奈良での藤の名所のひとつが「春日大社」です。
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奈良時代、称徳天皇の勅令により、茨城県鹿島から武甕槌命(タケミカヅチノミコト)を、神山の「御蓋山」にお迎えし、神護景雲2年(768)に社殿の造営された神社です。全国にある約3000社と言われる「春日神社」の総本社なのです。
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20年に一度社殿を美しく蘇らせ、深い森の中に鮮やかな朱塗りの建物が、神々しい姿を見せています。
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藤原氏の氏神であり、神紋は藤の花。境内の至る所に藤の花があり、この季節は、雅な景色が参拝者を迎えます。
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本殿に参拝後、ミモロは、広い境内の中を散策します。
神山を含み、約30万坪と言われる広大な敷地。
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原生林が広がる敷地は、まさに神域。平安時代から狩猟伐木禁止とされ、多くの動物と植物が暮らす貴重な場所となっています。
神山は、今も禁足地。一般の人が、散策に入ることはできません。ミモロは、以前、神社が主催する「春日山錬成会」に参加して、お山にある摂社の巡拝をしたことがあります。年4回行われ、事前申し込みが必要です。「すごく貴重な経験だったね~」というミモロです。
「ほら、命が息づいているよ~」と、大きな倒木の中に、実生の植物が育っています。
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全国でも、県庁所在地に原生林が残るのは、ここだけだそう。
耳を澄ますと、鳥の声があちこちから聞こえてきます。
「林の中って、結構賑やかなんだよね~」と、ミモロは耳をピクピク動かしながら、林の中を進みます。
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「あ、山に藤の花、結構たくさんあるみたい~」とミモロ。そう、山や林には、野生の藤の花が木に茎をのばし、この時期だけ、その姿を現しているのです。
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「来週には、満開になるから、きっとその時期は、もっとたくさん藤の花があることわかるね~」とミモロ。
まだ蕾が多い藤…週末以降に満開になりそうです。
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風にそよぐ藤の花の風情は、日本人が好むもの。「柳や枝垂桜なんか、風に揺れるもの好きだよね~」というネコのミモロ。まぁ、ネコも猫じゃらしをはじめ、目の前に揺れるものには、興味津々ですが…。「ネコとおんなじだね!」と。
確かにそう言われてみれば…。まぁ、ネコのように飛びつきませんけど…。
境内には、外国人観光客の姿が目立ちます。日本の歴史的建造物や仏像、文化などに興味を抱くと共に、奈良で人気なのは、鹿。
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「あ、こんにちは~」と突然、灯籠の間から姿を見せた鹿。ここでは神様のお使いとして大切にされています。
奈良公園の周辺では、至る所にいる鹿…。「ここなら餌に不自由しないし、生存競争がないから、みんなのんびりしてるね~」
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でもペットとは違うので、気を付けなくてはならないことも…。
鹿と写真撮影をしたい観光客に向けて、注意事項の看板も設置されていました。
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餌をもっていないミモロには、見向きもしない鹿…「人を見てるね~」と。ちょっと寂しそうなミモロ。
現在「春日大社宝物殿」では、「春季特別展 江戸のはなやぎ 屏風と宝物」展を開催中。
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江戸時代、春日大社のあちこちに飾っていた屏風や伝来の華やかな宝物が公開されています。
「週末からが、藤の見ごろだね~」大きな花房を見るなら、4月下旬がおすすめです。
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*「春日大社」の詳しい情報はホームページで
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