「なんか秋を感じるね~」とミモロが見つめる萩の花。
京都、出町柳駅そば、川端通沿いにある「常林寺」では、萩の花が見ごろを迎えています。
猛烈な勢いの台風が日本を縦断した昨日…多くの被害を各地に出したものの、なぜか京都は、「いつもの雨や風とあんまりかわらないね~」と思うほど、あっさり通り過ぎました。
台風接近に供え、19日は、臨時休業したり、早じまいする飲食店やお土産屋さんなどが多く、観光客の姿もグッと少なかったのです。「でも、台風の被害がなくてよかったよね~」と、ミモロも自転車を固定したり、ベランダのものを片づけたり、台風に備えたのですが、無駄な努力になったことは、幸いとしか言えません。
晴れ間ものぞく20日に出かけた「常林寺」。
「萩のお花、咲いてるね~」と毎年その前を通るミモロです。
「常林寺」は、浄土宗の寺院で、天正元年(1573)に念仏専修僧の魯道によって寺町荒神口に創建され、その後、火災で焼失し、現在の地に移転し、元禄11年(1698)に栄誉によって再建されたそう。
ご本尊は、阿弥陀如来像で、本堂は、非公開なので拝むことはできません。でも、萩の花が咲く境内は、入ることが可能です。
この日もカメラを持った人が次々に訪れていました。
ミモロも中へと進みます。
石畳にこぼれるように花が…。ミモロ視線からも、萩の花が見られます。
可憐な姿の萩…「万葉集」では、詠まれている植物の中で最も多く141首におよび第1位なのだとか。ちなみに2位は梅、3位は松だそう。当時、萩は、山野の至る所に見られたごく身近な植物だったのでしょう。「平城京」の近くには多く自生していたそうです。
日本人にとって親しみ深い萩の花ですが、欧米はもちろん中国でも、日本のように鑑賞対象の植物ではなく、それを鑑賞し、心を寄せるのは、日本人ならではなのです。
さて、境内には、秋の七草に萩と共に数えられるススキが…
秋の七草は、万葉の歌人、山上憶良が詠んだ歌によるもの。萩、ススキ、クズ、なでしこ、女郎花(おみなえし)、藤袴、桔梗の7種です。ちなみに、春の七草は、この秋の七草になぞられて後に作られたものだそう。
ここ「常林寺」は、昔から「萩の寺」と呼ばれます。幕末、勝海舟が京都の宿坊にしていたというお寺です。
「勝海舟さんも、萩の花、見たのかな?」とミモロ。う~どの季節に滞在していたかわからないから、なんとも言えないけど…。
「なんか涼しい~ブルブル…」とミモロ。
台風が過ぎた京都は、一夜にして秋に…。長袖が欲しいほど涼しくなりました。
やっと残暑も終わり、秋へと確実に歩みを進めている京都です。
*「常林寺」京都市左京区川端通今出川上ル 境内拝観9:00~16:00 無料
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