「なかなか住みやすそうだよ~」と、ミモロは、ある日、巣箱づくりに挑戦しました。
毎月のように訪れている京都、左京区最北端の山里、久多。そこの山の自然保全と観察をする「ビーバーの会」の9月の活動です。
会員の方に教わりながら、巣箱を組み立てるのです。「これ作るんだって…」と見本を前に…。
材料は、杉板。それを6つの部分にカットし、釘やネジを使って組み立てるのです。
すでにカットされた木材…組立図を見ながら、作業をします。
「え~と、これは、巣箱の下の部分・・つまり床だね~」
6つの木片を組み立てて様子をチェック。正面になる木片には、丸い穴が開いています。
「ここが、入口でしょ…こういう感じになるんだよね~」
「あの~この入口の穴小さすぎませんか?ミモロ、入れないよ…」と頭とお腹の太めなミモロが穴を通るのは無理。
「小さい穴ですが、そこに住む動物自身が自分の暮らしやすいように、穴の大きさを削るんですよ」と「ビーバーの会」の代表の栗原さん。
「あ、自分好みにアレンジするんだ~」と納得。
「では、釘とネジで板をとめていきましょう」と、スクリュードライバーで小さな穴をあけて、そこに釘やネジを…。
側面をとめて、底の部分をはめ込みます。ミモロは抑える係です。
「できた~」と、ほとんどやっていただいたミモロですが…
屋根を付ける前に、「どんな具合が入ってみよう…」と中へ。
「クンクン、杉の香りがする…総杉造りで、いい感じ…。なんか落ち着く…」と。
ミモロ、いい加減、出てきなさい~
余りの居心地の良さに、中で寛いでいるミモロ。
覗くと、今にも眠りそう…。
さぁ、屋根を付ける作業をして、完成させましょう。
「こんな感じになるんだ~」と、屋根になる板をのせてみます。「お家らしくなったね~」
巣箱の中の様子が観察できるように、屋根の部分は、開閉式。蝶番を付けます。
「完成!」なかなか立派な巣箱ができました。
みんなの作業が終わったら、山の中に設置します。
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