母の妹の夫が急死したため、これから伊豆の叔母の家に母と行ってきます。死んだ叔父は一人っ子で友人もないので遺言により葬式はやらず僧侶も呼ばず身内だけで通夜をするだけなのだそうです。私も先日50になり母の年代の親戚が立続けに亡くなるようになりました。まだ自分の死は実感できませんが、これまで以上に多くの死に立ち合う年頃になってきたようです。
さて、長谷川まり子さんの'07年作品「少女売買 インドに売られたネパールの少女たち」を読みました。
ネパールの貧しい農村から毎年多くの少女が騙されて娼婦にされるためにインドに売られていく実態から、救い出された少女たちを守る組織マイティと、その活動を支援するラリグラス・ジャパンの代表である著者が、HIV感染した少女たちのためにマイティが設立したホスピスにいる少女たちを取材した記録を中心としたルポルタージュです。一番美人でスペインの里親に引き取られ幸福な生活を送るようになったジーナと、マイティから自立して恋人もできたにもかかわらず、結局男に騙されて自ら人身売買に手を貸すようになって逮捕されたチャンヌーの二人を中心にして、売春目的の人身売買と、それによってHIV感染した少女たちのその後が描かれています。
悲惨な彼女らの生活の様子が生々しく活写されていますが、これまでの長谷川さんの本と内容がダブるところが多いのが難点でした。ただ、これまでの本のようなおちゃらけた文体は陰を潜めているところには好感が持てました。ネパールでの少女の人身売買の実態をまだ知らない方にはオススメです。
さて、長谷川まり子さんの'07年作品「少女売買 インドに売られたネパールの少女たち」を読みました。
ネパールの貧しい農村から毎年多くの少女が騙されて娼婦にされるためにインドに売られていく実態から、救い出された少女たちを守る組織マイティと、その活動を支援するラリグラス・ジャパンの代表である著者が、HIV感染した少女たちのためにマイティが設立したホスピスにいる少女たちを取材した記録を中心としたルポルタージュです。一番美人でスペインの里親に引き取られ幸福な生活を送るようになったジーナと、マイティから自立して恋人もできたにもかかわらず、結局男に騙されて自ら人身売買に手を貸すようになって逮捕されたチャンヌーの二人を中心にして、売春目的の人身売買と、それによってHIV感染した少女たちのその後が描かれています。
悲惨な彼女らの生活の様子が生々しく活写されていますが、これまでの長谷川さんの本と内容がダブるところが多いのが難点でした。ただ、これまでの本のようなおちゃらけた文体は陰を潜めているところには好感が持てました。ネパールでの少女の人身売買の実態をまだ知らない方にはオススメです。
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