい映画です。'54年の「波止場」から始まるアクターズ・スタジオ俳優を使った映画の典型例でしょう。「スティング」で後年軽快な演技を見せるポール・ニューマンも苦悩する表情はマーロン・ブランドそっくりでした。鬱陶しい映画が好きな方にはオススメです。

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