東山の「粟田神社」は、平安時代初期に創建された歴史ある神社。ご祭神は、スアノオノミコト・オオナムチノミコトをお祀りしています。
10月8日から15日にかけて行われる「粟田祭」は、長保3年(1001)に始まったと伝えられる、京都でも長い歴史をもつ祭りのひとつです。神輿、そして剣鉾、さらに大燈呂が登場する祭りは、本当に見どころがいっぱいの興味深い祭りなのです。
8日の夜18時30分からはじまる「れいけん祭」は、知恩院の黒門の前にある「瓜生石」において行われる神仏習合の祭事です。
毎年、ミモロは、そのお祭りを参拝します。「だって、すごく不思議なお祭りなんだもの。京都でもたぶんここだけしか見られないよ~」と。
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18時すぎ、「粟田神社」からこの祭りを象徴する「阿古陀鉾(あこだほこ)」と「地蔵鉾」が、到着しました。
祭壇は、瓜生石の前に設けられます。この「瓜生石」は、京都のおへそともいわれる石で、道路の真ん中に鎮座しているもの。その昔、この石に「八坂神社」のご祭神、牛頭天王が降臨なさったと言われる場所。「粟田神社」と「八坂神社」の関わりは深く、ご神紋も同じです。
さて、「れいけん祭」は、昔からかかわりがあった知恩院と粟田神社が共に行う神仏習合の祭事です。
「あ、知恩院のお坊様たちが、お寺から降りてこられた・・・」
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「わ~なんか宝塚のスターみたい…」といつも思うミモロです。黒門前の階段の両側には、ライトが灯され、その中央をしずしずと降りてこられる姿は、宝塚というより、極楽から降りてくる仏様のような雰囲気さえ感じられます。
瓜生石の前の祭壇そばに向かい合って、神職と僧侶が座ります。
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いよいよ祭事が始まりました。
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神職による御祓いなどの後、知恩院の僧侶が法要を行います。
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般若心経などを、祭壇の前で…「なんか不思議な感じする…でも、ありがたいね~。仏様と神様の両方のお力をいただけるんだもの~」と思うミモロです。
じっとそのありがたい祭事を見守ります。
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それぞれ玉ぐしの奉納をして、それから瓜生石のまわりを3回まわり祭事は、納められます。
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その祭事をじっと見守るのは、大燈呂。
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祭事の終了後、すみやかに知恩院の皆様は、ふたたび黒門からお寺へと戻られます。
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その姿をそっと松の蔭から見守るミモロです。
「あ~もう行っちゃうんだ~」ふたたび極楽に戻られる仏様を思わせる光景です。
さぁ、これから大燈呂と一緒に氏子町を回りましょ。
「ミモロちゃん、松明でお清めしたら~」とお友達のお兄さん。「え?松明のそばに行っていいの~」とミモロ。
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「でもあんまり近づいちゃダメだよ~燃えちゃうから…」「うん、ここなら大丈夫、ちょっと熱いけど…」
さぁ、ミモロ、大燈呂のお手伝いに行きましょ!
「は~い」ミモロは、大燈呂のメンバーさんとおそろいのはっぴ姿で、張り切ってお手伝いに向かいました。
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