先日、ラオール・ウォルシュ監督の'58年作品『裸者と死者』をWOWOWで見ました。ノーマン・メイラーが実体験に基づいて太平洋戦争での米兵たちを描いた小説の映画化でしたが、実写を交えて描いた戦争映画の傑作で、トム・ハンクスとスピルバーグの製作で最近話題になったテレビドラマ『ザ・パシフィック』の40年以上も前に、ジャングルを夜に渡河する日本兵たちを狙い撃ちする米兵たちのシーンや、殺した日本兵の金歯を集める米兵などをリアルに映像化していたことに驚きました。改めて、ウォルシュ恐るべしです。
さて、昨日の続きです。
一方、ホフマンは危険を察知したエプシロンによってヘラクレスのところへ運ばれていました。エプシロンは、ホフマンとニュートン=ハワード博士、そして電子頭脳の権威であり、既に科学省をお茶の水博士に預けて闇の世界に消えていた天馬博士の3氏による秘密会談の内容をホフマンに尋ねます。ホフマンは、環境の悪化と社会問題の深刻化から地球を救うため、地球全体を救うロボットの制作に必要な情報を共有するための会談だったことを明かし、ホフマンとニュートン=ハワードは自分の持っている情報をすべて開示したにもかかわらず、天馬博士は「完璧な電子頭脳は、苦しみ、憎しみを増幅させ、間違いを犯すようになる」と言って何も明かすことなく、「ロボットをこれ以上人間に近づけると、恐ろしいことが起きる」と警告して去っていったのだと語ります。
その頃、ゲジヒトは、ペルシャ王国に大量破壊兵器となりうるロボットがあるかどうか調べに行ったボラー調査団が、高度な電子頭脳を作りうる特殊チップ「テンマ型」をペルシャで発見していたことをユーロポールから知らされます。護衛していたアドルフが恐怖から吐き気を催したので、セーフハウスへ向かう途中の休憩所にあったトイレを使ってもらいますが、アドルフはそこで、清掃用ロボットから「カゾクヲギセイにシタクナケレバ、ゲジヒトヲコロセ」という伝言を伝えられ、激昂したアドルフはそのロボットを衝動的に破壊します。そこへ駆けつけたゲジヒトはアドルフを制止する際に怒りに駆られ、アドルフから、兄を殺した時もそのような怒りに捕らわれていたのだろうと指摘されます。そしてラスト。天馬博士がお茶の水博士に「アトムは失敗作だった。人を殺すかもしれないほどの強い憎悪が電子頭脳を育て、地上最大のロボットを誕生させるのだ」と言い放った過去の場面で第4巻は終わります。
アトムの死は単にエネルギー切れといった感じで全く不安を感じさせず、他のシーンもそれほど衝撃的な絵はなかったように思います。淡々とストーリーを展開していく巻だったのではないでしょうか。一気に6巻ぐらいまで読んでみたいと思います。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto
さて、昨日の続きです。
一方、ホフマンは危険を察知したエプシロンによってヘラクレスのところへ運ばれていました。エプシロンは、ホフマンとニュートン=ハワード博士、そして電子頭脳の権威であり、既に科学省をお茶の水博士に預けて闇の世界に消えていた天馬博士の3氏による秘密会談の内容をホフマンに尋ねます。ホフマンは、環境の悪化と社会問題の深刻化から地球を救うため、地球全体を救うロボットの制作に必要な情報を共有するための会談だったことを明かし、ホフマンとニュートン=ハワードは自分の持っている情報をすべて開示したにもかかわらず、天馬博士は「完璧な電子頭脳は、苦しみ、憎しみを増幅させ、間違いを犯すようになる」と言って何も明かすことなく、「ロボットをこれ以上人間に近づけると、恐ろしいことが起きる」と警告して去っていったのだと語ります。
その頃、ゲジヒトは、ペルシャ王国に大量破壊兵器となりうるロボットがあるかどうか調べに行ったボラー調査団が、高度な電子頭脳を作りうる特殊チップ「テンマ型」をペルシャで発見していたことをユーロポールから知らされます。護衛していたアドルフが恐怖から吐き気を催したので、セーフハウスへ向かう途中の休憩所にあったトイレを使ってもらいますが、アドルフはそこで、清掃用ロボットから「カゾクヲギセイにシタクナケレバ、ゲジヒトヲコロセ」という伝言を伝えられ、激昂したアドルフはそのロボットを衝動的に破壊します。そこへ駆けつけたゲジヒトはアドルフを制止する際に怒りに駆られ、アドルフから、兄を殺した時もそのような怒りに捕らわれていたのだろうと指摘されます。そしてラスト。天馬博士がお茶の水博士に「アトムは失敗作だった。人を殺すかもしれないほどの強い憎悪が電子頭脳を育て、地上最大のロボットを誕生させるのだ」と言い放った過去の場面で第4巻は終わります。
アトムの死は単にエネルギー切れといった感じで全く不安を感じさせず、他のシーンもそれほど衝撃的な絵はなかったように思います。淡々とストーリーを展開していく巻だったのではないでしょうか。一気に6巻ぐらいまで読んでみたいと思います。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto
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