ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

当日申込で参観した「京都仙洞御所」。雨が苔や木々の緑をいっそう美しく…

2021-06-16 | 歴史・史跡

日曜日にたまたまお散歩に行った「京都仙洞御所」。当日申込で参観することになったミモロ。「なんかラッキーだったかも~」と思います。
緊急事態宣言が延長されている京都…国内外の観光客がほとんどいないため、この時期は、当日申込での参観には余裕があったよう。
「わ~やっぱりいつ来ても素敵な場所だよね~」と。


「京都御苑」の南東エリアに位置する「京都仙洞御所」。
皇位を退かれた上皇さまの御所で、寛永7年(1630)に後水尾上皇の御所として建てられました。そしてその北側には、皇后である東福門院の女院御所も建てられました。
「きっと立派な御殿だったんだろうねぇ~」と想像するミモロ。「だって、奥様である皇后の東福門院さまは、徳川秀忠さまの娘で、お嫁入以来、徳川家がすごくバックアップしてたからねぇ~」と。
後水尾天皇は、政治的な権限はほとんど持つことができなかったため、若くして譲位なさり、文化芸術に没頭なさったことでも知られます。
「修学院離宮も建てちゃったり…かなりお金使ったよね~まぁ、今もそれが残ってるから、日本のある意味で財産になってるけど…」

「京都仙洞御所」をガイド担当の方に導かれながら、散策するミモロ。

歩きながら、いろいろ想像するのが楽しいようです。

現在、このエリアには、慶応3年(1867)に孝明天皇の女御である英照皇太后のために女院御所の跡に造営された大宮御所以外には、茶室しか建物はありません。それは、なんども火事に見舞われて、その都度、御所が焼失してしまったから。
後水尾上皇のいらっしゃる時にも3回も焼失。その後、霊元、中御門、桜町、後桜町、光格の5代の上皇の仙洞御所として使用された後、嘉永7年(1854)の京都の大火で焼失してからは、上皇さまがいらっしゃらなかったので、再建されることなく、今に至っているのだそう。

「京都仙洞御所」の見どころは、かつての「仙洞御所」と建物がある「大宮御所」を合わせた敷地内にある北池と南池の周囲の景色です。


庭園のベースを作ったのは、小堀遠州です。


雨がしたたる中を進むミモロ。「でも、雨もいいね~緑がすごくキレイに見えるから…」と自分が濡れることもあまり気にせず歩きます。


建物は少なくても、石灯籠や藤棚など、見るべきポイントはいろいろ。
 

「あ、サギものんびりしてる~」静かな庭園には、サギや鴨なども訪れる憩いの場。


さて、苑内にある茶室をご紹介…
庭の南側にある茶亭「醒花亭」

西側にある「又新亭」

いずれも趣のある茶亭です。

約1時間弱の参観…全部で7名の参観者と歩きました。「今までの参観で一番参加者少なかったね~」とミモロ。


ミモロの住まいから、自転車で10分以内で素晴らしい景色が楽しめる京都。
「なんかすごく気持ちよかった~」とミモロ。コロナ禍の暮らしは、心が縮み、緊張することが多いもの。ミモロでもやはり感じているのです。


「また、参観させてもらおう…」と思うミモロです。

当日申込は、11時から。月曜はお休みです。ぜひ、美しい緑で、心を癒してはいかがでしょ。


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