ミモロは、ヤサカタクシーの1200台に2台という希少な「双葉葵タクシー」に乗車できた記念のシールをもらいに、「上賀茂神社」へ行くことに…。10月25日は、境内では、人気の「手づくり市」も開催されていました。
風は強いながら、秋晴れの気持ちのいい日曜日です。
境内には、今月無事に終わった「第42回式年遷宮」を示す旗が、強い風にはためいています。
ミモロは、まずはお詣りに…本殿へと向かうことに…。「なんかお祭りあるのかな?」と、拝殿のそばに、裃姿の人たちの姿が。
本殿に到着すると、そこには、大勢の人たちが…「何か始まるみたい…」といっしょに行ったお友達とさらに奥へと進みます。
中門の内側には、ずらりと並ぶ子供たち…手には笛や太鼓をもつ人も…。
やがて、赤い長めの法被を着た、茶髪のボサボサのロンゲを顔の前に垂らしたお兄さんが、現れました。
「なにが始まるの?」と、その変わった姿にちょっと驚いているミモロ。
実は、この日、「上賀茂神社」の摂社である「大田神社」の「上賀茂やすらい祭」の一行が、式年遷宮を終えた「上賀茂神社」に訪れたのでした。
この「上賀茂やすらい祭」は、毎年、5月15日、「葵祭」の時と同じ日に行われるもの。
それを示すように、花菖蒲などの花が、一行を飾ります。
「あの茶髪のロンゲのロッカーみたいなお兄さんたちは、なあに?もしかして『しゃぐま』?」とミモロ。
そもそも「上賀茂やすらい祭」は、平安時代、疫病が人々を苦しめた折、それを退散させるために始められたと伝えられる祭で、赤い上着の人たちは、鬼…。その鬼たちが、太鼓を打ち鳴らし、激しく体をゆすり、疫病や疫病神を退散させるのです。
「今年、葵祭、上賀茂神社で見てないから、この祭りも見てないね~」と思いがけないことに、感激するミモロです。
踊りの奉納後、鬼たちは、場所を替えて再び、踊りを披露しました。
踊り終わった鬼たちが、ミモロのそばへ。
「なんかコワイねぇ~貞子みたい…」とミモロ。だって鬼ですから…。
顔に垂らされた髪が、コワイようです。
さて、その足元を見ると、どう見ても小さすぎる草履をはいています。
踵は、草履からはみ出しています。飛び跳ねる踊りのためでしょうか…。赤い鼻緒が、ちょっとかわいい感じも…。
祭の一行の装束には、双葉葵が染められています。
最後に一行に続くのは、花笠…。
「この花笠に入ると、1年間病気しないんだって~」と、ミモロも花笠の中に…。
この日、京都は、急に冷え込み始めました。「紅葉が進むね~」と、いよいよ紅葉のシーズンももうすぐ…。
*「上賀茂神社」の詳しい情報は、ホームページで
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