「そろそろ藤のお花、咲き始めたんだって~」と、昨年より開花が早い奈良「春日大社 神苑」の「萬葉植物園」の藤の花。
ミモロは、さっそく出かけてみました。
JR奈良駅から、バスに乗って、「春日大社表参道」で下車。そこからトコトコ3分ほど歩いて「萬葉植物園正門」へ。
「あ、藤開花だって~」と、入園料500円納め、中へと進みます。
入口を入ると、すぐに藤の花が訪れる人を迎えてくれました。
昭和7年、昭和天皇よりご下賜金および多くの方々のご協力で、約300種類におよぶ万葉集にゆかりのある植物を植栽する植物園として開園しました。
「春日大社」の広大な敷地内の約3ヘクタール(9000坪)の敷地には、万葉人が親しんだ植物が、山野にあるがごとくできるだけ自然なままに育てられているのです。
万葉集には、約180種類の万葉の名前の植物が登場するそう。現代の植物分類では、さらに細かく分類されるために、ここは約300種類が揃えられているのだとか。もちろん、万葉の時代から、植物は、人々の心を癒す鑑賞的な存在であると同時に、今よりもさらに食用、薬用、染料、工芸素材など、暮らしに密着した用途が託されており、まさに万葉人に寄り添う存在だったのです。
「こんな感じの植物園だったんだ~」と、実は今回で3回目のミモロ。でも、いつもなぜか夜のライトアップで、今回、初めてゆっくり園内をめぐることに…。
萬葉植物園の中央には、大きな池があります。
浮舞台がある池で、この舞台では、「子供の日」「文化の日」には、王朝文化を思わせる雅楽や舞楽が行われます。
その背景には、奈良市指定文化財の老巨木のイチイガシの木が、臥龍の姿で茂っています。
「ここの鯉でかいね~」と、池の畔にミモロが立つと、大きな鯉が、次々に寄ってきました。
ここで、ミモロが池に落ちたら、パクリと食べられそうなほど大きな口の鯉ばかり。
「あ、藤咲いてるよ~」と藤棚を見上げます。
花は、5分咲きという感じ、まだ蕾の方が多く、たわわな花房になるには、数日は必要な感じです。
ぜひ、今週末に…きっとかなりボリューム感のある藤が楽しめるはずです。
この植物園のメイン植物である藤は、20品種、約200本植栽され、それが満開ともなると、艶やかな景色が園内にあふれるそう。
でも、今回も早咲きの藤を楽しむことができました。
藤以外にも見どころは、いろいろ。
今は、ヤマブキが満開。
ツツジも大きな花を付けていました。
また、「あ、緑色の桜が咲いてる~」そう、「御衣黄桜」も控えめに彩りを添えています。
「このお花も、なんかいいよね~」というのは、ダイコンの花。
「でも、こっちの方が、もっと興味あるけど…早く食べないと~」と、根本の方が気になるようです。
「ホント、ここに藤のお花、たくさんあるんだね~。今週末に来ると、きっともっと咲いてるね~」とミモロ。
さて、植物園の東受付を出て、「春日大社」の本殿に向かいましょう。
*「萬葉植物園」の詳しい情報はホームページで
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