ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの和歌山旅。漆器の町「黒江」。「古民家カフェ 黒江ぬりもの館」で味わう体にやさしいランチ

2024-11-13 | 国内旅行
「なんか雰囲気あるね~」と、古い町並みが続く景色。

ここは、和歌山県海南市の黒江の町並みです。

10月にお友達に誘われて出かけた和歌山の1泊2日旅。「今まで、白浜や熊野なんかは、行ったことあるけど、和歌山県の北のエリアって、いつも通過してた~」というミモロ。実は、京都のお友達も「う~あんまり和歌山市とか行ったことないかも…」という人が多くて、ビックリ。和歌山県の観光地と言えば、やはり南エリアが人気のよう。

紀伊水道や熊野灘など長い海岸線をもつ和歌山県は、実は総面積の81%が山地で、昔から「木の国」と呼ばれる山の地域。
熊野三山や高野山など信仰の地域として、多くの人々が長い道のりを経ても至りたい場所です。

「紀三井寺」を参拝した後、「お腹が空いた!」というので、そこからタクシーで移動。
さて、ミモロが訪れているのは、和歌山市に隣接する海南市にある黒江です。

「古い町並みが残ってる…素敵な雰囲気…」とミモロ。

お友達がガイドブックで見つけた「古民家カフェ 黒江ぬりもの館」へ行くことに。


「ここでランチできるんだ~」

築180年とも言われる町家は、かつて漆器職人の家だったそう。約30年前から漆器ギャラリーとなり、十数年前からは、ギャラリー&カフェとして地域の人たちが守っています。

「広いね~」店内は、大きな梁や柱がある、かつての作業場。


「さて、なに食べようかな??」
 
ランチメニューは、和歌山産のお米や野菜をメインに、季節の食材を使ったもの。
どれも体に優しく、味わい深いものばかり。

しばらくしてミモロの前に春巻きやみそ汁、古代米のごはんなどがのったお膳が運ばれました。

もちろん、すべて漆器に盛られています。

熱伝導がない漆器は、手に抱えても熱くなく、また中のお汁やご飯は、その温かさが保たれる優れた食器。
口元への感触も優しく、本当にホッコリする食器なのです。

食後、ミモロは、2階の見学に…

太い梁…そこには、長年の歳月が刻まれているのです。
作業場としても使われた2階は、漆器を乾かすための室(むろ)などもあり、大きな町家の構造は、住居と作業場が組み合わさったスタイルになっているのだそう。

現在は、いろいろなイベントにも使われるスペースです。

また、1階の入口のそばは、漆器が並ぶコーナーです。

「いろんな漆器がある…しかもリーズナブルな価格…」

「これ、いいなぁ~」と欲しそうな視線を注ぐミモロです。
このエリアには、たくさんの漆器工房が軒をつらね、和歌山を代表する漆器の産地。


「もう少し黒江の漆器のこと知りたい~」というミモロ。さぁ、お腹もいっぱいになったことだし、町を歩いてみましょう。


*「古民家カフェ 黒江ぬりもの館」の詳しい情報はホームページから


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