「もうすぐ出発だって~」とミモロは、滋賀県大津市にある菓子のメーカー「叶匠寿庵」の生産工場や畑などがある広大な山の「寿長生の郷」(すないのさと)で、この時期開催される「梅林みつばちツアー」に参加することに…。
よく見ると、ミモロの服もミツバチ模様なんです。
3月は、11・14・16・19・21日の11時と13時に定員10名で開催されるツアーで、敷地内の梅林を中心に、そこに置かれたミツバチの巣箱をめぐり、その生態などを学ぶもの。
「ミツバチのこと、よく知ると、いっそうハチミツが美味しく感じられるかも…」と、よくハチミツを舐めているミモロです。
このツアーを案内してくださるのは、敷地内の自然や作物などをお世話なさっている村上さんと丹澤さん。
動植物に詳しい専門家です。以前の体験イベントでもお世話になったお二人「ミモロちゃん、久しぶり~よくいらっしゃいました~今日は、ミツバチも随分飛び回っているようですよ」と。
「ホント、菜の花にもミツバチの姿がある…花粉や蜜を集めてるのかな?」
梅林の梅は、満開にはもう少し時間が掛かりそう。でも、開花した木には、ミツバチが飛んでいます。
敷地内の中央部にある「お楽しみ広場」から出発したツアー参加者。この日は、ミモロを含めて3名。梅林を抜けて、ミツバチの巣箱がある場所へ移動します。
そこで、村上さんのお話を伺います。
ここに並ぶ巣箱は、西洋ミツバチのもので、それぞれ約2万匹のミツバチが暮らしているそう。
花の蜜などを集める働きバチは、全員メスで、寿命は一か月くらい。「え~生まれてから、ずっと働きどうしなの?大変だね~」とミモロ。「あの~オスの蜂は何してるの?」と気になるところ。
「オスは、巣にいますが、特別何にもしてません。交尾時期になると、女王蜂と交尾するために外に飛び出し、交尾したオスは、その後、速やかに死んでしまいます。また、交尾できなかったオスは、巣に戻りますが、働きバチから追い出されてしまい、死んでゆきます」との説明。
「え~ミツバチの世界って、女性優位の世界なんだ~シビアだね~」とミモロ。
女王蜂の寿命は、1から3年くらいあり、その間に、新しい女王蜂が生まれ、別に新しい巣を作るのだそう。
「独立していくんだ~」とミモロ。その時、新女王蜂は、巣を作るために、働きバチなどを連れていくのだそう。
「え~どうやって選抜するの?新しい仲間?」とミモロ。
「う~それはわからないんですが、特別なフェロモンが分泌されるとか…新しい女王蜂についてゆくミツバチは、2度と元の巣に戻ることはありません。もちろんいろいろな場所に飛んで、蜜を集めるミツバチは、絶対に迷子になることはなく、自分の巣に戻るんですよ」と。西洋ミツバチの飛ぶ範囲は、2キロにも及ぶそう。そこから自分の巣に迷わず蜜や花粉を運びます。
「え~賢いね~ミモロのママ、時々道に迷ったりしてるよ~」とよけいなことをいうミモロです。
巣箱には、ミツバチが次々に花粉や蜜を足につけて戻ってきます。
「では、巣の中をご覧にいれましょう~」と、見学用の巣箱で説明が続きます。
「この巣箱は、西洋ミツバチのもので、木の枠に六角形のハニカム構造で作ります。それは、ミツバチのお腹から分泌される蜜蠟で、これも人間の暮らしの中で、ワックスや化粧品などにも使われています」と。
強度に優れたハニカム構造…軽いうえに強いことから、飛行機の翼や新幹線の車体などに使われる構造です。
「この中で蜂の幼虫が育って、ほとんどが働きバチになりますが、巣の中に飛び出しているところがあるでしょ?あれが、女王蜂になる幼虫の育ったところですよ」と。
「あの~どうやって女王蜂に選ばれるの?」とミモロ。
「う~ミツバチに聞いてみないとわからないですね~。でも、選ばれた幼虫には、ローヤルゼリーが与えられ、体が大きくなり、産卵能力が発達、たくさんの卵を産んでゆくんです」と。
産卵能力がないメスの働きバチ…ひたすら卵を産み続ける女王蜂…「どちらも大変だね~」と種を守るための行動に驚くミモロです。
「さぁ、次は別のところの巣を見に行きましょう」と、まだ満開になっていない梅林を見ながら、山へと進みます。
満開になると、ここに沢山のミツバチやほかの昆虫も集まってきます。
「あれ、ここから先は行っちゃいけないんだ」と山道の看板。
「でも、今日は、みつばちツアーに参加したいる人は、奥へ進んでください~」と。
さらに進むと、そこにも看板が…
「あ、この先に日本ミツバチの巣箱があるんだ~」
そう、いろいろな花が植わる自然豊かな「寿長生の郷」。
そこでは、西洋ミツバチと日本ミツバチの巣箱があります。
「はい、これから見るのは日本ミツバチです。ほら、西洋ミツバチより、小さくて、黒っぽいんですよ」と写真で説明。
さらに「先ほど、蜂の巣がハニカム構造になっているのがわかったと思いますが、どうしてこの構造になっているんでしょう?」と村上さん。
石鹸水を使って説明してくださいました。
三本の柱を結ぶのに一番効率がいいのが、中央を結ぶこと。つまり柱の本数に関係なく、そこを結ぶには六角形を作るようになっていきます。「へえ~石鹸の膜が、蜂の巣と同じ形になっていく…不思議???誰が考えたんだろ?」とミモロ。これが自然の摂理…人間の知恵を超えるものがあることを実感します。
昨年から、蜜が採れるようになったという日本ミツバチの巣…さぁ、それを見てゆきましょう。
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