「ダメだよ~歩きながらご本読んじゃ!」とミモロが注意するのは、二宮金次郎像。
今ならスマホを持っている姿かも…。
明治末に最初の二宮金次郎像が作られ、大正末期に、愛知県の小学校に立てられたのが最初だとか。
働きながらも勉学にいそしむ姿は、努力する人のお手本として小学校に広まったのだそう。
「今の子たち、二宮金次郎って知らないんじゃない?」とミモロ。
そう、時代と共に、その姿を見ることは少なくなっています。
ミモロがこの日訪れたのは、四条通から御幸町通を南に進んだ場所にある「京都市学校歴史博物館」です。
「ここ、前にも来たことある…久しぶり~」と、高島屋のデパートに行ったついでに足を延ばしました。
博物館がある場所は、統廃合で閉校になった「開智小学校」の校舎を利用し、平成10年に開館。
現在の館長は、日本画家である上村淳之さんです。
明治2年に全国に先駆けて京都でスタートした学区制小学校の番組小学校64校の歴史を物語る品々などを展示しています。
「京都らしい学校の門だね~」とミモロがいうのは、明治8年に「旧成徳小学校」の玄関の車寄せを移築したもので、京都市最古の学校建築。なんと国の登録有形文化財です。
今は、子供たちの走り回る姿も、元気な声もない小学校ですが、当時の面影を留める場所と言えます。
「最近、統廃合された小学校は、みんなホテルになってるよね~」とミモロ。そう広い敷地は、マンションよりは、公共性があるという理由で、ホテルになっているのです。
さぁ、中へ進みましょう。
受付で入館料300円を納め、館内へ。
展示室には、かつて小学校が所蔵していた名品が見られます。
ミモロが見る鯉の置物は、五代清水六兵衛作。他に、北大路魯山人や楠部彌弌の作品も…。
「さすが京都の小学校、いろんなお宝持ってたんだ~」とミモロ。
さて、まずは、京都の小学校の歴史などを映像で学びます。
展示室には、明治、大正、昭和の小学校の様子が写真で展示。
江戸時代の子供たちの教育は、寺子屋や私学、私塾などが担ってきました。明治5年に、「学制」が発布され、全国に小学校が作られます。でも、京都は、それより3年前から小学校を作っていたのです。「すごく教育熱心な場所だったんだね~」とミモロ。それは現代にも通じ、多くの大学が集中する町です。
展示室の中央にある「教科書の部屋」
「ママって、どの教科書でお勉強したの?」とミモロ。
え~覚えてない…でも、今ミモロが見ているのは、かなり昔のものだから…。
かつて昭和の小学校の教室によくあったのが、オルガン。
今は、音楽室のピアノになっています。
給食が開始されたのは、昭和22年頃から…戦後の栄養状態の改善のため、ユニセフなどの支援を受けてスタートしたのだそう。
「ママ、脱脂粉乳っていうの飲んだことある?」とミモロ。うう~ある~でも、すぐに牛乳になったよ~年齢がわかるから聞かないで…。
給食の内容も今とはかなり違うもの。かつて物不足などから、子供たちの栄養状態が悪かった戦後。でも、今は、戦後とは異なった理由により、子供たちの中には、十分に栄養が摂れない子供たちがいるのです。そのため給食の果たす役割は欠かせないもの。「公立の学校の給食は無料にすればいいのに~」そう思うのは、ミモロだけではないはず…。
いろいろな展示を見たミモロ…
あれ?静かになにかしています。
「これ、便利だね~」というのは、かつてノート替わりに使っていた石盤です。
「これがあると、紙の消費量おさえられるんじゃない?」と。
次は2階の展示室を見に行きましょう…。
*「京都市学校歴史博物館」の詳しい情報はホームページで
<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
「ミモロの京都暮らしカレンダー2024」
ぜひ、今年も…オンラインショップからどうぞ~
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます