朝日新聞で紹介されていた、竹内真さんの'09年作品「文化祭オクロック」を読みました。
東光高校の文化祭の開会式が終わると、校内放送で文化祭の間限定のラジオ番組が流されることが告知されます。正体不明のDJは、3年A組が壊れた時計塔の調査をし、その結果を展示発表していることを告げ、その企画のリーダーだった優里が、曲がった針を直して時計を再び動かすことができる人がいれば付き合ってもいいと言っていたといい、これまで何回も優里に告白しては振られ、今インタビューケイタイを渡されている元野球部のエース山則之にボールを時計の針にぶつけて針の曲がりを直すことを提案し受け入れられます。それを聞いていた優里は言ってもないことを放送されたと激怒し、DJに抗議するために彼を探し回りますが見つけられません。やがて時計塔の近くの校舎のガラスが割れ、山は体育教師に犯人として教師室に連れて行かれますが、2年でミステリー好きの久留美は彼がインタビューケイタイを渡されて、彼が犯人ではないと放送の中で推理します。それを聞いていた優里は彼女にDJのいる場所を推理してもらおうと、彼女と一緒に行動することにします。いくつかのヒントを元にDJは、以前優里が学校の裏サイトに気味悪いと書き込みした相手の男子学生であることが分かり、現在彼が入院している病院へ駆け付けると、彼は病院の通信室から放送をしていました。彼は優里のことを恨んでいたわけではなく、理由もなくいわれのない噂に乗って行動する多くの生徒たちに怒りを感じていたのだと言います。体育教師から逃れた山は見事に時計の針を直し、時計は再び動きだします。そして翌日に多くの生徒たちに復讐しようとしていたDJを、久留美らは説得し思いとどまらせることに成功するのでした。
スピーディーなストーリー展開で一気に読ませますが、中身は深みがなく、充実した読後感は得られませんでした。登場人物にリアリティが感じられないのが致命的だと思います。時間を持て余している方にはオススメかも。
東光高校の文化祭の開会式が終わると、校内放送で文化祭の間限定のラジオ番組が流されることが告知されます。正体不明のDJは、3年A組が壊れた時計塔の調査をし、その結果を展示発表していることを告げ、その企画のリーダーだった優里が、曲がった針を直して時計を再び動かすことができる人がいれば付き合ってもいいと言っていたといい、これまで何回も優里に告白しては振られ、今インタビューケイタイを渡されている元野球部のエース山則之にボールを時計の針にぶつけて針の曲がりを直すことを提案し受け入れられます。それを聞いていた優里は言ってもないことを放送されたと激怒し、DJに抗議するために彼を探し回りますが見つけられません。やがて時計塔の近くの校舎のガラスが割れ、山は体育教師に犯人として教師室に連れて行かれますが、2年でミステリー好きの久留美は彼がインタビューケイタイを渡されて、彼が犯人ではないと放送の中で推理します。それを聞いていた優里は彼女にDJのいる場所を推理してもらおうと、彼女と一緒に行動することにします。いくつかのヒントを元にDJは、以前優里が学校の裏サイトに気味悪いと書き込みした相手の男子学生であることが分かり、現在彼が入院している病院へ駆け付けると、彼は病院の通信室から放送をしていました。彼は優里のことを恨んでいたわけではなく、理由もなくいわれのない噂に乗って行動する多くの生徒たちに怒りを感じていたのだと言います。体育教師から逃れた山は見事に時計の針を直し、時計は再び動きだします。そして翌日に多くの生徒たちに復讐しようとしていたDJを、久留美らは説得し思いとどまらせることに成功するのでした。
スピーディーなストーリー展開で一気に読ませますが、中身は深みがなく、充実した読後感は得られませんでした。登場人物にリアリティが感じられないのが致命的だと思います。時間を持て余している方にはオススメかも。
ご紹介いただいたサイトを読ませていただきましたが、私には難解すぎてついていけませんでした。竹内さんファンの他の方は是非ご覧いただきたいと思います。
作者の竹内さんの作品をいくつか読むと、そんな感じがしますねぇ。
実際本を読むと、あのころのことを思い出したりして、
面白く読めるんですよね~。
竹内さんの作品の感想とかをネットでいろいろ読んでいたのですが、
http://www.birthday-energy.co.jp/
というところでは、竹内さんご自身についての論評記事があって
興味深かったですよ。