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日々の暮らしのなかで

マダマシ

2010年04月27日 | 日記・エッセイ・コラム
上見テクラスナ、下見テクラセ!
 
そうそう、金は道に落ちてるんだから
上向いて歩いてちゃ駄目だよぉ!って
永六輔の歌詞を否定することじゃなくて
日本人らしいと言うか、人間的な心理を
表した言葉であり、表現だ
 
類似語は“他人の不幸は蜜の味”かな?
 
どうしても、つい他人と自分を比べてしまう
で、あいつよりはマシだ!と自分を慰める
誰にでもある感情じゃないだろうか
 
世の中不景気だといっても
世界を見渡せば、貧困や紛争に苦しんでいる
国や地域はいくらでもある
学校へも満足に行けない子供たちがいる反面
給食費にさえ難癖をつける親もいる
親と言えば、うちの親父だ
 
親父は、御贔屓にしているチームが負けた時は
観客数を確認するんだそうだ
 
“試合には負けたが、観客動員数は勝ってる”
 
そう思って、重苦しい朝の溜飲を下げるらしい
ふむ、なかなかいい気分転換法だ
そんな風に考えると
 
“下見テクラセ”
 
って言うのも、たまにはいいのかも知れない
 
今日は御贔屓の試合は中止で
仕方なくBSで日ハム×オリックスの中継を見ていた
ここでも親父が一言
 
「静かな試合やな」
 
御贔屓のチームの試合はもっと活気があるぞ!と
いいたげな物言い
確かに、BS-NHKって事を差し引いても
少し静かな放送だった
が、そんな事はどうでもいい
僕が見る限り、どちらのチームも先発投手が
小気味いいピッチングを繰り広げ
まさに投手戦といった好ゲームなのだ
 
たまにいい当たりをするが
ことごとく外野フライになる
 
「この球場は広いんかやぁ?」
 
御贔屓チームなら、オーバーフェンスでっせ!とでも
いいたげな言い回しに聞こえる
 
阪神は残念ながら首位ではないが
今日試合をしていたチームは
阪神よりも下位のチーム
 
ま、リーグは違いますけどね
 
日ハムのことを思えば
マダマシです