ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの工房見学。和雑貨袋物の製造「ヤマウチオリジナルアート」。小ロットからの注文も可能

2022-06-13 | ものづくり

「京都の素晴らしいものづくりをもっと知ってほしい!」と思うミモロは、ものづくりの現場を取材しました。
今回は、嵯峨嵐山にある和雑貨袋物製造の「ヤマウチオリジナルアート」です。


JR嵯峨嵐山駅から、徒歩圏内、新丸太町通沿いに、工房があります。

外観からすると、何を作っているのかわからないことが多い京都のものづくりの工房。看板は、おしゃれなカフェを思わせます。

「いらっしゃい~ようこそ~」と、ここの代表の山内さん。

ミモロとは、先日、二条城で開催された「リペリック」という西陣再生ペット織を紹介するイベントでお目にかかりました。

そこで出会った素敵なバッグなどの袋物に興味を抱いたミモロです。
「あの~ここでは、どんな風に袋物の製造してるんですか?」とインタビューするミモロ。

「はい、じゃ、ちょっとお話しましょうね~」と山内さん。

そもそも「ヤマウチオリジナルアート」は、1998年に山内さんが始められた会社。以前は、商社で営業などのお仕事をなさったいた山内さん。ものづくりをする側とそれを必要とする側の両方の立場を見て、そこにご自分が役に立てる、これからの仕事を想像・創造なさったのでした。

大手がやらない小規模のものづくり。京都で長年培われたさまざまな技を活かし、作る側、使う側の両方が幸せになるようなものづくりを始めます。デザインから製造まで一貫したものづくりが、ここ行われます。

工房の2階は、事務所と縫製の現場です。そこには、熟練した技を持った女性のスタッフがお仕事をなさっています。


近年、ものづくりの現場には、女性の進出が目立ちます。「昔は、ものづくりの工房に行くと、なんかピリピリしたムードで、怖かった」というミモロ。今は、明るく、やさしい雰囲気…もちろん、仕事に向かう場合の真剣さと集中力は、近寄れないほどですが…。

女性がプロの作り手として活躍するのは、これからもっと多くなるのでは…。子育て、両親の介護など、人生のさまざまな局面で、自分の軸となる技術をもつことは、大きな意味があると思います。例え一時、仕事ができない状況でも、いつか復帰できる機会が増えるのは、その人がもつ技術が頼りになるはず…。

ミモロは、いろいろなモノづくりの現場で出会う女性たちに、いつも「かっこいい!」と思うのです。ここでもそんなかっこいい皆さんに出会いました。

さて、ここ「ヤマウチオリジナルアート」で製造するのは、オリジナルの型などを使った雑貨袋物です。
棚にはサンプルがいろいろ。
 
発注する人といっしょに、どのようなものを作るか、デザインをはじめ、素材選びなど、さまざまな検討と話し合いがもたれます。「作ってもロスが多くなるような品やすぐに捨てられてしまうような品は作らない!素材ひとつを大切にしてゆきたい」とおっしゃる山内さん。

「あの~いくつから注文できるんですか?」とミモロ。
「うちは、全部、手作りですから、10個くらいからおつくりできますよ」と山内さん。

ひとつひとつ丁寧な仕事で生み出される品々。中国などの工場で大量に作られる品と比べると、価格面で幾分高りますが、品質の確かさからリピートされることが多いそうです。

「ミモロもまた、写真展するときにオリジナルグッズ作りたいなぁ~」と。

「はい、いつでもご相談に乗りますよ」と。

「あの~ちょっと工房の中見ていいですか?」とミモロ。「はい、今は大丈夫ですね~」

ミシンの前で作業なさっている方のそばへ…

「ミモロ、ミシンでお洋服なんか作ろうとすると、縫い目ずれちゃうんだ~」と。あのね、技術が違います。

ひとつひとつ本当に丁寧な仕事…「こういうところで作られる品っていいね~」と思うミモロです。

「じゃ、下の階もご案内しましょう~」と山内さんの後に続き、1階へ移動します。
「なにがあるんだろ?」と、ワクワクしながら進むミモロです。

*「ヤマウチオリジナルアート」の詳しい情報はホームページからどうぞ


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1 コメント

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サステナブルの全体像 (ものづくりDX)
2022-06-13 15:19:46
ダイセルイノベーションパークで元島根大学客員教授の久保田邦親博士(工学)の材料物理数学再武装ってちょっと数理的になるけれどトレードオフの全体最適化という課題をDXエンジニア的に考えるとどうなるのかという視点があって結構面白いと思う。必読すべき。
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