10月は、京都の祭りシーズン。各氏子町では、その準備に大忙し。ミモロがお世話になっている「粟田神社の氏子の皆さんも、7日から9日までの祭りの準備に忙しそう。
9日の神幸祭の「剣鉾」の差し上げの練習にも熱が入ります。

夜、19:30から、「粟田神社」の境内に集まる「粟田神社剣鉾奉賛会」の皆さん。今年、登場させる剣鉾の状態の確認をはじめ、若いメンバーさんへの指導など、夜9時過ぎまで毎日集い、祭りの日に備えます。
「この夜の剣鉾の練習大好きなんだ~」とミモロ。毎年、必ず1度は、練習を見学に出かけます。
祭りでは、昼間差し上げられ、鈴(りん)がならされる剣鉾ですが、夜は、その鈴が静寂の中にいっそう大きく響きます。「この音色、本当に心鎮まる清らかな音なんだ~」とミモロがいうように、涼やかな鈴の音は、神輿の前に氏子町を清める役割に相応しいもの。「夜だと、なんか自分が清められてる気になるの~」と。
この美しい音色に誘われ、毎日のように外国人観光客も見学に訪れ、練習風景に感激するそう。
この日、ベテランのメンバーさんたちが、何か相談しています。

「なにしてるんだろ?」とミモロは、そばへ。
耳をピクピクさせて話を聞くと、古い剣鉾の棹の修復の相談だとわかりました。

「そうだよね~この棹すごく古そうだし・・・きっと江戸時代ぐらいにできたのかな~」と。
棹には、見事な蒔絵が施され、それが長年使われたことで、蒔絵が消えてしまったのです。
昔は、氏子町には、蒔絵や錺金具などの職人さんがいて、祭りに関わるものを作ったり、修復もできたそう。
傷んでも修復などもできたためか、結構扱いが荒かったとか。
「きっと今のように、価値を感じてなかったのかもね^」と思うミモロです。
練習していた剣鉾が下ろされ、縄のかけ方を調整し始めました。

「へぇーそんなに微妙なもんなんだ~」と驚くミモロです。剣鉾と棹は、縄だけで組み合わされているのです。
みんなが、縄を掛けているとき、ミモロは、外された鈴のそばへ。

「ミモロちゃん、いい装束着てますね~」とメンバーさんに言われて、練習の時から着ているミモロなのでした。

また、別の日、ミモロは、7日の出御祭の準備のお手伝いに、氏子の役員の西沢さんのお宅へ、子供に渡すお菓子の袋詰めのお手伝いをしました。
「このお菓子を袋詰めすればいいの?任せて~」


実は、昨年もお手伝いして、あまりの上手さから、今年もとリクエストされたのです。「すごく役に立つネコの手」と。

西沢さんは、法衣などの縫製を手掛ける方。今年は、祭りの山車の前掛けを製作。帯を使った豪華な前掛けが完成しました。

「すごく豪華~すごいこんなの作れるなんて~」。祭りの時が楽しみになりました。
「氏子町の人たちが、みんなで力を合わせてお祭りするんだよね~」
ミモロは、京都の方々の仲間に入れてもらうのがうれしくてたまりません。「だからお手伝いできるの楽しいの~」と。
「粟田神社の氏子町に住みたい…そしたらもっとお手伝いできるのに~」と思うミモロでした。

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