「お引越ししたら、まず地域を歩いてみなくちゃ~」と、ミモロは、時間があると、トコトコご近所歩きを始めました。
そんなある日、「下鴨神社」の糺の森の中ほどから、西へ、下鴨本通りに抜ける道があります。「ここ歩いたことないから、行ってみよう」と進むと…「なんのお店かな?洒落た感じ~」と一軒のおうちの前で足を止めました。
入口には、さりげなく「二十日」と書かれた表示が…。
「喫茶店かな?」と中を覗きこむミモロです。でも、どうも違うよう…ともかく中へ
「あの~ちょっと見せてください…」中には、洒落た雰囲気の雑貨が並んでいます。
クルミのツルで編んだ籠。
ちょっと時代を経た北欧の雑貨たち
中国や日本の陶器などもいろいろと…
「ここ、アンティークショップですか?」とミモロ。
「アンティークだけではないんですよ」と、オーナーの栗山葉子さん。
このお店は、昨年オープンしたばかり、インテリアは、京都のさまざまな店舗デザインを手掛ける建築家 木島徹さん。
端正な空間が構築された店内です。「ウッドデッキもある~」
この場所は、もともと持家で、そこを改装し、念願のショップをオープンした栗山さん。
「昔から、古いものは大好き…特に布が好きなんです…でも、布だけのお店というのもむずかしいので、食器など雑貨も揃えました」と。ヨーロッパやアジアで、ご自分で見つけられた品々です。
日本の麻の織物やカラフルな布は、北欧でキルトカバーだったものだそう。「すごく丈夫そう…。この布で、トートーバッグ作ったら素敵かも…」とミモロ。
「そうでしょ!きっと素敵ですよ~。麻って、丈夫だし、私は風合いが大好きなんです」と栗山さん。
「うん、ミモロも大好き…」使うほどに柔らかく手に馴染む麻素材です。
木綿とは、異なる麻の質感…色合いも自然です。
店内を見て回るミモロ
福島で作られたブドウのツルのカゴや、アジアの竹皮を使ったカゴなども…「これ、竹のザル?」
ミモロが興味を抱くのもがいっぱい…。
「このティーポット洒落てる~」
ヨーロッパのVINERS社のステンレスポットです。
ドイツ製の耐熱ガラスのティーセットも。
デンマークの70年代に作られたナブストラップ社のカップやお皿も、時代を超えたデザインです。
栗山さんの品選びの基準は、自分の部屋に置きたいもの。奇をてらったものではなく、ふつうの素敵さをもつ品々です。
「なんか温もりを感じる~」
「あ、それいいでしょ~」と栗山さんがいうのは、黄瀬戸の大きな器。「たぶん何かをこねるのに使ったんだと思いますが…」
色合いといい、質感といい、長い時代、人々に愛されていた器であることがわかります。
上質だけど、ふつうの顔をしてる品々。
ここにいるだけで、なにかホッと安らぎを覚えます。
「下鴨神社」参拝の帰りにぜひ…
「また、遊びにきまーす」とミモロ。ご近所に見つけた素敵なお店のひとつです。
*「二十日」京都市左京区下鴨森本町13の6 075-201-9315 営業 木曜日から日曜日 11:00~18:00
人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚のクリックお願いします。ミモロより
ミモロもがんばって、リポートします。