未熟なカメラマン さてものひとりごと

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しまなみ海道を訪ねる 大三島・大山祇神社 その1

2015-02-12 00:24:10 | 神社・仏閣

道の駅「多々羅しまなみ公園」から見る多々羅大橋は美しい。

久しぶりの更新です、
2月8日(日)、体調も概ね回復し、気力も少しだけ戻って、久しぶりに出かけることにしました。
お目当てはカキ小屋ですが、日生、室津方面や廿日市方面まで出かける元気もなくて、結局、尾道の2号線沿いにあるお店にしました。そのまえに、おいしい柑橘類も買い求めたいと、まず飛ばした行き先は、県境を越えた愛媛県今治市大三島でした。  

このICを降りて美しい斜長橋多々羅大橋の見える道の駅「多々羅しまなみ公園」には、たくさん柑橘類が置いてあります。数種類を買い求めたあと、折角なので大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)に寄って帰ることにしました。一本道の山道を進むと、神社周辺は多くの観光客の姿が目立ち、一気ににぎやかになってきます。もうお昼はだいぶ過ぎていましたが、海鮮丼で有名なお店には、まだまだ行列ができていました。

大山祇神社の隣にある「せとうち茶屋大三島」に駐車して出発です。この施設は瀬戸内海汽船が運営するドライブインです。何台もの観光バスが駐車し、レストランは大賑わいでした。神社の参道から石の鳥居をくぐると、左右に二匹の狛犬、そしてその向こうに真新しい総門が見えています。ここで何といっても有名なのが、国の天然記念物に指定されている境内の楠群です。(以下、クスノキ)



2010年造営の総門

すでに枯れていますが、樹齢3,000年の日本最古と説明があるクスノキの幹、そして樹齢2,600年とある御神木は、周りを石柱の柵で囲まれています。それにしても大きい。幹周りはいったいどのくらいあるのでしょう。つい、縄文杉を思い出してしまいました。もともと、クスノキは非常に寿命の長い木で、しかも日本の巨木ランキングもほぼ独占しています。

そこで日本で樹齢の長いクスノキは、どうなのか調べてみました。
樹齢3000年 柞原八幡の大クス 幹回り18.5m (大分県大分市八幡)
樹齢3000年 川古のクス 幹回り21.0m (佐賀県武雄市若木町川古 日子神社)
樹齢2000年 武雄のクス(佐賀県武雄市花島)幹回り20.0m
樹齢2000年 老松神社のクス(山口県防府市お茶屋町老松神社)
樹齢2000年 阿豆佐和気神社のクス(静岡県熱海市木宮木の宮神社)
樹齢1500年 蒲生の大クス(鹿児島県姶良郡蒲生町八幡神社) 幹回り24.2m

何ともアバウトな樹齢ですが、不思議なことに、国の天然記念物に指定されているこの神社の御神木「小千命御手植えの楠」を紹介しているものはありませんでした。
とある方のブログに、クスノキの各名所について「数年経過してから再訪問すると解説版の樹齢が増えていることもままあり、樹齢の数値の伸びだけは驚異的すらある」と興味深いコメントもありました。

いずれにしても正確な樹齢は、幹を切ってみないとわかりませんが、中が空洞になっているものもありそれもなかなか難しいような気がします。紀元前300年以前の時代は縄文時代であり、その悠久の時を繋いでその姿を今に見せていること自体、奇跡としか思えないのです。(つづく



巨大な幹に圧倒される

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