公益財団法人京都古文化保存会のメンバーのお友達に連れられて、ミモロは山科の「随心院」に出かけました。
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現在、ここ「随心院」をはじめ11か所で「春期京都非公開文化財特別公開」が行われ、それぞれの最終日が迫っています。
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「ここに来るの久しぶり~」というミモロ。新緑の境内には、すがすがしい空気が漂っています。
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「随心院」は、真言宗善通寺派の大本山。弘法大師から8代目の弟子にあたる仁海僧正を開基に、一条天皇の正暦2年(991)に寺を建立したことにはじまるそう。
九条家などとゆかりが深い門跡寺院として、堂々とした品格を感じさせます。
ご本尊は、如意輪観世音菩薩坐像で、鎌倉時間の運慶一派の作で、重要文化財です。今回、そのご本尊が近くで拝むことができます。
「お庭もいい風情だね~」と、四季折々、さまざまな花が彩るお庭です。
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また、現在、「花咲く京都キャンペーン」の企画で、5月22日まで、「能の間」は花で飾られています。
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屋外だけでなく、室内でも花の美しさを楽しもうという企画です。この企画に即した御朱印も用意されています。
「このお部屋、襖絵もあでやかだね~」
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時空を超えたような洛中図で、よく見るとすごく楽しいデザインです。
いろいろな花々が飾られ、ここは人気の撮影スポットになっています。
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ミモロは、広いお寺の中をトコトコ歩き、お庭を拝見してゆきます。
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「いい感じですね~雨上がりできれい~」と、関東からいらっしゃったという観光客の方といっしょにお庭を眺めました。
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本当に新緑が美しい今です…。
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本堂を拝見した後は、このお寺にゆかりの深い小野小町の遺跡を巡ることに。
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「文塚ってなんだろ?」
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境内の奥に続く道を進み、さらに奥へ。
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竹林の中に立つ「文塚」へ
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これは、小野小町を慕う深草少将をはじめ、当時の貴公子たちから小町に寄せられた千束の文を埋めたところと伝えられます。
「すごい、さすが美人の誉れ高い小野小町…ファンレターやラブレターがいっぱい寄せられたんだ~」
「随心院」のあるこの地は、古来、小野郷と言われ、小野一族が治めた場所。
「え~小野小町って、閻魔様のアシスタントを務めた小野篁の孫で、書家の小野道風のいとこなの?知らなかった~」とミモロ。
ともかく美人で、夢中になった貴公子は大勢…なかでも熱心だったのが深草少将で、100夜通いで愛を遂げようと、雨や雪にもめげず毎晩通い、99日目の夜に、発病し亡くなってしまいます。このお話は有名…。
「可哀そうな深草少将…99日も冬じゃなくて、夏にすればよかったのにね~」というミモロでした。
「文塚」の前に手を合わせ、「1000通もお手紙もらったらお返事するの大変だよね~SNSのお返事だって大変だもの…」と。
「あ、筍~もう、これは固いね~」とミモロは、筍の方に興味を抱きました。
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美人の誉れ高い小野小町が朝夕お肌のお手入れをしたと伝えられる「化粧の井戸」も訪れました。
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「え~このお水でお手入れしたの~」と今は、濁ってしまった井戸ですが、水に満たされています。
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「このお水でお手入れするときれいになるのかな?」とミモロ。
う~そうじゃなくて、きれいな人がお手入れしたから、有名になってるんじゃない?
ともかく美肌のためには、きれいな水での保湿が大切ということでしょうか…。
「う~ホントに気持ちいいね~」と深呼吸するミモロ。
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ママの腰も少しづつよくなっているよう…「歩くのは、前より楽なんだって~でも、長時間座れないって言ってるよ~」とミモロからの報告です。
*「随心院」の詳しい情報はホームページで
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