東大寺から、ミモロは、バスで町中に向かいます。奈良の観光スポットを巡回するバスは、とても便利!「ならまちに行きたいんですけど。」運転手さんに尋ねると、「田中町で降りてください。そこからならまちに入れますよ」と。
旅のポイント:わからないことは、すぐ知っている人を見つけて尋ねる。遠慮は禁物!自分で調べるより、絶対楽だし、早く情報に辿り着く。
閉館間際の「ならまち振興館」にちょっとだけ立ち寄り。ならまちでは、「格子の家」など、無料で町家を見学できます。今度は、もっと早く来なくちゃね。
ホテルに戻ったミモロ。「あ、おやつ買ってあったんだ!」。三条通の「ぜいたく豆本舗」で買ったお豆を前にうれしいそう。つきたての大福も、御餅の店でゲットしたもの。夜、食べると太りますよミモロ・・・。
明日は、いよいよパワースポットで知られる三輪明神・大神神社に。「早く寝なくちゃ!」と、ベッドに直行するミモロです。あれ、もう寝ちゃったの?
翌朝、まずJR奈良駅の観光案内で、三輪の大神神社への行き方を教えてもらいます。「桜井線の三輪駅で降りれば、すぐですよ」。親切に教えてもらい初めて利用する電車も安心です。
三輪駅に停車する電車は、1時間に2本ほど。「乗り遅れないようにしなくちゃね!」
旅のポイント:電車を利用する場合、まず、時刻表で電車の運行を確認。帰りの電車の時刻に合わせて、そこで過ごす予定を決める。
桜井線は、2両編成ほどの小さな編成のワンマン電車。無人駅では、ドアは一部しか開きません。車内には、外国からの観光客の姿も。「伊勢神宮に行く予定。キミはどこに?」初めての日本旅だそう。日本を個人で旅する外国人にとって、結構わかりにくいのが、行き先案内表示といわれます。でも、団体旅行ではなく、自分たちだけで見知らぬ土地を旅行するのが、旅の楽しさという外国人観光客。例え失敗しても、それも思い出のひとつです。「楽しい旅を!」お互い言い合って、別れたミモロ。ちょっとした出会いが楽しさを増やします。
旅のポイント:外国人観光客を見つけたら、気軽に話しかけてみましょう。英語の練習にもなりますよ。
三輪駅から、徒歩8分ほどで三輪明神・大神神社の鳥居前に到着。日本最古の神社のひとつに数えられる由緒ある神社には、神々しい雰囲気が漂います。祭神は、因幡の白兎のお話にも登場する大黒様の大国主神。御神体は、三諸(みむろ・みもろ)と称えられる山。音の響きのかわいさから、名付けられたミモロの名前。かなり大それた名前だと判明。だからでしょうか、名前を呼ぶと幸せな気分になるのです。不思議・・・・。
さっそく、本殿に参拝。ぜひ社務所で、申し込んで家内安全や商売繁盛などのご祈祷のお願いを。5,000円(もちろんそれ以上でも)を納めると、本殿で、お祓いやお清め、さらに御神体の山の近くで、お願いができます。ミモロも「どうぞ、お守り、お導きください」とそっとお祈りしました。「とても温かい感じがする」。境内には、不思議に温かな気が感じられます。「ここに来れて幸せ!」感激しきりのミモロです。
旅のポイント:寺社仏閣などでは、心鎮めて自分の心に向き合いましょう。パワースポットと言われる場所は、自ずと口数も少なくなります。時間のゆとりをもって訪れるのが、いっそうパワーを感じるコツ。
ミモロからの質問:「あなたのパワースポットはどこですか?教えて・・・」
明日からは、京都に。さて、どんな出会いが待っているでしょう。楽しみねミモロ!